minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

初体験!

2006年10月31日 | ライブとミュージシャンたち
 歌舞伎や能で使われる、手からさっと投げると白いくもの糸のようなものがぱあっと散る、隠し玉のような、あれ、何て言うんでしょう?あれをサックス吹いている途中で投げつけられました!もちろん、了解していたのですが、口元にかかって、くるくると回っていたら手もからまって・・・口の中から白い紙を抜きつつ演奏を続けましたが(苦笑)。って書いたら、一体何やってんの?と思われるでしょうが、舞踏家とのコラボのお話。

 フランスから一年に一度やってくる舞踏家、大門四郎さんとウルガでご一緒するのは2回目。
昨年は真っ白な風船を膨らましながら壊れるまでを真っ白なもじもじくんのような格好で踊り、私たちと絡みました。そして今回は1セット目はいきなり網がウルガの天井からステージまで張られていて「私は今日はスパイダーマンです。」と網の一番上から降りて来て私のサックスと格闘する、という設定になっておりました。面白いなあ。

 2セット目は客席から利樹のウッドベースを担ぎながら歩いてきて、その後ろから利樹が弾いたり、叩いたりしながら登場する、という仕掛け。ベースを正面から弾いたのは生まれて初めて!と利樹も興奮気味。

 70歳にもなろうという、この大門さん、ただ者ではありません。フランスではあの、スティーブ・レイシーと長年つるんで沢山のフェスティバルなどで熱演してきた人。様々な舞踏のアイデアを追求し、均整のとれた体は今もって美しいです。次回ご一緒するときはもっと衣装とかも考えなくちゃいけないかな。(ってセーラー服ではやんないよ。)

 来年は彼の住むフランスの田舎の森でぜひ一緒にライブパフォーマンスを!と盛り上がり、30度の泡盛がおいしくて、ついつい朝まで飲んでしまいました~!息子の朝ご飯に間に合ったので良かったけど。今日も国立でライブだから、さあ、寝ようっと。

センチメンタル阿佐ヶ谷

2006年10月30日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日の阿佐ヶ谷ジャズストリートに初めて参加したのですが、駅前でも無料コンサートやってました。横浜ジャズプロムナードのちっちゃい版ですね。立ち寄ったハンバーガー屋にもジャズが流れていました。街がジャズで溢れる事って素敵な事ですね。

 利樹は本番前に駅周辺を散策したようで「てっちゃん(吉田哲治)そっくりなトランペット奏者が人間ジュークボックスをやっていたんだよ。メニューが書いてあって、お金を入れるとその曲を生演奏する、ってやつだったけど、てっちゃん、凄い事始めたなあ、って近寄ってみたら別人だった。」いろんな事を考える人がいるもんだわ(笑)。

 阿佐ヶ谷という街は私が高校時代に通った思い出の場所。当時、野方の家からセーラー服で自転車で通学してました。

 都立杉並高校へ入学してすぐにソプラノサックスを持っているという事が何故か知れ渡っていて、ブラスバンドからの引き抜きがあり、落語研究部に入部しよう(!)と思っていたのに弱小ブラバンへ仕方なく・・・。

 2年になったら、部員が10人くらいになっちゃって残された私は部長にされ、これじゃ吹奏楽にならんからいっその事ジャズのビッグバンドみたいにしたいな、と思いきや、ホルンがいたので挫折。ま、チューバの替わりにエレキベースを入れてとりあえず格好がついたので吹奏楽コンクールに初出場してみたのです。もちろんCクラスですが。ちょっと楽しめの曲「フーテナニー」を選び演奏したら、これが金賞!?(って実は4校しかCクラスにはエントリーしてなかったw)。

 部長になってからはジャズ風の曲を選んでアレンジしたり、サックスなのにティンパニが叩きたいと我が儘を通して、ショスタコービッチ5番をやってみたり、合宿を試みたりと本当に好き勝手やりたい放題(苦笑)。

 そんな弱小ブラバンも、今や全国大会に出場する程の大規模なものになっているようです。阿佐ヶ谷ジャズストリートにも出演していたみたいで、聴きたかったなあ。

 杉高の可愛いセーラー服時代、懐かしい思い出に浸ってしまう・・・やはり秋だからでしょうか?

写真は大河新作「In a sentimental minutes」(「in a sentimental food」の方が良かったんじゃないw?)

ああ、青春!

2006年10月29日 | 家族の日常
 息子の緊張が伝わって来た。文化祭で1年の合唱の伴奏する事を命じられた息子が夏前からずーっと練習してきた曲。うん、途中止まる事もなく無事完了。厳しい母が採点して、80点というところか。(ざけんなよ~、と息子は怒るだろうけど。)

 お父さんは朝帰りで仕事も続いているので、今日もパスだが、朝一番からおばあちゃん達も駆けつけてくれ、永田家総動員での観劇。「りょうちゃん、足長いね。」とか「あの髪型いいね。ピアノ、上手いね。」など、おばあちゃん同士の会話もババ馬鹿まるだしだけど仕方ない(苦笑)。しかし、遼介から「俺を見つけても、絶対声かけんなよ。」と強く言われているので遼介に手も振れない...。スター気取りか(怒)。でも他の同級生たちはみんな私たちにきちんと挨拶してくれ、声がわりした子、しない子と変化に驚きつつも・・・みんな、大きくなったね~(涙)。

 1年、2年、3年と出し物が終了して、トリは吹奏楽のコーナー。3年生は最後の演奏とあって、みんな熱演。やはり圧巻はこの夏、コンクールで金賞をとった「Golden Circle」という曲。息子が途中でソプラノサックスに持ち替えているのをしっかりビデオに録画。3年生も最後とあって、ラストの曲が終わった瞬間から楽器をしまうまでずーっと泣いていたんだって。いいなあ、青春。

 家にもどって少し寝てから阿佐ヶ谷ジャズストリートへ。お蕎麦や「みや野」というお店での演奏です。3ヶ月ぶりに黒田京子さんが復活。でもでも極力生音の小さめから始め、恐る恐る大きな音へ...「さっちゃん、気にしないでいつも通り吹いていいわよ。」1セット目が終わるとそう言ってくれたので有り難く、最後には全開(苦笑)。

 入れ替え制とあって1セットもたっぷり1時間20分の演奏。これで¥2800?って言われたらどうしようか、と心配していたのですが、お客様にも満足して頂けたようでよかった~。
 もの凄く狭く、ごちゃごちゃした普通のお家で演奏している感じだったけど(苦笑)、生音で3人でやるのは初めて(特に利樹は)。ピアニッシモが気持ち良かったなあ。京子ちゃんも最後の方はガンガンとピアノを弾いていたので、体調も少しづつ良くなってきているのではないかしらん。ま、外側からはつらさがわからないので本当に大変な病気だけど、ゆっくり時間をかけて治していってほしいですね。お酒もたばこも止めているそうだ。「少しでも長くピアノ弾いていたいからね。」彼女の言葉にはとても説得力がありました。今日、悪化していないといいですけど...ちょっと心配。今年は彼女との演奏はもうありませんが、来年からまた一緒にやりましょう!お大事に~。

 

ちっちっ・チーズケーキ

2006年10月27日 | うまいもん関係
 チーズケーキのおいし~のが食べたいよォ~!!とTVを観ながら子供のようにわめいていたら、旦那が「じゃあ、そのおいしい奴をお取り寄せすれば?それくらいならご馳走してやるよ。もうすぐ結婚記念日だし・・・。」そうだ、そうだ、そうだった。一度も結婚記念日なんて祝った事もなく、自分の誕生日ですら、いつもコンサートでバタバタしてきちんとお祝いすらしてもらえない(涙)。酒屋をすっかり辞めて、しがないミュージシャンの家庭になってしまったので慎ましく生きている私たち(苦笑)。だけどたまにはいいよね~、これくらいの贅沢は!3675円也。

 てなわけで、注文して10日かかって今日届いた訳です。和歌山シエスタのチーズケーキ。本当はチーズケーキだけ注文したかったのだが、すでに11月末まで完売。ちょっとTVで紹介されるとあっという間に売れてしまうんだな(って私もその中の一人だけど)。パスタとセットのものなら在庫がある、って事でパスタセットを注文。本当はパスタ専門店だったのね。

 届いた箱を空けた途端びっくり。あまりにちっちゃい・・・。これだけ~~~?いくらお試しセットだからって・・・チーズケーキが目当てだった私にとってあまりに少量(涙)。しかも解凍時間に4時間。夜中に一人でこっそり食べちゃおうか、と悪魔が囁く。息子はダイエット中だし、利樹も友人と飲みに行って留守だし、一人で食べちゃってもいいよね~...?

 と思っていたら、利樹が帰って来てしまった。ちっ。ま、仕方ないから2人でこっそり食べる事にしよう。許せ、遼介。

トドの(あ)つまり・・・

2006年10月25日 | 家族の日常
 久しぶりにジムへ行った。ピラティスというのはケーキの名前ではありません。腹筋を使ったエクササイズ。これが結構きつい。たった20分なんだけど汗だくになります。そのあと、30分間クロールで泳いで、ウォーターエアロ/45分のクラスに参加する。これが私の火曜日のコース。

 リズムにのって水の中でぴょんぴょんと跳ねながらいろんなポーズで踊り続ける45分間。これは結構楽しい。で、毎日やっているおばさまたちがいらっしゃるが、どうみても効果があるとは思えない体型...(汗)。やはり水泳っていくら頑張っても、イルカとかトドのような体型は変らないのか。

 しかし、最近特に目立つのが中年のおじさんたちが増えた事。2時~4時くらいなんて、普通のサラリーマンでは考えられない。定年になって行くところがないおじいさん、リストラに会った中年男性とか、水商売系男性が増えているのかな。

 ウォーターエアロの可愛いピチピチ可愛い子ちゃん先生がいる日なんぞ、わらわらとおじいさん達が集まってくる。もちろん、彼らはウォーターエアロに参加はしない。横のコースでチラッチラッと先生を盗み見ながら水中ウォーキングとかストレッチしたりしてる(苦笑)。

 一番気になる変な人がいる。50歳位の男性なのだが、いつもアントニオ猪木のようにタオル(彼は黒だけど)を首からかけ、格好つけながらシャワーを浴びたあと颯爽とプールサイドへ。ちょっと小さめの黒い水泳パンツも気持ちが悪い。そのままウンチングスタイルになってしゃがみ込み、プールサイドの壁に片手をおしあて、下を向いて10分ほどじっと動かないのだ。

 何やってるのか、と~っても気になりながらおばさん連中は目配せしあってピョンピョン跳ねている。ま、トドの集団に注目されているのが快感な訳じゃないだろうけど(苦笑)。

 おじさ~ん、ちょっと変ですよ~、と言いたいのだけどぐっと我慢のトドでした。
 

国立「GLUON」OPEN!

2006年10月24日 | ライブとミュージシャンたち
 先日さがゆきさんから、古い友人(ピアニスト)がライブハウスを作ったという情報をmixiで頂いた。し、しかも、国立No Trunksの同じビルの3階(No Trunksは5階)だそうな。ひえ~~~~!?先日、NoTrunksに出演したとき、3階の工事のおじさんとお話したばかり。「あんたもミュージシャンかね?ふーん、このあたりはお洒落な音楽やる店が多いんだなあ~。」そのお店がまさか!!!!!

 彼女の名前は中島久恵。板橋文夫の弟子だけあって、かなりエネルギッシュなピアニスト。昔彼女のバンドで吉田哲治tpと福島ツアーに行ったりしたなあ、懐かしい~~~。

 久恵ちゃんは超美人ピアニスト。昔からピアノの椅子にまでこだわり、ピットインの昼ですら、自分の20万円の椅子を持参するという人だった。当然、彼女のお店のピアノは「ベーゼンドルファー」。ピアニストによる、ピアニストの為の店。昼間はジャズピアノも教えているようです。あの、清水みちこさんも彼女の弟子。

 No Trunksはピアノのないお店だから、全く違う音楽を提供できるのではないかしらん。楽しみですね。みなさん、お近くにお寄りの際はぜひどうぞ!

 

 

 

 

お台場イエ~イ!

2006年10月23日 | ライブとミュージシャンたち
 なんだ、なんだ、この若者達は?ここは獏原人村のhip hop版か?ま、出演時間が夕方6時からでよかったけど(苦笑)。

 PAはまたまた最悪だったようですが(外には殆どサックスは聴こえなかったらしい、悲し~!)、ステージ上の演奏ではここ一番のできでした!Think Tankとmingaが初めて融合した夜に乾杯!

ボロン

2006年10月19日 | ライブとミュージシャンたち
 ひえ~、5年で8日しか仕事に出勤しないで、給料をもらっていた奈良市役所員がいるなんて、何やってんだ市役所は?そんなやつは普通の会社だったらとっくに首じゃないの(怒)?

 お昼からリハーサルやって、本番を2セット、へとへとになるまでやってたった○千円しかもらえないミュージシャンが沢山いるってのに・・・今TVつけたらこんなニュースから流れてきて、ついつい怒ってしまいました。世の中おかしいぞ。

 ピットインでのカラモコ、流石でした。時間にもきっちりしているし、明るいし、譜面を一生懸命覚えようとするアフリカ人に出会ったのは初めてです(笑)。ボロン(昨日ボンボと書いてしまいましたが間違いです。)というベースのような楽器を鳴らしながら歌を歌うのですが、これがまたすんばらし~。この楽器をNYで初めて使ったのはカラモコだそうです。もちろん、日本でも彼だけです。ぜひそのうちmingaにもお呼びせねば!という事で楽しみにしててね。


ポジティブシンキング親子?

2006年10月18日 | 家族の日常
 久しぶりに仕事オフなのでお買い物に近所まで出かけた。この坂下商店街もどんどんと店じまいするところが増えて、ついに激安・主婦の味方「ミック洋品店」まで姿を消してしまった...。確かに私も肉や魚、野菜をこの商店街でなく、自転車で隣町まで買いに行ってしまう事の方が多い。裏切り者~!と商店街の人たちから聞こえてきそうだが、安いところに流れて行くのは賢い主婦なら当たり前でしょう(?)。そう、ここは遠くまで行けない近所のお年寄りたちの社交場になってしまったのだ。

 池袋の街の人たちも年寄りと変った人たちが増えてきている。大声で歌いながら毎晩同じ時間に通るOL。ボロボロのお人形さんを抱いてふらふら歩くおばあさん。昼間から鼻を真っ赤にしたアル中のおじいさん。道路の看板を眺めているのかいないのか、じっとその前にたたずんで2時間も3時間も動かない体の大きな浮浪者。自分より大事にされていそうな犬に、ひっぱられるように散歩させているおじさん、大きな金の指輪をした怪しげなトルコ人のおっさん、毎日会社帰りにビールを1本づつ買って行く中年サラリーマンと青年の不思議なカップル・・・etc. 大丈夫かぁぁああ、池袋~!

 今日は例の<ポジティブシンキングの日>だから、この街の発展でも願おうか・・・。普段からポジティブシンキングの私、今更って感じなんだけど、夕食でこの話題になった。

母「今日は凄い日でいい事を考えると叶うらしいよ(あまりうまく説明できてない)。」
息子「ふ~ん、じゃあ、金持ちになるようにって考えよう。」
父「金持ちになれば、それでいいのか?例えば交通事故で足がなくなったとしても?」
息子「じゃあ、健康で金持ちだな。」
母「え、健康な金持ちでいいの?ほ●えもんみたいに悪い事して捕まったりしても・・?」
息子「・・・。父ちゃんたちと話してたら、ちっともポジティブな気分になれね~よ(怒)。」

はい、たしかに・・・(汗)。

関係ないけど、バリトン吉田君から教えてもらった、絶対音感テスト。面白いです。
http://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/music/zettai.html

 

 

 

 

カラモコ・カマラ

2006年10月17日 | ライブとミュージシャンたち
 今日はなんか凄いエネルギーの日だそうで、朝10時から夕方5時頃がピークらしいですが、ポジティブなイメージを頭に浮かべてお願いするとそれが叶うそうな。う~ん、何をお願いしようかしらん。おいしいチーズケーキ、食べたい。ってそんな事じゃだめだよな。

 さて、昨日はリハーサルでジャンベの神様のようなギニアのパーカッショニストと出会いました。明日のピットインでAグルポのゲストとして参加するカラモコ・カマラ。歌って踊って叩きまくりのカッコイイアフリカ人です!カマボコじゃないよ~。

 観た事ないような大きなひょうたんでできたカリンバとギターの合体した楽器、ボンボというベースの役割をする楽器、ハープのような音を出すコラという楽器、それらの音を聴いているだけでも楽しくなります。

 今までのAグルポは軽~いフュージョンバンド(?)だったのですが、彼の参加で俄然みんなのやる気が出て来て、リズムが生き返った感じ。アフリカ人が入るとどうしてこんなにリズムが活き活きしてくるのかな?明日が楽しみだわ。また一人素敵なパーカッショニストと出会えた!嬉し~。

 写真は大河の個展のトイレの壁に飾られたレコード盤のコラポ。大河展終わっちゃったのね。もうすっかり秋・・・、黄昏れていたら「扇風機、いい加減にかたづけろよ」と息子に怒られた・・・。