minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

よっぱらい邪夢セッション

2007年06月26日 | 家族の日常
 デザイナー&パーカッショニストの夢路君の手がけた次回の[MAU]のチラシです。昨日、その夢路君がタイ旅行から帰ってきたのでシンクタンクのNoxとギャギャンゴ良太が夢路に会うために夜中に我が家に集合した。

 夢路君はもともとNoxの高校の同級生でシンクタンクのライブにダラブッカ(トルコの太鼓)を持って遊びに来たときにお友達になった。それ以降、永田利樹bのMAUのチラシのデザインをやっていただき、デザイナーとしても大変優れた才能を持っている若者。昨日見せていただいたタイの写真も一冊の本にしたらいいのに、とみんな口を揃えて言うくらい素敵な写真ばかりだった。

 息子も寝る前に良太に挨拶にやってきた。「なんでそんなに痩せたの?もてるだろう?」からかいながらも良太は自分の制作した「ガイコツマスクマン」を遼介に見せて自慢顔。

良太「これが裏原やネット上でヒットしているんだぜ。」
遼介「へ~すごいね。」
さち「福山だとかDeff Teckもいいけど、こういうマニアックな音楽を携帯に入れたら?」
「ふふふ。」にやっと笑いながら遼介は自室へ去って行った。
 
 「じゃあ、そろそろセッションといきますか」利樹の一声でみんながぞろぞろと音楽室へ移動。我が家にある6畳の音楽室が若者達の熱気でムンムン。しかも酒がプンプン。ただの酔っぱらいの集団じゃん。私もカホーンに座ってコスマスから借りているシェケレでリズムを出し始めるとみんながそれにだんだんついてきた。利樹はエレクトリックベースを嬉しそうに弾き出した。

 「永田さんのエレベ、面白いなあ。」と良太がハーモニカを吹きながら笑っている。最初は恥ずかしそうに聴いていたNoxも携帯電話を取り出しながらラップを始める。私はシェケレをずっと続ける体力がなかったため、途中で止めたらみんなストップ。「な、なんでやめるんだよお~。」「あ、ごめんごめん、腕がだるくなっちゃったのぉ。続けててくれてよかったのに。私違う楽器探すからさあ。」「ったく~~~。」そんな非難する事ないじゃん。どうせ、バーリトゥード(なんでもあり)なんだからさ。しかしシェケレは疲れるのだ。

 「そういえば、遼介が小さい頃、シンクタンクの前でラップの真似事したら『ラップっていうのは韻をふまなくちゃいけないんだ」とかジューベーが言いだした事があったけど、今のNoxのラップ、韻ふんでた?」
「いいえ、ふんでませ~ん。」
「それじゃ、ただの語り・・・携帯見ながら語ってる変なおじさん。」
「あはははは。」と良太がベロベロになりながら「な~~が~~た~~~、と~~し~~き~~~」と韻もへったくれもない歌詞で歌いだす。

 それぞれが好き勝手に音を出しているだけなんだけど、なんでこんなに楽しいのかしらん。3時くらいまで続き、最後は『外は雨』私が言った一言がテーマとなって一曲終了後、お開きになりました。また遊ぼうね~。