minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Baila TReS CD「悠久の青」発売にむけて。

2022年07月10日 | 音楽&CD
いよいよ、来月に迫ったBaila TReS(バイラトレス)のCD先行発売記念ライブ。

完成間近でワクワク。。。今までは1年に1枚のペースでCDを制作してきたNBAGI Record(ンバギレコード)ですが、コロナと予算の関係で2年ぶりの新譜発表となりました。

スタジオ録音も久しぶりだったのでかなり緊張。自分の力不足もいろいろと感じつつ、ひらきなおった(苦笑)、ライブ感溢れる演奏となった気がします。

とにかくメンバーがすごいんですから、悪い訳がありませんねw。

8曲収録全てオリジナル。今回は永田利樹bassの曲が大半ですが、その中でもみんなから最も愛される「悠久の青」がタイトル曲。

毎年夏にTReSで九州ツアーを行なっているのですが、夏休みも兼ねて大好きな長崎県の五島(上五島、小値賀島)で演奏させていただき、たくさんの仲間たちができました。
彼らとの楽しい思い出と五島の美しい深い深い海の色を思い浮かべながら、遣唐使や隠れ切支丹など太古の歴史を想像して書いた利樹の名曲です。

コロナで残念ながら今年も五島列島には立ち寄ることができませんでしたが、たくさんの感謝の気持ちを込めたアルバムになっています。

ぜひ、みんなに聴いてほしいと願っています。

ジャケットデザインは久原大河。上五島、青方のシンボルになっている鯨やCDのラストに収録した「つばめ」をイメージした怪鳥が飛んでいます。



この「ツバメ」という曲もライブにお越しの方はご存知のとおり、永田家は大のヤクルトスワローズファン。
利樹はスワローズの応援歌として書いた曲でこの曲だけ、大儀見元perちゃんがご機嫌なドラムを叩いてくれています。

そして、ヤクルトスワローズ創立者はなんと・・・上五島(青方)の出身だったそうで。。。運命的なものを感じました。

今年もヤクルトが優勝できますように。そして、球団の方々、ぜひこの曲を「東京音頭」の次に神宮球場で流してくださ〜〜〜〜〜い。と切に願っていますw。

あ、話が脱線しちゃいましたが、このCD先行発売記念ライブがあります。
ライブでぜひぜひゲットしてくださいね。
(通販も9月からは公式ページで買えるようになりますので、よろしくお願いいたします。)

8/6(土) 名古屋 Jazz inn Lovely

8/7(日) 大阪 ロイヤルホース

8/12 (金) 六本木キーストンクラブ東京

各店舗にご予約くださいませ。Baila TReS (永田利樹bass RIObsax 早坂紗知sax 伊藤志宏p 大儀見元per)メンバー一同お待ちしております!!



さらに、今週末から始まるTReSのサマーツアーでもCDを持っていっちゃいますので、いち早くゲットしたい方はライブに足をお運びください。



コロナもまだ終息しそうもありませんが、気をつけながらライブ活動をほそぼそと続けていきたいと思っています。

人の心を動かすことのできる音楽こそ、今の私たちにとって一番大切なものだと信じているから。。。







完全即興の心得

2022年06月23日 | 音楽&CD
横浜のエアジンでチャーリーヘイデンにお会いしたとき、永田利樹が彼に質問した。
「あなたは演奏するときに、何を一番大切にしていますか?」
チャーリーは優しい笑顔でこう答えた。

「私はいつも共演者の一番美しいものを見つけようとしているんだ。」


完全即興のライブを私は自発的にはやっていない。大好きだけど。
今年の1月に初めて佐藤允彦pianoさんとのDUOをやらせていただいた。
そして、昨日は2回目。今回は岡部洋一perも参加。

完全即興の演奏は自分の稚拙さに向き合うことになる。
その上で共演者がどういう音をだしてくるのか、反応は?などなどで音楽が創造されていく。。。まるで生き物のように。

佐藤允彦さんは自分の世界がしっかりあった上で私の出す音に的確に反応してくれる。
時には寄り添うように。
時には突き離すように。
岡部くんがビリンバウソロから入った2セット目は本当に自然にブラジル音楽へのオマージュとなって
さらにリズムで遊ぶ展開になっていった。
変拍子のリズムテーマのようなものを佐藤さんが持ってきてくださったのでラストはそこへ突入。

愉しい嬉しい至福の時間となりました。
頭でごちゃごちゃ考えるより、体が自然に反応して3人で音楽を創り上げた良いライブだったと思います。

お越しくださったお客様が「涙がでてきました。」
こんな嬉しい言葉も即興演奏で聞けたのが大収穫。

とくに今年はまだまだ即興中心のライブが増えそうです。
ライブの楽しいところ、美しいところを探しながら聴いてください。

今後の即興中心の演奏スケジュールはこちらです。面白いライブばかり。
おすすめですのでチェックしてみてくださいませ。


7/2(土) 合羽橋なってるハウス [井野信義、永田利樹ベースDUO ] ゲスト参加します。

7/7(金) 阿佐ヶ谷Yellow Vision [国仲勝男・3人長屋] 国仲勝男b (from 沖縄)永田利樹bass 早坂紗知sax

8/1(月) 渋谷公園通りクラシックス [藤井郷子オーケストラ] 3年ぶりの再始動!

8/19(金) 渋谷公園通りクラシックス [高瀬アキ帰国記念ライブ] 高瀬アキp 井野信義b 早坂紗知sax こちらも3年ぶり!!

9/10(土) 神保町 試聴室 [Klaus Kugel 来日記念特別企画] TReS(永田利樹b RIObs 早坂紗知sax) Frank Paul Schubert sax Klaus Kugel drums, percussions  From Germany
Klausとは沖至バンドで共演して以来。30年ぶりの再会!!!

11/29(火) 新宿Pit Inn [TReS special企画] TReS(永田利樹b RIObs 早坂紗知sax) 内橋和久g Ni Tete Boye per 外山明dr









NBAGI Radio vol.25 Kip HanrahanとAmerican Clave

2020年09月19日 | 音楽&CD
NBAGI Radio vol.25 Kip HanrahanとAmerican Clave


今回はmingaを作るきっかけになったKip Hanrahan(プロデューサー&コンガ奏者)の話です。

ブロンクスで立ち上げたAmerican Claveという彼のレーベルはジャズ、ロック、ラテンを融合した革新的なレーベル。その中でPiazzollaの[zelo hour]などもリリース。

NYから戻って試行錯誤しながらも東京でアフリカのパーカッショニストたちが溢れてきて・・・・。あの当時、NYで起っていたAmerican Claveのような音楽シーンが20年遅れて今の日本でもようやくできるようになったな。と思いmingaを結成しました。
音楽の坩堝。どうぞHipなKipの音楽世界を楽しんでください。



音源/ Quimbara2000 (Deep Rumba)
ハイラモンピエvo
アンディゴンザレスb
ミルトンカルドナper
リッチーモラレスper
オラシオエルナンデスdr
ロビーアミンdr
キップ・ハンラハン per
リチャードネヴィルts

# 17 【Baila TReS】@Jazz Summit Tokyo

2020年08月29日 | 音楽&CD
# 17 【Baila TReS】


若手のミュージシャンたちが立ち上げたJazz Summit Tokkyoをご存知でしょうか?

今、サブスクが注目を浴びてきていますが、20代の音楽に携わる若者たちがなんとかこのコロナの大変な状態を乗り越えようと、一生懸命考え出したものです。

その一貫でBaila TReS (永田利樹bass RIObsax 早坂紗知sax 伊藤志宏p 大儀見元per)の出演も決まり、先日青山ジマジンで録画撮影が行われました。









本当にRIOと同じ世代の青年たちばかりでキビキビと仕事をしている姿がとても爽やかでした。
もちろん、限られた時間内で一発撮り。緊張はしましたがとても良い演奏ができたと思います。

出来上がった映像を観ましたが、音質、カメラワークも見事ですので、ぜひ一度、サンプルの2曲をyoutubeでご覧ください。

その上で、応援しよう、という方はぜひ、Jazz Summit Tokyoに登録して、全部をご覧いただければ幸いです。

演奏曲目
羅列と衝動 by RIO
Nimba by Tohsiki
Choro pro Mei by Sachi
悠久の青 by Toshiki

演奏
Baila TReS (永田利樹bass RIObsax 早坂紗知sax 伊藤志宏p 大儀見元per)

どうぞよろしくお願いいたします。




<JAZZ SUMMIT TOKYO>
Baila TReSのライヴ動画が公開されました。JAZZ SUMMIT TOKYOによる映像をお楽しみください。
PREMIUM会員登録いただけるとご覧頂けます。月額1000円で、いつでも辞められるので安心してご利用いただけます。
https://www.jazzsummit.tokyo/premium
サンプルカタログとしてYouTubeにも動画がUPされています。
�https://www.youtube.com/watch?v=IGhuApRxsB8&feature=youtu.be

写真提供 Yoshihito Mori

226 feat.山下洋輔&森山威男 CD発売決定!

2020年06月23日 | 音楽&CD
ようやく、正式リリースが7/4に決定いたしました。

といっても、すでに私のサイトから購入いただけるようになっておりますが・・・・・。

NBAGI Record
こちらから購入されると、送料込みで3100円(消費税サービス)になります。

とにかく奇跡の復活劇のライブです。

巨匠たちのあばれっぷり、ご堪能ください。













「226 feat.山下洋輔&森山威男」 先行通販開始!

2020年05月12日 | 音楽&CD


こんにちは。

コロナのせいで、発売ライブも中止となり、店頭に並ぶはずの5/20のCDリリースも延期となりました。

とても残念ですが、その代わりこちらのサイトで通信販売を行います。ぜひそちらから御購入くださいませ。

「2019 2/26 早坂紗知バースデイライブ@江古田Buddy feat. 山下洋輔&森山威男」

今だけ、2800円+200円(送料)で3000円 消費税はサービス です。この特別料金は一般販売されるまでの値段になります。(普段は送料も300円です)

幻の名演ばかり。ぜひ、ご注文お待ちしております。

曲目

1 My Favorite Things by R.Rodgers 13:05

2 Chiasma  by Y.Yamashita 9:34

3 Moanin' by C. Mingus 18:46

4 Talk 8:49

5 Hushabye 作者不明 5:43

早坂紗知 alt sax&sop sax
山下洋輔 piano
RIO baritone sax
永田利樹bass
森山威男dr

[Free Fight] 配信!ライナーノーツはこちらで。

2020年05月08日 | 音楽&CD


Free Fight←ここをクリックするとSpotifyの音源になります。

先日の5/6、キーストンクラブ東京でのBaila TReS (永田利樹bass RIO bsax 早坂紗知sax 伊藤志宏p 大儀見元per)ライブ配信、大勢の方が観てくださり、本当にありがとうございました。

やはり、私たち音楽家は演奏して価値があるもの。私たちの音楽を世界中で聴いて、観てもらえる幸せに打ち震えた宝物のような時間となりました。

共演してくれたミュージシャンやスタッフのみなさまにも心から感謝しております。また始まる前からたくさんの寄付で応援してくださったみなさま、本当に本当にありがとうございます。 Que viva la musica!!!!

そして、ついに、レコードが廃盤となって久しい幻のファーストアルバム「Free Fight」が5/5からSpotifyやituneなど様々なところで聞くことができるようになりました。
大勢の方にダウンロードしていただけると助かります!

こちらにも白石かずこさんのライナーノーツと副島輝人さんの解説を掲載させていただきますので、読みながら聴いてくださいませ。
このFree Fight録音秘話はこちらから、NBAGI Radio vol.1もぜひお聞きください。








My Favorite Thingsの真実。

2019年12月14日 | 音楽&CD
そうだ、京都へ行こう。

このキャッチコピーでJR東海のCMで流れている音楽。そう、紛れもない「My Favorite Things」(from サウンド・オブ・ミュージック)です。

何を隠そう、ブラバン少女だった中学時代、この曲をコルトレーンが演奏している青いLPを聴いたことでジャズに憧れ・・・のめり込んでいくのですが、この話はまたいつか。

とにかく、映画サウンド・オブ・ミュージックがきっかけで、コルトレーンもこの曲をとりあげたのだ・・・・と信じて疑っていませんでした。

ところが、これが違ったのです。

フリージャズの生き字引とも言える泉秀樹氏に昨日のライブの時に伺った話ですが、

あの映画よりも4年も前にすでにジョン・コルトレーンのバンドではこの曲を演奏していたそうな。

昔、ブロードウェイミュージカルで反戦物として上演されていた「サウンドオブミュージック」。当時の街には写譜屋が活躍していた時代。

ミュージカルで流行った音楽をその場で譜面を作った写譜屋がジャズクラブの楽屋を回って売り歩いたそうな。

コルトレーンはその写譜屋から譜面を見て(原曲を知らないまま)買ったらしい。
「なんだか面白いメロディをコルトレーンたちが演奏しているぞ」とまわりで評判になったそうな。

その4年後に映画が大ヒット・・・・。

ブラバン少女の運命を変えた、大切な曲となるのです。



この曲と出会わなかったら私は今頃何していたんだろうな・・・.。

写真提供:大谷英之氏

追記/「そうだ、京都へ行こう」のフレーズは当然のことながら、関東圏でしか知られていません。昔、京都のコンサートでこの曲をやって「My Favorite Thingsを聞くと、みんな京都へ行きたくなるのです。」と話をしたら会場が「・・・・???」になってこちらが驚いたことがありました。
京都では「そうだ東京へ行こう」というコピーでこの曲が流れているようです。京都の人たちはこの曲を聞くと東京へ行きたくなるのかな?







深化が聴こえた TReSの新作!

2019年05月18日 | 音楽&CD
いよいよ、5/20から店頭で販売されるバイラトレスのCD、Jazz LifeのCD評に中川ヨウさんが書いてくださいました!

嬉しいですね。ヨウさんの美しい文章とともに、ぜひ読んで、聴いてみてほしいです。

TReSに伊藤志宏pと大儀見元perが加わると「バイラ」(踊りたくなる)という意味のバンド名、「Baila TReS」。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

CDはライブでも購入できますが、ボンバレコードでも取り扱っております。
https://bombashopjazz.cart.fc2.com/ca8/5214/p-r8-s/

そして、もうすぐトレスのHPでも販売になります。
トレスのHPもご覧ください。(動画や写真も満載です!)








宇都宮Fellowsと廃盤音源復活シリーズ第3弾!

2019年04月19日 | 音楽&CD
本日、19日の金曜日は宇都宮FellowsでTReSライブです。

新譜「Baila TReS」をひっさげて、宇都宮を皮切りに東北へ向かいますのでどうぞよろしくお願いいたします。

新しいトレスのHPもどうぞよろしくお願いします。


そして、NBAGI Recordの廃盤復活シリーズ、第3弾は「Beat Beat Jazz Beat」です。

初めてのスタンダード集。Pheeroan AkLaffとWagane Ndieye Roseの絶妙なリズムも堪能できます。

聞いたことのなかったかた、ぜひともダウンロードを!!!

こちらからどうぞ。「Beat Beat Jazz Beat」