minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

NYからハリケーン男あらわる。

2011年08月31日 | ライブとミュージシャンたち
明日から永田利樹bはフェローンと旅に出る。「フェローンはNYがハリケーンで飛行機が遅れているそうですが、宿泊は永田さんちでしたよね?」とサックスの三宅氏から電話。

は~???全く聞いてませんよぉ。フェローンからも連絡ないし・・・。

と思いつつも大慌てで北海道の荷をほどく間もなく、大掃除が始まった。私はさぼろうと思っていたのに夕食をせっせと買い出しに・・・。し、しかし飛行機はいつ到着するんだあああああ?便名すら知らないのに・・・???

ヤキモキしながら夜中になった。もう、来ないんじゃない?連絡もないし。寝たいな~。1時すぎに電話が鳴った。ひえええ、渋谷にいるから迎えに来て欲しいと。トシキは渋谷へ。ったく、フェローンがハリケーン男じゃん。これからはMr.ハリケーンって喚ぶからね。

私たちもいろいろな場所でお世話になっているのだから、こういう時には広い心でおもてなしせねば。と、わかっちゃいるが・・・・むむむ。ちゃんと前もって連絡せんかい!?

明日からのツアー日程だって、知らされてないんですけど。コミュニケーション不足じゃありませんか?私たち。自分のギグじゃないから、ま、どうでもいいんですけど・・汗)。

解り次第、ここでも告知いたします。ぜひ、こんなおとぼけトリオの珍道中ですが、見に行ってあげてつか~さい。愛知はLovelyとインテルサットに行く模様です。皆様、要チェックです。

ああああ、あっという間に8月は終了・・・。私にとって素晴らしい夏だった事に改めて感謝。


ジャジャファテ・北海道!!

2011年08月30日 | ライブとミュージシャンたち
最終日の29日。洞爺湖のHさん宅をお昼過ぎに出発。ママドゥは一足先に飛行機で帰って行った。

「ジャジャファテ~~~(ありがとう)!!レギレギ~~~~(バイバイ)!!」

夜中出航のフェリーにはまだまだ時間があるので、キャンドル智君のお薦め「ニセコ」へ行ってみることに。

昨日の洞爺湖ライブで知り合った澤田さんというアーティストの工房がニセコにあったので、まずはラム工房見学へ。鉄を使った素敵なアートが見られるぞ!とワクワクしながら・・・。


ラム工房






めずらしい工場の見学も!



「このすぐ裏側は小川が流れていて大きなニジマスやイワナが釣れるんですよ。」

大自然の中で好きなアートで暮らしている澤田さん。息子は「なんか、釜じいみたいだな。」本当にここはジブリの森のようだった。

さあ、次は「ミルク工房』へ。野菜バイキングの食べられるレストランがあるヨ、とみんなに勧められて・・・。

ミルク工房は羊蹄山のすぐ麓にある、広~~~~~い大地に建っていた。あまりの気持ち良さに、またまたフリスビーをやる親子。気持ち良過ぎる~~~。と遊び疲れて、そのレストランに入ったら「うちは4時までで終わりなんです。」と。遊びすぎて食べられなかった・・・とほほ。




バームクーヘンとチーズケーキとじゃがバターでお腹を一杯にして、最後は「鯉川温泉」へ。本当はもっと先の「雪秩父温泉」というところに行きたかったのだが、硫黄が強いとアトピーの私はだめ、という事で体に優しめの温泉を選んだ。



ひなびた露天風呂に、ぬるい水しか出ないシャワー。どこをとってもしぶ~~~い。小川のせせらぎの横にある露天風呂が気持ちよくて何時間でも入っていたかった。ふ~、疲れがとれたな、とロビーで携帯を見てびっくり。セシル・モンローの水難事故死の情報が・・・・。
セシルとは何故かNYで一緒に演奏したきりだけど、本当に優しくていい人だった。嘘でしょ???なんで、こんなに訃報が続くのだろう。またジャズ界から大きな存在が消えた・・・。心からご冥福をお祈りいたします。


夕食を食べ損なった私たちは、澤田さんに教えて頂いたレストランを予約。石釜がキッチンにあって、ピザの生地がフワフワサクサク、初めて食べる食感に驚いた。こんな美味しいピザ食べた事ない!!!



ニセコ、恐るべし。

ジャジャファテ、北海道!!美味しいものだらけ。大自然とそこで育った人たちの大きさをひしひしと感じる旅だった。

元気でまた来ま~~す!!!!!お世話になりました。


Del Sole







洞爺湖トヤトヤ

2011年08月30日 | ライブとミュージシャンたち
最終日は洞爺湖へ。今回は出発前日に「ようやく場所が決まりました。」という事で大丈夫かな~、とやや心配していたが・・・。

洞爺湖に来たのは今回で4回目になるが、いつも時間に追われていてきちんと洞爺湖畔に行くこともなかった。今回は夕方までの空き時間がたっぷりあったので、おすすめの洞爺湖ファームで美味しいソフトクリームを食べたり、親子フリスビー!



洞爺湖を一望できる、洞爺湖サミットに使用された高級ホテル「ウィンザーホテル」にも見学に。山のてっぺんにそびえ立つホテルの最上階から眺める洞爺湖は本当に美しかった。



ちょうど良い温度だから泳ぎたくなっちゃうが・・・遊泳禁止の看板が。


そして、本日のライブ会場は・・・洞爺湖の目の前にある素敵なスペース。向かい側にはテント族が沢山いるので、9時頃までしか音は出せないそうだが、気持ち良い木のぬくもりと目の前の絶景。最後にふさわしいライブだった。






洞爺湖の夕暮れ

トヤトヤの人たちも前回よりさらにパワーアップした演奏と踊りを見せてくれた。私よりも年上の女性が若い女の子と2人で踊りまくるシーンも圧巻。素晴らしい!!!トヤトヤばんざ~~~い!!子供たちの笑顔が忘れられない。素敵なライブになった。洞爺湖に札幌から来て下さったお客様も沢山。本当に素晴らしい出会いだった。心から感謝。イエイライケレ。また来年!!!!!!






ろうそくアーティスト「キャンドル智ちゃん」の作品。







苫小牧あみだつる

2011年08月29日 | ライブとミュージシャンたち
快適宿舎、「House of Jazz/ケン・ミュージックスクール」から徒歩2分で「六花亭」。札幌最終のお昼はラーメン食べたい男どもと分かれ、私一人「六花亭」でランチ。ホタテおこわ御膳(550円)と食後にバームクーヘン生クリーム添え(150円)。う~~~ん、安いし美味しいし大満足。男どもにはちょっと量的に足りないかもしれないが、私には丁度いい。なにしろ、デザートが食べたかったからね~w。Twitterで小川美潮ちゃんが「ぜひ『夏見舞』も食べてみて!」とあったので、さっそく帰りに購入。


後味のさっぱりした小さなゼリーだった。帰ったら冷やして食べようっと。し・あ・わ・せ。

Mizuhoさんたちに見送られ、札幌のBigMAMAの事務所にも寄って、さよならのご挨拶。本当に美味しいものを堪能でき、札幌のみなさんにお世話になって・・・感謝感謝感謝。本当にありがとうございました。


お世話になった[House of jazz]/昨年はここでレコーディング、ライブも行った。




ミズホちゃん、また秋に東京のライブでお会いできるのを楽しみにしてます!


さあ、いよいよ苫小牧のつるちゃんだ!!と、その前に寄り道・・・。


RIO「この風景って、セネガルっぽくない?」
MAMADOU「ぜ~~んぜん、チガウヨ。セネガルハ、モットトカイダヨ。」



苫小牧へ向かう途中に道の駅「ウトナイ湖」に立ち寄った。白鳥のいる美しい湖におおお!と全員が癒される。しかし、道の駅の高級パンは美味しそうだけど「高過ぎるよ!」と腹ぺこママドゥはプンプン。その先にあった『SEICO MART』でパンを買う事に(苦笑)。ママドゥお気に入りのコンビニだ。実は私も昨年初めて知って、すっかりファンになった。なんてったって、スーパーより安いんだから。いつも、コンビニを探すときはセイコマートなのだ。北海道限定というのが悔しい。「カードは?」と聞かれるたびに・・・(悔涙)。なんで、こういうコンビニ、東京にはないのかな~?ママドゥはアイスキャンディを私たちの分まで買って来てくれた。優しいね。



阿弥陀様のあるビルはボロボロ。来る度に凄い事になっているw。下にあったラーメン屋もなくなり、このビルには阿弥陀様しか残っていなかった。それでもジャズの老舗としての風格が・・・。故障中の張り紙の貼ってあるエレベーターを無視し、楽器を運び込む。「いつ停まるかも知れないけどねw。」とつるちゃん。オイオイ。

つるちゃんのやじが1曲目始める前から絶好調に飛び、Rioもママドゥも大笑い。楽しい盛り上がりを見せたのは店主つるちゃんのお蔭かなw。ありがとう!!追っかけてくれたMちゃんにもここでお別れです。打ち上げでは生魚が食べれないママドゥの為に、ホットプレートも用意してくれて、生の海老、カニ、肉、マグロを焼きながら食す。う~~~ん、贅沢!!




さあ、洞爺湖へ。あと1日だ!





札幌ありがとう、また来ます!!

2011年08月26日 | ライブとミュージシャンたち
札幌最後の夜は豊平川のそばにある、レストラン・ピンチョス。ご夫婦で美味しいお料理を素材からこだわって作っているお店なので、ライブの時はお弁当、やきとり、カレーなど美味しいメニューが簡単に食べれるように工夫されている。

もともとレストランなので、マイク(PA)が何もないのだが、響きの気持ち良い場所なのでママドゥもご機嫌で歌っていた。最後の曲ではベルリン在住のピアニスト、HAJIME君とピンチョスのご子息タクヤ君がカホーンで飛び入り。さらにMIZUHOさんものノーマイクで歌ってくれ、豪華なライブになった。みんな,有り難うございます!!楽しかった~~~!ライブ写真を撮って下さった佐々木さん、有り難うございます。



Mizuhoさんと。

Hajime(piano)さんと。

MIZUHOさんの息子さんのタクヤクンが「La Maravilla」が大好きで、この曲が入ったCDが欲しい!って。嬉しいなあ。まだCDになってないの.もう少し待ってね。と約束を交わす。

「また来年も来て下さいね!」と可愛いママとママそっくりな可愛い娘に言われてみんなニッコニコ。は~い!RIOも女性ファンが急上昇で、ママドゥは「Rio,ゼンゼンカッコヨクナイヨ~!」とちょっと不満気??

帰ってからMIZUHOさんのお宅で宴会が・・・。なんと、花咲ガニが!まだカニを食べていなかったRioはやった~!!と大喜び。ダイエット中にもかかわらず、毎日美味しいものづくしで食べまくっている。優しいご主人でボーカルのケンさんが「こんな家で良かったでしょうか。まるで野戦病院のようですが。」いえいえ、スタジオに作って下さった簡易ホテル、隣りにグランドピアノもあっていつでも音が出せる環境,素晴らしかったです。本当にお世話になりました。

ひろいスタジオ

House of jazz


北海道の大きくて暖かい人たちに沢山出会えて、今回は札幌をすっかり堪能できた旅だった。ありがとう、札幌!!また来年!!!

そして今日は苫小牧「あみださま」です。つるちゃ~~~ん








早朝絶品寿司

2011年08月25日 | ライブとミュージシャンたち
カツコちゃんに誘って頂き、早朝の中央市場へ。カツコちゃんは自宅に来るミュージシャンたちのために、いつも朝早くからここで美味しい旬の魚を仕入れてご馳走してくださる。昨年初めてお邪魔したときも、おおきなプリップリのたらこ、カニ、いくら・・・と食べきれないくらいのご馳走でもてなして下さった。そして、今回も初日5時半から贅沢な朝食を作って待っていてくれました!!




「今度時間があれば、市場へ行って買い物して、そのあと市場の中でお寿司をを食べましょう」

わ~い!と食い意地のはった親子3人は昨夜からの疲れもなんのその、早起きをして待ちに待った絶品寿司屋へ。キャンセル待ちで予約がようやく朝になって「とれました!」とメールが入ったのでいそいそと出かける。

ご主人でベーシストの秋田さんも同行。一昨日とんぼ返りで東京の臼場潤君のお通夜に行ってもどってらしたばかりだった。沢山のミュージシャンたちが臼場君の自宅で朝まで語り明かしたそうだ。それにしても秋田さんやカツコちゃんの人情の厚さには心から敬服する。


市場は一般のお客様はあまり買えないようだが、カツコちゃんは特別らしい。自分でイクラを20キロも買って漬け込んだり、美味しいものを見る目がコエているからカニを買うならココ、たらこはココ、マグロはココと教えてくれて目移りしてしまう。まだ旅の途中だから、結局帰るころにお任せで送ってもらう事になった。




そしていよいよ、予約していたお寿司やへ。

毎日朝6時半から予約が一杯入っている。小さな黒板にはぎっしりと名前が書かれていた。お昼頃までやってはいるようだが、ネタはどんどんなくなる。私たちが入った9時くらいがぎりぎりかな。一貫づつ好きな物を注文できるので・・・わ~~っと平らげて行く。ウマイ、ウマイ!!!初めて食べたヨ、回っていない、こんな美味しい握り寿司。シャリが小さくて一口サイズ。バクバクと好きな物を食べて、一人3000円もかからない。信じられない!!




「早起きできるミュージシャンだけ、連れてきてあげるの。」

カツコちゃんによると、川端さんは朝まで飲み続けて、ベロベロでここへ来たそうだ。林栄一さんはしょっちゅう来ているのに、絶対に起きられないから「ここのお寿司は一生食べられないと思う。」

早起きは三文の得也。



札幌Jerycho(ジェリコ)

2011年08月25日 | ライブとミュージシャンたち
札幌のジャズの老舗、ジェリコに初出演。ここは北大などのジャズ研の若者たちが沢山出入りしているお店。マスターの渋谷さんは噂通りの素敵な方だった。(あ、渋谷さんの写真撮り忘れた!)

渋谷さんは札幌のジャズを志す若者たちを可愛がっていて、この店でセッションも月に1度行われているし、ライブの時も学生割引で聴きに来るように声をかけて、さらにさらに打ち上げで美味しい料理を作って、彼らとミュージシャンたちとの交流ができるようにして下さっている。学生たちにとって神様のような存在なのだ。私たちが昔、池袋のぺーぱーむーんのいっきさんに育ててもらったように。

セッティングを終わって、渋谷さんお薦めのこってりラーメン「山岡家」に行く。「なんで、わざわざあんな店に!」と賛否両論だが(苦笑)、マスターは『あの店はノーベル平和賞もんだ!』との事。やはり、ノーベル平和賞と言われたら行かない訳には・・・w。こってり系なので、店内も油でツルツルと床が滑る。がらんとした店でまずはチャーシューをおつまみにビールを頼んだトシキ。これがめちゃくちゃ美味しかった。ラーメンは醤油味だけど、トンコツなので脂ぎって最後までスープを飲み干す事はできなかったが、味は3段階に調節してもらえるので「麺固め、味薄め、油少なめ」でよかった~。たまに食べたくなる味かも。とにかくおつまみチャーシューが絶品。値段も安いし。


開演時刻になると、若者たちで一杯。こんなに平均年齢の低いライブはなかなかないのです。札幌ジャズ層恐るべし。さらに岩見沢からノノちゃんのご両親も駆けつけてくださり、懐かしい沼山さんのお姿も!!沼山さんときちんと出会ったのは26年前に北海道ツアー(藤川オーケストラ)を企画していただき、初めて訪れたとき以来かしら??秋には鬼怒君のサルガボを喚ぶそうです。


ママドゥの友人、KENJAH(ケンジャ)が遊びにきて歌で参加してくれた。2セット目に歌ったあと、自分の仕事に戻って行ったけど、モロッコ、フランスの血を弾くミュージシャンだった。5カ国語を使いこなすので息子とはスペイン語で会話していて「ダメダメ、ニホンゴデハナシテヨ!」とママドゥに注意される一幕も。いや~楽しい夜だった。



ライブ後は渋谷さんがどんどんお料理を作ってくださり、大皿料理のオンパレード。若者たちと遅くまで盛り上がり、最後の片付けまで手伝ってもらって・・・感謝感謝感謝。来年はセッションをみんなとやりたいな。普段はセッションって大嫌いだけど、ここは特別。Rioも彼の年齢と殆どかわらない大学生たちと思い切りジャズの話で盛り上がれて楽しかったようだ。素晴らしい出会いに感謝。ジャズの卵たちに心からエールを送りたい。















イサム・ノグチ/モエレ沼公園

2011年08月24日 | ライブとミュージシャンたち
あれ、モエレだっけ、モレエだっけ???とややこしい名前の公園だが、昨年末「レオニー」を観て以来イサムノグチの伝記を読み、絶対に来年は行きたいぞ!と心に決めていたモエレ沼公園

Mちゃんが「あ、その公園ならうちからすぐ近くなので、我が家に泊まって一緒に行きましょう。」と言ってくれたのが・・・とうとう実現してしまった!嬉しい!!

イサムノグチはこの公園の構想を練って、完成を見ずに亡くなった。ここが完成するまでに14年もかかっている。もの凄く手の込んだ素晴らしい公園。これが無料開放、いつでも誰でも遊んで、ピックニックしてもいいなんて。北海道に住みたいよ~~!!!

少し小雨が降ったり止んだりしていたので、さすがにサックスを出す事はできなかったけど、この公園のどこで演奏しても素晴らしいだろうな。次回はここでのライブを考えよう・・・などと盛り上がる。

まずはガラスのピラミッド。



イサムノグチの有名な照明が入り口の一角に展示されていた。

1階のエントランスでクラシックのコンサートをよく行っているそうだが、響きがものすごいので、ここでなら生音でソロをやってみたい。PAや太鼓は使わずに。3階の階段スペースも素敵。タブラトゥーラがあいそうだな。角田さん、この階段でいかがでしょう?



噴水も時間によって水が出てくるようだが、私たちはガラスのピラミッドから少しだけ見たのみ。次回は時間を調べて行かないと。この噴水の中はどうなっているんだ?とトシキが近づいたら・・・大きなスピーカーがワンワンと鳴り出して「立ち入り禁止です。」という放送をされてびびる(苦笑)。良い子は真似しないでね。



さらに左の奥には小高い山、右横にはピラミッド型の山。頂上に登るのは結構しんどかったけど、公園が一望できて気持ちイイ!!






このへんでアフリカンパーカッションのコンサートをやりたいな。

フリスビーも思い切りできたので、みんな大満足。この公園での音楽イベント構想が頭の中でぐるぐると・・・。あ~誰か企画してくださ~い!!


お腹も減って来たので、Mちゃんとお別れして我ら3人はジンギスカンを食べに札幌の繁華街に。ネットで調べた「だるま」というお店に行った。小さなカウンターのみの店内は6時前なのに一杯。美味しかった~。あとから「メンヨウ亭というお店が美味しいよ」と地元出身の高橋知己さんに教えて頂いたので次回はそちらにも行ってみよう。毎日美食パラダイス。

老舗のだるま

ジンギスカンを堪能してから、札幌ドームへ。まだ今年は一度も神宮球場に行っていないというのに、いきなり「日ハムvs楽天」を観戦。綺麗で大きなドームでにわか日ハムファンになったが、楽天が圧勝だった。




今夜の宿は箭原さんの「House of Jazz」のスタジオ。ここもまた最高!NYのロフトにいるような気持ち。いつでも練習できるし、グランドピアノもあるなんて・・・・いやはや、北海道の方々の暖かさに感謝しつつ。

今夜は初めての『ジェリコ』です。紙ひこうきのマスターの笑顔もとても素敵だったけど、ジェリコもどんなマスターなのかなあ、楽しみだな~。




























夕張、旭川、スエーデン、満喫の旅

2011年08月23日 | ライブとミュージシャンたち
なかなかネット環境が整わず、更新できなかったが、濃密な北海道ツアーが進行している。

8月20日(土)
Andando2日目のライブは夕張市FIVE PENINIES。



昨年は沢山のお客様で盛り上がっていたが、今年は少しお客様が...。マスターの元気がないのがちょっと心配。


夕張メロンは相変わらず絶品でした!来年も来れるといいな。マスター、元気出してね!



8月21日(日)旭川じゃずそば放哉(ほうさい)




翌日は初めての旭川。札幌のMIZUHOさんたちの生徒さんたちが協力してくださって、Andando with MIZUHO LIVE。朝からNHKのど自慢収録を終えたピアニスト安斉享さんも加わってお客様もおおよろこび。
久しぶりに「ハーベストソング」や「ソリチュード」を共演できて幸せな時間。歌っていいなあ。MIZUHOさんの声をぜひ一度聴いて欲しい。
旭川、素敵なところだ!おそばも美味しかった。




22日(月)休日だったけど・・・紙ひこうきで急遽ミニライブ。

東京でサックスを教えている生徒のMちゃんの家があるので、そちらへ遊びに伺う。スエーデンヒルズといいう高級別荘地。札幌のお隣、当別町、石狩川の高台に可愛い住宅街、北海道のヒルズ族だあ。


小高い山のてっぺんに可愛らしい家が立ち並ぶ。あ、あそこがスエーデンねw。この地域は昔からあるそうな。東京から移り住む文化人も多くいるらしい。このあたりに入った途端,日本じゃなくなる。なんじゃこりゃ~??

可愛い家が点々と立ち並んでいるスエーデンヒルズ

お休みだけど、せっかくだからどこかで演奏できないかな、と2日前にMちゃんに尋ねてみると、「解りました、どこかで演奏できないかリサーチしてきます!」と探してくれたのが、当別町の『紙ひこうき』という丸太小屋のかわいいお店。なんと、マスターの息子さんが札幌市内でここより広いお店をやっていらして(同じ『紙ひこうき』)、そこで本日のライブにママドゥが出演するのだった。

またここには渋谷毅さん、坂田明トリオetc...沢山の素晴らしい東京のミュージシャンたちも出演されていて、さらに驚いた事に心不全で亡くなってしまった高円寺/次郎吉のマスター(AB0さん)がこの近くに住んで、紙ひこうきを我が店のように愛していた場所だった。手作りの看板もABOさんと2人で作ったそうだ。アップライトピアノの上にはその遺品ともなる手作りのディジュリドゥやバンブーサックスが置かれていて、偶然に偶然が重なって本当にびっくり。ジャズの世界って狭いな。みんなが繋がっているんだわ。


ABOさんの手作りディジリドゥを吹く親子


2日前にお知らせしただけなので、宣伝もなにもなかったのだがそれでも10人近くのヒルズ族や近所の方が駆けつけてくださって、楽しい親子ミニライブを行うことができた。マスターも最初からノリノリでニコニコと笑顔が可愛いw。Mちゃんもせっかくだから、とアンコールで尾瀬キャンプで演奏した「SUKIYAKI」を披露。御陰さまでアットホームなライブになった。突然にもかかわらずお越し下さった皆さん,本当に有り難う!CDも沢山買って下さったジャズライブ好きのCさんご夫妻に出会えたのも嬉しい出会い。

とにかくMちゃんはパワフルな女性で、まだ習いにきて4ヶ月。今年の226で初めて出会ってから、minga ツアーにも来てvideoを撮ってくれたり、ミュージックキャンプにも参加。彼女の家でプロジェクターを東京からわざわざ運んでくれていて、上映会まで。大画面で見る「野崎観音ライブ」や「徳山シーホース夕暮れライブ」「尾瀬キャンプライブ」などを満喫。こんなに楽しませてもらって・・・Mちゃん、本当にありがとう!!!!





さあ、いよいよ念願の『モエレ沼公園』だ。ちょっと曇りなのが残念だけど・・・(つづく)。




札幌クロスジャズ、そして・・・死んだ男の残したものは

2011年08月20日 | ライブとミュージシャンたち
札幌初仕事、無事終了。時計台近くのクロスホテル前特設会場には多くの人だかりができていた・・・。

お昼に寝起きのまま会場でセッティング。太陽がギラギラの中で汗ダク。リハーサルもほとんどできないまま本番。いやはや、ひっちゃかめっちゃかの1セット目でした(汗)。夕方の2セット目は超満員の中、気持ちよく演奏終了。やはり日が暮れてこないと調子が今ひとつか・・・。夜は沢山のお客様がCDを買って下さってありがたや~。




演奏後、恐怖の積み込みを終えて「坂田と秋田」コンサートへ向かう。今お世話になっている秋田さん(ベース)が坂田明さんとDUO、なんと初競演だったらしい。

古いレトロ感たっぷりのビルの6階に武満徹&谷川俊太郎の「死んだ男の残したものは」が鳴り響き、さらにアンコールで「ひまわり」を熱演。会場の涙を誘っていた。坂田さんのアルトサックスは聴くたびに透明なまっすぐな音になっている気がする。歌をストレートに淡々と演奏しようという気持ちがひしひしと伝わり、それが聴き手にぐいぐいと、決して押し付けがましくなくどすんと響く。ボディブローのようにあとから効いてくる感じ・・・・。

終了後に「焼き鳥じゃんぼ」というめちゃくちゃディープなお店で打ち上げ。坂田明トーク全開炸裂。おもしろ過ぎる夜は遅くまで続きそうなので、少し早めに帰宅。

帰宅中にK子さんから「臼場潤が・・・」突然の訃報を告げられた。

2年くらい前のピットインでmingaの演奏中にご機嫌で聴いていた臼場君がママドゥの太鼓を叩きにステージにあがってきて、踊ったり叩いたり・・・本当に楽しそうに笑いながら。しかし、かなり酔っぱらっていたようなので、友人が2曲目でひきずりおろして、バイバ~イ、って手を振って帰って行ったっけ。少し病気だったのは聞いていたけど、なんでそんなに早く逝ってしまったんだろう・・・・合掌。




さあ、今日は夕張Five Penniesです。残されたものたちはただただ演奏するしか・・・何かを残す為に。