minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

もう一度、芳雄の歌が聴きたい。

2024年03月01日 | ライブとミュージシャンたち
2/29は芳雄さんの21回目のバースデイ。

芳雄さんのバンドに参加させていただいたのは28歳くらいのときかなあ。。。もう記憶が定かではないけれど、佐藤達哉tsさんの紹介でリハーサルスタジオに行き、ドキドキしながら演奏したのを今でも鮮明に覚えている。
メンバーの中には、中学生の頃から憧れていた「矢沢永吉・キャロル」のリードギターのうっちゃん(内海利勝)もいたんだからw。

「あなたのサックスはいきなりストレートパンチできますね〜w。」とリハーサル後に芳雄さん。

そこからとても気に入ってくださったようで、BSジャズ喫茶 というNHKBSの音楽番組に芳雄さんが出演される回で、私を推薦してくださって一緒に出たり、芳雄さんのツアーで北海道や九州、和歌山の火祭り、などたくさんの場所で演奏させてもらった。。。

226の私のバースデイにも3回出演してくださった。最後の年(2011年)は「歌えないからご挨拶だけ」と言って辛い体で2時間ほどのライブも聞いて、最後に挨拶をしてくださった。。。。

本当に本当に素晴らしい方でした。みんなから愛されて、尊敬されて。。。そんな芳雄さんだからこそ、この閏年にはみんなが大集結。

「芳雄のあんな嬉しそうな顔、映画やお芝居の時に見せたことないのよ。やっぱり歌っている時が一番楽しかったのね〜。」とかおりさん。







ステージの企画、構成は女優でもある愛娘、麻由ちゃんが担当。
芳雄さんの映像や歌を全てわかっている麻由ちゃんでなければこのステージは創れなかったと思います。

音楽面でどんどん成長していき、男っぷりもどんどん上がっている長男、喧太くん。
アンコールで芳雄さんの「りんご追分」にアクースティックギターで見事に芳雄さんとのDUOを果たしました。
もともとは芳雄さんがライブで自分でギター弾きながら歌ったものを歌だけ抽出したのです。
コードアレンジも含め、本当に本当に素晴らしい演奏でした。
親子でなければこんな意気のあった演奏はできないな〜。(これはどこかの関係にも似ているけどw。)

さらに影で全てのフォローをしてくれた喧太くんの妻であるゆかちゃん。
本来はコーラスとして参加していたのですが、今回は完全に裏方へ。
ありがとう!!!本当にお疲れさま〜。

原田家が一丸となってこのステージを成功させてくれました。本当にお見事です。

奥様の章代さんも目を真っ赤にしてステージ裏で全員で乾杯!!!


アメリカからこの日のために駆けつけてくださった桃井かおりさん。
リハーサルからトークが面白くて面白くて。。。「もうね、70過ぎるとSK2も効かなくなるんだから!」
いやいや、お肌ツルツル、すっぴんもとてもお綺麗でした。







アンコールでは小澤征悦、柄本明、時生親子、大黒摩季、松潤、などなどが次々にステージに上がって全員で「生きているうちが花なんだぜ」を一緒に熱唱。

作曲者の宇崎竜童さんもさすがの存在感でした。佐藤浩市、江口洋介、大森南朋、山崎ハコ、中野茂(Fromアナーキー)、岸辺一徳(敬称略)のみなさま、本当にお疲れ様でした。


豪華ゲストのみなさま

いや〜Flower Top、最高です。
今回は闘病中のためにサイドギターに徹したうっちゃんも地味なようで存在感がありました。


リハーサルのFlower Top(うっちゃんがいないけど)

来年は2/28に裏バースデイ、やりますよ〜。


「風来去〜もう一度、芳雄の歌が聴きたい」

BSフジで3/30 夜9時から2時間スペシャルでこの日の様子が放送されるそうです。

今回、お越しになれなかった方も芳雄さんの歌声を聴いたことがない方もぜひぜひご覧くださいね!!!






















恵比寿ジャム・佐藤浩市・役者唄

2023年10月09日 | ライブとミュージシャンたち
すっかり遅くなりましたが、前回の続きです。


あまり楽器を持っての電車移動はやらないので無事に大久保のスタジオに入れるのか心配でしたが
なんとかお昼には間に合いました。ヨカッタ=。

恵比寿ジャムという企画の中で佐藤浩市「役者唄」というライブのリハーサル。

浩市さんとは8月の八ヶ岳以来です。あのときも楽しかったな〜。

そしてゲストの小澤征悦さんとは5年ぶりくらいかしら。コロナ前に下北沢で「役者唄」を立ち上げた時にご一緒したことがありました。
最初にお会いしたのは「ざわざわ下北沢」という2000年の映画の柿落としライブだったから、かれこれ23年くらい前ですが。。。

さらにスペシャルゲストは大森南朋さん。お父様の麿赤兒さんとは不思議なご縁があり、私のバンドと麿さんの舞踏が出演する、という結婚披露宴でご一緒したことが。。。
大森さんとは初顔合わせです。役者と歌と両立していらっしゃるようで、今回は2曲とも大森さんのオリジナル。

とにかく、今回の3人はお父様がみんなレジェンド、というすごいご家庭の2代目。

いつも通り、原田喧太くんが集めた凄腕メンバーたちでサポート。
原田芳雄さんの歌を歌い繋いでくれている、浩市さんには本当に感謝しています。

さらに、浩市さんのオリジナル曲も増えていて、すごいことになるぞ〜、という予感でいっぱいのリハーサルでした。

そして、10/7、恵比寿ガーデンホール本番当日。



お昼くらいに入ってリハーサル開始。しかし、恵比寿という街が洒落っしゃれになっちゃってびっくりです(今更〜!)。


700名ほどの座席。


浩市さんとケンタくんのアクースティックDUOも素敵です。



楽屋にたくさん置かれた「今半すき焼き弁当」。前の日、我が家もすき焼きだったけどw、超おいし〜〜〜。



ご機嫌でグルービーなバンドでした!

岸田容男drums Koichiro keybord 原田喧太guitar 小泉P克人E.bass


小澤さんが松田聖子さんの「Sweet Memory」を歌ったのですが、やはり素晴らしい曲ですね。男性が歌うとまた一味違います。

浩市さんの唄もますます艶がでてきた感じで、安心感も。
そして芳雄さんが時折姿を見せますw。

音響もやりやすくて本当に愉しいひとときでした。幸せ〜〜〜〜。

裏方に徹してくれたギルドB の社長、ゆかちゃん、本当にいつもご苦労様です。

来年の2/29はこの恵比寿ガーデンホールで原田芳雄追悼記念ライブがあるようなので、ぜひチェックしてくださいね。

お越しいただきありがとうございました。

ぜひジャズの小さなライブにも足を運んでくださることを願っております。





Minshieツアー回顧録

2023年10月09日 | ライブとミュージシャンたち
短いツアーでしたが、たくさんの方達にお会いでき、本当に愉しい演奏になりました。

Minshie(ミンシェ)というのはガーナの言葉で「Happy」という意味。

テテの素晴らしい陽気な人柄が多くの人たちを巻き込む力、楽しませる力となってお客様の嬉しそうな顔が忘れられません。

企画に協力してくださったみなさまにも心から感謝いたします。


ツアーの回顧録です。おつきあいください。


9/28 Minshieツアー初日は岡崎イオンタウンの敷地内にある、麻布茶房。



広くて素晴らしい音空間の喫茶店で、50名近くの方々が集まってくださり、初めての音楽に点目状態だったようですw。
ジャズファンも多いので、ノリも良くてガーナの唄を一緒に歌ってくれるかどうか、心配でしたがみんな大きな声で歌ってくれました。感謝。



企画してくださった杉浦家で夜は打ち上げ。相変わらず、国際色豊かなご家庭でここにくると、本当に自分の田舎に帰ったような気持ちで癒されます。いつもありがとうございます!!
またすぐに行きたいw。

9/29 次は大阪Chove Chuva。
小さな空間ですが、福岡出張中の店主(ボス)も戻ってきてくださって、とーるさんと2人ともトレスTシャツを着てくださってましたw。



なんと、看板娘のかなみちゃんが熱を出してこの日はおやすみ。
会えなかったのは残念でしたが、演奏は本当にエネルギッシュですごかったです。お客様も大満足でよかった〜。
ChoveChuvaのチャンネルでライブ見れるようです。よろしければご覧ください。

9/30 さあ、鳥取へ。
島根、鳥取へ来ると大好きな瓦屋根が目立ちます。古き良き時代の日本がそのまま残っているようで本当に美しいところです。


そして、30年以上もお付き合いのある、陶芸家山本教行氏の「岩井窯」でのコンサート。



あいにくの小雨でしたが、子供達もたくさんきてくれてノリノリ。





山本さん、いつまでも現役でご活躍くださいね。



チャーミングな奥様の手料理も美味しかった〜〜〜。数々のおもてなし、本当にありがとうございました。







企画してくださった姫奈ちゃん、本当にご苦労様!!

演奏後も興奮さめやらず、子供達とテテとのパーカッション教室まで!!子供たちとの交流ができたことが一番嬉しかったな〜。またきます!!!






10/1 ツアー最終日は奈良の廣栄堂へ。

コロナ期間、ずっとライブができずに伺えていませんでしたが、ようやく再開。待ってました!!
開演時間を30分間違えていて、少し慌てる、という失態もありましたが、なんとか間に合ったw。
お客様も久しぶりにたくさんお越しいただき、本当によかったです。
ラストなので、テテの歌も全部みんなで歌う、ということになって最後は全員で大合唱。いや〜、気持ちよかったです!



復活おめでとうございます。こんな素晴らしい空間、ライブやらないと勿体無いですよね。また来年もよろしくお願いいたします。

ということで、あっという間のツアーが終了しました。

本当にツアーって素晴らしい。一生私はツアーして生きていきたい。根っからのジプシー体質なんだと思います。

そして、翌日はみんなと別れ、1人単独で電車で東京へ。


奈良〜京都まではあおによし号、ご機嫌な列車でした。

佐藤浩市「役者唄」のリハーサル。電車移動ってほとんどしないんだけど、ちゃんと東京に行けるのかしらん。。。。(つづく)


<奇跡の3日間> Pit Inn 3Daysを終えて。

2023年09月04日 | ライブとミュージシャンたち
今年も「TReS祭り」が3Days、新宿pit innで行われました。

まだまだ残暑厳しい中、お越しくださったみなさま、ありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜!!!

自分の中では今までで一番よかった3daysだと思います。

いつも芸術の秋の時期に3日間もやらせていただけて、Pit Innにも心から感謝しております。

RIOの成長っぷりが半端じゃなく、本当に今年の夏のツアーあたりからすっかり様変わりした気が。。。
結婚、そして自分のバンド(四管獣)のツアーやらで音楽家としての自覚がようやく芽生えたのかな、と。
そして、これから式を迎える準備で大変そうだけど、可愛くて最高の嫁がいるおかげで頑張れているんだな。。。

「男子三日会わざれば刮目してみよ」


自分に関しては、本当に牛歩のごとくしか成長できず、体調維持、技術の維持で精一杯。
歯痒さばかりが目立つのですが、周りの素晴らしい音楽家たちに支えてもらって、
刺激を受けまくってなんとかやれてます。

付き合ってくれる優しいミュージシャンたち、本当にありがとう。

感謝の言葉しかありません。

ご覧になりたい方はぜひ、Pit Innのサブスクへ!!
たった2000円で1ヶ月見放題!!!2ndセットだけですが、アーカイブで3日間ともご覧いただけます。



ちょっと3日間を振り返ります。


<9/1 初日・Baila TReS/Dos Familias+> 早坂紗知sax RIO bsax 伊藤志宏p 永田利樹bass 大儀見海dr

5日前に我が家で大儀見親子とリハーサル&会食をしたばかりだったのですが、なんと大儀見元perちゃんがコロナ陽性反応がでてしまって
急遽、参加できないことが判明。リハーサルまでした曲の中から大幅に変更。ひえ==。

海くんは基本、ジャズドラマー。シカゴで鍛えたリズム感で、Swingが本当に素晴らしい。音も綺麗。

我が家でのリハーサルではジェンベの皮の上でブラシを使って演奏してくれたのですが、これが非常に気持ちよくってびっくりでした。

大儀見元perちゃんのいない穴を埋めるべく、大活躍の海くんでしたが、親戚(嘘)のおじさま、伊藤志宏pくんも気持ちよさそうにソロ弾きまくってましたねw。

「Baila TReS / Dos Familias+」はもっともっと活動していろんな人に聴いてもらいたいね!!!と伊藤志宏pくんが言ってくれたのが超嬉しかったなあ。

来年はもっと動きたいと思います。ぜひ地方の方、声かけてくださいね!!!フェスティバルなど、お待ちしておりま〜す。












<2日目・MG6> 早坂紗知 sax RIO bsax 田中信正p 外山明dr Nii Tete Boye Per

Teteの明るさがバンド全体に伝わって、MG6も本当に楽しいバンドです。
外山くんのアフリカに対する愛情がTeteに伝わるのか、本当にいつまでも2人で会話しているよう。
相乗効果もあって、2人いると素晴らしいリズムがでてきてついつい踊っている自分がいますw。

田中信正ももう長年のお付き合い。
私のオリジナル曲「Beyond Oblivion」はもう彼のピアノ以外考えられないというくらいの理解者です。ありがたいなあ。
また、この曲の冒頭は利樹のソロが圧巻でした。

こんなリズム隊の上で好き勝手やらせてもらえるのは幸せすぎでは?????と思うくらい愉しかった。
音楽の神様、ありがとう。

会場も外国の方がたくさん来ていて、一曲目から大盛り上がり。Pit Innではちょっと珍しい状態でしたねw。
この日の<ライブ盤>を作ったほうがいいんじゃない?!とRIOがめずらしく。。。さあ、どうなる?
















<最終日・Black Out with 海>


林栄一as,登敬三tsという素晴らしいサックス奏者を迎えての最終日。Black Outは15年くらい前に活動していたサックスカルテット+1。
大儀見海くんも再び。

RIOも尊敬するお二人の横で本当に幸せそう。昨年「一夜限りの」といいつつ復活したBlack Outですが、3回目になるこのメンバー、
ちょっとだけ林さんが具合悪そうなのが気になりましたが、一番バランスよく、演奏もまとまってきた感じでした。

登さんが「次は僕も曲持ってきます。いいですか?」なんて嬉しいお言葉。来年も楽しみなBlack Outです。

海くんも「このバンド、一番好きかも。こういう音楽がやりたかったんですよ。」と楽しそうでした。

林さんの体調が早く戻りますように。

3日間、お付き合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。
またこれからも頑張ります。



















旅の記憶 前半(東京から南下)

2023年08月08日 | ライブとミュージシャンたち
TReSのサマーツアーが終了しました。

いや〜今回は長かった。本当に。
自分の体力が心配でしたが、1箇所(今治)以外は最後まで吹き切ることができました。

もう最初の方の記憶が飛んでしまっておりますが、本当にこのクソ暑い中(一日たりとも雨の日がなかった『晴れトレス』です。)、お越しくださった皆様に感謝いたします。
書き残さないともっともっと記憶が飛んでしまうので、ここで少しづつ思い出そうw。

そして、共演してくださった皆様、本当にありがとう!!!
若いベーシストたちにも出会い、彼らが育つのを見て、さらに共演もできたことは大きな喜びです。長年やってきて本当に良かったなあと。

静岡、愛知(吉良町)、山口、広島、そして九州は福岡、太宰府、武雄、さらに四国へ。今治、高松、淡路島。

なかなか会えない人たちとの1年に一度の再会。さらにさらに新しい出会い。。。

やっぱりクソ暑くっても旅してこその音楽家です。

音楽で旅ができるって、本当に幸せ。。。
たくさんの人たちが聴いてくれるって、本当に幸せ。
演奏して、さらに聴いている人たちが感動してくださる、そんな瞬間が幸せ。
ありがとう。


吉良町インテルサット 

ここは一番古くから演奏させていただいているお店。常連もいっぱい。みんな家族のようです。
ゲストに岩月香央梨perが入ってくれ、気持ち良いグルーブの上でノリノリ。
かおりちゃんは大儀見元ちゃんの愛弟子でセッティングとか元ちゃんをいつも彷彿とさせていたのですが、
今回は初めて「岩月香央梨」の音がしている、と感じました。素晴らしいパーカッショニストです!!






photo by Kenji


広島 Lush Life

あにやん(清水末寿)tsが入院から復帰されたということでホッとし、いつものように半分もゲストに入っていただき演奏してもらいました。
「病み上がりのあにやんをこき使ってごめんなさ〜い。」「そうだよ、働かせすぎ〜。」と笑いながらも素晴らしい演奏を聞かせてくれるあにやん。
ここに来るのもあにやんと共演できる楽しみがあることが一番大きいのです。
さらに大学時代からの先輩、山田さんもtsで最後に入ってくださり、四管獣、ではなく五管獣にw。。。楽しい夜となりました。ありがとうございました。








下関 ポストギャラリー レトロ


古い歴史を持つこの建物の中で音を出す気持ちよさ。想像しただけでもワクワク。
こんな素晴らしい場所に出会えることも旅の一つの楽しみ。
たくさんのお客様を集めてくださった主催者むちりんこさんは息子さんと初めてきたライブで息子さん(まえしん)がJazzウッドベースにハマり(その頃はまだ中学生)、
今や大阪大学のジャズオーケストラや自分のグループなどで大阪ライブを行っているそうで、貫禄ばっちり。
最後のアンコールではみごとなソロまで聞かせてくれました。これからも楽しみですね。まえしん、がんばれ!








photo by 杉本新一郎氏


さあ、いよいよ九州へ。(続く)



























新潟 Jazz Flash <参人組ツアー>

2023年04月24日 | ライブとミュージシャンたち
あまりに楽しくて充実したツアーから無事に東京へ戻りましたが、放心状態です。。。。



素敵な山猫軒(越生)からいざ、新潟へ。


これは山猫軒の南さん(奥様)からいただいた参人組の写真です。


こちらはJazz Flashのあきこさんから。


新潟Jazz Flashは、前回コロナでキャンセルとなってしまったこともあり、アキさんとあきこちゃんの濃密な関係ということもあり、色々な思いが錯綜しながらも
愛情のこもったたっぷり演奏できた2セットとなりました。

見出しの看板(9)をご覧になればわかると思いますが、(曲名は少し間違ったものがありますがw)
アンコールはアキさんから佐藤さんご夫妻に捧げてソロで演奏。


お越しいただいた皆様、そして佐藤さん、あきこさん、本当にありがとうございました!

室蘭で出会った(その時は室工大のジャズ研の学生だった)ベーシストのYくんも新潟に移住してきた、ということで何年かぶりにサプライズで来てくれてびっくり!!
室蘭のマスター清野さんにも会いたいな〜。

人と人のJazzを通しての繋がりって本当に大切ですね。何年経っても消えない。音楽の神様がいつも見守ってくれている様な気がします。

またお会いしましょうね。

ちなみに来月、TReSは新潟の楽屋に行きますので、ぜひいらしてください。


リハーサル風景。















伝説の夜。@柏崎

2023年04月24日 | ライブとミュージシャンたち
新潟Jazz Flashの翌朝、9時にはホテルを出発。さあ、このツアーの最終日です。(すみません、長文になります。)

午前中が苦手な私にとって、早起きしてすぐに移動が続くと体に堪えるのですが、
半端ない緊張感が続いていて返って早く目が醒めて寝られないので、
8時から朝ごはんはしっかり食べました。
お米がおいし〜〜〜。イカの刺身が朝から出るなんてしあわせ〜〜〜。と朝からすっかり元気にw。


今回の旅は実は、アキさんが昔からお世話になっていた柏崎の石川真理子さんが昨年、乳癌で急逝され、
「彼女のお墓参りがしたいから柏崎にも行きたいの」ということで始まりました。

真理子さんと私は面識はありませんでしたが、柏崎に入る前からどんなにエネルギッシュで素晴らしい女性だったか、とアキさんから教えていただいていて
到着する頃は、なんだか初めての土地に来た、という感覚もなくなっておりました。

青い空が広がって、爽やかな、少し肌寒い空気がキリッとしていて、まるで真理子さんの人柄のようなお天気(あくまで想像ですが)。

「母は晴れ女だったんです。」と息子さん。

お墓参りをかねて、この土地で演奏したい、ということが発端だったのに、
あれよあれよ、という間に「八向山」、「増尾好秋&鈴木良雄Duo」そして「参人組」+小山彰太drという大きな大きなイベントになっていて、私たちはびっくり!!!

これも石川真理子さんという女性がどれだけ「柏崎にジャズを広めたい!」とご尽力されていたのかがわかります。

日本のレジェンド・ミュージシャンたちも真理子さんのために、とはるばる駆けつけ、素敵なコンサートとなりました。

迫力満点の和太鼓と詩の朗読でオープニング。
真理子さんに深いご縁があった方達だそうです。

そしていよいよ「参人組」の登場。




小山彰太さんも最後に2曲加わってくださって、1時間のステージ。ほとんどリハーサルなんてなかったのですが
さすが彰太さん。美しい、かつ迫力のドラミングでみごとに盛り上げてくれました。






井野さんも久しぶりに会う顔ぶれに終始ニコニコ。











ほぼ満杯の大ホールが揺れていました。

とにかくアキさんのオリジナルが素晴らしくて。。
迫力があって美しくて大好きな曲ばかり。もっといろいろと演奏したかったのですが、1時間の枠があり。。。
それでも真理子さんの大好きな曲を選んで演奏しました。
天国の真理子さんもニコニコ喜んでくれていたと信じています。本当にお会いしたかったな。。。。

第2部はチンさん(鈴木良雄bass)と増尾好秋gさんのDuo。
息ぴったりで、ジャズのレジェンドたちの見事な演奏にお客様もうっとり。。。





そしてトリは「室内楽団・八向山」。

八尋ともひろper、向井滋春tb、山下洋輔pのトリオです。

3人の頭文字をとってのグループ名なのに、井野さんは「次は八海山だよな」
いくら新潟だからってw。

実はぎりぎりまで、向井さんがご病気だったので、出演は危ぶまれていましたが、見事に復活されました!
体調のこともあるので、椅子に座っての演奏でしたが、のっけから向井さんの7拍子のオリジナルが軽快なサウンド。




山下さんもお元気そうで、お二人が自由奔放に演奏している中で、しっかり扇の要役として八尋くんが良い味を出していました。





やひろっちとも久しぶりに会えてなんだか、ステージを見ていてジーンときちゃった。いろいろなことが走馬灯の様に。。。。

八尋くんに「さっちゃんも昔とちっとも変わらないねw。」って良いのか悪いのかw。
お互いに体調管理してがんばろうね、と言葉を交わせました。

音楽って本当に素晴らしいな。。。


そして、最後の最後に全員参加のジャムセッション。
「Antigua」を演奏。
東京からなんと、サックスの小田島亨さんもこのために駆けつけてくださり、フロント3本に。







アキさんと洋輔さんも可愛く並んで連弾。





なんという幸せ。なんという奇跡。こんな共演、2度とないだろうな。。。会場も大興奮のまま、真理子さんの追悼コンサートは終演。




天国の真理子さん、本当にありがとうございました。

柏崎のスタッフの皆様のご協力がなくてはこのコンサートは実現できませんでした。
本当に、心からお礼を申し上げます。

これで最後、と言わず、ますます真理子さんの後を引き継いで柏崎のジャズを盛り立てていってください。








アキさん、井野さん、山下さん、彰太さん、八尋くん、私が真理子さんのお宅まで行き、お焼香をさせていただき帰路につきました。



素晴らしい音楽家達と共に過ごせたコンサート。参人組プチツアーもあっという間に終わってしまって、ぽっかり穴があいたような寂しさが残っています。

アキさんの名曲、Cherryがまだ心に鳴り響いています。。。。

ありがとうございました。
またこの参人組でどこかでお会いできる日を切に希望いたします。




































最狂の一夜に乾杯。

2023年02月27日 | ライブとミュージシャンたち
今年も無事に226バースデイライブを江古田Buddyで行うことができました。毎年思うことですが、みんなが揃ったこと自体が奇跡です。







コロナもだいぶ収まったようで、お客様がまた戻ってきた感じでなによりです。遠方からこの日のためにお越しくださったみなさま、寒い中並んでくださったみなさまにも心から感謝いたします。

今回はいろいろとハプニングが多くて、十分なリハーサルもできないまま本番突入。

海千山千のメンバーですから本番はもう何が起こっても面白くなるに違いない、と楽観的な私。息子と利樹の強力なサポートもあって、なんとかミッションクリア。という感じでしたが、終了後のお客様の反応はあまりに大きくて、インテルサット(愛知県)のマスター孝さんは「全部が涙ものだった。来て良かったよ〜〜」

みんなの満足そうな顔を見た途端、疲れが一気に吹き飛びました。

素晴らしいミュージシャンたちにも心から感謝いたします。











「なんでこんな難しい曲を。。。。」とメンバーたちから言われましたが、こんな曲(オリジナル)ができるのも今年が最後かな、という思いがあり。。。

でも体力作りにも精を出して、来年の226まで頑張りますのでよろしくおつきあいください。

山下洋輔さん、81歳。終わって翌日にこんな素敵なメッセージが。

「私は81歳になりましたが、こうなったら死ぬまででピアノを弾き続けようと思いました笑。
どうか、お見守りください。」





いつもアグレッシブで果敢にチャレンジしてくださる姿を追いかけて、ますます精進したいと思います。

素晴らしい一夜に乾杯。感謝感謝感謝。。。。


写真・高下徹

彗星の如く。。。

2023年02月09日 | ライブとミュージシャンたち
2/7はPit Innで「Baila TReS / Dos Familias +親戚のおっちゃん」ライブにお越しいただきありがとうございました!

大儀見元perちゃんの息子、海くんがシカゴから帰国中とのことでBaila TReSに初参加してくれる、ということで会場に興味津々のミュージシャンたちも詰めかけてくれました。
いや〜ありがとうございました。

彗星の如く現れた海くんのドラム。本当に素晴らしかった。。。

海くんは小さい頃から外山明さんのドラムが大好き、というだけあって音の美しいこと。それに若さとエネルギーが加わって、横に並ぶお父さん(大儀見元perちゃん)が嬉しそうにサポートしたり、煽ったり。親子ならではの息のぴったり合ったリズムにメンバーも最高に盛り上がりました。



海くんがまだ幼稚園くらいのときでしたが、演奏中ずっと大儀見元perちゃんの膝に座ったまま。。。というライブをやったことがありました。そのとき、お父さんの膝の上で最後までじっと音楽を聴いていたのにはびっくりしました。

また同じ頃、大儀見元per&外山明drDUOでパーカッションを叩いて、ギャラを500円もらった、という元ちゃんのエピソードトークも面白かったな〜。
ちいさな頃からの環境ってやはり大事。

2組の親子とそれを見護る親戚一同。。。といった感動的な一夜だったと思います。








さらに、中路英明tb、岩月香央梨perの飛び入り参加まで。。なんと豪華なBaila TReS (永田利樹bass RIObsax 早坂紗知sax 伊藤志宏p 大儀見元per)でしょう!!ありがとうございました。



なんだかBaila TReSの新しい形が見えたような気がします。





またこのユニットで再演を熱望されているので、夏までにどこかで演奏できると思いますのでお楽しみに。

海くん、Pit Innデビューおめでとう。これからひっぱりだこになる予感。。。

Pit Innのアーカイブも1ヶ月みれますので、ぜひ見逃したかたはこちらでご覧ください。