minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

日本映画にエールを!

2010年11月30日 | ライブとミュージシャンたち
彫刻家イサムノグチの母「レオニーの伝記映画を池袋シネリーブルで鑑賞。松井久子監督の作品で知人が制作からお手伝いをしているというので前売鑑賞券を購入し夜の回へ行ったけど、ガラガラ・・・平日だから仕方ないのかしら?

NYに行ったときからずっと気になっていたイサム・ノグチ。アーティストとしても人間としても興味あったのですが、いやはやもの凄い人生。息子を愛し守り続けた母の強さにも涙涙...やばかった。しかし父親役の中村獅童はどうみても英語がうまい詩人に見えず、同行してくれた前田優子さんと「もう少し適役がいたんじゃない?」ただの女好きダメ男にしか見えなかった・・・(苦笑)。

レオニーがアメリカで息子がずっとお世話になって医大まで行かせてくれていた恩人に「私の息子はアーティストなんです!」ときっぱり言うところはびっくり。10歳で自分たちの家を設計させたという話もびっくり。いやはや母の信念岩をも通す。

しかし、日本に来て、ノグチと別れてから妹ができるのだが、一体父親は誰????と謎は深まるばかり。よっしゃ、こうなったらイサム・ノグチの伝記を読もうと思った次第です。とにかく、美しい映像の佳作でした。

映画の後でバレルハウスで前田女史と久しぶりの飲み会。といっても私はレモネードでしたが。優子女史は「ベジタリアンになってから友達が飲み会に誘ってくれなくなった・・・」とぼやいていらしたけど、ベジタリアンと飲めないやつの飲み会というのもまたオツなもんですw。

あ、日本映画といえば「ノルウェーの森」もいよいよ公開ですね。

先日のWOWOW放送スケジュールがでたようなので、WOWOWの観れる方はどうぞご覧下さい。無料放送なので衛星放送が観れれば視聴できるそうです。怖いけど・・・・(苦笑)。


【放送日時】
12月4日 7:30~
12月5日 14:10~
12月6日 25:20~
12月7日 11:20~ 27:30~
12月8日 18:00~
12月10日 13:20~ 26:40~
12月11日 27:10~
12月27日 13:15~
12月28日 11:20~ 17:00~
12月29日 29:10~


そしてそして、明日は江古田Buddyで~す。珠也君と吉田桂一との4人でオリジナル、ブラジルいろいろ織り交ぜますのでどうぞお楽しみに!!





予期せぬ発作

2010年11月28日 | ライブとミュージシャンたち
この季節、喘息もますます酷くなるのだが風邪はとりあえずひいていません!!でも「ゲホゴホ」とやっていると他人からはとても不安そうな目でみられるので『私は喘息です!』と書いてあるマスクがあればいいのに。

マスクと言えば、昨日のスペイン語のクラスで「風邪で声がでなくって・・・」という方がマスクをしてきて「あら、可哀想ね。」と先生もささないであげていた。そうか、予習ができなかったらこの手があるな・・・といつまでも落ちこぼれ生徒の私。上達は不可能か。あまりの根気のなさに家人からもあきれられている。

家人曰く「さちは英語も文法とかめちゃくちゃなのに、フェローンとかと俺より深い話をしているのが不思議だ。会話って愛情なんだな~。」

ふん。伝えたい事があればどうにでもなるのよね。昔、ドイツツアーでミュンヘンからハンブルグまで1日がかりのバス移動をやったときも、バスの運転手さんと最後は仲良く会話(って、ドイツ語はほとんどわからないのに)していて、通訳のお兄さんが驚いていた事があったな。


喘息の原因はよくよく考えると猫たちのよう。だからといって猫を追い出す訳にもいかず、あきらめるしか仕方ない。猫たちの毛がもうもうと舞っているのを見るだけで咳き込んでしまう。こまめに掃除すればいい、といわれりゃそれまでだけど。そんな訳で寝る時も布団に猫の毛がついているかも、と思うだけで咳き込むのでマスクをして眠るようしている。少しだけ改善されている・・・・気がする。

でも一番困るのが、突然の発作。おかしい事があると笑いながら発作が出てしまうのだ。笑い泣きゲホゴホ・・・・あああ、助けてくれ~。と苦しんでも誰も相手にしてくれない。


私がデビュー当時からのコアなおじさんファンがいる。トニーガトリフ、トリフォー、ゴダール、、、、etc...と彼は大変に映画好き。よく映画の話などしてくれていた。先日のライブで「これ、俺のお薦めの映画。」と言って自分のベスト100などを書いたメモと一緒に「バルカン・エクスプレス」と書かれたDVDを下さった。

それをすっかり忘れていたのだが、ああ、と取り出して昨日の夜見ようとしたところ・・・・突然「五十路女の●●劇場」というもの凄いタイトル。も、もしやこれは・・・???と思いつつも大爆笑。ここで喘息の発作もピークに!!!!

家人は「う~~、気持ち悪い!勘弁してくれ~。」と言いつつ、最後にバルカン~が入っているかも、と早送りでチェックしたが、結局見当たらず。「おぞましい」の連発だった。「若いならまだしも・・・」とぶつぶつ。どうみてもお薦め映画とは言いがたい。五十路女というあたりが私へのあてつけのようでもあり・・・(苦笑)。

しかし、こんな事ってあるんだな~w。このDVDをお返しして、ちゃんとした映画と取り替えてもらおうか、黙っておいてあげたほうが良いのか・・・目下思案中。(ブログで書いちゃったらだめじゃん?)














夢の競演

2010年11月26日 | ライブとミュージシャンたち
やはりもの凄いドラマーだった。一番日本の中で競演したいドラマーが本田珠也君!と何年も思い続けて・・・念願がようやくかなった。

珠也君の記憶によると、私との出会いは15歳のデビューしたての頃に今村裕司perバンドで昼のピットインで競演したのが初めてらしい。15歳って...(汗)。それ以来、時々人のバンドで演奏した事はあったけど、自分のユニットに迎える事が何故かかなわなかった。

今年になって八木美知依さんのセッションでようやく再会。素晴らしいドラマーだと確信したので、もう一度競演をお願いしてみると快く引き受けてくれたのだ。私のラブコールはようやく形となった・・・・。


やはり、初めてという事もあって、フリーを中心にしてみたのだが、リハーサルで譜面なしで「カナビスの輪」やブラジルの7拍子をちょこっと練習してみるとこれがまた凄いのなんの。ゾクゾクしてくる。12/1は江古田バディでそういった曲も新曲含めてがんがんやってみたいと思ってます。


人間もドラミングもほれぼれしちゃう珠也君だったが、演奏終了後に可愛い奥様が「今日は珠也の誕生日なんです。」の一言で店内に残っていた全員から「え~~~?なんでもっと早く教えてくれないの~~?」「41歳おめでとう!」と祝福ムードに。私と違ってどこまでも奥ゆかしいなあw。




バレルハウスの店長ソンちゃんがスペシャルシャンパンとおつまみなどをプレゼントしてくれて・・・・「ロックバーなのでQueenの●●かけてください。」と珠也君のリクエストタイムが始まり、QueenのTシャツ着て『この曲はおばあちゃんが教えてくれたんだよ。』って大声で歌い出す場面もw。おばあちゃんは一体何者???(やはり・・・ピアニストだったそうです。)

渡辺貞夫さんをおじさんに持ち、お父様が本田竹広、お母様はチコ本田、というジャズサラブレッドに生まれ育った珠也君。お父様が亡くなってからいろいろな心の変化が彼の中であったそうだ。そのあたり、もう少しじっくり酔っていない時に話を聞かせてもらう事にしよう。

また新たな出会いに光が見えた一夜だった。寒い中お越し下さった皆様、本当にありがとうございました!!!


マル・ウォルドロンとの思い出

2010年11月24日 | ライブとミュージシャンたち
心霊写真ではありません(苦笑)。その昔、新宿DUGで巨匠マル・ウォルドロンと競演させて頂いたときの写真。あの頃の珠也君は若かった。私もだけどw。お店(DUG)のオーナー兼写真家の中平さんが撮って下さった写真です。

まだ御元気だった頃のマル。日替わりで来日中のマルといろいろな日本人のミュージシャンたちが競演する企画だった。偵察を兼ねて前日Dugへご挨拶に。その日はサックスの梅津さんがゲストだったが、私の知らない曲ばかり。梅津さんもめずらしく譜面を見ながら演奏していらした。

「私は普段オリジナルを演奏していて、あまりスタンダードを知らないんですが・・・」びびっている私にマルは笑顔で答えた。
「大丈夫。あなたのやりたい曲を演奏しましょう。明日はあなたの好きな譜面を持って来て下さい。オリジナルでもいいですよ。」
なんて優しいお言葉・・・・。

そして翌日、自分のオリジナルはいきなり演奏するには難しすぎるので(10拍子とか36拍子とか)唯一(それでも結構大変なのだが)簡単にできそうなYellow Monkと、他はすぐにできそうなC.Hadenの曲やオーネット・コールマンの曲を持って行った。

譜面を渡すと「なんだ、みんなスタンダードばかりじゃないか。」とニコニコ。オーネットもチャーリーヘイデンも彼にすればスタンダードなのか!!?無事にリハーサルも終了。ベースの吉野さんが「さっちゃん、今日は僕が録音するからあとであげるね。」うわ~、嬉しい!!

当時、ベルギーに在住していたマルは
「今住んでいる家にはピアノはないんだ。練習しなくていいねw。」
「へ~?そうなんですか。私も練習嫌いなんですぅ・・・。」なんておバカな私は『同じですね~!』なんて喜んでいた・・・。

本番も順調に進み、最後の曲は私のYellow Monk。ラストのFast Swingのソロをみごとに演奏してくださったマル。
あまりに有名になりすぎて、来日の度に演奏させられ嫌気がさしていたのであろう。よほど気分がのらないと弾いてくれないというおハコの「Left Alone」。アンコールでこれをソロで弾きだした時には本当に感動ものだった。

演奏終了後もなごやかな会話がすすみ・・・
「そういえば、ドルフィーはどんな方だったんですか?」と尋ねた私に一言・・・

「ドルフィーは君と違って「練習好き」でね。暇さえあればずっとサックスを吹き続けていたよ。」ウインクしながら答えたお茶目なマル。

あちゃ~~~!!失礼しましたああああ(汗汗汗)。


そして演奏後に吉野さんに「今日の演奏の録音楽しみにしています!」

「あれ、おかしいなあ?録音できてなかった・・・(汗)。」


まあ、そんなもんですね。残念ですが仕方ありません。昔なので、今みたいに客席で簡単に録音できる状態ではなかったし・・・。

でもあの時のマル・ウォルドロンの暖かい人柄と素晴らしい演奏は私の胸の中にいつまでも残っています・・・一期一会。


そして明日はバレルハウスへお越し下さいませ。



El objetivo del viaje (旅の目的)

2010年11月22日 | ライブとミュージシャンたち
「目的って言葉、スペイン語で知ってる?」

最近、学校で出たレポートの宿題の話。「営利目的の事業とそうでない事業の例をあげて、意見を述べなさい」というような内容だったらしい。問題の内容を理解するのに辞書と格闘しながら「そうか、これはボランティア団体の事か。」とわかるまでに1時間。それからレポートを作成。ボランティア団体の例としてAFSについて書いたらしい。いやはや大変ですな。

しかし、12/10にはアルゼンチンの高校は夏休みに入り、クラスともお別れ。着ているTシャツや大河バックやブレスレットをくれくれ、と友人たちにねだられているそう。帰りは裸で帰って来ればいいじゃん(苦笑)。



そして一昨日は井上先生という空手の大師範(南米中に松濤館空手を広めた人)が昇段試験にあわせて、小さなリオ・ガジェゴスまでやって来た。息子にとっては最後の試験になる。ふだんはブエノスアイレスに住んでいて世界を飛び回っているという先生は、空手家の間では神様のような存在。息子によれば『国を背負っている大人物』らしい。




その先生が試験後にカンポーロ家へ来訪。息子がせっせと肉じゃがを作りおもてなし。さらにサックスも演奏し、アルゼンチンを留学に選んだ理由、将来の話などを井上先生がニコニコと聞いて下さったんだよ、とやや興奮気味。

井上先生は終始お父さんに「Buen chico es buena persona!(この子は素晴らしい!)」を連発。先生も一人息子で24歳でアルゼンチンに教えに来なくてはならず、母国を離れるつらさ、家族との別れ、いろいろと苦労をなさった方なので、一人で頑張っている遼介にエールを送って下さったのだろう。よかったねえ。

弟子であるパパに対しては「お前は会う度に太っているじゃないか。走ったりトレーニングしていないのか?」と説教が始まった。

「いやあ、走ってはいたんですが、一緒に走っていた相棒の犬が死んじゃって・・・」とか「息子たちが食べ盛りなので、ついつい一緒に食べ過ぎちゃうんです。」とか子供のような言い訳をしていてママが横で笑いを必死にこらえていたそうなw。その間、井上先生はこぶしでパパの額をごつんごつんと叩いていたらしい・・・・。面白すぎるぜ、カンポーロパパ。

先生が帰宅後、満足そうなパパやママたちとも深い話ができたと喜んでいた息子。あと残りわずかだけど、みんなの暖かい愛情に包まれて本当に成長できてよかったね。その感謝の気持ちを忘れずにあと少し頑張って欲しい。


そして私にしては最近めずらしく2曲も新曲が完成。演奏してみなくてはわからないけど、簡単な曲なのでこれなら山下さんにも喜んでもらえるだろうw。

25日はバレルハウスで待望の本田珠也君とのトリオ。彼との演奏を想定して作曲しているのだが、基本はフリー。自由にどこまで広がっていけるのかを試したいと思っています。新曲のタイトルも今日の「目的」をさっそく活用することにw。

彼がデビュー当時から演奏はしていたのですが、自分のユニットでは初めて。ここまで来るのに長い長い時間が・・・・・。という事で、ぜひお待ちしております!!!

遂にホームベーカリー

2010年11月20日 | うまいもん関係
最近テレビをつけるとどこもかしこも「ゴパン」というホームベーカリーの宣伝をしていて今やパン焼き機はブームなのね、ふん。と鼻で笑っていた私。

10年くらい前に備え付けのオーブンが壊れて以来、パンを焼いたりお菓子を作ったりすることから遠ざかって(あきらめて)いたのだ。直すと20万くらいするって言われたんだも~~~ん(涙)。以来、トースターとガスコンロを使った料理で我慢。パンを焼くなんて夢のまた夢。

ところが、先日の尾瀬で友人が普段はオーブンで手作りパンを焼いていたのに「結婚祝いでもらっちゃったからこれで最近は焼いてます。」というホームベーカリーでできたてパンを頂いたところ・・・・あまりの美味しさにびっくり。やっぱり99ショップとか一斤100円くらいで買うパンとは訳が違うな(当たり前だ)。

さっそくネットでパン焼き機を調べてみるとなんと、6000円くらいであるじゃないの?という事で遂に購入したのであります。ゴパンは5万もするけど、別にお米からパンを作らなくてもいいも~~~ん。

尾瀬のMちゃんがいつも使っているという超美味しい富澤商店の「全粒粉」もネットで注文したが、粉が届く前に機械がきちゃったので、とりあえず家にあるカメリア強力粉でシンプルな食パンに挑戦。4.5時間でこね~焼き上げというから、さっそく作ってみた。

結構取り出すのが大変!
あら熱がとれてから切ればいいのに、待ちきれずにカット。


う~~~~ん、大満足。切ってまたトーストすると格別。これで、全粒粉とかにしたらどんなに美味しいだろう。葡萄とかコーン、チーズを入れて・・・ああ、いろいろと作ってみたい。なんだか料理というよりも理科の実験みたいで楽しいな。息子が帰ってくる頃には腕もあがっているに違いない。「その頃には誇りかぶっているんじゃないだろうな。」と横から不安な声が・・・ふん。




祝「ノルウェイの森」

2010年11月18日 | ライブとミュージシャンたち
アルゼンチンの虹アルゼンチンの虹 posted by (C)minga


写真はノルウェイでなく、アルゼンチンですが...。

今日は村上春樹「ノルウェイの森」映画公開記念の番組の中で、ダメダメバイト女子大生だった私の話が聞きたい、との事で池袋Apple Jumpをお借りしてWOWOWの撮影に行って来た。

このブログにもずいぶん前に春樹氏との関係を書いたのですが、それ以来、春樹氏が「ノーベル文学賞」候補になる度にNHKから取材がきたり雑誌に載ったりと自分の予期せぬ方向で出演依頼とかが来るようになった。音楽の仕事じゃないところが悲しいけど。

あの頃の事を思い出すだけでも春樹さんに申し訳なくて仕方ないのに、それをぐりぐりとえぐられるようにインタビューを受けている私。恩を仇で返してしまった若かったあの頃・・・。こんな私がインタビューに偉そうに答えていのでしょうか?ハルキストでも何でもないのに。す、す、すいませ~~~~~ん。

「春樹さんの本についての印象は?」
「えええ?そんな難しい事聞かないでくださ~~~い(泣)。近田晴男似のやさしくて誠実そうなジャズ喫茶のマスター、くらいにしか思ってなかったんですぅ。」といっても許してもらえず・・・(汗)。

なんだか余計な事はべらべらとしゃべってしまったような気がする。もっともっと違った言い回しがあるだろうに。なんで思った事をすぐに口に出してしまう性格なんだろ?一度頭の中で反芻してからしゃべりなさい、とトシキからよく言われるのに。あああああああ。


「最後に演奏しているところも撮りたいので楽器を持って来て頂けますか?」

と言われたので、何をソロで吹こうかとさんざん迷っていたら、『演奏している姿だけでいいので』と言われがっくり。な~んだ、音は使わないのか。春樹さんお気に入りのスタン・ゲッツに関する演奏をしようと思っていたのに。ちぇっ。


という事で、映画は12/11に公開、WOWOWの放送は4日らしい。あな恐ろしや。



冬支度の尾瀬戸倉

2010年11月17日 | 
width="451" posted by (C)minga

刻々と変化していく空・・・東京は雨だったのに高崎から見える山々の空には青空が。



おお、夕焼けが山にあたって雲と一緒にピンク色に染まって来た・・・。




そして戸倉は快晴。昨日は雪が降ったらしいけど、まだまだ積もるほどではないのね。



ハーフパイプも雪をいまかいまかと待っている。



スキー場脇にログハウスが。雪が積もるまでに完成なるか・・・???




Surgeのスノーボードを頂いた・・・トシキはこれで立派なボーダーに???KPTMのボードも完成間近。デザイン見せてもらったが、めちゃくちゃ格好いい!!値段も10万くらいするらしいけど・・・楽しみです!


そしてまたまた帰りは渓山荘へ寄ってから帰宅。癒されたあああ。しかし彼らは実によく遊び、よく働くなあ。アリとキリギリスの童話をついつい思い出してしまった・・・(汗)。




鬼が笑う・・・226

2010年11月14日 | ライブとミュージシャンたち
来年の226の話をすると鬼が笑うかもしれないが、最近のライブハウスのスケジュールのきりかたが異常に早いので鬼が笑おうが泣こうが、ぼけーっとしているとどんどんライブの仕事がなくなってしまう・・・これは由々しき問題。

マイペースで昔のように、思いついたらじゃあ、って感じでライブをやりたいなあ。半年も先の事なんてわからないし・・・とここで愚痴っても仕方ない。とりあえず、226は来年25周年だ、と気がついたのでなんとか頑張って面白いものにしたいと思います。

一応、宣伝PVを作ってみたのでご覧下さい。音源と写真は2006年のもので、演奏もそのときの山下さんと私の恒例DUOから。このときが20周年だったからあっというまの5年です・・・・はああ。

チラシもKPTM(クレプトマニアック)さんの作品です!綺麗なチラシに感謝!!

ちなみにチケット予約は来年1/10からで~す。宜しくお願いします。


My Favorite Things (Sachi Hayasaka & Yosuke Yamashita)


このDUOをもう少し聴きたい方はこちらでお聴きください!






神様からの贈り物

2010年11月13日 | ライブとミュージシャンたち
今日は1ヶ月振りくらいにスペイン語の授業に出席。は~~~、ついていくのが大変だああああ。まだ初級なのに。とほほ。

そして角田隆さんと波多野睦美さんの立教チャペルコンサートが行われていたので、4時半に授業が終わってチャペルへ駆けつけると・・・「満席」の札が。4時からの無料コンサートで、開演前も長蛇の列だったらしい。「もう入れません」「ま、そこをなんとか・・・。」と友人オーラ全開で無理矢理中へ入れてもらう事に成功。(おばさんパワーとは呼ばないで)


し~~~んと静まり返った教会の祭壇でおごそかにコンサートは行われていた。たかしさんのいつものお笑いMCはなく、波多野さんの美しい美しいメゾソプラノの歌声が響き渡って気持ちいいのなんの。


「こんな美しい声は間違いなく神様からの贈り物だな~。」なんて感心しながら、たった3曲しか聴けなかったけど大満足。波多野さんの歌声を一度も聴いた事のない人は絶対に絶対に生で聴くべし。イタリア語も英語ももちろん日本語の歌もどれも絶品。教会という場所で生音で演奏する心地よさも重なって、ああ、いつまでもいつまでも聴いていたかった・・・。

Mutsumi Hatano(波多野睦美)  Died of Love (愛に死す)



それにしても何故だか、小さな頃から教会で音楽を聴くと身も心も洗われるような気がします。キリスト教の信者でもなんでもないくせにw。

昔昔、タブラトゥーラで国際キリスト教大学チャペルコンサートをやったときに、ピーヒャラピーヒャラと元気よく吹く音楽は得意だったが、おごそかな場所で静かな古典演奏は緊張しすぎて大失態をしでかした事もあったっけ・・・。今思い出しても冷や汗が。きっとあの時、角田さんは「タブラトゥーラを解散せねば」と決心したのだと思う。(というか、私がクビになって何年後かに素晴らしいリコーダー奏者が入って再活動したのですが)。こういう所でこそ、本当の技量が試されるのだ。はったりだけではやっていけない古楽の世界。神様は全てお見通し。ああ、怖い。