運動会はいつも旅

　１０日ぶりに見る息子はまたまたちょっと成長した感じ。運動会は中学生になって、まだ一度も見てない（きっと来年も見れないだろう）が小学生のときは、徒競走ではいつもビリのほうだったのに、
「ハードル走で２位だったんだぜ。Y君やD君には勝ったよ（今まで勝てなかったクラスメートたち）。クラス対抗リレーでも一番クラスで速いやつが急に具合悪くなって、俺が2回も走ったんだ。」

　どうやら永田家の血筋が濃くでてきたようだ。早坂家は代々脚が遅く、私は小学生の徒競走で練習ではいつも２、３着で本番は常にビリ。なんでかな～、と思って友人に聞いたら「練習では力抜いて走っているもん。」という答えに愕然としたものだった。私の父なんぞ、初めての徒競走でビリの癖に後ろばっかり気にして、振り返って走ったと、末代までの語りぐさとなっている。

　だから息子も脚が遅いのは仕方ないな～とあきらめていたのだが、体の成長とともに脚も早くなるんだな。ああ、運動会見たかった。

　私の父が「新しいデジカメ買ったから、これで動画も撮れるから撮っておいてやるよ。」とはりきっていたので、ちょっと不安を感じつつも「じゃあ、組体操とかハードル走もとっておいてね。」と旅の前に頼んでおいた。動画を撮る練習までさせて・・・。

　「じ～、俺たちが最初の行進の時、ブラバンの席に座ってたら『立ち入り禁止』のテープをまたいで俺たちのすぐそばまで来て、カメラでじーっと撮ってたんだ。みんな『あの人誰？』って・・・あれじゃ、まるでストーカーだよ。本当に恥ずかしかったぜ。でもって、後半の組体操とかハードルの頃にはデジカメの電池なくなっちゃって撮れてないし・・・。」

　やはりそういう事だったのか．．．。期待した私が悪いのだけど、動画を撮ると電池消費が激しいよ、と教えてあげとくんだった。それにしてもストーカーとは・・・。