minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

パクリとパロディ

2015年08月30日 | 音楽&CD
五島列島の生んだスーパースター、ベベンコビッチのNew アルバム。「赤盤」「青盤」。

これのどこがいけないのでしょう?牛乳石けんよ、良い石けんだと思っていたのに。まったくユーモアの通じない会社じゃん(涙)。どっかのエンブレム騒ぎと訳が違う、スケールが違うのです(怒)。

牛乳石けんからクレームがついてしまい、9月末までしかこのCDが販売できないことと判明いたしました。

久原大河渾身のパロディ作品。しかもマイナーなインディーズレーベルから僅かな数しか販売していないというのに、まったく怒りが治まりません。でも長い物には巻かれろ体質の日本・・・弱者は強者に従うしかないのです。むむむ。

この音源はTReS+コスマス・カピッツァperで一所懸命サポートさせていただいた「赤盤」、五島のミュージシャンたちで和気あいあいと作った「青盤」、ともに素晴らしい作品なのです。

どうぞ、9月までの販売です。お急ぎください〜〜〜。絶対にお薦めですよ。


購入などはこちらまで↓

ベベンコビッチファンサイト

情熱のツアー終了@大阪ロイヤルホース

2015年08月28日 | ライブとミュージシャンたち


ツアーから戻ると東京はいきなり秋になっていた・・・・。

至福の関西ツアー第2弾も遂に最終日。大阪ジャズクラブの老舗「ロイヤルホース」初登場でした。ここのオーナーの関さんという方も急逝されたばかりで、本当にお会いするのを楽しみにしていただけに残念でなりません。それでも大儀見元perちゃんと中島徹ちゃんのサポートの御陰で、初めての出会いもたくさんあって、本当に楽しいライブとなりました。



徹ちゃんとも7年振りくらいかな。昨年の大晦日にクロコダイルでサルサ・スインゴサのゲストで喚んでいただいたときに、ちらっとご一緒したのですが、7年前一緒に鳥取や福岡にまでツアーしたなあ。懐かしい〜。本当に素晴らしいピアニストです。

伊藤志宏pくんと徹ちゃんとまったく違うタイプですが、対照的で本当に面白かった。違うところがはっきりわかってそれぞれ素晴らしいのです、これが。東京や神戸から伊藤志宏pファンの美女たちもやってきてくれて・・・広がって行くTReSの輪(というより、志宏の輪かw)。

徹ちゃんはとにかく譜面が強い。音源もちゃんと聞いて予習してきてくれていたので、ほとんどリハーサル一発OK。あの難曲Nimbaもほとんどぶっつけでやらせてしまいましたが、もう、ブラボ===!!最初から最後まで興奮の嵐。お客様も大喜びで大阪の夜も盛り上がったのであります。(エンディングのやり直し事件は全て私のせいですが・・・汗)

ツアーで何日も一緒にいることができるというのは本当に幸せな事です。優れた音楽家の普段の生活、好きな音楽まで共有できて、もの凄く影響がある訳で・・・。伊藤志宏くんと回ったときは、彼の歴史好き、本好きに影響されて、またいろんな本を読み出しています。そして、大儀見元perちゃんは車中でかけてくれていた(DJギミーと喚ぶ)サルサやビートルズ。これもまた素晴らしく刺激的。みんな素敵なミュージシャンたちばかりで・・・なんて幸せな事なんだろう。








愛すべき彼らとのツアーが終了してしまうのは本当に寂しい限り。東京ではなかなかこんな経験できないのです。ツアーってやはり特別なもの。

また来年も彼らといろいろな場所で音楽を演奏できるようにがんばって力を蓄えねば。このツアーで出会った人達一人一人に心から感謝いたします。お越し下さった皆様、本当にありがとうございました〜!!!またお会いしましょうね。



上唇がまたアンジェリーナ、の私。いつになったら治るんでしょうか。とほほ。

台風と岩井窯/鳥取編

2015年08月27日 | ライブとミュージシャンたち
山本教行さんという陶芸家に出会ったのはもう25年以上前のタブラトゥーラ時代。それ以降、ご縁が繋がって・・・この素晴らしい鳥取県の山深く、岩井窯という場所でのコンサートを7年振りくらいに再び行う事ができた。しあわせ〜。

しかし、台風15号の行方が気になって、主催者である山本家の姫奈ちゃんは眠れなかったそう。「もし、お客様が怪我でもしたら大変なので、酷くなったら中止ということも考えておきましょう。」

岡山を出発する昼頃、だんだん雨が強くなって来た。さあ、鳥取に向かって台風はどんどん進んで行くのだろうか・・・。ハラハラドキドキ。




道中、路の駅からお城が見えて(何城だろう?河原城ってあるのかな?)多少酷い降りの場所もあったが、鳥取に近づくにつれて雨が止んで来た。あれ?台風の目なのか、台風の前の静けさなのか??刻々と姫奈嬢からメールが入る「セミが鳴き出したので、雨止むかも知れません。」こちらも神様に祈るしかない。

岩井窯に無事到着!あまりの美しい場所に、初めてのRIOも大興奮。













たくさんの若いスタッフの方達が場所を決めてささっと会場造りを開始。山本さんが一番先頭を切って重いテーブルや作品を片付けている。久しぶりにお会いしてもいつも若々しいのは、こういう若者たちといつもキビキビと動いていらっしゃるからなんだな〜と関心。







そして、山本さんのお母さんのプロの料理家の超美味しい手作りスコーン、生チョコ、タイカレー(もちろんラッキョウも!)をご馳走になっていると台風はすっかり日本列島を通過してくれていた・・・。よかったよかった。









夕暮れに三々五々お客様が集まってきました。ああ、7年振りの再会。もっと旧い友人まで息子さんを連れて合いに来てくれたり、苫小牧で出会った女の子が鳥取にお嫁に来ていて・・・日本中旅をすると、本当に素敵な再会が待っている。これもとても幸せな事なのであります。お越し下さった皆様、本当にありがとうございました!











演奏も日を増すごとに完成度があがっていって、生音でできる喜びもあって最高でした。途中のバラッドでいきなり雨がざーっと降り出す音がまた神秘的に融合。Nimbaのパーカッションソロがはじまったら、ジジジジジ〜と蝉が入り込んで来て飛び回って、まるでメンバーの一員のようでありましたw。このライブ、一生忘れられないものになりそう。

そして、宿泊先の「旅の宿Note」という民宿が最高!ライブも聴きに来てくれ、夜中になってしまったのに嫌な顔一つせずに、お風呂を湧かして待っていてくれた若女将。帰り際には彼女が「謡」を聞かせてくださって(高砂の最後の部分)「謡も太鼓と通じるものを感じました。叩くというより打つと言うんですか・・・」いやはや、恐るべし、鳥取。ミュージシャン一同正座して聞かせていただきました。感謝。

そしてこの宿のすぐ前が海岸。泳がないわけがない・・・という人達。








翌日の台風一過のあとの荒れた海でみんなで記念撮影。さあ、ツアー最後は大阪ロイヤルホース!天才中島徹pを迎えて楽しく無い訳がない。ああ、ツアーも終って欲しく無い。











岡山(和気郡)栂ギャラリーの巻

2015年08月25日 | ライブとミュージシャンたち
昨日の奈良のこうえい堂に引き続き、今日も岡山のギャラリー。こちらも昨年に続く2回目になりますが、昨年を上回るお客様の数。本当に本当にありがとうございました!!




主催者の栂さんと石井さん。本当にお世話になりました〜!


夕暮れのお食事タイム。ここも手作り弁当が絶品。

このお店の形がとても面白くて、L字型になっている角で演奏。響きの良い事ったら・・・。ギャラリーでの演奏は本当に素敵で大好きです。生音が最高!








リハーサル風景

写真に写すのを忘れてしまいましたが、栂さんのお孫さんのリョウトクくん。まだちっちゃいのにリハーサルから熱心に聴いていて「すばらしい音楽だと思います。」って・・w。アンコール前までしっかり前列で聞いていてくれました。さすがにアンコールではぐっすり・・・。可愛いなあ。

今日はマイク、一切ありませんでしたが、大儀見元perちゃんの生歌も2曲メドレーでやってしまいました。

そして、Nimbaもようやく完成形が見えて来たようです。格好いいのなんの。帰ってから伊藤志宏くんとも演奏するのが益々楽しみになってきたぞ。

とにかく、大儀見元ちゃんとツアーを回れるのは幸せな事です。たくさんのリズム(キューバやフラメンコ)を教えてもらったり、NYでのティト・ニエベス時代の話やら、くりからもんもんの話題で話がつきません。来年もぎっしりスケジュールが組まれている超売れっ子の彼のことですから、次はいつになるのやら・・ですが、このツアー一日一日を宝物のように大切にしたいと思います。

Nimba完成記念の乾杯をホテルの近くの焼き肉やで。ここが場から直接入手している極上の焼き肉屋で値段も安く、美味しくてびっくり!!よかった〜、ガストに入らなくてw。みんなテンションが最高潮になってます。



さて、一番気がかりなことは明日の鳥取。台風の行方・・・。ここまで天気はまったく悪い気配がないだけに、実感がわかないのですが。

神頼みしかありませんが、なんとかライブができますように。もう庭先でやりたい、とか贅沢は言いません!演奏できて、お客様も無事に来られる事だけを祈っています。

鳥取の岩井窯ライブ、とにかく楽しみにしていま〜す!!



余談ですが・・・・毎回の積み込みが芸術的!


まずはパーカッションから。


ベースのエンドピンがガラスにあたらないように・・・「俺って天才かも?」by 元


はい、完了。一つの隙もなく。

引っ越し屋さんもできる手際の良さ。お見事!




奈良/廣栄堂ギャラリー

2015年08月24日 | ライブとミュージシャンたち
奈良の碧深い、伊賀の郷の隣り(宇陀市)にぽつんとあるお洒落なギャラリー、廣栄堂。ここでのライブも3回目になる。



気持ち良い天井の高い空間で、セッティングをすましてリハーサルをしていたら、あっという間に時間が経ってしまった。

大儀見元perちゃんとのツアー初日となるので、伊藤志宏がいなくなってまた新しく立て直さなくてはならない。リハーサルがなかなかできないので、こういうツアーがあると本当に嬉しい。リハーサルは至福の時間。たくさんの事を学べる時間なのだ。

そんなわけで、疲れはとれないまま、本番に突入。ここはいつもたくさんの方達が遠くから来て下さり、本当に感謝いたします。







オーナーの池田さんご一家の温かいおもてなしも嬉しい。穫れたての自家栽培のお野菜中心の美味しいご馳走を作って下さる奥様ともくもくと仕事をこなすハンサムなご子息。親子の理想的な形です。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、また新たな問題点を見つけたTReSでしたが、明日に向かって前進あるのみ。








わらびもちの差し入れありがとうございました!


大儀見元perちゃんと一緒に演奏できる喜びに浸りながら、ツアーは続きます。嵐よ、あっちへ行ってくれ〜。明日の鳥取が心配なのですが。

さあ、今日はまた素敵な岡山のギャラリー「栂/とが」です。どうぞお楽しみに。




至高の夏!

2015年08月23日 | ライブとミュージシャンたち
Lovely、夏の陣も無事終了いたしました。2日間、暑い中をお越し下さった皆様、そして2日間とも来て下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。

東京からもわざわざ聴きに来て下さって・・・感謝です。本当にそれくらい希少価値の顔合わせで、私も幸せでした。

特に親戚のおっちゃん状態となったピアノの伊藤志宏p君とは集大成となるライブとなりました。

「上手く行ったソロ。翌日も同じ事をするな」
「車の運転もアンサンブルなんだよね。」
「アーティストだから・・・」
「リハーサルではソロは短めにね。」
「その日のライブは録音してその日のうちに聞く。特に悪かったところだけを聞いて翌日に活かす。」



う〜ん、名言の数々。忘れないようにメモしておこう。もっとなんかいっぱいあったけれど、3歩歩くと忘れてしまうからなあ。

とにかくこの夏は志宏色に染まった・・・そんな至高の夏でした(だじゃれですみませぬ)。それにしてもツアーの偉大さが身にしみます。ミュージシャンはツアーが命。

1日目にリハーサルが完璧に終らず、まとまりを見せていなかった永田利樹bの難曲「Nimba」も2日目にはどうにか形が整ってようやくスタート地点にたつ事ができました。グルーブ命のこの曲で、大儀見元perちゃんのはまった時のパーカッションは本当に鳥肌もの。ようやく本当の命が吹き込まれた感がありました。今後の行方も楽しみです。







明日(本日)からは大儀見元perとTReSの旅になります。奈良の廣栄堂ギャラリーは亡きワイルドバンチの庄内さんに紹介していただいた素敵な空間です。1回目の時は庄内さんも大阪からわざわざ来て下さった、私たちにはとても大切な場所です。美しい響きの中でたっぷりとTReS+大儀見元perを堪能しにいらしてください。お待ちしております。











「情熱の風ツアー」@愛知インテルサット

2015年08月12日 | ライブとミュージシャンたち
其の名の通り、Viento Apasionado 旋風で灼熱の関西ツアー最後は愛知県幡豆郡のインテルサット。

平日にもかかわらず、沢山の方にお越しいただき本当に感謝しております。タカさん、ケンジくん、エディちゃん、マサちゃん、みんなみんなありがとう〜〜!

伊藤志宏はなんとこのお店は初めて。なのに、もの凄く馴染んでいて、店主タカさんに「なんでもっと早く来てくれなかったの?」などと言われてすっかり意気投合。

前日に広島から直行してホテル入り。ここは海が目の前に広がるリゾートホテル。





温泉につかり、ツアーの疲れを癒し(なんと、韓国アカスリまでやってしまったw!)ゆったりとできた御陰で、口唇ヘルペスができはじめていたけれどもなんとか最後の夜までパワー全開でいけました。



タカさん、いつまでも元気でいてくださいね〜。また来年も宜しくお願いしま〜す!!









写真提供/渡辺研司


今回のTReS+伊藤志宏の旅、もう終ってしまうの〜〜〜?というくらい楽しかった。伊藤志宏君から沢山の事を教えて頂きました。すっかりリオの親戚の伯父さんのようです(苦笑)。旅をすると、いろんな事が見えてきます。人柄も音楽性も・・・。すっかり志宏くんの人柄に魅了されてしまった〜。

再来週からの名古屋ではこれに大儀見元perちゃんが加わると・・・恐ろしいくらい凄い事に???!

関西ツアーでお世話になった皆様、出会った皆様、本当に本当にありがとうございました。一人一人のパワーをいただき、無事に演奏する事ができました。

これからも元気一杯頑張りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

打ち上げの濃い〜〜〜メンバーたち。













銃を捨て、楽器を持とう。@広島Lush Life

2015年08月10日 | ライブとミュージシャンたち
長崎にも原爆投下された日。黙祷。本当に戦争はあってはならない事だと思う。それでなくても、大事な人達が病気でどんどん私の周りから去っていくのがつらいのに...。

広島には大学の友人山田さんがいる御陰で、ずっと繋がる事ができて本当に幸せです。一人一人が、まるで家族のように温かく迎えてくれるお店、Lush Life。遠い所からわざわざこの日のために来て下さった友人もいて、満員御礼。本当に猛暑の中をありがとうございました〜〜!!


このLush Lifeのあにやんともよく考えれば、私がデビュー当時からお世話になったりお世話したり(苦笑)のおつきあい。もうすぐ古希を迎えるとは思えない、豪快なテナーを吹くあにやん。逸話は数々あって、ここには書けない事も沢山ですがw、今日は楽器のメンテナンスにボタンを使うという荒技まで・・・!!!!


いや〜、丁度いいのが見つかってねえ。


ちびっこは真似をしないように?でも、これいいかもw??

やはりあにやんは伝説のジャズマンです。あにやん、ますます御元気でいてくださいね。さらにアンコールで参加していただいた山田さんのテナーも磨きがかかって、太い素晴らしい音色。来年も楽しみにしてます!!





さらに何より嬉しかったのは、KLEPTMANIACとの再会。体調が悪くてジャケットの事ではいろいろと苦労させてしまったのだけれど、ご両親と駆けつけてくれて・・・涙の再会。冷え性の彼女に持ってこいのお土産を渡しました。かえちゃん、マテ茶を飲んで元気に復活してくださいね。

満員のお客様の中に、初めて広島のライブにmingaで来たときに、サックスを壊し、夜中の訪問にも関わらず、さっと応急処置をして下さった凄腕のリペアマンも!!詩人の条田さんも広島の原爆の落ちた日のイベントで来広していて、今日まで残っていてくれて、東京じゃなくてここで出会うなんて格別の嬉しさが。なんだか、お世話になった方達が大勢。広島ってこんなに家族みたいな人達がいる場所だったっけ?Lush Lifeのりえさんたちの心遣いの御陰です。

打ち上げも盛り上がり、再会を約束。ありがとう、広島!お好み焼き、明日ももう一枚食べて帰るぞ〜〜!!




ウニほうれんそう

恵みの雨と観音様

2015年08月09日 | ライブとミュージシャンたち
灼熱の大阪、野崎観音に逗留させていただいて、3日目。いよいよ、本拠地での演奏という日に「一天にわかにかき曇り・・・・」雷雨に。





雨のシャワーのおかげで辺り一面涼しくなり・・・本番前にはすっかり雨も止んでいました。よかった〜。これも観音様のお計らいでしょうか。

昨年、安芸の宮島から野崎観音へ向かうツアー中にあやうく命を落としそうになったのだけれど(!)、宮島の神様と野崎の観音様が守って下さり事無きを得ました。そして、今回も優しい観音様の御前で気持ち良く演奏する事ができました。本当にありがとうございます。

久しぶりに野崎の「100年ピアノ」も伊藤志宏の手によってどんどんと蘇りました。ここの女主人の田村さんが1セット目が終って大興奮。「あんな、凄いピアニスト、初めてやわ〜。シコウさんはどこ〜???」タバコを吸いに外にいた志宏君をわざわざ探しに行って感動を伝えたかったようですw。

野崎観音の名物ゆるキャラの田村さんがこんなに喜ぶのもめずらしいです。

調律師の方も「あんな早い指の動きで、100年ピアノが壊れへんやろか?」と心配していたくらい弾きまくって・・・w。どんな状態でも文句一つ言わずにいつも通りの演奏。さすが、伊藤志宏だ〜。沢山のファンを一晩で魅了してしまいました。





PAの麻生くんのおかげで、2セット目からは音もどんどん良くなっていき、それと共に演奏もまたまたヒートアップ。疲れ知らずの若者が延々とソロを取る中、周りは半ばあきれ顔。若いって羨ましい〜〜〜。




さらに、お客様の顔がどんどん笑顔になっていくのが凄かったです。わかりやすいわ〜、大阪の皆様。雷雨にもめげず、足を運んで下さって、大喜びで「また来年もな〜〜!!!」とめっちゃ嬉しそうやん。こういうのが本当に嬉しいのであります。

打ち上げの写真。この楽しそうな雰囲気でも伝わるかと。そう、ここは演奏後に沢山のお客様との打ち上げ(無料)が用意されているのであります。ブラボ〜!







元気な限り、吹きまくりまっせ〜〜〜!!と誓い合った嵐のようなライブが終了。外は野崎の山頂からキラキラと輝く大阪の夜景が美しく・・・。

さあ、次は広島のLush Lifeです!あにやん、山田さん、待っていてね〜〜〜。

写真提供/麻生くん、あんりさん

ワイルドバンチよ、永遠に。

2015年08月08日 | ライブとミュージシャンたち
ブックカフェ・ワイルドバンチ。大阪で着々とお客様を増やしてくださり、私たちをずっと応援し続けて下さった庄内さんのお店は古本屋さんであり、映画の店であり、こだわりのジャズのお店。

ちょうど一ヶ月前、私たちは庄内さんの訃報を岡山で知ったのですが、その何週間か前に庄内さんが病院から電話がありました。

「私はもう病院から出られそうもありません。でも、ライブはできるように手配しておきます。でも8月でお店はやはり閉める事に決めました。」

そんな内容で、電話口の向こうから弱々しい庄内さんの声が涙で詰まっていました。そんなに容態が悪化しているなんて・・・なんて言葉をかければよいのかわからず、ただただ「いろいろとありがとうございました。本当に感謝しています。8月は絶対お見舞いに伺いますから、がんばって。」としか言えなかった私。あの会話が最後になってしまうなんて・・・。




ありがとう、庄内さん。

湿っぽい演奏なんか絶対したくない。と思いながら、ワイルドバンチに到着。普段、お仕事を抱えていらして忙しく、お会いした事のなかった奥様がわざわざ仕事の合間に私たちに会いに来て下さってご挨拶。奥様は「このお店はまだ続けて行こうと思います。」と悲しそうな表情をおさえて、明るい声できっぱり。えええ?とびっくりしながらも希望の光が見えたようです。まだ本当に存続できるのかどうかは定かではありませんが、できる限り、庄内さんのこの素晴らしいお店をなくさないで欲しいと願うばかりです。



志宏君にとっては初めておお店でしたが、本が大好き、映画も大好きな彼は店内に入るや否や、古本に目が釘付け状態。ふと気がつくと、1万円くらいの古本を購入しているでは・・・汗。ああ、庄内さんに会わせたかったなあ。

庄内さんを支えてきた仲間たちが今回の最後となるライブの準備を着々と進めて下さった御陰で、まりやちゃんのチラシ(これも庄内さんが御元気なときに、きちんとお願いして作成していてくれた)も、ピアノの調律から細々とした気遣いまで、いつもの通り。ここに庄内さんがいないのだけが違和感...。


まりやちゃんのフライヤー

お客様も満員御礼。遠くからみんなが駆けつけてくれたのが涙がでるほど嬉しかったです。本当に本当に有り難うございました!!

演奏中もずっと庄内さんが聴いてくれているという温かい空気の中で全員がいつも以上に素晴らしい演奏をしていたと思います。志宏くんの自由奔放なピアノにますますヒートアップするトレス。このお店の生音は本当に気持ちがいい独特の響き・・・天国まで届いていたに違いありません。



実は、この日の朝、私の大事な大事な友人(大学時代の先輩)の訃報が届きました。1月前に何十年振りの再会をして、一緒にリハーサルをしたばかりの素晴らしい方でした。みんなから本当に愛されていた、大大大好きな先輩でした。あんなに元気で、再会を約束して別れたばかりだったのに。度重なるあまりの訃報に怒りすら覚えます。誰のせいでもないのですが・・・。

庄内さんの奥様が最後にきっぱりとおっしゃった言葉が忘れられません。

「命ある限り、お前達はがんばれ、と庄内が言っています。」

残された僅かな時間を精一杯生きなくては・・・。と改めて感じる今日この頃。一期一会。一つ一つのライブを大切に演奏させてもらいます。



明日(本日)は野崎観音でのライブ。観音様に見守られて素晴らしい一夜になることでしょう。この素晴らしい空間と音を堪能しに、ぜひ、お立ち寄りください。18時半スタートです。