minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

あ~極楽・・・

2007年06月01日 | 
 昨年、徳山の小屋場只只で命の洗濯をさせて頂いたのだが、今回は残念な事に予約が入ってしまい私たちはあの島に行く事はできませんでした。でも、今回は「寿仙荘」というひなびた京風旅館に連れて行っていただき、おいしい昼食と温泉に浸かって一休み。畳の部屋に寝っ転がって・・・あ~極楽極楽。

 「徳山は田舎ですから、遊ぶところがないんですよ。生の音楽になかなか触れる機会もないですからね。20代の若者が70、80のお年寄りと一緒に遊べる、そんな「場」を創りたいんです。」

 確かに音楽って10代の若者から80歳のお年寄りまで楽しむ事ができる。一緒にライブで感動したり手を叩いたり・・・岡崎のおばあちゃんたちの喜び方を見ても、子供達の食い入るような真剣な瞳も、反応は様々だけどみんな一つになっていく。

 地方の主催者の人たちはきちんとコンセプトを持って、音楽に携わってくれている。もちろん、みんな手弁当の世界。お金儲けを一切度外視して、ミュージシャン達が気持ち良く演奏に集中できるように一生懸命考えて下さっているのには本当に感動です。東京にいるときはなかなかこうした事も味わえないし、自分たちの存在理由すらわからなくなってしまう事があるけど、こうやって「聴きたくて待っていましたよ。」という人たちの溢れるエネルギーを頂いてその波動でこちらも熱い演奏ができる・・・。素晴らしい連鎖。

 当然、徳山キーストン・クラブでの演奏は絶好調。翌日のサンルートホテルでのコンサートではお手伝いをしなくてはいけないスタッフたちの為に特別に開いたライブ。特にスタッフは殆ど美容室で働く可愛い女の子たちだったので「Mingaのライブが80%若い女の子たちで埋め尽くされているなんて初めてだなあ。」とミュージシャン達も興奮状態(?)で演奏にも熱が入っているw。

 しかも久しぶりのグランド・ピアノでバランス良く鳴り響くアクースティックサウンドに4人の演奏は最初から最後まで息がぴったりだった。こうして毎日ライブをやっているとどんどん音が緻密に絡み合って解け合って行くのがわかる。大歓迎してもらい、ご馳走をたらふくいただき、私たちミュージシャンは演奏でお返しするしかない。明日もがんばるぞ~!