minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ほめ殺しも嫌だけど・・・

2007年11月30日 | 家族の日常
 母が二週間前から糖尿で入院していたのだが、ようやくインシュリンの効果もあって退院する事になった。

 母の入院した病院は板橋にある、老人医療センターという大きな病院。ここは私が入院したK病院とは違い、大きくて綺麗な建物。9階から眺める部屋の景色は絶景で天気が良いと富士山も見える。広い大部屋(6人)で、みんな2週間くらいで退院する患者達ばかりなのでいたって元気。「あの部屋は動物園のようだ」と他の患者達から言われているらしい賑やかな病室だった。

 入院のとき、病院の入り口まで車で送迎はしたのだが、初めて病室にお見舞いに行ったときは
「あら、お嬢さん?お綺麗ね~~。」などと部屋中のおばさまがたに言われ、まあ、お世辞とはわかっちゃいるが悪い気もしないのでニコニコしていた。

 2回目に息子を連れて行ったときは
「まああああ、ハンサムね~。お母様にそっくり。」
息子は恥ずかしそうにニタニタしていた。

 そして、今日は朝から父と退院のご挨拶に行くと、すっかり我が家の状況を把握したおばさまたちが
「サックスやっていらっしゃるのね?道理で素敵だと思ったわ~。」
「もうすぐ50になるんですよ。」と母。おいおい、娘の歳を多くサバ読むなよ!と思ったが
「え~?50には見えないわね~。」ってあたりまえだろうが、50じゃないんだからさ。
「ほほほ、来年で48ですけどね。」と慌てて母が訂正したがもう遅いよ(怒)。
「まあ、それにしても、30だって言われてもわかりませんね~。」
おいおい、いくらなんでもそりゃ言い過ぎですw。とにかくなんだかんだと褒め殺されそう・・・あ~あ、すっぴんで来ちゃったよ~と居たたまれなくなっていると、
「こんなこと、ご本人の前で言うのも変だけど、おたくのご主人(つまり私の父)いい男ね~~~。」
お~~、そう来たか!
母は「いえいえ、後ろからみたらおわかりの通りですよ。」と父の薄くなった頭の話題に・・・。
しかし、母ってどうしてこんなにおしゃべりなんだ???!!私も父もこの間、殆ど無言。

「お母様から聞いたけど、CDも出しているんですって?私、音楽が大好きなのでぜひお持ちなら売って下さらない?」

やはり母は全て喋っていた。恐ろしい。それでも『あ、ありがとうございま~~~す。』と喜んでCDを車に取りに行く私。流石、転んでもただでは起きない母子ですw。

そういえば、先日も母が行くはずだった山下洋輔氏のライブに私が代わりに行ったとき、洋輔さんのマネージャのGが
「え?紗知さん??御母さんと見分けがつきませんでした。そっくりですね~。」といきなり言うので、めちゃくちゃショックだった・・・(涙)。そんなに似ているのか。とほほ。

「絶対退院したら、ライブに行くわね。孫も連れて!」

元気な病人たちに囲まれて楽しい入院生活を送っていた母は、名残惜しそうに病室を後にしたのであります。もう、お菓子食べ過ぎるなよ、子供じゃないんだからさ(苦笑)。

お世話になってま~~す。

2007年11月29日 | 家族の日常
 もう長い事サックスを吹いているが、この方がいなくては私はやっていけません。特に乱暴な私にとって、超デリケートなソプラノサックスはコツンと机の角にぶつけただけですぐに狂ってしまう困りもの。

 どこもぶつけたはずがないのに、演奏で振り回すからか?すぐに調子悪くなるソプラノ。月に1度は必ず診てもらっている、石森管楽器の戸井田さん。ありがた~~~い、私の大切な大切なリペアマンだ。

 今日もMINGAのレコーディング間近という事で、一応点検に行ったのだが「Cのキーがずれてましたよ」と言われ・・・(汗)。左手の人差し指がどんどん痛くなり、テーピングしても押さえるのがいててて、となってしまうので、少しきつめにキーを調整してもらう。

「紗知さん、ひとつ写真を撮らせてください。」
調整を終えた戸井田さんが自分のデジカメを取り出した。一緒にチーズ!

「戸井田さんの老後の楽しみなんですよ。」と撮影してくれた他のスタッフ。
「えへへへ、これがサンボーン。これが貞夫さんでしょ。ロリンズもモヒカンだった頃から調整させてもらってるので、家に帰れば写真があるんです。いつかアルバムにしたいと思ってね。」
わ~~、蒼々たるメンバーがデジカメに入ってた。早くみたいな、そのアルバム。
「私にもその写真、あとで送ってもらえますか?」
「はい、じゃあ焼き増ししますよ。」
いやあ、焼き増しじゃなくって・・・w。周りの人たちも「戸井田さん、今時デジカメで焼き増しなんか・・・」と苦笑い。

 ブログ用に自分の持っているデジカメで撮影したほうが早いので、撮らせていただきました。パチリ。さあ、レコーディングに向けてもうひと頑張りだ!!

匂いの正体

2007年11月27日 | 家族の日常
 外猫メイリンは大人の風格(というか、おっさん猫)でどっしり構えた猫のあにきぶん。小さなメス猫くうちゃんの事をちゃんと大切に扱い、どんなにお腹がすいていてもくうちゃんがごはんを食べるまでじっと待っていてくうちゃんが残したものをきれいに食べてくれる。それでもくうちゃんはメイリンになつきません。時々寝ながら臭いおならをするから?おやじ猫はオヤジ臭がするのかな?

 小さいときによくお散歩に連れ出したのがあだとなり、ごはんを食べたら「外に出して~」と訴える。ドアを開けてやると隙間からびゅっと勢いよく飛び出していきます。それと反対にくうちゃんは絶対に外にでられない箱入り猫。玄関にだっこして連れて行くと、爪をたてて逃げようとします。

 そんなメイリンに何度も首輪をとりつけてみたものの、3日くらいでどこかに無くして帰ってくる。100円ショップの首輪はちゃっちいのか、すぐに取り外してしまうようなので、3度目にはあきらめたのです。

 先日、ベッドで本を読んでいると、小さな黒い物体がピョ~~~ンとはねた。むむむ?指でつまもうとしたら・・またぴょん。あ、ノミじゃん。メイリンが連れて来たお友達。冬でもノミって元気なのね。なんて言ってられん。さっそくドンキホーテでノミとり首輪とお薬を購入。オス猫なのに、ピンクの首輪って・・・。

 嫌がるメイリンに無理矢理首輪をつけたら・・・・翌日から家中がハーブの匂い。「くさ~~い!」と息子と旦那からは不評です。ハーブと言っても独特な匂いなのでなんだろう?と思っていたらレッスンにきた生徒が「紗知さん、今日お料理に八角を使いましたか?」「使わないけど・・・あ、はっかく!」

 匂いの正体は「八角」だった。首輪の箱をみたら「スターアニス」の香りと書いてあった。スターアニスって八角の事なのね...。我が家は中華料理屋の匂いで満ち満ちているのであります。本当にノミに効くのか?おやじ猫メイリンもいい迷惑なんだろうなあ。今じゃ「はっかく猫」と呼ばれてますますクウちゃんが寄り付かなくなっちゃった・・・ごめんね~(汗)。

キューバへの妄想

2007年11月25日 | 家族の日常
 今、キューバがお薦めらしい。昨日、我が家にパワーシャベルのニックが遊びにきた。彼はMAUの新譜のプロデュースを手がけ、イギリスからデニス・ボーベルを連れて来た人。スペインとイギリスのハーフのナイスガイ。ニックのフルネームを初めて知ってびっくり。「Dangerfirld」だって!!!!冗談かと何度も聞返してしまったw。

 ニックの在籍するパワーシャベルという会社はもともとトイ・カメラの会社で、そこからCD部門もたちあがっているところ。なので、CDのジャケットも中身もすべてこのトイ・カメラを使ってミュージシャン達が撮影した写真でデザインされている。時代に逆行したアナログなカメラなので、コダックの細長いフィルムを装着(懐かしい)し、ジーコジーコと巻きながらガシャンとレバーを押して撮影する。誰が今更こんなものを買うんだ????と疑問に思いつつ、もらったカメラで猫とか屋上のみかんとかをバシャバシャ撮っていたら、フィルムを巻くのをすっかり忘れてシャッターを切っていた(汗)。どんな写真ができるのか、フィルムのまま彼らに渡すのでさっぱり想像つかない。しかも、このカメラ8000円くらいするらしい。世の中、不思議な事だらけだな~。若い女の子たちの間で人気のカメラだそうだ。わからん。

 ニックは日本に住みながらレコーディングの為にイギリス、スペイン、イタリア、キューバとあちこち旅している。
「キューバのスタジオ代は1日100ドル(エンジニア付き)なんだよ!」物価がめちゃめちゃ安く、スタジオも立派、エンジニアの腕も最高。素晴らしいミュージシャン達がゴロゴロいる。天国のようなお話。滞在する家は海に面した庭付き一戸建ての家。これが一日25ドル。しかも飛行機代も10万くらいだそうな。いいなあ。カストロの容態が危ないのでいつまでこの状態が続くか微妙だが、政権交代したらこんなに安くはならないだろう、との事。なんとかしてキューバに行きたくなった。音楽と海に囲まれて・・・夢はどこまでも広がる。とりあえず、ニックが1月にまた行くらしいのでそれに便乗しようかしらん。

 おいしいスペインワインを飲みながら楽しく妄想中、息子が部屋に入って来た。試験が終わって友達を呼んで家で夜中まで麻雀教室をやっていたのだw。ニックと英会話でご挨拶。おお、やるじゃん。最近英語が得意になってきた息子は「母ちゃんの英語力をもう少しで追い越すよ。」と宣言された。でもニックに「麻雀ってどんなゲームですか?」と質問されてたじたじ。難しいよね、説明するのは。「7ブリッジのカードゲームみたいなものよ。」と横から助け舟(になってない?)。

 キューバに行くならスペイン語もやっておかなければいけないな(麻雀ゲームの時間を削って)・・・って私の頭脳ではもはや限界か。
 

親ばかは世界共通

2007年11月24日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日は「勤労感謝の日/Thanks giving day」というより、「酉の市」でどこも縁日がずらーっと並んで楽しそうだった。あ~覗きたい。いつになっても縁日はワクワクする。でも心を鬼にして吉祥寺に向かうと、酉の市とクリスマスがごっちゃまぜのサンロードだった。

 レコーディングの為に新曲中心でしたが、演奏は熱くラストアンコールでは意外な「枯葉」で締めくくった。今、我が家では枯葉が流行っているのよね~。と言ったら新澤君が「あ、僕も枯葉は大好きです。やりましょうよ。」てことになったのだ。やはりスタンダードは侮れません。

 さて、家に戻って風呂に入ってくつろいでいたら電話が鳴った。先日会ったばかりのYちゃんが「フェローンの買い物につきあってるんだけど、これから会えない?」山下さんのツアー&レコーディングを終えたフェローンはセシル・マクビーより一日延長してお土産と沢山の友人たちと別れを告げるために帰りを遅らせていたのだ。

 池袋に来てもらい、私と利樹は風呂上がりからまたお出かけスタイルに着替え西口「バレルハウス」へ向かった。

 私は20日にコンサートで会ったばかりだけど、利樹は2年振り。なんだか男同士のカップルのような目つきでハグしあって、ちょっと気持ち悪いくらいw。それにしても、フェローンって本当に素晴らしい人間。日本全国にフェローンの虜になってしまった人たちが沢山いると思う。いや、世界中かな。会う人、会う人とすぐに友達になりみんなに愛される性格なのだ。

 誰よりも娘カミラの事を愛し、そのカミラは現在歌手&オルガン(なんと先生はアミ-ナ・マイヤーズだ)を勉強中だが、「そのうち日本で親子ツアーをしようね、そのときは遼介はバリトンで私と2管でディキシースタイルでやろうね!!」などと話は盛上がる。可愛いカミラの写真も私の為に焼き増しまでしてくれた。親ばかは世界共通ですねw。

 フェローンの一番の親友トム・ピアソン(p)が昨年映画を撮っていたが、その話題ものぼった。
「素晴らしい映画だったよ。そうだな、『バグダットカフェ』みたいな。」
「えええ、『バグダットカフェ』?私の大好きな映画。どこで観られるのかしら?」
「あはは、トムの家さ。」

 配給会社はまだ決まっていないので映画館で上映されるのがいつなのかわかりませんが、早く観てみたいもんです。しこたま焼酎を呑んで帰宅。忙しい一日だったナ...英会話って疲れる。酔っぱらった勢いでめちゃくちゃな英語をしゃべっていたが。今日も我が家にスペイン人が来る・・・(汗)。

山下洋輔NYトリオ@草月ホール

2007年11月21日 | ライブとミュージシャンたち
 山下洋輔NYトリオも来年で20周年を迎えるそうだ。昨日はそのトリオツアー最終日。フェローンにも久々に会えるのでてくてくと青山一丁目から草月ホールに向かって歩いると・・・「あ、紗知さん」声をかけられ、見るとピアノの神村君が。なんという偶然!彼は草月ホール横のスタジオでリハーサルを終えて帰るところだった。「これからコンサートに行くんだけど、山下さん聴きたい?」「ええ、ぜひ!」という事で一緒にコンサート会場へ向かった。

 ホールの入り口でスポーツ評論家の玉木氏とばったり。そのあともNYの友人柳ご夫妻、DUGの中平氏、悠さん、ドラムの海老沢さん、村松姫、鍼の竹村先生、女優の高岡早紀さん、吉行和子さん、森山未来君・・・・etc.あまりに沢山いらっしゃるので全員とご挨拶できませんでしたが、いやあ、山下さんの交際範囲の広さというか人気度がよくわかりますね。

 と、ロビーも賑やかな顔ぶれでしたが、ひとつ気になったのはゲストで出演するはずだったテナーの川嶋哲郎君が交通事故の為、急遽出演とりやめになった、という張り紙。彼は車を運転しないので、歩いていて事故に巻き込まれ足を怪我した、という事らしいけど・・・心配です、どうぞお大事に。
 
 それにしてもフェローンのドラムは相変わらずしなやかで迫力あって、シンバルさばきにもうっとり。大好きな「Groovin'Prade」では会場もノリノリでした。流石です。20年も同じメンバーで続けるというのは並大抵の事ではありません。特別なあうんの呼吸すら感じさせる大人のトリオという感じでありました。会場も草月ホールだと言う事も忘れるほど、ライブハウスのようなノリで観客も声をあげたりしてとても良い雰囲気、心地よい満足感で帰宅。

 

マウマウ団ばんざ~い。

2007年11月20日 | 家族の日常
 今年最後のMAU@オープン、大成功でした!高木君のジュンジュンが加わってよりポップにビート中心のご機嫌なサウンドになった。

 今日のコスマス・カピッツァはすっかりドラマーデビュー。昨日仕入れたばかりのドラムセットを嬉しそうに、まるで新しいプレステを手に入れた子供のようににこにこしながらドラムを叩きまくってました。森俊也のダブ(デブじゃない)も冴え渡り、今までで一番成功した形になったかも。これぞマウマウ団だ、楽し~~~~~い。

 ステージの真ん前に作られたスペシャルシートもご機嫌ですから、今度から立ち見はやだな、という方もぜひいらして下さいね。予約席にします!!あ~~~まだまだ演奏したかったな。来て下さった友人達に心から感謝。

黄色い落ち葉

2007年11月18日 | 家族の日常
 紅く色ずくのを[紅葉]、黄色くなるのを[黄葉/おうよう]、茶色くなるのを[渇葉/かつよう]と言うそうだ。そんなに種類が分かれていたなんて知らなかった。芸術劇場のまわりの落ち葉がとても綺麗だったので写真をぱちり。黄色のまわりがまだ緑色に残っているのが可愛いらしい黄葉たち。

 今日はレコーディングの為、セネガルチームだけでリハーサルを行った。アブドゥに赤ちゃんが産まれたそうだ。可愛い女の子の写真を見せてもらう。そしてmingaの中で一曲歌ってもらうのだが「Oh,Baby」という子供に捧げるセネガルの歌に決定。格好良いサバールのリズムをまた一つ教わってレコーディングが楽しみだなあ。

 高田馬場から私だけ徒歩で帰ったので、懐かしいIntro(昔よく遊んだジャズ喫茶)に顔出したところ、やけにおじさん、おばさんが集まっている。なんだ、なんだ???ドアを開けて顔だけ出して「マスターいますか?」「あ、早坂さんですね。マスターはまだ家にいるんですが電話を教えましょうか。」普段はこの時間は店は閉まっているそうだ。今日は特別に早くからお店をあけて、フランクシナトラ特集をやっていたらしい。マスターに電話でご挨拶だけして帰宅することに。泉谷しげる似のマスターに会いたかったナ。

 家にもどると試験勉強をしているはずの息子が私のPCで麻雀ゲームをしていた。大音量でDef Teckとか福山雅治を聴きながら勉強したり、麻雀ゲームの合間に単語を覚えたり・・・こんなんで大丈夫なの???

「じゃあ理科の問題、これから出してよ。」と言われて参考書をぽんと渡された。
「AぶんのV?・・・え、これ何てよむの?」読もうとしたら記号がさっぱりわからん。
「オームだよ・・・・やっぱいいや、自分でやったほうが早いわ。」

即却下。とほほ。もう全く勉強についていけなくなってしまったのか。「オームはサリンの研究に・・・」ってすぐにふざけてしまうダメ母でありました。

mingaの意味

2007年11月16日 | 家族の日常
 来年リリースする「MAU meets Dennis Bobel(仮題)」の打ち合わせで代官山に行った。お洒落な街だなあ。池袋とは雲泥の差。ゆっくりオープンカフェでお茶でも飲みたい気分だがそうもいかず・・・。

 弟子のYちゃんのお姉さまは有名俳優の奥様で白金に住んでいらっしゃるそうだが
「紗知さん、知ってますか?池袋とか渋谷って下水臭かったりするでしょう?白金は一切そんな臭いがしないんです。逆に良い匂いがするんですよ。だから姉に「よくこんなに臭い街に住んでるわね」って言われちゃったんですぅ。」

 そうか。お洒落な街は下水の臭いもなく、良い匂いなのね。とそのとき改めて教えられたのですがここ代官山もそんな場所だな。臭いって慣れてしまうと気がつかなくなるから怖いなあ。ま、一生しろがね~ぜには無縁だろうけど、100円ショップと99ショップが値段の価値基準となっている私の生活って一体・・・・(汗)。

 話がそれてしまったが、今回の「MAU」はPower Shovel というインスタント・トイカメラの会社が持っているCD部門から発売される。CD部門担当のNickは可愛い白人でスペイン人。スペイン語、英語、イタリア語を操るご機嫌な若者だ。そして今は日本語を猛特訓しているらしい。「MAU」のレコーディングは日本では2日だけだったが、そのあとDennisがイギリスに持って帰って制作しているのでかなりワールドワイドに作られたようだ。でも音は殆どMAUが前面に出されているけどね。

Toshiki「Dennis がminga、mingaってMAUの事を間違えて言うんだけど・・・」
Nick「Dennisがmingaって間違えて覚えちゃったんだよ、何故かわかる?(これは全部英会話ですが・・)」
toshiki「何故?」
Nick「(クククッと笑いながら)mingaってスペイン語でオ●ン●ンっていう意味なんだよw。決して悪い意味ではなく、愛嬌のある可愛い意味でね。だから、最初に紗知のバンド名を聞いたDennisが「Oh!Minga!!!!」と大受けして、そのイメージが強かったから「minga、minga」って言うようになったのさ。」
Sachi「ええええ!!!?本当?スペインのスラングで「共同作業」だとばっかり思っていたのにぃ。スペイン語で「加賀まりこ」って言うと最低な意味になるらしいけど、そんな感じ??」
Nick「KAGA MARIKO? オ~~、それは最悪です。そんな悪い意味ではありませんよ、mingaは。みんな笑うけどw。間違いなくヨーロッパでツアーやったらインパクトあってみんなが覚えてくれる良い名前だよ。」

 ちょっと安心。それにしてもスペイン人にmingaって言ったらそんな意味になるなんて、ちょっとショック。セネガル語で「さち」は「泥棒なんだよw」ってアブドゥに言われた時もショックだったけど。そう言えばYou tubeでmingaって検索したら変な映像がでてきた事があったっけ(それからは怖くて一度も検索してないけどw)。そういう事だったのか・・・。いいのかな、この名前で世界に打って出ても?ちなみに「MAU」は何にも問題ないらしい。来年のリリースがとにかく楽しみです。今度の月曜のオープンにもぜひ遊びに来て下さいね~~。


 

世の中には

2007年11月15日 | 家族の日常
 「いのちの食べ方」行ってきました。予想していた以上に凄いインパクト。一緒に行った友人のYちゃんは要所要所で「ひっ」と悲鳴をあげていましたw。私もドキドキして、目を覆いそうになるのをぐっと我慢して「これが現実。目を背けないでじっと観よう」と強く自分に言い聞かせて・・・。オカルト映画でも恐怖映画でもないし、ストーリーも台詞も全くなく音も機械の音や自然の音だけ。映像はめちゃくちゃ美しいので、それが返って怖さを増す。でも、こういう作業が行われて、私達は日々食べ物にありついている訳で、これがドイツだから関係ないという事ではないのだ。

 ありがとう、ひよこちゃん、豚さん、牛さん・・・そしてこういう辛い行程をたんたんと作業している職業の人たち。これからは彼らに感謝の気持ちを持ちながら食事します。友人のSちゃん、お肉大好きだし、こんな映画に誘ってしまって申し訳なかったな~と横を観るとグースカ眠っておりました。自己防衛ってやつか。とにかくいろんな事を考えさせられた映画だった。

 その足で今度はクラブ・クアトロへ。大儀見元perちゃん率いる「Salsa Swingoza」CD発売記念で大盛況。徹ちゃん(p)も元気でした。CDの冒頭でやられた、と前に書いたようにTbとパーカッションのバッハのコラールからスタート。そのあとはもうノリノリサルサ。クアトロにミラーボールが3つもあったなんて知らなかった。あれが回りだすと会場がムード歌謡ショーになるのが面白い。アンコールでは元ちゃんがギターを抱えて歌う場面まで堪能させて頂きました。

 やはりいろんな職業があるけれど、自分は音楽家で良かったな、と深く深く想う一夜でありました。