minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

イチベレ・オーケストラと介護の日々

2019年10月27日 | ライブとミュージシャンたち
父が先月倒れ、1ヶ月入院生活。その間、買い物や家事ができなくなってきた母を家で預かった。そしてようやく父が退院したので母と2人の生活にもどって一安心。という間もなく、今度は母が布団の上で転んで、背骨を骨折し緊急入院となった。その流れで、今度は父を家で預かることに。いやはや、一人っ子の定め。仕方ないことですが、初めて介護サービスのお世話になりました。ありがたいことです。今月は超ひまだったのでちょうどよかった・・・。

音楽的には暇な11月。介護しつつも、突然「パスコアールのバンドで活躍するベーシスト、イチベレさんが単独で日本にやってきてオーケストラをやります。参加しませんか。」という話がきた。11/3,4に静岡県掛川市の「つま恋フェスタ」にそのまま出演するというプロジェクトだ。

11/3まで超暇だった私にはもってこいのチャンス。パスコアールの音楽も大好きなので、イチベレさんの作曲にもとっても興味があったので参加させていただくことになった。なんと、その日空いていたトシキも一緒に参加することに。

10/17からイチベレオーケストラジャポンのリハーサルが開始。総勢26名のブラジル大好きな有志が集合。ほぼ毎日スタジオでのリハーサルが3~5時間。なんとイチベレさんはこのオーケストラのために、1ヶ月前から家に閉じこもって作曲されたそう。パスコアールの仕事もトラを入れたそうなw。

ブラジルではこのような彼のオーケストラがあるそうだが、ブラジル以外で試みるのは初めてのことだそう。だから意気込みが半端じゃないのが最初の日から伝わってきた。

「私はブラジルの音楽をあなた方に演奏してもらいたい、と思っているわけではありません。音楽は世界中にあるもので、あなたたち一人一人のバックグラウンドによっても音楽が違うのです。それを一つにまとめてワールドワイドな音楽をみんなで作り上げましょう。」

そういいながらも、イチベレさんのリズムにはここかしこにブラジルのリズムが起用されていますw。25日から息子のアジュリナンがドラマーとして参加。ますますブラジルのリズムが活きてくることになりました。めちゃくちゃ楽しい!


木管楽器パートです。

全12曲。イチベレさんの渾身の作品です。どれも超難しいけれど、毎日リハーサルしていくうちにみんな口ずさめるようになって完成度もぐんぐん上がっていくのが面白いです。朝9時からのリハーサルは本当に大変だけどw。

全員揃ってのリハーサルは本番当日のみ。でも、ブラジルフェスタ、めちゃくちゃ楽しみ〜〜〜。

日頃、こういうオーケストラはやっていなかったので、自分の音がはみ出ないように、ピアニシモで演奏してハーモニーを作るのがとても良い経験になっています。さらに、このブラジル音楽大好きなミュージシャンたちが素晴らしい個性の持ち主たちで、本当に素敵な家族になっているのが感動です。

やっぱり、音楽って最高だ〜〜〜!!!!