minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

「ハワイより綺麗!」@

2016年05月31日 | 環境
前日の十和田湖から奥入瀬渓流コースは、本当に素晴らしかった!そして、今日は秋田わらび座からすぐ近くの「抱返り渓谷」に立ち寄って、角館で少し観光してから鶴岡へ・・・。


抱返り渓谷の駐車場から一望できる美しい山々。

少し歩くと神社。小学生の遠足と合流。といっても20人くらいだけど。元気な声でみんなが「こんにちは〜!」って挨拶。かわいい。手にみんな書くものなどを持っているので「写生するの?」ときくと「冒険なんだ!」。たくさんの発見があるといいね。



どんどん山道を歩くと・・・









橋から子供達も興奮状態で眺めている。女の子「わ〜、ハワイより綺麗だね。」私「え?ハワイ?」女の子「行ったことないけどw。」「本当だね〜。私も知らないけどw。」子供達にも風景にも癒された・・・。








これが真夏だったら絶対飛び込んでるな、トシキは。


そして、角館の武家屋敷を通って、藤沢周平の街、鶴岡に向かいます。












今日で東北ツアーが終わります。最後の鶴岡も大好きな街。みなさん、遊びにいらしてくださいね!













「あきた芸術村」@たざわ湖ビールレストラン

2016年05月30日 | 環境
秋田恐るべし。角館に近い「たざわ湖ビールレストラン」は63年の歴史をもつ「わらび座」が創設した芸術村。敷地内に温泉、宿泊施設、劇場、そしてレストランと立ち並び全国から中学校、高校の修学旅行などで使用されていて、「ソーラン節」の踊りもわらび座が作って、子供達に踊りを教えたそうな。

「わらび座」は劇団四季、宝塚に続く3番目に大きな演劇集団で、ここ角館に本拠地があって、日本全国に支部があるそうだ。知らなかった〜〜〜。そして、驚いたことに、このわらび座は世界をまたにかける歌手「松田美緒」が生まれ育った場所でもあった・・・ひえ〜。なんて世界は狭いんでしょう。

大館の大学時代の先輩岩澤さんのご紹介で、こんな素敵な場所で演奏させてもらい、温泉にまで浸かって旅の疲れがすっかり癒されました。ありがたいことです。













文化を子供達のために広めていきたい、という思想のもと、演劇集団が立ち上がり、今や世界のビールフェスティバルで金賞を受賞したりする地ビールの生産まで・・・。わらび座のことはこれからも注目していきたいと思います。今日はそこの音楽担当の人が聴きに来てくださったり、営業の女の子たちも研修(?)の一環で聴きに。地元の方達も大喜びで、またもやノリノリ。東北の人たちの秘めたる情熱のようなものを今回のツアーでまざまざと感じました。

終わって、駐車場から空を見上げると満天の星空。今夜はいつもより早く終わったので、もう一度温泉に入ってまったりしま〜す。

写真提供/中島祥崇氏



明日は最終日、鶴岡市 Bar Chicです。ここも素敵なお店なので、ぜひぜひお越しくださいませ〜。




新緑の十和田湖を抜けて・・・@青森/東門

2016年05月30日 | ライブとミュージシャンたち
大学時代、同じ学部で同じ音楽サークルに入った仲間がいた。その一人が青森出身のレイコだった。彼女はエレクトリックベースでジャズをやりたいと言ったので、もう一人のピアニスト(当時のはやりだった、フェンダーローズを即購入した北海道の可愛い女の子)と女3人で「Misty」というジャズグループを結成。チックコリアの「Return to forever」や渡辺貞夫さんの「カリフォルニア・シャワー」のアルバムから演奏していた・・・気がする(苦笑)。

そんなおつきあいから、結婚して子供ができて青森に戻っていったレイコとこれまたFace Bookで繋がって、昨年は久しぶりに上京した彼女と再会。「今度青森にも行きたいから場所を探して欲しい」とお願いすると快く引き受けてくれたレイコ。やはり持つべきものは「ともだち」。ありがとう。

さっそくレイコは青森で趣味でベースを弾く田中氏に相談し、その方が協力してくださって今回の東門でのコンサートが実現できたのであります。

最初、田中氏は私の演奏をアバンギャルドなのでは・・・と心配し、ちょうど上京していた折にサムタイムのライブに偵察に来てくださり・・・。そこで、すっかり私たちの音楽を気に入ってくださって、これはぜひ青森で実現させましょう!と。「東門」というお店もミュージシャンたちから評判をきいていたので、ぜひそこで演奏したい、と伝えると、田中さんは学生時代の後輩である東門のご主人とはツーカーの仲で、ご主人も私の名前は知っていてくださり、これまたトントン拍子に進んでいきました・・・・。

大館で比内地鶏の絶品親子丼を食べてから青森まで「十和田湖を通って奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)を通ってくるといいですよ」と田中氏のアドバイスのとおり下道を通っていくと、新緑の樹海へ・・・山道を抜けると見晴らしのよい発荷峠へ。十和田湖が一望。そしてB G Mにはジージーとセミの声。春セミというそうです。こんな時期にセミの声にはびっくりしました。


十和田湖が一望できる発荷峠から。





さらに、奥入瀬渓流に入ると美しさに圧倒。澄んだ水の流れはとても早くて冷たそうだったのですが、渓流に沿って車道があることにもびっくりでした。大雨が降ったらすぐに車道に溢れそうなくらいぎりぎりまで・・・。ここは本当に来て大正解でした。素晴らしい場所に私たち全員が大感動。



奥入瀬渓流






「東門」は本来はお蕎麦やさんですが、ご主人はジャズベーシストで神主さんで、そばも打って・・・と凄い人だと伺ってお会いするのを心から楽しみにしておりましたが、とても残念なことに、体調を崩されて入院されてしまったのでした。今回のライブを決めたすぐあとで入院になってしまったので、田中さんは「ライブを中止にしましょうか?」と相談したところ、ご主人が「せっかく決めたのだから、ぜひやってください」とそのまま続行となったそうです。

主人不在の中、リハーサルを終えると東門のお蕎麦定食が振舞われて・・・美味しい手打ちそばにうにご飯が付いている。普段、演奏前はそんなに食べられないのに、みごとに完食。


リハーサル風景







またここは音響も抜群。お客様が大勢入ったらどうなるかな、と少し心配していたのですが、ステージ上に板の間が貼り付けてあるので、生音の気持ち良いこと。こういう細かい心使いから、ここのご主人の音楽に対する愛情をひしひしと感じました。本当に本当に1日も早いご回復をお祈りしております。

お蕎麦をいただいているうちに、お客様が続々とお見えになって・・・あっという間に満員御礼。嬉しいなあ。たくさんの方達に来ていただけることが最大の喜びです。「どんな音楽なの?」と聞かれてもジャンルなどで説明のつかない私たちの音楽。まずは聞いてみて、としか言いようがないんです。聴きに来てくださったみなさんが、大満足の笑顔。CDもたくさん売れました。ありがたや〜〜〜。




そば職人がバリトンを持っているような・・・汗。

青森にもビックバンドがたくさんあるそうで、そこでサックスを吹いている女の子たちも来てくれて「明日から2本吹きの練習したいですw。」とか「ノンブレスの練習方法は?」などなど、熱心にRIOや私に質問してくれて・・・。少しでもサックスの生音を、ジャズの楽しさに感動してくれたのはなによりも嬉しいことですね。みんな、これからも音楽を楽しんで続けてくださいね〜。

初上陸の青森八戸でしたが、大成功。また、来年もここで演奏したいな〜〜〜と思った次第です。東門で手伝ってくださったスタッフの皆様にも心から感謝いたします。




レイコ、ありがとう!ご主人もとても優しそうな人でした!


さあ、次は「わらび座」の郷、角館「田沢湖ビールレストラン」に向かいます。新たな出会い。素敵な感動。旅って最高!















知らない私がモグリでした。@大館ミントンハウス

2016年05月29日 | 
玉川大学の音楽サークルでは1年ちょっとしか在籍していなかったので、ほとんどご一緒したことのなかった先輩が「紗知、せっかく東北に来るのだったら、大館と角館と2箇所やらない?」とFace Bookでつながりメールをくださった。「えええ?いいんですか〜?」

ほとんど秋田に知り合いがいなかったので、今回はすっかり岩澤先輩にお世話になることに・・・。30年ぶりにお会いする先輩はすっかり貫禄がでて、昔の面影がなく(笑)最初はわからなかったのですが、話をしているうちに、どんどん懐かしい話に。いや〜、青春時代を思い出しました!持つべきものは友人(先輩)だな〜。

そして、大館といえば「ミントンハウス」。失礼ながら私は全く知らなかったのですが、お店に入るとフィルウッズやデイブ・リーブマン、ペトルチアーニなどの伝説のジャズマンから渡辺貞夫、日野皓正、といった大御所たちのサインが壁一面に・・・・。なんだなんだ、ここは?

サウンドチェックをすませると近所の居酒屋で先輩が郷土料理を次々とご馳走してくださる。なんと幸せなことでしょう。いぶりがっこ、姫竹を焼いたもの、比内地鶏のお刺身、比内地鶏の焼き鳥・・・わ〜、演奏前からこんなに食べちゃったw!男どもはすっかりビールでいい気分。大丈夫か?!


新鮮だからこそ食べられる比内地鶏のお刺身


歯ごたえがまったく違う焼き鳥


この姫竹の美味しいこと!


貫禄のふたり。

時間になって、お店に入ると、狭い店内にぎっしりとお客様が。もう、トレスのTシャツを購入して着込んでいるおじさまがいるぞ!!昨日に引き続き、秋田、恐るべし。

ライブが始まるといい雰囲気でみんなが楽しそうに盛り上げてくださるので、またまた調子にのって2本吹きまで・・・。こんなにノリがいいと、旅の疲れなんか吹っ飛んでしまいます。ありがとうございました!

演奏後には、マスターの奥様が特別に作ってくださった、比内地鶏で前夜から仕込んでくれた「きりたんぽ」。これがコクがあって美味しいのなんの。「でも本当は秋が一番せりの美味しい時期なのよ。今度は秋にくるといいわよ。」新米の時期、秋がせりも根っこごと食べられる季節なのだそう。昨年、冬にきりたんぽのセットをたかやんから送っていただいたので「せり」の根っこの美味しさはそのとき初めて知ったのです。



そして、ようやく私たちと合流したマスター。そこから謎に包まれたマスターの正体が次々と明かされることに。

このお店をやって42年、海外アーテイストはもちろん、日本人のミュージシャンたちを個人的に大館に呼んでコンサートを行ったり、なんと私の師匠である土岐英史の最初のグループもよんだそう。そして壁にかけてある素敵な絵はマスターがNYで描いたという水彩画。デイブリーブマンが気に入って、CDのジャケットにしたそうです。パリの美術館でも飾られたり、賞をとったりしている一流の画家でもあった・・・ひえ〜〜、凄い人だったのね。

最初の印象はとっても寡黙な池袋ぺーぱーむーんのマスター似のおじさん(同じ年でした!)。むっつりして怖い人かな、とちょっとびびりましたが、マスターの話をだんだん聞くうちに、あれよあれよと面白いミュージシャンの裏話が飛び出して・・・朝まで飲みたい気分。とっても優しい気さくな方でした。この店に高校生から通いつめていた先輩も面白い人だったんだな〜。こんな素敵な場所を今まで知らなかったのはモグリでした。紹介してくださった先輩に改めて感謝。また来年もこの話の続きがぜひ聞きたいです!マスター。

そして、明日はその同じ大学で私が初めて女の子3人で組んだジャズユニット「Misty」(きゃ〜、はずかしいw)のバンドでベースを担当していた友人、レイコの仕切りで青森へ。こちらも初めてなので非常に楽しみにしております。


感動しました!とCDをたくさん購入してくれた若いご夫婦と。


マスターと私のうしろの絵がCDジャケットに使用された絵画。

次はここです↓













嬉しい誤算@秋田カフェ・ブルージュ

2016年05月28日 | ライブとミュージシャンたち
仙台の利久で「牛タン定食」を堪能して、秋田へやってきました。



昨年、初秋田を体験したのですが、お客様の入りが思ったより悪く、さらにひろ〜いお店だったので・・・集客に一抹の不安を感じていた秋田市。今回も初めてのお店でしたが雰囲気がよさそうだったので無理やりお願いして場所を提供していただくことに。

ところが、予定していた秋田の友人たちから「今日は行けなくなりました」という連絡が次々にはいり、愕然。大丈夫か〜〜〜(汗)。また昨年の二の舞じゃないの?と思いつつお店に到着。






楽器のセッティングをし終わったころに秋田に戻ってしまったドラマーのたかやん(高田政則)が来てくれ、今回はパンデイロで参加していただくことになりました。お店の雰囲気もいいけれど、音響が抜群。生音が響き渡っていつもの半分の力で十分演奏できる。こういうところが一番嬉しい。そして、「何か飲む?食事は?」と優しいママの心遣いが。初めてのお店って緊張するのだけれど、あった瞬間に打ち解けてしまった感じです。ありがとうございました〜。

あとはお客様がどれだけ入るのか・・・。「ま、お客様が少なくてもいつも通りの演奏をすればいいよね。」と半ばあきらめムードで話し合いながら、2階の控え室に待機していると、ぞくぞくとお客様の声が聞こえて来る・・・。

時間が来て、ステージに向かうと、ほぼ満員のお客様!ここのママが音楽好きな方たちを集めてくださっていたのでした。感激!!!

さらに驚いたことに、手拍子、反応のよさ。最後のリベルタンゴでは「踊っていい?」と前に出てきて踊りだす女性まで。なんだなんだここは?南米のようだぞ?昨年の秋田の印象と全く違う、ラテンの血の騒ぐ人たちが大勢いるではありませんか!




私たちまで調子に乗って客席まで練り歩いて演奏w。

アンコールでは観客がみんな立ち上がって踊ったり手拍子したり・・・・信じられない楽しさ。そうだ、ここは日本のチャルテン(パタゴニア)なのだ〜〜〜!あのときの興奮がよみがえってきたのであります(2014年11月のパタゴニアツアーをお読みください)。

打ち上げでもママの手料理がつぎつぎにでてきて、私も持ち歩いていたマテ茶をだして、みんなで回し飲み。マテ茶の会がここにも一つできました(苦笑)。本当に素敵な出会いに心から感謝です。

日本のチャルテン、秋田市カフェブルージュ、ブラボー!!!また来年につながった素敵な夜に乾杯!たかやんもありがとうね〜!

そして、明日(本日)は大館市ミントンハウスです。どんな人たちが待っているのか・・・ワクワクドキドキ。

仙台、ふたたび。

2016年05月27日 | 
東北ツアーの後半戦、第1日目は仙台Kabo。ここのお店には震災前に来たのが最後で、震災のあと、ずっと心配していたのですが、なんとなく声をかけそびれて・・・・久しぶりにさっちゃんママと再会することができました。

思ったよりも、はるかに若くてお元気そうで、本当に嬉しかった〜。震災のときはとても怖かったそうで、「今の熊本の状態はとても他人事ではないのよ。」と熊本をとても心配していらっしゃいました。それでもお店やお客様たちが元気なのがなにより。そして、ジャズ好きの温かなお客様たちが来てくださって満員御礼。

カスくん、美香ちゃん、木元くん、そして室蘭で仲良くなった基くんまで・・・久しぶりの仙台なのに、家族のような雰囲気。老舗Kaboに集まってくる人たちはこの小さな空間で密度の濃い音楽を聴き慣れている人たちばかり。うれしいなあ。

「いつも、ジャズばかり聴いているから、今日はとっても新鮮でよかったわ〜。」と最後にママも大喜びで打ち上げにおいしい手料理をふるまってくださり、感謝感謝。また来年もやらせてくださいね〜。みんな、どうもありがとう!!!


明日(本日)は秋田カフェ・ブルージュ、ここも初めてですが皆様のお越しをお待ちしております。




東北ツアー後半戦!

2016年05月25日 | ライブとミュージシャンたち
猫屋敷と化していた我が家がようやく住める状態になったと思ったら、もう明日から東北ツアー後半戦です。

今回の場所はトレスで行くのは豊岡以外は全て初めてのところばかり。どんな出会いが待っているのか、またまた楽しみですね〜。

5/26(木) 仙台市 Kabo/ カーボ 20:30start
5/27(金)秋田市 カフェブルージュ
5/28(土)秋田県大館市 ミントンハウス 18:30open 19:30start M.C.3000円(ドリンク別)
5/29(日)青森県八戸市  茶屋 東門 (三戸郡階上町大字赤保内字寺下13-1) 電話0178-88-3987 18:00 Open 19:00 Start M.C. 3,000円
5/30(月) 秋田県角館市 たざわ湖ビールレストラン 仙北市田沢湖卒田字早稲田430 TEL : 0187-44-250018:00開演 
5/31(火)山形 鶴岡市 Bar シック 19:00open20:00start:MC3500


トレスのTシャツもこの東北ツアーで全て売り尽くします!(きっぱり)。ありがとうございました〜。








TReSツアー夏の陣。

2016年05月22日 | ライブとミュージシャンたち
東京にもどって、次々に雑用をこなして家事もして・・・ツアーに出ているほうが音楽のことだけ考えていればいいので楽しいなあ・・・などとブツブツ。それでも、雑用をこなさないと、次に進めないのだから仕方ありません。本当は雑用が一番向いているかもしれない。要領の良さだけは人に負けない自信があります(こんなの自慢にならないな)。20箇所へのチラシ送付も全て完了。ふう。

そんななか、今日は淡路島の高校の音楽指導の先生から「新たまねぎ」がどさっと送られてきて嬉しいサプライズ。ちゃんと東京にいるときに届いてよかった〜。さっそくスライスして美味しくいただきました。ごちそうさまです。

ツアー中においしいアイスクリームやメロンが届いたりして、「ああ、東京にいたら食べられたのに・・・涙」なんて悔しい思いもするのですが、送ってくださった方に何の罪もありません。ほとんど留守にしているこっちが悪い。予定を把握してからナマモノは送ってくださいね、とはいくら図々しくても言えません(苦笑)。それでもおばあちゃんがちゃんととっておいてくれたものを帰ってからありがたくいただいておりますので、ご安心ください。

余談はさておき、ようやく夏のチラシが完成いたしました。

来週からの東北ツアーのあと、7、8月ツアーのフライヤーです。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

五島のフライヤーは完璧に夏休みモードで、ドリカムのポスターのようですね。
このツアー前にTシャツは完売しそうです。また違う色を作成しようかな,と考慮中。








戻ってみれば猫屋敷。

2016年05月19日 | ライブとミュージシャンたち
半月も家を空けていたのだから、少しは覚悟していたけれど玄関を入ると獣臭。猫たちの毛がひらひらと空中を舞っていた・・・汗。2階のおばあちゃんが時々窓を開けてくれていたからこれでもましなほうか?むむむ。また喘息が悪化する・・・。

トシキと2人で掃除機をかけ、拭き掃除、ベッドカバーを洗濯し、夕食のお買い物。昼の1時くらいに家に到着できたので、明るいうちになんとか生活できるようにはなった。ふ〜、家を維持するって大変なことだなあ。

喘息はこれで発症したようなものだけれど、猫たちに罪はない。可愛い顔して「ニャアニャア」と甘えてくるくうちゃん。「どこいってたんだよ〜。」とふてくされ気味でマイペースのメイリン。元気でなにより。

それにしても五島の夕陽が恋しい。早く7月にならないかしらん、ともう気分は夏休み。おとといの打ち上げも楽しかった〜。なんだか浦島太郎になった気分だわ。


上五島高校のクロッカスのみんなと。




それにしても、五島のホタルの季節にはちょっと早かったのが残念。見たかった〜。



来週末からまた東北ツアーの第2弾が始まります。今度は初めての場所がたくさん。大学時代の友人が手伝ってくれているのでとても頼もしいのであります。会えるのが楽しみ。

仙台、秋田、青森とまわっていきますので、みなさま、ぜひぜひお越しくださいね〜。




5/26(木)仙台市 カーボ 詳細はお店まで(022-261-3792)
5/27(金)秋田市 カフェブルージュ 18:30open 19:30start M.C.前3500円/当4000円(1ドリンク付)
5/28(土)大館市 ミントンハウス 18:30open 19:30start M.C.3000円(ドリンク別)
5/29(日)青森県八戸市  茶屋 東門 (三戸郡階上町大字赤保内字寺下13-1) 電話0178-88-3987 18:00 Open 19:00 Start M.C. 3,000円
5/30(月) 角館市たざわ湖ビールレストラン 18:00開演 (90分ステージ)秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430 TEL : 0187-44-2500
5/31(火)山形 鶴岡市 Bar シック 19:00open20:00start:MC3500円

可能性は無限大(The sky is the limit)@上五島高校

2016年05月17日 | 
Gフェスの余韻さめぬままに、翌日は上五島高校の吹奏楽部に行ってきました。

Gフェスに出演していた「クロッカス」という4人組のボーカルユニットはこの吹奏楽部の子供達。主催の山崎さんが「上五島の高校生たちに、本物の音楽を聴かせたい!」と立ち上げたフェスティバルだから、高校生とせっかく仲良くなれたのだし、吹奏楽部にお邪魔して、生音を聴かせちゃおう!とこちらから無理やりお願いして、練習時間に訪問することになりました。

話のわかる校長先生や吹奏楽顧問の先生たちがニコニコと出迎えてくださり、昨日フェスティバルに来てくれていた高校生達も待ち構えてくれて・・・さっそくみんなのもとへ。



まずは、演奏を2曲聴かせてもらいました。まわりの下馬評では「ピッチもあっていないし、金管パートが弱いんですよ。とにかく自信なさそうに演奏するのが・・・」。しかし、予想を覆す元気な演奏で安心しました。でも、何かが足りない・・・。高校生になって初めて始めた子供達が多い、と先生方が簡単な曲しか演奏させていないのじゃないかしら。もっと楽しくて格好いい曲がいっぱいあるはず・・・。

そんな気持ちを抑えつつ、今度は私たちTReSの生演奏。ブラジルもの、ジャズ、そしてオリジナル(6/8拍子)と様々な形態のリズムを演奏すると、全員がキラキラと目を輝かせて食い入るように聴いてくれます。ジャズフェスの時も、一番前の方でノリノリだった彼ら。手拍子もばっちり。ドラムがなくても一人一人のリズムがあれば、いろんなことができる。それを彼らに伝えたかった。自信を持って楽しく演奏すればそれでいい。





そんな音楽の楽しさがきっと彼らに伝わったのではないかと思います。

演奏後に、サックスパートだけリオが担当し、残りのパーカッションと金管、木管のみんなとさて、なにやろうかな。と思ったときに、そうだ、いきなりだけれどジャズ(ブルース)を教えちゃおう。



無謀かとも思いましたが、私の音をその場でききとらせ「Now's the time」を教えました。すぐにニュアンスを聞き取ってその通り演奏する能力にはびっくり。

チューバの男の子にはトシキがベースラインを、そしてパーカッションにはスイングドラムを。初めての演奏に戸惑いながらも楽しくついてくる生徒達。時間に限りがあったので、アドリブをとらせるところまではいかなかったけれど、バッキングを教えて、最後はみんなで大合奏。素晴らしい!ちゃんとスイングしていたぞ〜!

高校生の力は恐ろしいものです。クロッカスの4人を聴いて驚いたけれど、ほかの子供達も才能に満ち溢れている。それを引き出してあげれば、RIOのオリジナル曲ではありませんが「可能性は無限大/ the sky is the limit」。PAの山崎さんの大きな夢は少しづつ現実に近づいているようです。

また7月に会えるのを楽しみにしています。