minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

15歳の天才少女

2007年06月09日 | ライブとミュージシャンたち
 ここ3日ばかり、我が家では15歳天才サックス少女、「エレナちゃん」の話題でもちきり(写真とは関係なくてすみません)。mixi友達になった広島のドクターが「こんな女の子がいますけど、ご存知ですか?」と紹介してくれたサイトへ行ったら驚いた。

 アルトサックスが流れるサウンドはまるでチャーリー・パーカーそっくりの正統派ビーバップ。そして他のステージ録音のような音は後期マイルス系サウンド。ソプラノサックスでノンブレスまで披露している。なんとこれで15歳。中学3年だって!!!

 北海道在住で受験生だから今はそれほどライブ活動していないようだけど、これから矢野沙織ちゃんのように世界を駆け巡る事になりそうな予感。それにしても彼女がどうやってビーバップを演奏できるようになったのか、とっても知りたい。

 私の生徒たちにも彼女のアルトを聴かせたら「アルト吹くのが嫌になっちゃいます。」とみんな凹んでしまった。だよね=、でもこの歳にならないとできない、音楽って深~いものなんだから、落ち込まずに頑張ろうよ!と生徒を慰めた(笑)。

 息子にもさっそく聴かせた。「え~?どうやったらこんな風に吹けるの?俺にもできるんじゃないか。」とめちゃくちゃ食い付いてきた。とにかく、ジャズという音楽を小さい頃から演奏したい、と思う事じたいが息子にとっては驚きだったようだ。1歳上というだけなので、よけいに興味も湧いて、自分もこのくらい吹けるんじゃないか、と錯覚している。う~ん、親に似て楽天的な性格だわ。学校の部活で2本吹きとノンブレスを練習している息子が、これからどういう風に音楽に関わっていくのか、とても興味深いところであります。

 情報がどこからでも入手できる現在、こういった天才少年、少女たちが世界中で次々に現れてくるに違いない。この子供達が大人になった頃、一体どんな音楽を創り出して演奏するのか、今からとても楽しみです。お願いだから、変なお金儲けで無限の可能性をつぶさないであげて!と大手レコード会社に言いたい。

札幌のエレナちゃん