minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Villa Lobosの世界へようこそ。

2014年04月28日 | ライブとミュージシャンたち
藤沢駅のすぐそばにある、カフェレストラン/パンセ。本当に美味しい手作りケーキのお店でのライブでした。

少し早く到着したので、お店でゆったりとケーキを4人で4種類食べさせてもらっちゃったw!!し・あ・わ・せ!




美しくて美味しいバラのケーキ!

ライブ会場としてはとても狭く、この日は嬉しい悲鳴、満席状態。東京からも沢山来て下さって本当にありがとうございました。




初MIO en TReS の演奏、少し緊張気味でしたが、Villa Lobosの歌も好評でまたどこかで再演をしてほしいとみんなに言われて大満足。

私たちもこんなにぎっちり書かれた(って自分で書いたんだが)譜面を見ながらの演奏は久しぶりです(苦笑)。

回を重ねて行く毎にこのユニットのサウンドが面白くなっていくに違いありません。

初めての藤沢という街でしたが、またぜひ訪れてみたいと思うのでありました。








友人まりからの差し入れのタケノコご飯。夜中にもどってからペロリ完食。御馳走さま~~~!

写真提供:山田智子 / 清水まり 








<Villa LobosとMio en TReS>

2014年04月27日 | ライブとミュージシャンたち
TReSの第2弾のレコーディングが開始されたのに、未だにまだ1曲も成功していません(涙)。バタバタと4月も終わりに近づいてきました・・・・。

226で圧倒的な歌力で観客を魅了してくれた、松田美緒ちゃんとの初コラボユニット、MIO en TReS がいよいよ、本日初演です。


「Villa LobosをTReSと一緒にやれたら面白そう!」美緒ちゃんの発した一言から始まったこのユニット。そのとき、Villa Lobosの曲は「田舎の列車」しか知らなかったのですが、あれよあれよ、とVilla Lobosの虜に・・・・(苦笑)。

エイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos 1887年3月5日 - 1959年11月17日)はブラジル出身の作曲家。独学で作曲を勉強し、クラシックの技法にブラジル独自の音楽を取り込んだ作風で知られる。ヴィラ=ロボスは、南米のみならず、20世紀を代表する作曲家の一人である。また、多作家としても知られ、その夥しい作品数は20世紀最大とも言われる。

とウィキペディアにも書いてあるが、ブラジルが誇る大作曲家であります。現代のブラジル音楽に与えた影響は計り知れないものが。

特に「Bachianas Brasieiras / ブラジル風バッハ」が有名。調べてみると、この作品、なんと9つに分かれていた。「田舎の列車」もその中の1曲。

第1番: 1930年。8本のチェロのための作品。ただし各パートを複数で演奏することも可としている。
第2番: 1933年。オーケストラのための作品。第4楽章の「カイピラの小さな汽車」という表題を持つトッカータは、単独でも演奏されるヴィラ=ロボスの管弦楽作品中最も有名な作品の一つ。
第3番: 1934年。ピアノとオーケストラのための作品。
第4番: 1930-41年。ピアノ独奏曲。1941年にはオーケストラ作品に編曲されている。
第5番: 1938年(1945年に改訂)。ソプラノ独唱と8台のチェロのための作品。のちにソプラノとギターのためにも編曲されている。第1楽章アリアの冒頭でソプラノのヴォカリーズで歌われる旋律は特に有名で様々な編曲で演奏されている。
第6番: 1938年。フルートとファゴットのための作品。
第7番: 1942年。オーケストラのための作品。
第8番: 1944年。オーケストラのための作品。
第9番: 1945年。無伴奏合唱、または弦楽合奏のための作品。

こうやって、調べてみると、15年もかけて、この作品群を書き上げたのだ。合計29曲。ひえ~。私なんて、「カナビスの輪」たった1曲に10年以上かかっているのに・・・汗。

とにかく、素晴らしい曲ばかりで、どれをアレンジしようか、といろいろと悩みながら、完成した珠玉の8曲をお届けします。

それ以外にも、南米の曲をたっぷり。なかなか関東でこのユニットを聴く事のできる機会がありません。ぜひお見逃し無く!!!!

本当は教会とか洞窟とか生音の響きの美しい場所で演奏してみたいな~~~と夢はさらに広がっているのであります。どなたか企画してくれませんか~?



2014/226 ライブ音源より「田舎の列車/Trenzinho do Caipira」

怒濤のリズム@新宿ピットイン

2014年04月20日 | ライブとミュージシャンたち
またまた寒さが逆戻りしたような陽気でしたが、新宿ピットインにお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

やはり私はパーカッションが大好きw。今日のような素晴らしいグルーブの海の中を自由に泳ぎ回れる幸せ。最高でした~!

コロンビアからやってきたドラマーのダビ・フェルナンドも参加してのQuimbara。久しぶりに燃え上がりました~~~。わ~い!

2ndセットでは、急遽、結婚したばかりの友人が来てくれたので、「Harvest song」をお祝いに演奏。
彼らのおかげで尾瀬の仲間たちとの交流が始まったのですから。ああ、また尾瀬にも行きたい~~~。

最後に・・・・心配していたPit Innの音。PAの藤村さん亡きあと、若者たちがとてもよく頑張ってくれて・・・あの一所懸命さにちょっと感動。
素晴らしいPit Innのスタッフたちにも心から感謝いたします。


コスマス・カピッツァ&David Fernando(from コロンビア)


ウィンチェスター・ニー・テテper(from ガーナ)


永田利樹b(from池袋)


新曲を披露したRIO bs(from池袋)



来週の25(金)は三軒茶屋WhisperでTReSのみの演奏です。ピアソラの名曲をお届けします。そちらもぜひどうぞ!!




満月の夜・・・・そして土曜日はPit inn!

2014年04月16日 | ライブとミュージシャンたち
今日は満月。空をみあげると少しぼんやりだけれど、赤っぽく光輝くお月様が見られる。

昨日からTReSの第2弾となる新譜の録音が開始された。
そんな中、Face Bookでアルゼンチンの友人たちが「La Luna Roja!/赤い月」と騒いでいたので、よくよく見れば「皆既月食」だった。



録音開始の日に地球(日本)の裏側で皆既月食・・・あ、そういえば・・・

2年前に私たちがアルゼンチンに出発した日はなんと「金環日食」で日本中が大騒ぎだった事を思い出した!

太陽を見る眼鏡を用意したり、わざわざ沖縄まで観測ツアーに行く人達まで・・・。
しかし、アルゼンチン出発が微妙な時間だった私たちは見る事もなく眠りこけ、何事もなかったかの如くニュースも見ずに飛行機に乗り込んだのだった。

ブエノスアイレスの友人は空港まで迎えに来てくれて、開口一番「金環日食は見れたの~?」ううう、それどころじゃなかったの・・・本当は観たかったけど、起きれなかったのよ~~・・・・ああ、悔しい。

それにしても、なぜこんなにまで月や太陽に魅せられるのだろう。最近、新しい星が生まれたらしいけど、それだって本当は何万光年も昔の事・・・だからこそロマンティックなのかな。

そんな事に想いを馳せていると、本当に人間なんてちっぽけな存在。今ある命を一日一日、精一杯生きるしかないんだな、と改めて感じる今日この頃。

たまたま、芳雄さんの最後の作品「大鹿村騒動記」をU-Nextで無料配信していたものをもう一度家族で観たせいもあるかもしれないけれど。
芳雄さんも最後の最後までやりたい事をやり、力を出し切ってあの素晴らしい作品を残してこの世を去っていったのだなあ。

ピットインの素晴らしい音響担当の藤村さんも先日、癌で私たちの前から突然姿を消しました。

姿はなくてもみんなの心の中で、映画の中で、生き続けているのだと思えば、寂しい事はありません。いずれまた会えるでしょう。

ということで、今やるべきことは「音楽」しかありません。

ぜひ、土曜日はPit Innへお越し下さい。ウィンチェスター・ニー・テテperとコスマス・カピッツァperのご機嫌なグルーブに乗って楽しいライブになること、間違いなし!です。La Maravilla!!! 開演は8時です。




陽はまた昇る・・・2人の素晴らしい音楽家にエールを。

2014年04月11日 | ライブとミュージシャンたち
昨日の夜、衝撃的なニュースが飛び込んで来た。
我らが敬愛する大儀見元perの車が反対車線の車をよけようとしたところ、左に歩いていた高齢の女性とミラーが接触し、転倒した女性が亡くなってしまうという悲劇・・・。

もちろん普段から安全運転、運転があるときはもちろん飲酒もしないし、正義感の人一倍強い元ちゃん。あまりに悲しすぎる不慮の事故としかいいようがありませんが、彼の心中を察すると・・・・。

他人の私がとやかく言える問題ではありませんが、一日も早く立ち直って音楽家としてこれまで以上の活躍を希望するばかりです。

まだまだ相手の方もいらっしゃることなので、どうなっていくのか・・・心配ですが、静かに見守ることしかできないのがはがゆいです。

多くのファン、ミュージシャンたちから愛されている大儀見元ちゃんとご家族の方が心配ですが、どうか強く・・・。



名古屋Lovelyでも7月末に共演できることを祈っております。また、何か進展がありましたらこちらでも書かせていただきます。





そして、先日も書かせていただきましたが、癌で闘病中の津村和彦gさんについて。

「サムタイムに行く事ができないけれど、寄付する方法はあるのかな?」というお問い合わせなどを沢山いただきました。

本当にありがとうございました。そこで、サムタイムに伺ったところ

三菱東京UFJ銀行 練馬光が丘支店 (普通)3557814 津村和彦

の口座でいつでも寄付を受け付けている、との事でした。

遠方の方、ぜひともご協力くださいますよう、お願いいたします。


こういう事が重なると、音楽家という職業は本当に何にも保証がない不安定なものだということを痛感いたします。

でも、一番強い味方は仲間、家族、友人たち。こういう時こそ、助け合って支えあうことが大切なのでは、と思います。

明けない夜はない・・・希望を捨てずにお互い、精一杯生き抜くしかありません。素晴らしい音楽家たちにエールを。


Steveありがとう!そして津村さんへのエールを!

2014年04月06日 | ライブとミュージシャンたち
昨日はお花見日和の吉祥寺。サムタイムへお越し下さった皆様、ありがとうございました。

Steveさんとの共演は今年はこれが最後ということで、盛りだくさんの内容でしたがお楽しみいただけたと思います。まだ今月いっぱいは日本にいらっしゃって、他の素晴らしいミュージシャンたちともライブがあるそうなのでまだ聴いたことない方はぜひ見つけたら行ってみてくださいね。

Steveさんが昔からの友人という、TOKOさんのイタリアンレストラン(西荻)に招待してくれ、美味しいパスタやピザを堪能。ここの店主は昔、渡辺貞夫さんのマネジャーだったそうで、Steveさんは貞夫さんのバンドをやっていた頃に知り合ったそうです。彼はその後、マネジャーを辞めて、イタリアに修行にでて、日本にもどってイタリア料理店を20年もやっていらしたのですが、なんと、今月の27日をもって閉店・・・・。

「いや、もう年なので、ゆっくり旅にでも行きたいな、と。」と店主。美しい奥様と2人で老後をゆっくりと楽しもうという事です。なんて素敵なご夫婦。

初めて行って感動したお店がもうすぐ閉店しちゃうなんて(涙)。手作りのパンからめちゃめちゃ美味しくて・・・もう一度閉まる前に行きたいなあ。





Steveの来日当時の話ももの凄く面白かった~~。

私が初めてジャズのライブに顔を出した、30年前の新宿タロー。後の師匠となる、土岐英史カルテットを聞きに。そのときのドラマーがSteveさん。
NYに来ていた日野さん兄弟と知り合い、そのうちどんどん輪が広がって、日本に来たら?などとNYで言われて、初めてのギグはピットインで日野さんのセッション。あの頃のSteveさんはいろいろなミュージシャンたちにひっぱりだこだった・・・。

「そのうちにFUSIONが流行ってきて、僕はそういうドラムが叩けなかったからだんだん仕事減っちゃったんだよね~。だからNYにもどってサラリーマンになったの。」などなど・・・人に歴史あり。

美味しいイタリア料理とSteveさんの話をたっぷり堪能できました。
私たちより、遥かに日本人らしい心を持つ、謙虚なSteveさん、いつも素晴らしいドラムで共演してくださってありがとうございます。
可愛い奥様と一緒にまた来年も来てくださいね!



そして、サムタイムから一つお願いがありました。

ギターの津村和彦さんが癌で現在は開腹手術後、自宅で療養されているとのこと。
私たちも昔は一緒に演奏させていただいた、素晴らしいギターリストです。
小さなお子さん2人を抱えながら、奥様が介護されているそうですが、なかなか音楽家の生活は大変です。
サムタイムの入り口で、募金を行っておりますので、お立ち寄り下さった皆様、応援のほどよろしくお願いいたします。
がんばって、また素晴らしいギターを弾いてもらいたいと心から願っております。津村さん、がんばってくださいね!


TReS+ Live@Barrel House

2014年04月03日 | ライブとミュージシャンたち
本日は<TReS+/トレスプラス>の第2弾、コスマス・カピッツァper入りで池袋Barrel House。

心配した雨も降らず(途中で少し降ったようですが)よかった~。
フランスから、広島から、もちろんご近所からもお越し下さった皆様、ありがとうございました。

この4人で7月は関西方面にツアーで行きます。
新曲のピアソラ曲もようやくスタートラインに・・・。
コスマス・カピッツァperもほとんど「皮もの」中心というシンプルで基本に戻ったパーカッションに変身。
彼のコンガやジェンベのグルーブ感は本当にすさまじいものがあります。

いや~、ツアーが今から楽しみですね~。

今年の1月はほとんどインフルエンザのせいで寝込む日々。
少しだけ元気になってきたときに、ピアソラの[Adios Noninho]を聴いて・・・感動の涙,涙。
ピアソラが愛した父親が亡くなった時に書いた曲。
その美しく激しいメロディが心を揺さぶる・・・ああ、この曲、TReSでも演奏してみたい。でも無理かな~、やっぱり。
と気持ちも体力も落ちている時にはまず、無理だとあきらめていたのですが・・・。

熱が下がって少し元気になった頃に「よっしゃ、やってみよう!」とアレンジを決意。
2月いっぱいかけて頑張ってようやく練習できる形に。

なによりも幸せな事は、家で真夜中に3人揃ってリハーサルができるという事。
細かいリズムの変化など、普通のバンドのリハーサルでは容易にできるものではないものばかり。
毎晩毎晩、喧嘩もしつつ(苦笑)あーでもない、こーでもない、と侃々諤々でなんとか形に。
コスマスにも一日だけリハーサルをつきあってもらって・・・みごとなまでに3人のサウンドに寄り添ってくれたのでした(うれし~)。

自分のオリジナルも新しい形で作り直したり、TReSの新譜を作成するための準備も着々。
ライブで感触を確かめつつ・・・もっともっと面白くなるようにがんばりま~す。

これだから音楽はやめられまへん。