minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

がんばれイーグル!

2008年03月29日 | 家族の日常
昨日から少年野球、高校野球、ヤクルト快勝、と野球づくし。幸せ!そして今朝も頑張って応援に行って来た。試合は8時で、息子は5時に起きて、まだ暗いうちに一人でおにぎりを食べて出て行った。

昨日、今日と連投なので、チームのエースは少し疲れ気味。しかも、新2年生の中では一番頼りになる子が「今日から家族旅行」でいない。人数の少ないチームだから1人かけても大変なのだ。そんな状況の中、2点先制されたが、エースがホームラン級のヒットを打って2点返した。さあ、逆転だ!と意気込んでいたら犠牲フライ。そこを新2年生がぼーっと突っ立っていた為にタッチアップできず「何やってんだアアアア!」と怒鳴られたがあとの祭り。中2だとこんなレベルなのね(苦笑)。そうこうするうちに、相手チームに長打がでていっきに5対2に点差が広がった!

息子たちの仲間でいろんな意味で問題児のA君。普段はサウスポーでファーストを守っている。昨日も試合前の練習にこないでそのまま直接試合場に来たため(その前の日の練習でもさっぱりやる気がなかった)、監督たちの怒りをかって、ファーストを新2年に任せたのだが、やはり使いものにならずエラー続出。渋々、A君にとりかえた。やはり新3年生、守りは完璧。最初っからA君にしとけば・・・と、親でもないのに、ハラハラドキドキだった昨日の試合。

そして今日は当然A君はスタメン。初回から体の柔らかさを利用して、サードからの球を素晴らしいキャッチで1塁をアウト!よくやった~~~!とみんなで大喜び。しかし、バッティングはお話にならないくらい酷いのだ(苦笑)。

もちろん下位打線で、登場。息子がヒットででたので、監督はバンドのサインを2度出した。A君はバッターボックスからはずれ、大きく頷いた・・・・そして第一球。ポア~~~ンとサードフライ。あれれ?バンドじゃなかったっけ?
その後も誰もヒットがでずに試合終了。

ベンチに戻ってきた息子たちはA君に
「何やってんだよ。バンドだろうが!」
「え?僕、サインなんて知らないもん。」
「・・・・・(汗)。だったら、あんなに偉そうにうなずくなよ~(怒)!!」

ま、こんなへっぽこチームが決勝に残れるはずはなく・・・・。終わってからもみんなしょんぼりと佇んでグランドを去ろうとしない。コーチと一緒に座り込んだまま。

御母さんたちは「さすがに落ち込んでるのね。」「まあ、反省したほうが強くなるもんね。良い事だわ。」
などと会話しながら、しょんぼりしている彼らを暖かく見守っていた。

家に帰ってきた息子にねぎらいの言葉をかけて「最後にみんなしょんぼりしてたけど、そんなに悔しかったの?」と尋ねたら、

「違うよ。ただ、みんな眠かっただけ。」

へっぽこチームの未来はあるのか・・・・?夏に向かって、頑張れイーグル!


春の大会!Palpitante!

2008年03月29日 | 家族の日常
息子たちのへっぽこ野球チーム、春の大会が始まった。そしてプロ野球(セリーグ)も始まった。本当にパルピタンテな気分ですね(って私だけ?)。うん、これからは、ワクワク・ドキドキはPalpitante~~!と叫びましょうw。

試合は花冷えの区営グランド。もうすっかり桜が満開で綺麗だった。息子達もいよいよ中3として最後の大会なのだ。これまで上級生のいないチームだったのでどこと対戦しても弱いだけ・・・。この時期の1年の歳の差ってもの凄く違うんですよね。ようやく息子たちがメインになるのだ。これからが本番。

という訳で私達PTA軍団も応援に力が入る。相手チームは昨年準優勝だったチーム、初戦で当たって敗退した恨みをここではらさねば!とばかりに声をからして応援してきた。息子は7番でセンター。ヒット、犠打、フォアボール、となかなかの成績で、一つエラーしたものの、なんとか延長戦で1点差で勝ったよォ~~~~。準決勝進出おめでとう!良かったね~(涙)。

そして、準決勝は明日朝8時からだって・・・。起きられるかなあ。なにがなんでもまた応援に行かねばなるまい。

テキサステナーの女

2008年03月28日 | 家族の日常
最近レッスンに来るテナー吹きの女の子が面白い。美人で才女。しかも大学病院の●○技師という職業を持ちながらご主人と月1くらいでロックバンドのライブをやっている。ちなみにご主人も会社員だが、エレキベース。

何故テナーなの?と尋ねると、たまたま・・・なんだそうだw。大学生の時に路上ライブを見て、そのときにテナーを吹いている人を見て自分もこれがやりたい!と思ったらしい。そして迷わずテナーを買って大学のビッグバンドに即入部し先輩に教わりながら・・・自己流でここまで来たそうだ。

音がまた凄い。上品で美人な顔立からは想像できないような豪快な音を出すw。まさにテキサステナー!!やっほ~!

「私、ピアニッシモとかは吹けないんです・・・(涙)。」


「・・・・・てね、そんな生徒がいるのよ~~~(笑)。」と利樹に彼女の話をした。
「じゃあ、紗知と同じじゃん。」
「ち、ち、違うよ~(汗)。私はピアニッシモだって吹けるんだからねっ(怒)!」

まだレッスンに来始めて1月だけど、変なところが私に似ませんように・・・と祈りながら、
今後の彼女の動向が・・・・・非常に楽しみ。うしししし。



卒業の思い出

2008年03月26日 | 家族の日常
池袋の街は卒業を迎えた女子大生たちで溢れていた。いいなあ、袴姿の女の子たち。私の大学は、卒業式と謝恩会に出るだけで100万くらいかかる(!)という理由で卒業式をボイコットして、そのお金でNYヘ卒業旅行に行ってしまったのだった。

だからあの姿には未だに少し未練が残る。初めて行ったNYの思い出の方が貴重な事は間違いないけど。

その頃通っていた慶応ジャズ研。バンドの仲間たち4人と女は私一人、5人の珍道中。初めてのNYでドキドキだったけど、慶応ボーイたちは紳士でいざとなれば守ってくれるだろうと思い頼りきっていたか弱い女子大生の私。し、しかし、到着3日目には各々好き勝手にライブハウスをはしごしまくり、気がつけば夜中のワシントンスクエアを女一人で横切ってホテルに戻っていた。どこがボディガードじゃ(怒)!

ケネディ空港に降り立ったのは、●十年前の226で極寒のNY。その1週間くらい前にセロニアス・モンクが亡くなったらしく、どこのライブハウスに行っても、追悼の演奏をやっていたのを思い出す。どっぷりとジャズに漬かった初めてのNY。ジャズミュージシャンへの道はここから始まった・・・ような気がする。

春を告げるものたち

2008年03月24日 | 家族の日常
近所のもくれんが綺麗だったのでパチリ。モクレンってどうしてあんなに妖艶な匂いがするんだろう。子供の頃からこの匂いをかぐとうっとりしてしまう魅力的な花。

卒業式も終えた息子の中学校に野球当番で向かった。すると正門の桜が・・・・もうすっかり満開。これじゃ、入学式まで持たないのでは?と御母さん達と余計な心配をしながらOBチームvs中学生チームの紅白戦を観戦。一本もヒットを打てずに中学生チーム惨敗。来週からの春の大会に向けて、気合い入れには十分すぎるほどだなw。頑張れ~、最後の試合なんだから、ヒット一本くらい打てよ~~!ああ、それにしても昨日の高校野球で最後にエラーしちゃったセンターの男の子(それでさよなら負け)、可哀想だったな。息子もセンターなので、人ごととは思えませんでした。

という訳で高校野球も始まり、もうすぐセリーグも開幕。いよいよ春。今年は何回神宮へ通えるのだろうか?大好きな古田監督もいなくなっちゃったけど・・・。

しかし、我が家で春を一番に知らせてくれるものは・・・ゴキブリ。よろよろよろっと出て来ちゃった日には、おおっ、久しぶりだね~、といいながらバシン!これだけは生きて帰す訳にはいかないのだ。しかし、心の準備ができていないと相手もヨタヨタなのにこちらもドギマギして逃がしてしまう事が・・・(普段だったら、必殺仕置き人の如く百発百中でしとめるのだが。)通り道に置いておくと効果あるのよ、と教えられた唐辛子作戦もこの頃は効果なし。平気で唐辛子の横から出入りしていた(怒)!さあこれからが我が家の春本番だ、ゴキブリたちよ、覚悟しろ!!

どっか~~ん、暴走トリオ@阿佐ヶ谷

2008年03月23日 | ライブとミュージシャンたち
桜の開花宣言が東京にも出たけど、空気はひんやりと花冷え。こういう季節が一番油断しやすいので(といいながらノースリーブを着てる!)、風邪ひかないようにしなくちゃ・・・と思いながらもちょっと風邪気味?だったけど、阿佐ヶ谷MiXのライブ、トリオとは思えない?迫力満点の生音ライブだった。

アップライトとは思えないほど、新ちゃん、大爆発w。暴走トリオ。私はリハビリが必要なくらいミスを連発してしまいましたが(汗)。3人でやるカナビス、凄すぎです。

226で飛び入りしてくださった、「鐘の鳴る丘」の上山高史(かみやまたかし)さんも聴きに来て下さって、さらにAll of me まで歌って下さったのには感激。いつも、サプライズ演奏をありがとうございます!とってもダンディな方で、日本のフランク・シナトラといった風情。颯爽とトレンチコートを翻して帰っていく様子なんぞ、まさにマーロウのよう。ハードボイルド71歳恐るべし!昔はモテモテだったんだろうな~w。

生音がびんびん響く素敵な店だった。また中央線沿線になじみのお店ができちゃったなあ。6月頃に裏を返すつもりなので、今回来れなかったかた、ぜひチェックしてください。(写真撮るのをすっかり忘れちゃった~。)

上山高史さんのHP

今日は阿佐ヶ谷です。

2008年03月22日 | 家族の日常
3月は殆ど東京で仕事をしていなかったので、久々のライブだああああ。しかも阿佐ヶ谷MiXというお店は初めての場所。どんなお店なのか楽しみ。ここのママと娘さんは私のライブに何度も来て下さっているので初めてという気がしないけど。

阿佐ヶ谷は私が高校時代に通った街。授業をさぼってモーニング食べに通った喫茶店とか、帰りに立ち寄ったアーケード街とか、めったに行かなくなってしまったが、今もとても懐かしい阿佐ヶ谷。駅から歩いて一分の阿佐ヶ谷MiXへぜひお越し下さ~~~い!

秘密の隠れ家

2008年03月20日 | うまいもん関係
京都の、知る人は知る、隠れ家料理店「吉田屋」。おおたかさんの友人達が手作りしたお店なので、彼女とのツアーの時には必ず立ち寄るお店。自分のツアーの時はそんな余裕がないのでなかなか伺えませんが・・・(汗)。

昔、祇園の祖父の家に出入りしていた芸者さんのお家によく遊びに行った(祖父の家は所謂「お茶屋」だった)。河原町の路地を入って行くと、陽の光は全く入らないが小さな庭があり、おしろいの匂いのするひっそりした家だった。吉田屋さんに初めて行ったときにあまりにその芸者さんの家に似ていて驚き、30年前にタイムスリップしたような気持ちになった。

そんな京都の一軒家を改造した店内で、若い美人女将(吉田裕子さん)は自ら選んだワインと無国籍創作料理の数々を次々と出してくれる。ゆったりした幸せな時間。まるで我が家に帰ったような気分でくつろぐ。そしてこの日、日曜日は本来はお休みの日だったのに、特別に私達の為にお店を開けてくださった。感謝。

静奴「Voice is comingって曲は、胎児がお腹の中で聴く声の事を歌っているの。毎回この話はステージでするのに、今日は忘れちゃったわ・・・あら、知らなかった?ワイン、もう一本!」
紗知奴「え~~?そうだったの?長年やってきた曲なのに今頃明かすなんて。今まで一度もステージでそんな事言わなかったよォ。そう言われてみればいろいろと納得だけど・・・そうか、深い深い歌だったんだ~~!焼酎おかわり!」

盛上がる中、女将がやってきて
「これ、本が出たんです。どうぞ読んでくださいね。」

頂いた本は「吉田屋料理店」。吉田さんのこだわりの一つ一つが美しい写真とおいしいお料理とともに沢山詰まっている素敵な本だった。さっそく切り干し大根のオムレツなど、レシピがあるので家に帰って作ってみた。まだまだ作ってみたいものが沢山。興味のある方はぜひご覧くださいね。

でも、本当は独り占めしておきたい大切なお店。本を出してからは殆ど予約しないと入れないそうです。
吉田屋料理店

お墓の前で・・・

2008年03月19日 | 
3月17日(月)またまた晴天なり

京都を発つ前に嵐山へ寄る。祇園の祖父のお墓参りに行きたかったのだが、なかなかツアーの時に忙しくて寄れなかったので3年振りだろうか・・・。実はおおたかさんは昔のボランティアコンサートin京都の時にも一度墓参りにつきあってくれている。

二尊院の隣の久遠寺という小さなお寺だが、ヒンヤリとした空気があたり一面に凛と張りつめていた。

お墓の前でおおたかさんに「ここで「ふるさと」を歌ってくれないかしら」図々しいなと思ったけどおじいちゃんがきっと喜ぶだろうと思った瞬間お願いしている自分がいた。歌姫は快くアカペラで歌って下さった。本当に素晴らしい声が山々にこだまし、さぞかしお墓の中で大喜びだったに違いない。おじいちゃん、良かったね~。観客はみんな土の中だったけど贅沢な贅沢な一時に利樹も大感激していた。

「私でお役にたてるなら、いつでも呼んでね。」おおたか静流、やはり人間の器も大きい、魅力のある歌手だという事を再確認した旅だった。




障害を楽しく生きよう!

2008年03月18日 | ライブとミュージシャンたち
3月16日(日)本日も晴天なり

利樹の大学時代の友人で、現在京都に住んで知的障害者たちの介護などに携わっているNさん。実は彼自身も心の病を持っている。「本当は12月にやりたかったんだけど、冬という季節は俺たちのような病気持ちには一番だめな(落ち込む)季節なんだよね。」やはり季節と心の関係は大きいらしい。天候に大きく左右される心の病気。今日が晴天で本当に良かったね!

彼らが自分たちの手で昔やっていたような京都のライブを復活させたい!と言いに来たのが去年の夏。コツコツと支援者をつのり、みんな素人なのに一所懸命手作りのコンサートに向けて頑張ってくれた。

人は多かれ少なかれ障害を持った生き物だと思う。気持ちが落ち込んだり、はしゃいだり、ぶつかりあったりしながらも逞しく生きていかなくちゃいけない。でも一人でなんとかしよう、というのでなく、いろんな人たちとお互いに支え合って生きていこうよ、という事なのだ。

コンサートの前に八尋弁護士がご自分が体験してきたハンセン病の方たちの生活など、スライドを見せながら熱く語った。そして最後に「私達は10年も20年も先の事を考えて一歩を踏み出して行かねばなりません。このあと出演するアーティストの方々はおそらく100年、200年後の事を考えていると思いますが。」

いやいや、その日その日生きているだけですw。でも、本当にこういう方たちが元気で日本中を講演して、みんなに問題提議なさる事はとても大切な事だと思う。とても重くてつらい内容だけど、目を背けてはいけないんだ、と改めて考えさせられた講演だった。「この弁護士さんの行く所に全て着いて行って歌いたいわね。」おおたかさんたちと賛同。

小さな会場は150人ほどのお客様でいっぱいになった。少し重苦しい空気を一掃するように明るい元気なCai Dentroで登場。車いすの方たちが一番前で見れるように会場の前の方は広い空間となっていた。なによりも嬉しかったのはピアノがスタンウェイのフルコンだった事。新ちゃんも気持ち良さそうだったw。

おおたかさんは昔よく一緒に演奏していた「花」や「Voice is coming」など私のリクエストに気持ち良く応えて歌ってくれ、もちろんNHKの「にほんごであそぼ」の中の「でんでらりゅうば」も演奏。途中5拍子になるので、5拍子でmy favorite thingsも飛び出した。しかし、「そうだ京都へ行こう」=「my favorite things」というのは東京の人の間でしか通用しないというのが後で解った。そうだよな、京都にそんなCMが流れる訳がないw。ちなみにあちらでは「そうだ東京へ行こう」っていうのがあるそうだが。

演奏終了後にCDのサイン会をしたが「また来年も来て下さい。」と大勢のお客様たちから声をかけられた。手作りのコンサートは大成功、みんなありがとう!!障害者の方々とそれを支える人たちの大きな輪がまたひとつ広がった一日に乾杯!