minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

キャッチャーデビュー!

2006年04月30日 | 家族の日常
 いよいよゴールデンウィーク突入。早朝から息子の野球の試合観戦に行ってきました。朝は公式試合、昼は練習試合とダブルヘッターです。小学1年から入っている地域密着型野球チーム「イーグル」に入って7年目になりますが、幼年、少年チームを経て、今年から中学の部。私に似たのか、足が遅く、動きの緩慢な遼介はいつもライトかファーストしか守らせてもらえません。本人は古田のファンでもあり、小学1年の時からキャッチャーがやりたかったのに・・・。

 中学になって、部活は「ブラスバンド」に入ってしまったのですが、まだ「イーグル」は継続。ところが、2年生が一人もいない、でこぼこチームで3年生もたった3人。当然レギュラーも簡単に獲得し、ようやく待望のキャッチャーになれた訳です。(って、誰もキャッチャーを希望する人がいなかっただけですが。)

 まだ今日は初めてなので公式試合は他の子でしたが、昼からの練習試合で初めてキャッチャーマスクで登場。バカ親としては近くで息子のリードする姿が観れてこんな嬉しい事はありません!パスボールしようが、2塁牽制失敗しようが、つい、微笑んでしまいます。相手チームは、1年は殆どでていないのに、うちは1年がメインなので試合は2つとも当然負けましたが、なかなかの好ゲーム。遼介は2つフォアボールを選び出塁、2試合目はセンター前ヒットも飛び出し、出だしは好調。

 キャッチャーは普通、みんなに「さあ、張り切って行こうぜ~!」とか大声で怒鳴るものなんだけど、そう言えば静かだったね、と終わったあとで聞いてみると「うん、審判にも『声かけはしないの?』って聞かれたから、『あ、いいです。』って答えた。」なんじゃそれ?ま、恥ずかしいんだろうけどさあ・・・(汗)。頑張れよ~!

 利樹も眠たい目をこすりつつ、我が子のキャッチャー姿を一目見ようと頑張って起きた甲斐があった、というもんです。「高校野球、ヤクルト戦、メジャーリーグ、って立て続けに野球観戦していても、やっぱ我が子の野球の試合を観るのが一番楽しいなあ。」と親ばか丸出し。ゴールデンウィーク(3、4日)は秩父で合宿が行われますが、今回初めて私も利樹も一緒に参加する事になり、今からとても楽しみだ~!でもたった一つ不安が・・・。

 異常に暑かった3月の試合で、気がつくと上半身裸で芝生に寝っ転がって息子の試合観戦していた利樹。お母さんたちも見てみぬ振り(失笑)でしたが、「もう2度と応援に来るな!」と、もちろん息子は怒り心頭。
 「トシキ~(他のお母さんたちからも名前で呼ばれています。)合宿の練習でも、また裸になる~?」今からお母さんたちも利樹がいつ脱ぐか、いつ脱ぐかハラハラドキドキしているようです。「今度やったら、てめー、殺すかんな。」と脅かされている父親って一体・・・。

Mingaオールスターズ/楽屋こぼれ話

2006年04月29日 | ライブとミュージシャンたち
 怒濤のようなリズム。み~んなわいわいガヤガヤ。聴いてないようで、神経が研ぎすまされていて、私の息づかい一つ聞き漏らさないようにしているのがわかる。それにしても、3パーカッションってなんてスリリングなんでしょう。ちょっとでも踏み外すと地上に真っ逆さま、という状態で演奏している気分。これが快感なんだなあ。

 新澤君は「おとといのマキさんが『私の血液型はAm』って言ってたのを思い出して今更ながら深い言葉だなあ、って感動してるんですよ。」と言いながら真っ赤なキーボードをセッティング。同じA型同士でマキさんと盛上がってたね。じゃあ、私はBメジャーかしらん。コスマスはFシャープとか言ってましたけど本当はO型。

 テテは7月にガーナに1ヶ月里帰りするそうだ。「来週の水曜の『銭形金太郎』にまた出るよ。見てね。」くりいむシチューの有田哲平に可愛がられているようだ。頑張れウィンチェスター・ニー・テテ!みんなも見てあげてね。でも貧乏な人を特集する番組に3回も出ちゃっていいのかなあ?テテの車だけカーナビついてるのに・・・しかも新車!!

 金色頭だったり、坊主だったり、太ったり、痩せたり、常に会う度に驚かされる大儀見元perちゃん。今回もドリカムツアーの真っ最中、いきなり右手いっぱいにタトゥで登場。楽屋でタトゥに触らせてもらい、タトゥ専門誌を見ながら入れ墨話に花が咲く。「座長、これ見て、見て!綺麗でしょう!」って言われてもなんとも返事のしようが・・・(元ちゃんは私の事を『座長』と呼ぶ)。「座長、入れ墨を入れて行く課程が凄いんだよ。いろんなものがドロドロと・・・(これ以上は書けない)」「う~ん、それはちょっと痛々しいわね。」「痛々しい、じゃなく、痛いんです。」

 タトゥを入れたくて誰に頼もうか迷っているときに、この雑誌で見つけたカルロスという彫り師。「それが、コスマスにそっくりなんで、きっと良い奴に違いない、って頼みに行ったんだ。」写真を見せてくれる。コスマスは「なんだよ~、はげてるから俺に似てるって思ったんだろう?」一同爆笑。
 「背中に一面いれたいなあ・・・」「登り龍とか?いくら位するの?」「意外と安いんですよ。50万くらい。やっぱ、入れ墨は和柄につきるよね~。」コスマスが突然元ちゃんの腕の模様をじっと眺めて「それってニュージーランドの原住民の絵じゃない?」(和柄だってば・・・)
 テテは小さな声で私にささやく。「タトゥハケミカルネ。カラダニヨクナイ。」画伯の小畑師匠は「俺は彫り師の方をやってみたいなあ。」そんな声におかまいなしに元ちゃんは、くりからもんもん系Tシャツがお揃いだった利樹に入れ墨の良さを盛んにアピール。「う~ん、プールとかスーパー銭湯に行けなくなるな・・・」と利樹。
 次回会ったとき、元ちゃんは一体どうなっているのだろう、まさか、体中にくりからもんもんが・・・!?近所の子供に聞かれているそうだ。「おじさ~ん、その絵いつとれるの?」

 「今日の師匠(ギターの小畑さん)は意外と静かですね。」「うん、曲が難しいのでそれどころじゃないんだ。」と新澤君の軽いジャブをかわしながら居眠り。いや、瞑想中なのかも・・・師匠の行動はいつも予測不可能。
 1セットが終わって楽屋に入ると、私と師匠2人だけに。「まあ、お前のなんだね、その汚い・・・」何が始まったのかと師匠を見ると、いきなり志ん生落語の真似。「垢だらけ(?)」「替り目」「あくび指南」この日の師匠は絶好調だった。頼みもしないのに次から次へと落語が飛び出す。

 「利樹も「芝浜」ができるから、ぜひ一度2人会でもやってくださいな。もちろんベース、ギターを弾きながらね。」
 「それいいなあ。」小畑師匠もまんざらでもない様子。「お囃子も自分で演奏しながら出て行く落語家がいたら凄いよね。」どんどんと妄想が膨らんでいる。

 それにしても家で一人で相当練習しているに違いない。あんまり落語ばかり練習しすぎて、人生の落伍者にならないように・・・。おあとがよろしいようで。

 

 

 

カルメン・マキという名前・・・

2006年04月27日 | ライブとミュージシャンたち
 あ~、幸せ。今日(もう昨日だけど)の「minga meets カルメン・マキ」最高。吉祥寺ChaCha Houseが緊張と興奮の一夜だった。

 Mingaって結構好き勝手やっているようで、なかなか強力なリズムの上でソロとるのは本当に大変な事なんです。一度のリハーサルだけで難なくこなしてしまう、マキさん、やっぱただ者ではないわ。初めての競演でしたが、こんなに楽しくなるなんて!やはり素晴らしい歌い手だった、と痛感。マキさん、これからもよろしくおつきあい願いま~す。

 なんで、カルメン・マキという名前になったか、というのを質問してみました。「もともと、マキって言う名前は本名なんだけど、寺山修司さんの劇団「天井桟敷」で役者やっていたとき、寺山さんに『マキは役者より歌手がむいてるよ。』って言われたの。その時に私が芝居で歌ったりしてたんだけど、いつも私の出番には赤いバラが置いてあって・・・なんとなく、カルメンって名前が浮かんだのよね。でも、今は後悔しているの~。だって、ストリッパーみたいで下品なんだもん。」

 名前をやはり変えようと思ったとき、すでにもうカルメン・マキの名前が一人歩きしてしまったそうだ。そうだったのね~。でも名前にかかわらず、とっても魅力ある人柄で、誰も下品だなんて思う人ではありませんからご安心あれ。性格も謙虚で前向きで愛すべき人柄。おおたか静流さんやさがゆきさんの時も感じたけれど、素晴らしい歌手って本当に怖いくらい人間も素晴らしいのです。これからのMinga with カルメン・マキにご期待くださいね。

 さて、明日は久々のオールスターキャストMINGA at 新宿PIT INN 03-3354-2024で~す。ドリカムツアーで超多忙の大儀見元perちゃんも小畑和彦だじゃれの師匠も参加のめずらしい組み合わせ。こんなメンバーで見られる事は二度とないかも??
お見逃しなく!

 

ジプシー音楽がルーツ?

2006年04月26日 | 家族の日常
 当て逃げの犯人が見つかったので現場検証を行った。なんとか示談に、と相手の人が謝ってきたので一安心。犯人は障害事件で拘留されて、出所したてのフリーター&ロックミュージシャンだった。お友達にいそうな感じ(苦笑)。まあ、なんとか解決しそうなのでご心配下さった皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。

 息子もサックス初めて一週間ですが「ワシントンポスト」の練習を開始。この曲って6/8拍子の曲だったの?知らなかった~。6月の運動会で演奏するようだが、大丈夫かな?私たちはmingaツアーで東京におらず、初演奏を見られないのが残念だ。私も中学時代に「海兵隊」とか「双頭の鷲の旗の元で」「ラデッキー行進曲」・・・沢山の行進曲をこなしたのを思い出す。懐かしいなあ。

 今、mixiのコミュニティのお陰でゲットした「VENGO」のサントラ盤を聴きながらこのブログ書いている。廃盤だったのだけど、Amazonで中古がでましたよ、って教えてもらったのだ。mixi恐るべし!
 
 自分のルーツのどこかでジプシー音楽にひっかかるものが・・・。トニー・ガトリフの映画を見る度に、そしてチャノ・ドミンゲスなど、ジプシー音楽を聴く度に体が震える。なんでだろう?スペインに一度も行った事がないのに。何か大事なものを置いて来ているような感覚が・・・死ぬまでに一度は旅してみたい国、スペイン。

 ジプシーといえば、カルメン・マキさんって何でカルメンなんだろう。彼女のアンニュイなバラッド、今日、一緒に演奏しますけど「Monday Blue Song」がとっても素敵。名前はジプシーと何か関係あるのか、聴いてみようっと。ぜひぜひ吉祥寺ChaCha Houseに来てね。きっと素敵な夜になる予感。
 
 

See you next year!

2006年04月24日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日に引き続き、昼から姪のMinaに腹式呼吸の方法など伝授。一緒に寝っ転がってサックスを吹いてみたりした。野球の練習から帰ってきた遼介はMinaに教える私をじっと観察。Minaが帰ったあと、遼介が「俺にも教えろよな。何時に仕事?」「う~ん、あと30分。一人でできる練習の方法教えてあげるから言う通りにやりなさい。」「なんだよ~、Minaにはあんなに優しく教えているくせに・・・」ついつい自分の子供には厳しく教えてしまうんだよね~、許せよ息子。

 Steve Jacksonとの3連戦最終日。今回はピアニストが3回とも違ったので、それぞれの個性にあった選曲ができ大変面白かった。西新井カフェ・クレールはSteveと意気投合した記念すべきライブハウスでもあり、生音がとっても気持ちのよいカフェ。矢野沙織ちゃんが初出演したお店ですけど、カフェ・クレールの可愛いSちゃん(まだ小学6年)が沙織ちゃんの影響で5年生からサックスを吹き始めて、私たちのライブも最後まで熱心に聴いてくれていたのがとても微笑ましかったです。明日は学校なのに、大丈夫かな?などと余計な心配。そういえば、ここで初めて沙織ちゃんに会ったときも「私、明日学校なので帰りま~す。」って去って行ったのを思い出す。(彼女がちょうど高校一年だった。)
 
 切れのある新澤君のピアノにSteveは大喜び。「サチ、どこからこんないいピアニストを探してくるの?」そしてSteveがせっかく練習してきてくれたので変拍子系の私のオリジナル「カナビスの輪」の練習。でも他にやりたい曲が沢山あったので、カナビスは来年に持ち越し。それにしても夢のような3日間でした。「歳と共に無駄なものをそぎ落としていくんだよね。本当にシンプルがbestね。」私たちはそぎ落とすためにも、もう少し無駄な事もやらなくてはいけません。いくつになっても向上する姿勢を大事にするSteve。素晴らしいミュージシャンに出会えた事に心から感謝してます。See you next year!

土曜くらいゆっくり寝たいけど

2006年04月23日 | 家族の日常
 朝からブーブーって豆腐屋が来たのかと思って目覚めると遼介が隣の防音室で練習している。そんなにはりきって、3日坊主にならなきゃいいけど。使い古した私のリードを片っ端から吹いて自分用にできるのを選んでいた。「母ちゃんの口紅のついたのはぜんぶ捨てたぞ。」「あら、それって高値で売れるのよ~」「そんな変態、いね~よ。」「ふん、タブラートゥーラのオークションで本当に400円で買った人がいたんだって~。」「けっ・・・(無視)。」
 
 昼には姪っ子も家に来て、サックス一時間漬け大作戦。ブラバンでサックスを獲得する為にはドレミが吹けないとっていうので習いに来た。遼介がしぶしぶ「俺のヤマハ、貸してやるよ。でも、俺には絶対追いつけないからな。」姪っ子と遼介は結構仲良し。でも運動神経抜群で美少女のMinaを小さい頃からライバルだと思っている。
 女の子は腹式呼吸から教えなくてはいけないので結構大変だった・・・。声をお腹から出さないとだめなので歌と同じなんです。普段小さな声でおとなし~い性格の姪っ子は今日も仕事前に習いにくるそうだけど、まずは腹式呼吸を教えないといけないみたい。楽器によって性格ってあるから本当にサックスを勧めていいのか、っていうのもちょっと考えてしまう。ピアノもやっているのだからパーカッションなんて向いているかも、とおばさん、おせっかい・・・?

 昨日の野毛Dolphyは沢山のお客様、とっても嬉しかった。遠くからも来て下さってありがとう!写真家のひろすけさんも来て下さったのでこんな素敵な写真とってもらっちゃった。

 Steveと吉田桂一pは初顔合わせながら、swing感がぴったり。吉田君ったらラテンも上手、リズム感がもの凄くいいのね。しかもリハーサルから長年の友人である、今村裕司perさんが遊びに来て下さって1ステージだけお店に置いてあったコンガで飛び入り参加。今村さんは10年くらい前に今村バンドに利樹が参加、そのあと私が参加、といろいろお世話になったお父さんのような存在。年に1度、Steveと私たちに会いにドルフィーまで聴きに来て下さるのだけど、参加して下さったのは今回初めて。変拍子とかやらなかったので一緒にやる気になってくれたんでしょう。本当にコンガ好きの私にとってラッキーな一日でした。

 Steveとは今日の西新井カフェクレールで終わりですけど、来るたびにどんどん私たちの音楽を理解してくれて、一緒に演奏していてこんな気持ちのよいドラムはなかなかいません。(NYの自宅で毎日のようにライブのテープなど聴きながら練習に励んでいるようです。)私も頑張らなくっちゃ。みんな年齢とともに音楽がどんどん深く大きくなってきているんですもの。歳って捨てたもんじゃないなって、ジャズ界ではまだまだ若手(!)の私はつくづく思うのでありました。

カエルの親子

2006年04月21日 | 家族の日常
 歌舞伎町、風林会館5階はニュージャパンという元キャバレー。昨年末「ちりん房パーティ」でクラブ・ハイツという大きなキャバレーで演奏して以来2度目だわ。新宿歌舞伎町恐るべし!この写真は1つ目のバンド、凄かった~。ストリップバンド?

 さて、息子がサックス始めて3日目。「このリガチュア、使ってごらん。」「げ~、音が全然出やすい!何だこれ?」会話の少なくなってきた難しい年頃だったのに、ここにきてリードやマウスピースとかリガチャーの話で盛り上がるなんて思ってもみなかった。横で羨ましそうな父に「父ちゃん、バンドレンの3とか3半、って意味わかる?わかんないだろうなあ。じゃあ俺のサックス吹いてみたい?」「吹いてみたいよ。でも母ちゃんは吹かせてくれなかったんだよ。俺の方が上手くなっちゃうのが嫌だったんだろうなあ・・・。」学校から借りて来た遼介のヤマハ・アルトを吹いてみる父。「ぷ~。す~。」豆腐やのラッパのような音。「ふん、俺の方がうまいな。貸してみ。」偉そうにサックスを取り戻す息子。まだ3日なのにブラバンですでに特別待遇らしい。昨日初めてブラバンに行き、一時間漬けサックスで音階を披露し、吹き始めてまだ2日だと聞いた先輩が落ち込んでしまったらしい・・・。顧問の先生や先輩たちからほめそやされて「俺って天才!」と思っているところが恐ろしい。この自信満々な態度、誰に似たのかしら?

 隣の中学へ行った姪っ子もサックスを希望したら「サックスは人気なので、フルートに行ってほしい。」と言われてがっかりしているそうだ。私の時と正反対。私はフルートがやりたい、って希望したのにアルトサックス余っていたので仕方なくやらされたのに。それにしても、あの時サックスと出会ってなかったら・・・と思うと人生何がきっかけになるかわからないものだ。サックスの方が人気があるなんて、これも時代の流れなのかな?ちょっと嬉しい。

 今日はカルメン・マキさんとのリハーサルだった。久々に新澤君にも会いました。リハだけど楽しかったなあ。来週の吉祥寺ChaCha Houseでのライブがとっても楽しみ。みんな来てね~。ちなみに明日は野毛Dolphyで熱~いジャズの夕べ。吉田君とも久しぶりでSteveとは初顔合わせです。

 

 

ここはワシントン広場?

2006年04月21日 | ライブとミュージシャンたち
 夜中の土砂降りの雨で昼は中止だな、ゆっくり寝れる・・・。と思いきや、1時過ぎに晴天!ひえ~、大慌てで着替えて新宿コマ劇場前広場に向かう。一足さきに到着したコスマスから電話が入る。「場所、あってますよね?それらしきステージも人もいないんだけど...」

 ま、素人のボランティアが主催とあって、不手際はいろいろあったけど、炎天下のもと、劇場に囲まれた広いスペースでフリーのコンサート、最高でした。その昔、NYでいきなりワシントン広場で白人レゲエリーダー、ジャー・リーバイのグループに誘われて「人種差別反対コンサート」というのに出演したときを思い出しました。ああ、あの頃は若かった・・・。

 夜は風林会館5階のニュージャパンというキャバレーで4バンドが出演。一つ目はダンサー&ボーカルの女の子たち8人に侍姿のバックバンドが4人という変ったバンド。一体何者かなあ?裏で「私もう止める!」と大泣きをするダンサーがいたり・・・。次はオーケストラで私たち。トリを務めたのが素人のビッグバンド。このリーダーが演奏したい為にこの<歌舞伎町ルネッサンス>ができたんだな。きっと。

 生まれが新宿歌舞伎町大久保病院の私としては、協力しなくてはいけないな、という義務感もありつつ、このお仕事引き受けましたが、次回はもう少し改善されるのを祈るばかりです。そこんとこよろしくお願いしま~す!(写真by津田啓三郎)

おにぎり、サックス、事故その後。

2006年04月20日 | 映画、本、芝居関係
 音楽に利樹も参加したという事で、話題の「かもめ食堂」を池袋シネ・リーブルまで観に行ってきました。初回の12時55分に行ったのに、今日はレディースデイ(1000円)という事もあって超満員でチケット完売。立ち見は嫌なので、3時からのチケットを買ってメトロポリタンをぶらぶらと久々に買い物で時間つぶし。ああ、無駄なものまで買ってしまった。家に帰っておとなしくしてればよかった・・・。
 映画は女性の監督らしい、ほんのりと心温まる佳品。近藤さんのゆったりした7拍子の曲、とってもよかった。ベースの音も良い音で入っていたね。ヘルシンキに行ってみたくなる。それにしてもお腹が減る映画だわ、ああ、おにぎり食べたい~。

 買い物の途中で携帯が鳴る。「母ちゃん、いつ、サックス教えてくれんだよう。」「今日はレッスンで生徒がくるから、その前に一時間くらいならいいよ・・」夕食後、さっさと勉強を済ませ、遼介ったらやる気満々。まずはサックスの組み立て方から手ほどき開始。吹く姿がどことなく私に似ている(苦笑)。「肩はあげないでいいのよ。はい、力抜いて・・・」結構大きな音が出るのは男だからか、なかなか筋はいいぞ、とおだてながら、本人もドレミが吹けるようになって大満足の様子。「これだけ吹ければ明日からブラバンに入って、サックスになれるかなあ?」「今のうちに入部すれば好きな楽器が選べるんじゃない?母ちゃんは2年からだったから仕方なくサックスになったんだけどね。でも、サックスって意外に簡単でしょ?」「そんな事ないよ~。あ~唇がいて~。」飽きっぽい性格だし、こんなんでいつまで続くのか見物だ。しかし隣で利樹が実に羨ましそう。「なんで、ブラバンにベースはないんだ?リズム楽器は楽しいぞ。パーカッションはどうなんだ?」「父ちゃん、俺はメロディー楽器がやりたいんだよ。」とあっさり・・・。

 今日は本当にいろんな事がありました。例の当て逃げの犯人が見つかった、と警察から連絡が入ったのだ。ナンバーだけで探して20台ほどでてきたので片っ端から電話で調査していった警察が「お宅の車、多摩の○○ですか?」「はい、でもその車は盗難にあって今、ないんです・・・」という対応でピンときたらしく「とりあえず、警察まで出頭してください。」と出頭要求したそうな。話をきくと犯人はその日出所したばかりで事故を起こしてまたムショ行きになるのが怖くて逃げたらしい。やっぱり前科があったのね・・・出所当日にそんな無茶な運転をするなんてまともな奴ではないのは確かだけど。現場検証と相手側との交渉は警察署で行う事になりそうだ。示談にしてほしいので、車の修理代は半分くらいは払う、と希望しているらしい。ま、とりあえずよかったよかった。警察もよく仕事してくれました。税金払った甲斐があったな。

今日は新宿コマ劇場前広場。昼間っから誰が聴きにくるんじゃ?と思いつつ、新宿の文化の発展に貢献してきま~す。(デジカメが壊れたので、写真がなくてすみません。)

 

 かもめ食堂HP

カエルの子

2006年04月18日 | 家族の日常
 中学生になって一週間が経った遼介は「学校がめちゃめちゃ楽しい~。」と毎日ご機嫌で帰宅。サラリーマンのいない家庭で育った私は息子の凛々しいネクタイ制服姿にうっとりして、毎朝玄関まで見送っている親ばかぶりです(ちょっと変?)。

 今日は中学初めての保護者会。1年生は3クラスあるが、どのクラスの担任もみんな個性的で話が上手い。部活動の申し込みも真っ先に「野球部」に提出したのだが、ユニフォームとかを揃えなくちゃならないので、今日の保護者会で詳細を聞こうとはりきって行った。体育館で校長のご挨拶が始まったところで利樹から携帯が・・・「遼介が今帰ってきたんだけど、ブラバンに入る事になったから野球のユニフォームの事は聞かなくていいって。」「え~っ?」野球部の顧問の先生に平謝りのご挨拶になってしまった。

 まさか遼介がブラバンに入るなんて!「音楽の先生も楽しくって良い先生だよ。」根岸季衣似の明るく楽しい女性教師。昨日も音楽室でピアノを遊んで弾いていたらその先生から「ねえ、ブラバンに入らない?」「いえ、僕は野球部なんで・・・」さらに今日は3年生のお姉さんたち5、6人が遼介を勧誘に来たそうな。

 同い年の姪っ子が2日前に「さっちゃん、私ブラバンでサックスやろうと思うの。」と言ってきたので「やりな、やりな。教えてあげるからね~。」って大喜びしたのだけど・・・「母ちゃん、俺、ブラバンでサックスやろうかな。」「まじ?」息子だと複雑な気持ち・・・。嬉し半分、できればパーカッションとかにしてほしいのだけど。

 「なんでまたサックスなの?」「だって、家でもサックスだったら吹けるじゃん。」「母ちゃんの楽器は貸さないよ。」「貸せよ~。」「学校の楽器を貸してもらえるわよ。それより母ちゃんは、学校に指導しに行っちゃおうかなあ。」「おい、それだけは止めてくれよ・・・それにしても、勉強は父ちゃん、サックスを母ちゃんに習うとはなあ。」「・・・・」

 本当にこれからどうなるかはまだわかんないけど、やっぱりカエルの子はカエル。ふ・く・ざ・つ。