minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

一成一代騒動記@大鹿村(長編です。)

2018年10月22日 | 映画、本、芝居関係
天国の芳雄さん、いつもありがとうございます。

2011年の熱い夏の日、涙が枯れ果てるまで泣いたあの日・・・。あれから7年経つのですね。

大鹿村は芳雄さんが愛して最後の作品を撮影した思い出の場所。「大鹿村騒動記」を観るまで私はこんな村があって、歌舞伎があるなんて全く知りませんでした。

そして、そんな芳雄さんを愛した熱狂的なファンであった一成くん。彼はトム・ウェイツと松田優作と原田芳雄をこよなく愛する若者でした(当時は)。

私が芳雄さんのマンスリーライブに出演するようになったとき(これも20年以上前ですが)、一成くんと出会いました。それ以来、ずっと私のことも応援してくれていましたが、芳雄さんが亡くなる10年前くらいから体調が悪いという理由もあって音信不通に...。お葬式で再会しましたが、その時はほんの挨拶を交わした程度。

2013年2月28日、芳雄さんの裏バースデイ(本当は2/29なので、2/28しかない年を裏のバースデイと呼んでコンサートを行っていた)をフラワートップのみんなでやろう!と言うことになって原宿で「原田芳雄追悼ライブ」をやることに。そして、ライブが終了して原宿のライブハウスを出たところで・・・ばったり一成くんと鉢合わせ!「なにやってんの?ライブこなかったの?」「いや〜、さっきこのライブがあることを知って、終わってるかな〜、って駆けつけてみたんですが間に合いませんでした。すみません!」

あまりの偶然とご無沙汰で、そのまま原宿の焼肉屋で飲もう!ということに。

「実はオレ、あれから大鹿村の歌舞伎にはまっちゃいまして・・・」

映画のあと、本当に大鹿村に行って、歌舞伎のお稽古などの裏方をやってお手伝いさせてもらっているという・・・。ただでさえ小さな村の小さなサークルなのに東京(よそもの)から来て村の人たちとの交流を深めるなんて大変なこと。しかも一成は会社の社長さん。歌舞伎のお稽古があるときは仕事を終わらせてそのまま大鹿村(約4,5時間かかる)まで車でひたはしり、稽古を終えてから夜中に東京へもどる、という生活をくりかえしていたそうな。ひえ〜〜〜。

「めちゃくちゃ面白いんですよ。あの歌舞伎。役者さんたちがみんな素敵で。あの「大鹿村騒動記」なんてもんじゃないくらいドタバタが楽しいんです。一度さっちゃんたちをそんな大鹿村へ呼んでコンサート開きたいというのがオレの夢なんです。」

「え?いきた〜い!!やろうやろう!」

話はすいすいと決まり、翌年2014年の秋、大鹿村で「原田芳雄プロジェクト」を開催することになり第一回目はTReSで演奏することになりました。




歌舞伎の舞台となった大せき神社でお参り

その時の美しい大鹿村と暖かい村の人たちが忘れられなくて、また来年も!!!!と毎年恒例の行事へ・・。芳雄さん、ありがとうございます。



翌年の第2回目は原田芳雄さんの息子の喧太くんとフラワートップのリーダー的カリスマギターの内海利勝(うっちゃん)を誘ってコンサートを交流センターで開催。翌日も朝から大せき神社で投げ銭ゲリラライブをやるという強硬策に。村の人たちも大喜び!

なんと喧太くんだけ、大鹿村には来たことがなかったそうです。そんな喧太くんもここを気に入ってくれて「来年は佐藤浩市さんたちも呼んじゃおうよ!」ということに。

喧太くんのおかげで、佐藤浩市、瑛太、という「大鹿村騒動記」にまつわる役者2人が参加してくださることになって・・・本当にすごいプロジェクトになりました!!!











あまりに大きなイベントになってしまって、翌年(昨年)は・・・台風やら選挙やらでイベントは急遽中止に(涙)。

そんなこんなで一成くんも大鹿村の人たちもがっかり・・・。



私も一年に一度は大鹿村を訪れて、ここの美味しい空気と赤石荘の温泉に入りたいよオ!!!という念願がかなったのでしょうか。

急遽「大鹿歌舞伎の前日に新しくできた道の駅で演奏してもらえないでしょうか?」とオファーがきました。

リオは仕事でだめでしたが、トシキと私はコスマスに声をかけて久しぶりに3人で演奏することに。

山をこよなく愛するコスマスにはぴったりの村です。南アルプスに囲まれて絶対喜ぶと思った〜。それにしても仕掛け人の一成くんの表情がこわばっていましたw。「俺、めちゃくちゃ緊張してるんですよ。」と明日の歌舞伎のことで頭がいっぱいなんだナ〜。一成くんの奥様と友人も東京から駆けつけています。




道の駅のテラスで景色を眺めながらビリンバウを練習するコスマス。

久しぶりの3人の演奏はガラス張りの食堂に鳴り響き、気持ちよくアンコールもいただき終了。さあ、温泉だ〜〜!!


食堂のおばちゃんが「お金いらないから。素敵な演奏ありがとう!」と大判焼きをくださいました。あったか〜い大鹿村の人たち。


赤石荘の玄関にて


お気に入りの赤石荘の温泉。標高900mなので、星空も目の前に広がる、素晴らしい露天風呂です。

そして、いよいよ「大鹿歌舞伎」です!(前置き長くてすみません!!)

正午開演ですが、もう11時には人がいっぱい。赤石荘の枠で前から5列目の中央という一番良い席を用意してくださっていました。ありがたや〜。そして赤石荘の歌舞伎弁当も到着。





毎年来ていたのになかなか歌舞伎を観ることはできませんでしたから、私もワクワクドキドキ・・・。一成の出番はなんと2幕目の最後のほうだそう。学芸会で主役をやる子供を持つお母さんのような気持ちですw。

1幕目の化粧を終えた(お手伝い)ゆみこさん(彼女も道柴役を演じる役者さんで大鹿村騒動記の中でも出演していました)がまっ白い手で「ああ、さちさ〜ん、一成くんめちゃくちゃ緊張してるよ〜。化粧もまだなのに、うつむいちゃって黙っちゃってるのよ〜。」と報告が入ります。

正午になると、もう立ち見状態。お天気に恵まれて最高です。私たちも燦々とふりそそぐ太陽の元、羽織っていた上着を全て脱いで、いざ、観劇の始まり始まり〜〜〜。






一成くんの晴れ姿、まだか、まだか〜。と1幕目が終わって足のしびれをとるために立ち上がって散歩。最初からマイクが途切れ途切れになってしまったり、マイクのスイッチを入れ忘れた役者さんがいたり、セリフはほとんど何を言っているのか理解できない(下手だということでなく、言葉が難しいのです)のでわかる単語を拾い集めて想像しながら、パンフレットと格闘しながら・・・。もちろんおひねりも用意しています。

途中で場面転換の舞台裏でドタドタ、と音が聞こえたり、登場したお殿様の烏帽子が天井のかまちにあたっていきなりポンッと飛んでいったり・・・お話は残酷で悲しい物語なのに、突っ込みどころ満載でお腹がよじれそう・・・くくく。

これが原田芳雄の愛した「大鹿歌舞伎」なんだな〜w!

なんて笑って見ていたら、ついについに・・・。登場した時の観客の歓声はこの歌舞伎一番の盛り上がりを見せました。「いっせい〜〜〜!」「待ってました〜。」「いよっ、にっぽんいち〜〜〜。」と最初に練習したとおりに。



それにしても一番格好いい役でした。加藤清正(虎退治で有名な)が出てきて明智光秀を成敗しようとする立ち回り。セリフ。いままでがんばってきた一成くんの努力が報われた瞬間です。なんか、もう泣きそう。美味しい役をもらえてよかったね。しかもあんなに堂々とセリフもほとんどノーマイクで。ジャンプまで決まってました。やるな〜。

「いよっ、社長〜」と掛け声をかけたら、前に座っていたおばさまたち、後ろを振り向いて「ふふふ。社長ですって。きっと社員さんが来てるのね。」

登場したところだけの映像ですが、後半は掛け声とおひねり投げるので忙しかったので撮れてませんが、ぜひ一世一代の一成くんの晴れ姿、ご覧くだされ〜〜〜。チョンチョン。


一成一代騒動記 「絵本太功記十段目 尼崎の段」



もちろん、打ち上げはゆみこさんのディアイーターで。





一成くん、おめでとう!一成くんはやっぱり役者に向いているということがよ〜〜〜くわかりました。これからも体調に気をつけてがんばってくださいね。

願えば叶う。

俺たちは遊ばせてもらってお金もらって・・・本当にお客様には感謝しなくちゃいけないんですよ。 by 原田芳雄



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「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」とキューバの思い出

2018年09月14日 | 映画、本、芝居関係
18年前、世界中で話題になった「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」という映画。日本でも話題になり、音楽ファンだけでなく映画を観た人たちはキューバ音楽の虜になった人も多かったと思う。

私もその中の一人だが、それまではあまりキューバの国の歴史も音楽のことも知らず映画を観た当初もすごいおじいさん、おばあさんたちが元気に音楽をやっていて素敵だな!とシンプルに感動したものだ(苦笑)。



その後、アルゼンチン、ブラジルと南米を演奏旅行するようになるのだが、初めて2016年の11月にキューバを訪問。滞在の最中にフィデル・カストロがなくなるという大きなニュースが流れたのが11月25日。

私たちはその日、セサル・ロペス(キューバ最高峰のサックス奏者)のグループの前座で演奏させていただくことになり、Jazz Cafeというクラブで演奏していた。演奏を終えてステージから降りるとニコニコと拍手で迎えてくれた一人のキューバ人がいた。「イエ〜イ!日本から来たの?」と気さくに話しかけてくれる彼はなんと、里帰りしていたオラシオ・フェルナンデスdrだった。「たまにキューバに帰ってドラムの練習するんだよ。」



オラシオとそんな話をしながら、一緒にセサルたちのノリノリの演奏を聴いていたのだが、彼らの演奏直後にバーが騒がしくなった。なんだなんだ?と観たらカストロの亡くなったというニュースがテレビで流れ出していたのだった・・・・。

翌日から予定されていた全ての演奏はキャンセル。9日間の歌舞音曲は中止となった。町中は悲しみにあふれ、テレビは一日中カストロのことを報道。セサルのバンドのギターリストは「やった〜、9日間も休暇がとれた!」なんて喜んでいたけれど(苦笑)。その日から街から音楽が消えお酒も飲めなくなった(形の上で)。


カストロ訃報のニュースが流れた翌朝。ハバナ大学の前に追悼で集まってくる学生たち。カストロを讃える国旗が掲げられ、悲しい音楽が流されていた。最終的にはこの階段が埋め尽くされるのだが観光客は近寄れなくなっていた。

その二日後から私たちはカストロの生誕の地、さらにキューバ革命が始まった場所「サンティアゴ・デ・クーバ」に移った。『ソン』という音楽の発祥地でもある。


ハバナよりも空気も綺麗で美しくて大好きになった街「サンティアゴ・デ・クーバ」


前置きが長くなってしまったけれど、この映画「ブエナビスタ〜アディオス」の始まりが「カストロの訃報のニュース」だったのだ。なんだか同じ場所に同じところにいた風景だと思うといきなり映画館で鳥肌がたってしまった。



そして、彼らの故郷でもあるソン発祥のサンティアゴ・デ・クーバもたくさん出てくる。18年前から時々、彼らのそれ以降の話や当時の話などがみごとに織り込まれ・・・・。もう、これは1作目を凌ぐ素晴らしい音楽映画であり、キューバ音楽の歴史でもあった。

オマーラは今でも現役で歌い続けている。私たちもキューバ国際ジャズフェスでチューチョ・バルデスのゲストで歌う姿を観れた。かすれた声で観客のアンコールに答える彼女が、「何が聴きたいの?」と観客に聴くと、みんなが「Veinte Anos!!!(20年)」と叫ぶ。それに答えて彼女が歌いだした。途中でマイクを座席の方に向けて観客に歌わせたり、ベサメ・ムーチョになったり・・・と感動的なステージだった。

映画の最後の方で「私たちの生い立ちの何を知っているの?キューバの国の何がわかるの?」という言葉が胸に突き刺さる。

うわべだけで音楽を捉えて、その国のことを何も知らずに演奏を聴いたり、まして演奏することにものすごく抵抗を感じることが最近よくある。

音楽学校で教えてくれないもの。その土地に行かなくてはわからないこと、経験がたくさんある。この映画からもたくさんのことを教えてもらった気がする。本当に素晴らしい映画でした!

まだ公開中なので、ぜひ興味あるかたはご覧ください。


映画の最後のほうに出てくる、ブエナビスタ・ソシアル・クラブの若手ピアニスト「ロランド・ハナ」と。

【公式】『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』7.20公開/本予告
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SF映画の音(SE)について。

2017年11月01日 | 映画、本、芝居関係
今日は1日ということで、映画の日。

まずは渋谷アップリンクで阪本順治監督の「エルネスト〜もうひとりのゲバラ」を鑑賞。

ゲバラ役の俳優は少し小太りであったこと、オダギリジョーの子供の頃の役が完全に日本人の顔からかけ離れた南米人だったこと、を除けばとても面白い映画だった。

なにしろ、オダギリジョーが日系ボリビア人という設定で、出演中に一度も日本語はでてこない。スペイン語をネイティブのように喋っているのには驚き。素晴らしい俳優さんだな〜。

彼が扮するエルネスト・メディコ(という名前をゲバラが命名する)が私の生まれた頃(1960年代)に実在していたことすら知らなかったけれど、ハバナの飛行場やら毎日通ったハバナ大学や大学の裏手にある病院に世話になり、フィデルの葬儀にも出席した私としてはなんとも懐かしいハバナの風景(きっとそのままロケで浸かっているのでしょうw)も満喫できた楽しい一時でありました。


昨年のフィデル(カストロ)の亡くなった翌日のハバナ大学の朝の風景。このあと、ここで大集会が始まる。


人気のゲバラの3ペソ札




きっと50年前も同じような風景だったと・・・。

「エルネスト」阪本順治監督


そして、次に池袋に戻って「ブレードランナー2049」を鑑賞。

大大だ〜〜〜い好きなブレードランナーの続編ということで、あまり期待せずに(得てしてがっかりすることが多いので)行ったのですが、3時間という長さをまったく感じさせない面白い映画に仕上がっていました。

普段それほどSFとかアクションものを見ないけれど、これは別。やはり映画館で見るべき映画だな。

前回の作品と比べることはできないけれど、これはこれでとても良い映画だと満足。ルトガーハウアーのような不思議で魅力的なレプリカントはいなかったけれど、いろいろと楽しめるストーリー。特撮技術もすごいことになっているんだな〜。と改めて関心。

でも、でも SF映画を見るたびに思うのですが、なんでこんなに音が大きいの?というか、うるさすぎる。アクションシーンの音までそんなに大きい音で驚かさないで!と声を大にして言いたい。

映画関係者のみなさま、どうなっているんでしょうか?毎回、この手の映画を見るたびに、耳栓を持ってくるんだった〜と後悔しながら耳をふさぎつつ鑑賞するのであります。誰もなんにも文句を言わないって、私だけがおかしいのでしょうか????

それ以外は十分楽しめる映画でした。いや〜、映画っていいですねw。




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子供達をよろしく(Streetwise)

2016年03月02日 | 映画、本、芝居関係


昨日のブログにたくさんの方が反応してくださって、その中で偶然見つけた「子供達をよろしく(邦題)」!!

20年以上前だったか、映画好きのトシキがレンタルビデオ屋でなんとなく借りてきたこの映画、音楽がトム・ウエイツだったのにも感動し、最後に流れてきた歌に涙しながら思わずビデオを巻き戻して採譜し、自分のバンドでも演奏するようになったものです。

以降、この映画の話をしてもあまり知る人がいなくて、もう一度映画を借りに行ってももうビデオ屋にもなくて・・・・。

youtubeで探したのに見つからなかったのは邦題のせいでしたw。本当は「Streetwise」だったのですね。

今年はこの題材となった街、シアトルのジャズフェスティバルにもご縁があってTReSが出演できることになって、もう一度どうしても見たい映画でした。運命的としか思えません。芳雄さん、本当にありがとうございました。

永久保存版にお勧めします!ぜひ一度ご覧ください。素晴らしいドキュメント映画です。

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Mariya Suzuki ドローイング展@用賀Salad Bowl

2015年05月19日 | 映画、本、芝居関係
旅の疲れもそこそこに、今日は昼から車の洗車をし、そのまま「鈴木まりやドローイング展」へと向かった。








まりやちゃんは7年間、カリフォルニアで留学し、帰国した年に大阪ワイルド・バンチで出会いました。黒髪にキラキラした瞳のとってもキュートな女の子。なんと、いつもワイルドバンチの調律をして下さっていた鈴木さんのお嬢様でした。そして、私たちのチラシを描いてくれていたのです。

翌年も奈良、大阪のライブのチラシを手がけてくれたり、ライブに来てくれたりと意気投合。そして、昨年東京に進出することに。

そんな彼女の初の個展が用賀の環八通り沿いのギャラリーでやっているので駆けつけました。







彼女の独特な繊細なタッチの絵が壁一面に飾られて。さらに、コーヒーカップに書き込まれたアート。どんなところでもサラサラっとスケッチしちゃうまりやちゃんならではのユニークな発想の絵です。まりやワールド全開!

特に町並みの風景画が大好き!いつかブエノスアイレスの石畳の絵も描いて欲しいなあ・・・と夢が膨らむ。これを基にどんどんはばたいて欲しい若き才能あるアーティストの誕生です!応援します!!

個展はあさってまでですので、時間があればぜひ立ち寄ってあげてください。彼女が淹れたコーヒーもご馳走になれますよ〜w。入場無料。お願いすれば、似顔絵も描いてくれるそうです。



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トニー・ガトリフ「ガスパール~君と過ごした季節」

2014年10月28日 | 映画、本、芝居関係
今日からベベンコビッチ週間。新曲ばかりを披露するので、家族3人で手分けをしてアレンジした。五島から関西ツアーを経て、東京入りしたベベンコ。我が家は今日から合宿所と化すのであります。家について早々にリハーサル。ご飯をはさんでまたリハーサル。気がつけば6時間もやってましたw。Buddyへの予約はもうおすみですか~?!



そして、明日はいよいよアルゼンチン大使館で面接の日。着々と準備もすすみ、さらに12/7(日)8時からブエノスアイレスの[BEBOP]というジャズクラブでのギグもとれたよ~、との報告。嬉しいです~。BebopをやらないTReSがそんな名前の店に出演していいのか~~(苦笑)。お近くの方はぜひいらしてください。music chargeは80ペソです。

さて、先週の金曜にトニー・ガトリフ監督の「ガスパール~君と過ごした季節」というDVDが発売になりました。本当のタイトルは「ガスパール&ロビンソン」ですが、ジプシー映画を撮り続けている素晴らしい監督です。この映画は初めて観たのですが、音楽がミシェル・ルグラン。めずらしく巨匠に音楽を一任しています。切なくも温かな、男の友情を描いた佳作。お恥ずかしいのですが、少しだけ中にコメントを載せております。よろしければご覧下さいませ。


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芳雄さんの愛した村へ・・・

2014年10月24日 | 映画、本、芝居関係
原田芳雄さんの最後の作品となった映画、「大鹿村騒動記」。芳雄さんが、この村の「大鹿歌舞伎」に出会ったことで、惚れ込み、この村で何か映画を作れないか、と阪本順治監督に相談した。

おそらく、もうご自分が長くないことも覚悟の上だったと思う。NHKのお正月ドラマで吉田茂役で出演していた中で、大腸がんが見つかり、そのまま延期となり大手術。みごとに回復し、「原田芳雄復活ライブ」を目黒のブルースアレイで行った。ちょうどその1ヶ月前くらいに忌野キヨシローさんの訃報。このライブで芳雄さんは急遽「スローバラード」を熱唱したのだった。私たちが芳雄さんと演奏したライブも、これで最後となってしまった・・・。

未だに芳雄さんへの思いが強く、立ち直れていない友人たちを何人も知っている。私も其の中の一人だけれど、酷い人になると、芳雄さんの映像を観るのもつらい、と言い、未だに「大鹿村騒動記」を観れていない芳雄ファンも多くいるようだ。

私もつらさをこらえて、やはり映画館に一人で観に行った。大きめのハンカチを持って。

しかし、終ったあとに残ったものは、芳雄さんの笑顔。素晴らしい、本当に素晴らしい映画だった。最後までこんなに笑わせてくれるなんて、なんて素晴らしい役者なんだろう。この映画の脚本から監督を務めた阪本監督にも脱帽です。今回、大鹿村とのご縁ができ、行く事になって、改めて映画を見直してみたが、やはり、この映画は何度観ても素晴らしい。

さらに、メイキングがついていて、これがまた楽しいのだ。芳雄さんがどれだけ大鹿村を愛したか。大鹿村の人達との交流や、役者さん同士(本当に仲の良い友人たちだが)の交流、すべてがそのまま映し出されている。

「人間臭さが大鹿歌舞伎にはある。そのありのままが俺たちにも表現できればいいんだけれど。大鹿歌舞伎は役者の原点なんだよね。」

十分に伝わってきますよ、芳雄さん。最後にこんな素敵な映画を残して下さって本当にありがとうございます。

明日は、この「日本一美しい村」大鹿村で芳雄さんを愛してやまない同志たちが集って「原田芳雄プロジェクト2014」というイベントをやります。

芳雄さんのライブ(秘蔵)もちょっとだけ公開いたします。無料コンサートですので、どうぞお近くの方はお気軽に遊びにいらしてください。

演奏は 10月25日(土)大鹿村交流センター大ホール  17:00 ~ 18:00 / 18:30 ~ 19:10

芳雄さんにまつわるお話などもさせていただきます。

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映画「クライマー~パタゴニアの彼方へ」

2014年09月01日 | 映画、本、芝居関係
美しく、鋭くそびえるCerro Torre/セロ・トーレ。クライマーが憧れるパタゴニア(アルゼンチンとチリの境)の山。



富士山頂で演奏経験はあるけれど、まったく登山に興味のない私(苦笑)。それでもこの映画、予告編観ただけで「行かなくちゃ」と思える映画だった。

ドキュメンタリー映画好きの私にとって、映画館でしか観られない壮大なパタゴニア風景。これは絶対観るべき、と神様のお告げが・・。さらに今日は映画の日だからチケットが1100円じゃん!とどしゃぶりだったけど、あわててネットで座席予約購入。最終回にも関わらず、満席でした。

予想を上回る素晴らしい映画でした。内容はあまりごちゃごちゃ書きません。カメラ隊も主人公のデビッド・ラマも本当に格好いいのです。


若き日の伊達公子さんのような爽やかなイケメンなのだw。

CGアクションばかり観ているあなた、たまにはこういう映画もお薦めですよ。本当のスリルと興奮が味わえます。

ぜひ、興味あるかたは映画館へ行ってみてください。

いや~、人間、何事もあきらめずにやり続けるって大事なんだなあ。さあ、私ももうひとふんばりしよう。といきなりやる気モードにスイッチが入ったのであります。イエ~イ!

12月にパタゴニアに行ったら、絶対この山を眺めてみたいなあ。

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映画三昧~リメイクにはご用心!

2013年04月07日 | 映画、本、芝居関係
先日、シュガーマン奇跡に愛された男を鑑賞。やはり音楽ドキュメント映画は素晴らしい!特にシンガー、音楽家は必見の映画。ドキュメントだけど、脚本もよくできていた。ロドリゲスの歌声が今も心に沁みている。ネタバレさせたくないので内容はひ・み・つ。ぜひ映画館へ足を運んでください。

家では息子が「アルゴ」を借りて来たので鑑賞。こちらも一応ドキュメント映画。ハラハラドキドキするジェットコースターのような展開はアメリカ映画だな(苦笑)。息子は面白かった、凄かった、と興奮気味。

私「アルゴはとても面白かったけど、ちょっと作り過ぎじゃないかなあ?脱出劇といえば、『ミッドナイトエクスプレス』がお薦め。きっと感動するよ。」
RIO「ふうん。」とすぐに携帯で検索すると見つからないらしい・・・そんなあ。
トシキ「俺は、映画の中では『奇人たちの晩餐会』がお薦めだな~。」
RIO「へ~?」

さっそくレンタルビデオ屋で借りて、夜中に観たらしい。

翌朝トシキが「どうだった?」と聞くと
「最悪・・・あんな映画が好きだなんて。バイトが朝からあるのに、無理矢理起きて観た2時間を返せって感じ。」

トシキは大ショック。「そんなにひどい映画だった?おかしいなあ。俺は大好きなんだけど。もう一度観たいからそのビデオ返さないで。」

てなわけで、昨夜もう一度鑑賞しよう、とDVDをセット・・・・。

あれ?しょっぱなからなんか違うぞ、しかもこれってアメリカ映画・・・?5分くらい見て全く別ものだと解った。15分くらい我慢して鑑賞していたが、やはりつまらないのでやめた。これはアメリカでリメイクされた物だった。酷い(怒)!

本物はフランス映画。ああ、大きな勘違いに気がついてよかったねw。みなさま、ご注意を!

本物はこちら。「奇人たちの晩餐会」



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「バイエルの謎」安田寛著

2012年11月11日 | 映画、本、芝居関係
昨日は高校時代の友人Sが結婚パーティをするというので丸の内へでかけた。めったに行く事のない丸の内があまりに様変わりしているのでびっくり。お上りさん状態だった(汗)。

高校時代の友人だから、私と同じ歳。20歳を過ぎた息子,娘もいる彼女は13年間つきあった相手とようやく再婚。2人あわせて106歳だ!凄い!彼女のためにTReSで演奏をしてきました!

しかし、同い年とは思えないくらい若くて美人で才女のS。天は2物も3物も与えるのだな~~~とSの美しくダイエットに成功した純白のウェディング姿にほれぼれ。おめでとう!幸せになってね。

彼女の最後に放った一言「願えば叶う!」う~~~ん、人生の勝利宣言です。


話は別になるが、面白い本を見つけた。「バイエルの謎」。

私たちが小学生の頃、ピアノを始めるときに必ずお世話になったピアノの初心者入門バイブルと言える「バイエル」。ところが息子くらいの年代から「うちではバイエルは使いません」というピアノ教室、先生が増え出し、一気に『バイエルは入門書としてはどうなの?』という風潮が・・・。

なぜバイエルが酷評されだしたのか?そもそもバイエルってどんな人物?と疑問を抱いた著者が調べて行くうちにあまりに彼についての情報がないことに驚愕し、もしや世の中にバイエルがいなかったのでは・・・・?なぜバイエルは106番という曲数なのか?指のお稽古にしては曲の作り方がランダムで・・・????

などなどと歳月をかけてバイエルの足跡をたどる旅にでかけ、丁寧に調べていく過程がちょっと推理小説のようで面白かった。

種明かししちゃうと面白く無いからここには書きませんが、興味ある方はぜひお読み下さい。





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