minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ここだけのX'masプレゼント by TReS

2013年12月27日 | ライブとミュージシャンたち
昨日は年忘れWhsperライブにお越し下さった皆様ありがとうございました!

1セットはTReSのみ。そして後半からは遊びに来てくれた宇田川寅蔵さん(テナーサックス)と田中保雄さん(ギター)が加わりセッション。燻し銀のような渋いギターとサックス3人の熱い演奏が繰り広げられて・・・。いや~楽しかったです。アンコールでは生徒のトモちゃんも加わって4管。サックスセクションばんざ~い。

こういう出会いの場としても1年間Whisperにはお世話になりました。本当に感謝しております。

そして、Whisperは猫だらけ。五島列島のノラ猫たちがお出迎え。猫好きには堪りません。1月末までこの写真が展示してあるそうなので、ぜひお立ち寄りください。

しかも、パリから一時帰国した光太郎君(看板息子)も来てくれて嬉しかった。逞しく、さらに男前になっていたのにはびっくり。

そして、物議をかもした、クリスマスソング。トシキは「クリスマスを過ぎてのこの曲の演奏はないな。」と演奏後にぶつぶつ。でも私はクリスマスイヴの夜、この曲がどうしても演奏したくてTReS用にアレンジ。演奏する機会が昨日しかなかったからやってみたかったんだも~~~ん。大好きな曲だから、別にクリスマスが終っても演奏したっていいと私は思うんだけど・・・・。

という事で、クリスマスプレゼントとしてアルゼンチンの家族に送ったバージョンをここにアップしちゃいま~す。特別限定公開。

季節外れと怒らないでください。Happy New Yearの曲も入ってますんで許して~~。


興奮さめやらず。満員御礼@バレルハウス

2013年12月19日 | 環境
久々のライブなのに、氷雨・・・・雪になるかも、という予報。こんな日は誰が来てくれるんだろう、憂鬱だな~~~と思って、ふたを開けたら満員御礼。みんなみんな、こんなに寒い中来て下さって本当にありがとうございます~。涙がでそうなくらい嬉しかったです。

遠くイギリスからやって来てくれた友人一家も・・・。娘たちのなんと美しく成長したことよ、と感激しつつ再会を喜んで、息子とパチリ。演奏前までは写真撮る事を覚えてたんだけどな~。ライブの写真はいつも撮り忘れる。とほほ。

それにしても、伊藤志宏p君はやはりただものではありません!

バレルハウスのピアノはアップライト。しかもノーマイクだったのになんじゃこりゃ~~~~というもの凄いピアノを弾きまくる。グランドピアノで見たあの凄技もバレルじゃ無理だよな~と思っていたら・・ただただ、ため息がでるw。

ほとんどが初めての曲だったにもかかわらず。私のオリジナル「El Objetivo del viaje/旅の目的」も地球の裏側までふっ飛んで行きました。

相乗効果でTReSもいつも以上にヒートアップ。伊藤君のおかげで本当に楽しい一夜に。

次回のライブが1/9(木)にありますので、あなたも一度、志宏p君をぜひ目撃してください。絶対損はしませんよ~。

そして、今年の締めくくりライブは27日三軒茶屋Whisperです。TReSと盛り上がりましょう。

風邪にはくれぐれもご注意ください。



Against the racism!

2013年12月08日 | ライブとミュージシャンたち
先日、ネルソン・マンデラ氏の訃報が世界中を駆け巡った。南アフリカのアパルトヘイト時代に「人種差別をなくす」運動を指導してきた彼の役割は本当に偉大なものだった。

日本に住んでいるとあまり気がつかない人種問題。今でこそ、我が家の近所はチャイナタウン化しつつあるが(苦笑)、たいした問題だと思った事もなかった。しかし、NYに行ってみて人種の壁が深刻な問題なのだという事を痛感した。


私がNYで初めてストリート演奏をしたとき、熱烈なファンができた。「俺はサチのファンクラブの会長だ!」と豪語し、それからはずっと応援し続けてくれた。彼の名はジャッキー。黒人のタクシードライバーのおじいさん。(彼との壮絶なストーリーは「NYものがたり」として以前書いたので省略しますが、またいつかここに載せようと思う。)

ジャッキーと行動をともにするようになって、人種差別についてもいろいろと考えさせられる事が沢山あった。

ジャッキーが一緒に食事に行こうと案内してくれる場所はいつもハーレム。私の演奏を聞きたくてもジャッキーが中に入れない店がいくつもあった。そんな時彼は外でじっと演奏に聞き耳をたて演奏終了まで外で待っていてくれた・・・。

ちょうどその頃、レゲエバンドに参加し、初仕事が「Against the racism/人種差別反対コンサート」だった。



リーダーはオレゴン在住の人気歌手ジャー・リーバイ。彼は白人なのにおしりまで届くドレッドヘアーでレゲエを歌う。その頃、NYでの人気も高く、ライブはいつも超満員。黒人のパーカッショニスト&ボーカルがいたり、メンバーの人種も様々。



初めて飛び入りしたときに「次はユニオン広場のギグに来てくれ」とだけ言われ、行ってみたら「Against the racism Concert」。白人レゲエ歌手と日本人のサックス吹きという組み合わせだけで十分「Against~」だけど、その時の演奏は本当に大受けで、広場に集まった大観衆が大喜びだったのも未だに忘れがたい思い出。



何もわからないまま出演したコンサートだが、人種のるつぼと言われるNYではこういう運動が日常茶飯事だった。

肌の色が違うだけで中身はみんな同じ人間。マンデラ氏は人種差別をなくそうと闘い続けた。戦争も差別もない平和な世界にしようと最後まで・・・。

マンデラ氏は南アの獄中でダラーブランドの「マネンバーグ」を口づさみ、自分を勇気づけていたそうな。TReSでもこの曲を演奏していたので、今回は特別バージョンで演奏しようと思う。

黒人、ヨーロッパ、日本と垣根を越えて融合することが素敵な音楽。

ということで、13日(金)はピットインでお待ちしてます。


ウィンチェスター・ニー・テテper from ガーナ


コスマス・カピッツァper from ドイツ













ギニアの風

2013年12月04日 | ライブとミュージシャンたち
特定秘密保護法案が国民の反対を無視して可決されようとしている。あああ、なんて世の中、なんでこんな酷い政治家たちを選んでしまったのだろう。これから日本はどこへ向かって行くのか、とても不安な気持ちで一杯・・・・。

そんな中、昨日はサムタイムにお越し下さった皆様、本当にありがとうございます。久しぶりのMinga4は本当に楽しかった。

那覇マラソンから戻ったばかりのコスマスは足を痛めていたので、前回よりは好成績が出せなかったそうですが、それでも3時間は切ってゴールインしたそうな。流石です!
先頭集団で出発する権利が与えられていたのに、10分遅刻したせいで、最後のほうにまわされ、スタートから15分も待たされるというハプニングもあったそうで・・・。2万人の参加者たちの間を縫うように追い越しながら、ようやく自分のペースで走れたのは10kmを過ぎたあたりからだった、という事。凄い人数が参加されているんですねえ、沖縄那覇マラソン、恐るべし。そのうちの半数以上が完走できないらしいけど...。


そして、明日はギニア、オーストラリア、パリを拠点とするパーカッショニスト、エピゾ・バングーラのライブ。渋谷サラバ東京です。

美しいコラやバラフォンの音色にラウラウの迫力あるジェンベ。そこにドゥンドゥンの高木君、ダンサーのMikaちゃん。彼らにも久しぶりに会えるのでとてもワクワク。

という訳で、国会包囲網には参加できないけれど、ステージの上からお祈りしてます。どうか、私の分まで闘ってください。お願いいたします!






サムタイムの夜

2013年12月02日 | ライブとミュージシャンたち
あっという間に師走に・・・。本当に1年が短い、と毎年つぶやいている気がする。

明日は久しぶりのminga4@吉祥寺サムタイムの夜に出演いたします。普段は土、日のお昼なので、時間帯をお間違いなきよう。

1日の那覇マラソンを終えたばかりのアスリート系パーカッショニスト、コスマス・カピッツァperに吉田桂一p

4人で演奏するのはツアー以来か。某鍵盤弾きの酒量が増えていない事を願うばかり・・・。

そして前回、那覇マラソンで3時間をきったコスマスは今回も新記録(自己ベスト)を打ち立てることができたのだろうか???

という事で、ご予約お待ちしております!!




TReSコンサート@北園高校

2013年12月01日 | 環境
芸術の秋という事で、昨年に引き続き、RIOの母校である都立北園高校で演奏会。写真提供:北園高校PTA

昨年はブラスバンドの部員たちと一曲合同で私のオリジナルを演奏したのですが、今回は期末試験を控えているとのことで、残念ながら、TReSのみ。ゲストにキーボードの神村晃司君を加えて4人。



進学校なのに、息子が1年間留学するというときも快く送り出して下さり、さらに戻ってからも理解ある教師の方々に本当にお世話になったのだけれど、卒業してまでもこんなにご縁ができるとは。RIOが在学中に仲良しだったという先生方も来て下さり、もちろん校長、副校長先生、PTAのお母様たちのご尽力にも心より感謝いたします。

今回はRIOの初めて作曲したオリジナルを2曲まぜ、あっという間に1時間以上も演奏してしまった。一番前で食い入るように真剣に聴いていた女の子は演奏後にRIOにサインを求めていた。むむむ。

こういう生の演奏がきっかけで、若い人達がもっともっとジャズを好きになってくれれば嬉しいなあ~。



そして、演奏後は大急ぎで渋谷のホールへ。洋輔氏のNYトリオ25周年。という事で会場は満杯。流石です!

退院された洋輔さん、すっかり御元気になられていて一安心。本当に良かった~~~。

25年も無事に続いてこれたという事だけで奇跡に近いものがあるけれど、セシル・マクビー(78歳!)もフェローンもますます元気で心から嬉しそうに演奏しているのが印象的だった。ブラボー!!


セシルとフェローんに囲まれて。みんな、みんな若かった・・・w。

音楽(ライブ)って健康の源なんだな、とつくづく思った1日でありました。