minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

旅の記憶 後編 ~淡路、そしてBaila TReS~

2023年08月09日 | 環境
四国から今度は淡路島へ。

ここで2日間滞在。
蒼開学園のビックバンドのクリニックをやって、翌日は彼らと共演。

コロナと少子化で昔初めて訪れた時よりも人数が半分くらい減っていて驚きました。
中学1年生から高校3年まで合わせて20名もいないなんて今までになかったことです。

昔からラテン音楽が得意なこのビックバンド、今回もラテンの曲、ジャズの曲と盛りだくさんの内容を披露してくれました。
もっともっと時間があれば教えたかったことはいっぱいあったけど、みんな一生懸命、そして楽しそうに演奏していたので
あまり口出ししないほうが正解かも。元気で楽しんで音楽やってくれればそれが一番ですね。

初めて行った時に出会ったベーシストのYuくん。顧問の先生のご子息で、今は東京の学校へ行き、さらにラテンバンドのジュニアで活躍中。
わざわざこの日も東京から忙しい中駆けつけてくれて、みんなの面倒も見て、一緒に演奏もしてくれました。ありがとう、Yuくん。これからが楽しみ。
また東京で会いましょう、と約束。



TReSの演奏を暑い中、生徒さんたちが熱心に聴き入ってくれてたのが印象に残っています。コンクール、がんばってね。




さあ、TReSのツアーはひと段落。
明日、明後日とBaila TReS/Dos Familias + だ!!!!久しぶりにみんなに会える、うれし〜。


名古屋 Jazz inn Lovely

Lovelyの店長森さんがご病気で突然スタッフ交代があった、との話を聞いていて心配しておりましたが、
やはりLovelyのスタッフはみなさん優秀。気持ち良いテキパキとした対応が本当にありがたいです。

ほとんどのお客様が常連の方達でしたが、久しぶりに集まったBaila TReS、海くんのドラムが入ったことで一段とパワーアップしました。

親子バトルも堪能できてお客様が大喜び。大興奮の中、終了。来年はまた2Daysでやりたいな〜。
森さん、一日も早い復活をお祈りしております。

(ばたばたで写真を撮る暇がありませんでした。。。汗)


大阪 ロイヤルホース

ここも常連の方達が海くん入りBaila TReSを聴きたい!とたくさん駆けつけてくださり、大感謝。
ノリもいいので、最終日ということもあって、私も最初から飛ばし気味。。。。
「かあちゃん、だいじょうぶ?」という視線を感じつつも調子にのって演奏。

最後まで今回は吹き切ることができました。メンバーが素晴らしかったのも頑張れた要因です。

本当にみなさま、ありがとうございました。ツアー先々でいろいろな方に支えられてなんとか無事終了いたしました。






photo by Junko Ono



まだ余韻冷めやらぬところですが、東京にもどって8/20(日)にこのメンバーで「大井町どんたく」でのステージがあります。
18時ごろの出演となります。

お時間があれば無料なので覗きにいらしてください。








旅の記憶 中編~ 九州、四国~

2023年08月09日 | 
九州(福岡)に到着。相変わらずの猛暑です。


太宰府 Jazz inn Dolph's

このお店も気持ち良い響きでいつも演奏が楽しくなる場所。
コロナで会えなかった友人も長崎から来てくれた。再会を喜び合う。




福岡 New Combo

福岡在住のドラマー、上村さんが今回お休みだったので、TReSのみの演奏。しかし、上五島からロックドラマーの尾崎一雄ちゃんがわざわざ来てくれて
後半のステージにシットイン。めちゃくちゃ気持ち良いリズムで、長旅の疲れも吹っ飛びました。一雄ちゃん、ありがとう。
佐賀からも長崎から友人たちが駆けつけてくださり、本当に嬉しかったです。











武雄 隠れ家Jazzy シークレットライブ

疲れがピークに達した頃、一日ようやくオフができたので、嬉野温泉へ。



猛暑の昼間だからさすがに温泉客も少ないw。誰もいないので贅沢にゆったり。疲れもとれました〜。
翌日は佐賀 武雄 「隠れ家Jazzy」。ここのオーナーご夫妻が大のジャズファンで、私たちのライブにいろいろときてくださっていた関係で
「ついにライブができる店を作りました!演奏しにきて〜。」とはじまったのがコロナ前。
コロナのせいで2度ほどキャンセルになったりしたのですが、ようやく再開。また来れて嬉しい!!!
温泉のおかげか、絶好調のライブとなりました。ありがとう〜。




今治 「浄土寺」with minamo

翌日は朝9時出発。佐賀から今治、車移動6時間。ほとんど食事もとれずに今治へ到着。汗だくで体力もどんどんなくなっていく。。。

到着するとすぐにminamoのメンバーたちがやってきた。minamoは今治のスティールパンのグループだ。
いつもはお客様で来てくれているけれど、スティールパン大好きな私たちがぜひ共演したい、と毎年お願いしていて、ようやく夢が叶ったのだ!
利樹作曲の「ツバメ」を前もって私がアレンジし、彼らとの共演を心から楽しみにしていたので、疲れも忘れ、お寺の本堂でさっそくリハーサル。
めっちゃいい感じ〜。

ゆっくり休む暇もなく、とりあえずシャワーだけ浴びさせてもらって、minamoのステージが開始。
彼らが1セット演奏するので、私たちは残りの1時間を休憩なしで1セットやることになった。アンコールはもちろん、共演。

ところが、昼の時はまだ元気だった私だが、本番はじまって3曲目あたりで、暑さにやられてヘロヘロに。。。

最後のほうではソロもとれなくなり、ロングトーンもままならず。。。倒れる寸前。。。

それでもなんでもアンコールまでなんとか演奏して、逃げるようにクーラーのある部屋へ駆け込んでぶっ倒れた。

みんなに心配させてしまって本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。。。ぐるぐると頭の中には演奏した曲が鳴り響き。。。
と思っていたら本堂ではダブルアンコールでRIOと利樹が演奏してくれていました。
私の分まで頑張ってくれた2人にも心から感謝。

きちんと最後まで吹き切ることができず、お越しくださった皆様本当にごめんなさい。

来年こそは「もっと共演したい」とminamoのメンバーにも約束しました!リベンジするぞ〜。(真夏はやめますw)

翌日はやっとお休み。大好きな鈍川でたっぷり泳いで、温泉に入って復活できました!!







高松 So Nice

利樹の大学時代の先輩ドラマー&音楽プロデューサーの鹿庭氏がアンコールでドラムを叩いてくださり、
ここも気持ちよく演奏できました。よかった〜。
アートフェスティバルでフランスから来日中のアーティストやアメリカの観光客の方などもきてくださって国際的なお店になってました。
いつもありがとう!なっちゃんママはボーカリストでもあり、次回は一緒に歌ってもらいたいな〜と希望しておきました!!




旅はまだまだ終わりません。(つづく)



































旅の記憶 前半(東京から南下)

2023年08月08日 | ライブとミュージシャンたち
TReSのサマーツアーが終了しました。

いや〜今回は長かった。本当に。
自分の体力が心配でしたが、1箇所(今治)以外は最後まで吹き切ることができました。

もう最初の方の記憶が飛んでしまっておりますが、本当にこのクソ暑い中(一日たりとも雨の日がなかった『晴れトレス』です。)、お越しくださった皆様に感謝いたします。
書き残さないともっともっと記憶が飛んでしまうので、ここで少しづつ思い出そうw。

そして、共演してくださった皆様、本当にありがとう!!!
若いベーシストたちにも出会い、彼らが育つのを見て、さらに共演もできたことは大きな喜びです。長年やってきて本当に良かったなあと。

静岡、愛知(吉良町)、山口、広島、そして九州は福岡、太宰府、武雄、さらに四国へ。今治、高松、淡路島。

なかなか会えない人たちとの1年に一度の再会。さらにさらに新しい出会い。。。

やっぱりクソ暑くっても旅してこその音楽家です。

音楽で旅ができるって、本当に幸せ。。。
たくさんの人たちが聴いてくれるって、本当に幸せ。
演奏して、さらに聴いている人たちが感動してくださる、そんな瞬間が幸せ。
ありがとう。


吉良町インテルサット 

ここは一番古くから演奏させていただいているお店。常連もいっぱい。みんな家族のようです。
ゲストに岩月香央梨perが入ってくれ、気持ち良いグルーブの上でノリノリ。
かおりちゃんは大儀見元ちゃんの愛弟子でセッティングとか元ちゃんをいつも彷彿とさせていたのですが、
今回は初めて「岩月香央梨」の音がしている、と感じました。素晴らしいパーカッショニストです!!






photo by Kenji


広島 Lush Life

あにやん(清水末寿)tsが入院から復帰されたということでホッとし、いつものように半分もゲストに入っていただき演奏してもらいました。
「病み上がりのあにやんをこき使ってごめんなさ〜い。」「そうだよ、働かせすぎ〜。」と笑いながらも素晴らしい演奏を聞かせてくれるあにやん。
ここに来るのもあにやんと共演できる楽しみがあることが一番大きいのです。
さらに大学時代からの先輩、山田さんもtsで最後に入ってくださり、四管獣、ではなく五管獣にw。。。楽しい夜となりました。ありがとうございました。








下関 ポストギャラリー レトロ


古い歴史を持つこの建物の中で音を出す気持ちよさ。想像しただけでもワクワク。
こんな素晴らしい場所に出会えることも旅の一つの楽しみ。
たくさんのお客様を集めてくださった主催者むちりんこさんは息子さんと初めてきたライブで息子さん(まえしん)がJazzウッドベースにハマり(その頃はまだ中学生)、
今や大阪大学のジャズオーケストラや自分のグループなどで大阪ライブを行っているそうで、貫禄ばっちり。
最後のアンコールではみごとなソロまで聞かせてくれました。これからも楽しみですね。まえしん、がんばれ!








photo by 杉本新一郎氏


さあ、いよいよ九州へ。(続く)