minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

東北ツアーファイナル/秋田カフェ・ブルージュ

2017年06月22日 | 
6月20日(火)晴れときどき曇り

いよいよ、7日間に渡る東北ツアーも最終日。連日の熱演で疲れもピークになっているところですが、今回は志宏くんが利樹と交代でたくさん運転してくれたので昼間の移動はすごく楽でした。ありがと〜〜〜(嬉涙)。



カフェ・ブルージュもご機嫌なママのいる素敵なカントリーハウスのような建物。近所からの苦情があったらしく、今回は店の中央にグランドをでんと置いて、お客様が前後に座るという面白い状態に。

秋田で闘病中のたかやん(高田正則)drもここで会うのは3回目ですがどんどん元気そうになって嬉しい限り。今回もアンコールでO xote das Mininhasの曲でトライアングルを演奏してもらいました。





彼のライブレポートを掲載させてもらいます。自分の言いたかったことがここに集約されております。ありがとう、たかやん、また来年一緒に演奏してくださいね。

そしてブルージュに来てくださったみなさまに心から感謝いたします。東北ツアー、これにて終了。(写真もたかやんからいただきました)

本当に本当に東北の人たちはあったかい。そしてお酒が大好きw。志宏くん、そしてトシキ、おつかれさま〜〜〜。








たかやんの日記より。

6/20、知り合いのミュージシャン達のバンド、Mingaのライヴを秋田市内の音楽レストラン「カフェ ブルージュ」に聴きに行く。サックス早坂紗知、コントラバス永田利樹、ピアノ伊藤志宏というメンバー。ベースの利樹とサックスのさっちゃんとは、東京時代に一緒に演った事がある。ピアノの伊藤さんは初対面。
演奏は...、もうヤラレました。利樹とさっちゃんがスゴイのは元々分かっていたけれど、ピアノの伊藤さんが圧巻だった。3人とも打楽器がない状態でもリズムが自由自在という感じ!曲もヴィラ ロボスから9拍子のオリジナルまでバラエティ豊か。間に挟んだIn a sentimental moodも絶品で余裕のパフォーマンス。一週間続いた東北ツアーも最終日という事で、演奏がこなれているのがよく分かる。アンコールのパイオンの曲でトライアングルで飛び入りさせてもらった。リズムの核になってずっとグルーヴを出さなければいけないので、一瞬やめとこうとも思ったけれど、さっちゃんがアナウンスしちゃったので演る事に。シンプルなリズムだけれどもこちらはブランクがあるし、百戦錬磨の相手に対して大丈夫かとも思ったけど、終わってから利樹がねぎらってくれたので、まぁよかったかな。平日にもかかわらず来てくれたお客さん達は、強力なプレイに最初は圧倒されていたけれども、そのうちに音に入り込んで拍手も大きくなるといういい感じ。楽器をやってる人がかなりいたので、相当刺激になったんじゃないかな。オレもヤル気出て来ちゃったなぁ!







ツアー6日目/鶴岡 Bar Chic

2017年06月22日 | 
6月19日(月)本日も快晴なり。

天童で「水車」のお蕎麦屋でおいしくて有名な『とり中華』を食べて、いざ、鶴岡へ。




鶴岡は3度目になります。初めての時に「藤沢周平記念館」に立ち寄り、どうしてももう1箇所寄りたかった場所がありました。

加茂水族館。はい、ここはクラゲで有名な水族館。たこくらげを昔飼ったことのある私ですが、本当に水族館が大好き。旅の疲れが一気に癒されました。


入り口付近はくらげじゃない魚たちもいっぱいです。




メインのくらげたち・・・・














ゴマちゃんと対話する孤高のピアニスト。


くらげに囲まれるベーシスト。

最後、出口で「くらげソフト」を買うトシキ。もちろん私も一口いただきました。ふつうのソフトに最後、タッパーから取り出したみじん切りのくらげをふりかけてくれるのです。とってもシュールですがコリコリした食感が・・・汗。心優しいピアニストは「クラゲをかけない普通のソフトをください。」と懇願しておりました。「こんなにたくさんのクラゲを鑑賞したすぐあとに、食べれるかっ!!」でも、それが世の中というものです。



Abyss(深淵)という曲をつけてみました。くらげのショートムービーです。

クラゲの話題ばかりになってしまったけれど、鶴岡Bar Chicはいつも素敵な音空間を提供してくださいます。自然のリバーブがものすごく気持ち良いので、もちろん、2セット目には私のオリジナル「たこくらげ組曲」を演奏させていただきました。




いつか、この水族館でこの曲を演奏したいっ。と野望を持つサックス奏者。


まつけんがテナーを持ってやってきてくれました。アンコールでまつけんは譜面もなく、知らない曲だったにもかかわらず、トムウエイツの「子供達をよろしく」をみごとに演奏してくれてイエ〜イ!本当に楽しいライブになりました。ありがとうね〜。

昨日の天童からここにも連荘で来てくれた早川さんを囲んで記念撮影。


いつも演奏後に美味しい和食と飲めない私にはフローズンストロベリーを作ってくださる鈴木さんに感謝。またよろしくお願いいたします!!

























東北ツアー5日目/天童らぐたいむ

2017年06月22日 | 環境
6月18日(日)快晴なり

山形3連荘の2日目は将棋の駒で有名な天童市。もういたるところで「さくらんぼ」を販売している。さくらんぼシーズン真っ最中。

昨日のさっちゃんのところで「らぐたいむの天野さんによろしくね〜。あそこはきっと男性客ばかりね。」

という一言で「え〜〜?なんだとぅ〜?俺、明日は演奏したくない。」

と言っていた志宏くんw・・・。

木造の壁にアップライト、小さなジャズの老舗にどんどんと集まってくる常連のお客様たち。おじさまたちが続々と現れるので本当に笑ってしまうほどw。
一人だけ、毎年来てくれる可愛い女の子がいましたが、あとは全員、みごとにおじさまたちで埋め尽くされました。



一曲目が始まり、ソロが終わった途端に、ヤンヤの歓声。志宏くんはお客様に背を向けた状態で演奏しているのに、「圧がすごかった!」と・・・。

これは、絶対手が抜けないぞ、という状態。もうやりやすいのなんの。ジャズを聴き慣れている本当に音楽の好きな人たちが集まっているのがひしひしと伝わってくるのでした。

打ち上げは当然のごとくおじさまでいっぱいです。






「東北の人は暗い」というイメージがあった志宏くん。「あれ?俺、なんでこんなに楽しんでるの?」と自問するくらいお酒が進み天野さんやほかのジャズ通のおじさんたちと音楽の話で大盛り上がり。いや〜、楽しかったですね。


天野さんと志宏くん。

さくらんぼ農家のおじさまから、一箱さくらんぼをいただき、私はお酒飲めないので、それをペロリと食べていました。3年分は食べたかな。美味しかった〜〜〜。





らぐたいむにお越しくださったみなさま、いつもいつも熱い声援ありがとうございます。また来年もよろしくお願いいたします。










東北ツアー4日目/酒田 Lush Life

2017年06月22日 | 
6月17日(土)

酒田市さっちゃんの待つ酒田市へひたすら庄内平野を走り続ける。八戸〜酒田は長い道のりなので(約5時間)八戸自動車道を爆走。




ところが・・・・こういう時に限って覆面にやられました。80キロのところを104キロで走行、ということで・・・・涙。本当は100キロどころじゃなく走行していたから、オマケで104キロにしてくれたんだろう、と思い直して気分も一新しつつ月山を仰ぐ。事故もなかったことに感謝しよう。



酒田のLush Lifeは隠れ家のようなジャズの老舗。HPもないし、民家の中にぽつんとある。さっちゃんの体調が悪いと聞いていたので心配だったけれど、思った以上にお元気そうで一安心。






お店に行くと台所でいつものように凄腕女子たちと打ち上げ用の食事をたくさん用意しているさっちゃん。ここのお店はさっちゃんの魅力でたくさんのジャズを愛する人たちが来てくれるお店です。嬉しい〜。

さらに嬉しいことが。

最近鶴岡に引っ越してきたまつけん(松本健一)tsがリマ哲asくんと会いにきてくれたのでした。可愛い息子とさくらんぼを持って。





グランドピアノで、音の響きもとても良いお店なので、アンコールは2曲も演奏。いつまでもいつまでも演奏していたいと思った夜でした。

さっちゃん、本当にいつもいつもあったかいおもてなしをありがとうございます。

さっちゃんの体調が少しづつでも良くなることを祈っております。またね〜〜〜!



















3日目は八戸「デイリー東北新聞社ホール」

2017年06月22日 | 
6月16日(金)晴れ

「チケット、完売しました〜。」というお知らせが前日に入ってびっくり。

昨年は東門という素敵なお蕎麦屋さんで演奏させてもらったのですが、2回目の八戸。なんと、今回は100人以上のお客様が来てくださいました。

大学時代に一緒にバンドを組んでいた友人のレイコが田中さんという強い助っ人(彼は税理士さんでもありますが、ベーシストでもあるのです。)と二人三脚でコツコツとチケットを売ってくれて、今回の嬉しい悲鳴。本当に本当にありがとう!!!

「昨年のリピーターも大勢いるんですよ。」と田中さん。

前年にオバタラセグンドが八戸公演を行った時に、志宏くんのプレイに感動した、というファンもいて会場が大盛り上がりでした。

プロのコーデイネーターがいるわけでもないのに、こんなに集めてくださって・・(嬉涙)。

しかもグランドピアノ。演奏が悪いわけがありませんw。全員が生音の響を聴きながら、繊細でダイナミックな演奏ができたと思います。

また来年もよろしくお願いします!「TReS+志宏」で来れるといいね、と打ち上げでも盛り上がったのであります。





ディープなゴールデン街のような飲屋街。









八戸の「ながいものお酒」をたらふく飲んで大満足の志宏くん。「もうお酒、飲まない・・・」と翌朝つぶやくことになるとも知らずにw。




朝、真っ赤なスポーツカーでお見送りに来てくれたダンディな田中さん。本当にありがとうございました〜。



2日目「大館ミントンハウス」

2017年06月22日 | 
6月15日(木)晴れ

仙台から美しい庄内平野を300キロ。ひたすら走り、秋田県大館市へ。



ここは昨年初めて演奏させてもらったのですが、もともと私の玉川大学時代の音楽サークルの先輩、ぷーさんが「さち、秋田へ来るなら、大館にも寄らない?」と誘ってくださったのがきっかけでした。

昨年も今年もこのお店のファンでコアなジャズ好きの人たちが集まってくださり、ぷーさんのおかげでめでたくキーボードを借りることもできて、大盛況。
本当に感謝しております。持つべきものは良い先輩ですね〜。

このお店も知る人ぞ知る、ジャズの老舗。なんとここのオーナーは画家としても有名で、パリやNYでも個展を開くほど。デイブ・リーブマンやクリヤマコトさんのジャケットにも使用されているくらい。本当に素晴らしいのです。


クリヤさんのCDジャケット。

打ち上げではジャズに対する熱い思いを訥々と語ってくれるマスター。マスターが大好きで集まったお客様たちで店内はとても暖かい雰囲気に包まれています。なんと、ここも47周年だとか・・・。

東北にはこういうジャズの名店がたくさんあるのだなあ、とつくづく関心するminga3でありました。









「minga3/東北ツアー日記」仙台 CABO編

2017年06月21日 | 
なんと、5年も一緒に演奏してきているのに、志宏くんと3人というツアーは初めてでした。

RIOが武者修行中のおかげで、久しぶりにブラジルやらスタンダードのバラッドをちりばめることがw。

いや〜、楽しかったなあ。志宏くん、トシキ、お疲れ様でした。そして、長い運転をほとんど2人がやってくれたので、体力的にもとっても楽をさせていただくことができたのがなにより嬉しいです。感謝。

パソコンの電源を忘れ、旅先でブログを書くことができなかったので、山積みの宿題を前にさっそくとりかかっております。

早くやらないと、いろんなことを忘れてしまう脳みそなもんで・・・・汗。

6月14日(水)仙台 CABO

東京は梅雨入りのぐずついたお天気。仙台までの道中で大雨になったかと思うと晴れ間が見えたり、不安定でしたが、仙台は曇り空。

このカーボは震災後、しばらく遠ざかっておりましたが、さっちゃんママがまたやらせてくれるというのでTReSで行きだして、今回は3回目。
志宏くんは東北にはあまり来ないというので、さっちゃんとも初顔合わせでしたが、圧巻の演奏にすっかり意気投合。


昭和の香りが漂うこの商店街がとっても素敵。











「このお店、今年で50周年なのよ。」

えええ〜〜〜?ものすごく歴史があるんですね〜。大御所たちがみんな立ち寄る老舗[CABO]にママは学生の頃から通っていたとのこと。

「気がついたらお店の人になっちゃってたの。」

チャーミングなさっちゃんにご主人のマスターは一目惚れだったのかなあ、なんて話まで飛び出し、楽しい初日が無事終了。

カスくん、そして室工大の基くん、いつも来てくれてありがとう!!

「RIOも次は呼んでね。素晴らしいんだから。」と別れ際にさっちゃんからメッセージをいただきました。

ありがとうございます!!そして、50周年おめでとう!!ずっとずっと元気で続けてくださいね。















サムタイム満員御礼。

2017年06月11日 | ライブとミュージシャンたち
梅雨入りした途端、爽やかに晴れ渡る日々。なんだか得をした感じですw。そんな気持ち良いお天気の土曜のお昼、サムタイムはたくさんのお客様が来てくださいました。本当にありがとうございます。

山田丈造tpくんとは5年くらい前に初めて北海道ツアーをRIOとママドゥ・ロ−perと回ったときにジェリコで出会いました。RIOと一つ違いということもあって、人懐っこい性格と堂々たるプレイに驚き、札幌のミュージシャンたちのレベルの高さを初めて知ったのがその時です。

彼が東京に出てきて、林栄一さんのGATOSや板橋文夫さんのオーケストラなどで華々しく活躍する姿を母親のように(苦笑)嬉しく思っていましたが、ようやく東京でも共演することができました。

丈造くんは若いのにハードバップが大好きで、渋い選曲のものを持ってきてくれます。

今回も美しいブラジルの「The Dolphin」と「Booker's Waltz」という難曲(私にとって)を持ってきてくれたので、みっちり練習(汗)。

こちらも普段は演奏しない「The Blessing」やオリジナルの「Tokyo Gigante」などをやったり。田中信正pがいれば何をやっても安心。みんな素晴らしい演奏でお客様も大満足。濃くて楽しいライブになりました。

いろんな若手ミュージシャンとの共演は私にとってもとても刺激になります。こういう機会をまた作りたいな〜。

写真提供/大隈孝之氏

今週からはいよいよ、minga3の東北ツアーです。伊藤志宏pくんの脂の乗り切ったピアノを東北のみなさま、どうぞお楽しみに〜。8月発売の「Nimba」ぜひもゲットしてください。