minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

女房元気で・・・

2006年06月29日 | 
 ようやく長かった航海もあと1クルーズで終わり。そのあと、バンドの人たちは林師匠を迎えてカムチャッカに航海に出るそうな。いいなあ、ウォッカのおいしそうなの、お土産に買って来てね。また帰って来てから小笠原諸島までは私が行きます(日本担当)。

 また横浜に戻って一日オフなので家に帰ろうかな、と電話したら「明後日にはもどるんだから帰らなくてもいいんじゃない?」とあっさり。私がいなくても全く不都合がないようで、安心なようでみょ~に不安・・・。やはり「女房元気で留守がいい」のか?

 せっかくだから、船から見える横浜の夜景を堪能して一人で酒飲んで寝ようっと。

ちょっとだけ

2006年06月29日 | 
 ホームシックかな・・?なんだか離れ小島に一人でいる感じ(確かに島だわ)。サッカーも殆ど盛上がれないまま、ヤクルトもどうなってんだか・・・。インターネットも繋がらないし、たいくつ~。美しい夜景を眺めていると心はIn a Sentimental Mood。テレビも一日中同じ映画とかBBCの放送が延々と流れている(海洋シリーズのBBCは「DeepBlue」と同じ映像があったりして楽しいけど)。Hさんも前に言ってたけど「長くいると、船も留置所もあんまり変らないんだよね。」って・・・重過ぎる!?

 利尻島に来るのは2度目です。利尻の中央にそびえる美しい利尻富士が雲に隠れて全部見る事ができないのがとても残念。しかも北海道はやはり肌寒い。私は更年期だから、半袖でも大丈夫なんだけど・・・(汗)。

 前回はうにの軍艦巻きを一口食べただけでしたが、今回はベースの光君が前回来た時に立ち寄ったおいしいお店(福寿)にみんなを案内してくれ、2000円ぽっきりでよろしく~!とお願いしておいてくれたので、お店に到着したらえ~、こんなにィ?というくらいご馳走が並んでおりました。お父さんが漁師さんなので採れたての馬糞ウニや、たこの天ぷら、いか、ほたてのお刺身、なまこ、めばるの煮付け・・・う~ん、もうこれ以上食べられない、と言ってるところに、いかめしまでサービス!おばちゃん、本当にご馳走さま~!大満足の宴でございました。

 しかも、おばちゃんの参加している「島の音コーラス隊」がパシフィックビーナスのお客様たちの為に歌いに来てくれ、利尻出身だった作詞家の「君恋し」とか「宗谷岬」などのコーラスまで披露、ご年配のお客様たちも大喜び。さっきとはまったく違って綺麗におめかししたおばさま(名称も変る)と、また来るね~、と再会を誓ってお別れしました。利尻にお出かけの際は、食い処<福寿>0163-84-2503へ!


ハンガリアンナイト&小樽にて

2006年06月25日 | 
 今日は小樽港に到着。横浜から小樽まで2日もかかるのだ。その間は通信手段もないのでとっても暇。あちこち好きな所で練習するわけにも行かないので、部屋で林さんの置いて行ったカシオトーンで遊ぶくらい。

 隣の部屋にはハンガリー人のアコーディオン(キーボード)奏者が乗って来た。彼らは一年に一度、この船の仕事のためにハンガリーからやってくるそうだ。ウッドベース、バイオリンのトリオなのだが、どこでも生音で演奏する。

 自分たちのダンスの仕事が終わってからトップラウンジで演奏している彼らを聴きに行った。お客さんが誰もいなかったので私たち(バンドのベース、ギターの人と一緒)3人の為に演奏。贅沢だなあ、と思いながらテキーラ片手に「ハンガリーの曲をやってください。」って頼むといきなり「ハンガリアン舞曲」。ウッドベースのおじさんもピチカートでいいかげんに弾いていた(?)のにこの曲になったとたん弓(arco)に持ち替えめちゃめちゃ高度なテクニックを披露!他にも「この曲は鳥、っていう曲なんだ」と言ってバイオリニストが鳥の声を奏でる曲なども聴かせてくれました!彼らのクラシックテクニックをたっぷり堪能して、テキーラ¥800なり。

 八尋君とMingaを結成してすぐの北海道ツアーでオレンジサンシャインという大ちゃんのお店で演奏したのを思い出して、小樽の町を自転車借りて走ってみた。大ちゃんとは連絡とれず、お店も閉まっていたので会えなかった。残念。またいつか北海道ツアーやりたいな。さあ、明日は利尻です。

くじらの群れ?!

2006年06月22日 | 
 今日、ランチの途中で船長が「みなさま、進行方向左手をご覧ください。くじらの群れがご覧になれます。」

え~?あわてて食べかけていたちらし寿司を放り出し、携帯を握りしめて窓へ駆け寄った。しかしお客様優先だから窓の近くに行けない。「わ~、潮吹いてる、潮吹いてる!」という興奮の声をあとに、よっしゃ、こうなったら・・・船尾のデッキ(10階)にあがって一番いい場所から写真撮ってやろう!と思って、急いで7階の食堂から10階まで駆け上がった。

 息をきらしながらデッキに出てみると、船の後方はるか彼方に小さな泡のような・・・結局くじらの潮吹きがちょこっと見えただけ。ずっと前にイルカの群れが船に伴走してきたのに較べると・・・って階段駆け上っていなければ見れたのか。ちっ。

 だから写真は本日の横浜港/夜景で我慢してね。

またですかあ?

2006年06月22日 | 
 横浜港に戻って1クルーズ終了。明日から利尻礼文島のクルーズに入ります。そしていよいよ<奴隷船/チャーター船>です(苦笑)。サッカーが見れないのが残念!一体今、日本はどうなってるんだろう?(浦島太郎状態)

 部屋も6階から8階のクルーズ部屋へお引っ越し。私は部屋の広さはかわらないし(写真参照)、ちょっとシャワー&トイレが古ぼけていてウォシュレットでなくなったのが残念なくらいだけど、男性のバンドマンたち(ピアノ、ウッドベース、ギター、ドラム)が2人づつになってしまったのでお気の毒。部屋の中にキーボード、ウッドベースが横たわっているだけでも狭そうなのに・・・でも奴隷は文句言えない。さあてどんな過酷な状況が待ち受けているでしょうか(ってオーバーだな。)?

 横浜に夕方4時に到着し、急いで私は石森楽器へ向かった。そう、またまたソプラノサックスをチャチャハウスのリハーサル中に倒す、というおバカな事をしでかしたのでした。無理矢理「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて演奏していたのですが、船に乗ってからますます状態が悪化。これでは使い物にならない、と判断したのでオフの時間を使って超特急で新大久保まで行ったのです。

 ソプラノ修理担当の戸井田さん曰く「前回(広島で)倒した時よりひどいじゃないですか。よくこんなんで演奏できましたね~!」ツアーからもどってすぐに素晴らしいバランスに調整し直してくれたばかりだったのに・・・『え~っ、またですかあ?』私のおっちょこちょいさにすっかりあきれていましたが、とりあえず1時間くらいで直してくれてまた満員電車に揺られながら、横浜の船に戻って行きました。あ~、我が家が目と鼻の先だというのに・・・(とほほ)。

下関港&門司港

2006年06月22日 | 
 ダンスバンドもやっと慣れて来て、初見が楽しめるようになってきました!昨日は下関に到着、ふぐの町だけど、地元の人は「ふく」と呼ぶそうな。でもふくは高いので買いませんでしたが、唐戸市場でまた大量に明太子もろもろのお土産を買い込んでしまった(汗)。そして対岸の北九州市門司港まで5分だと聞いたので<門司のレトロな町>へ行ってみる事に。

 古い門司駅を中心にあちらこちらにレンガ造りの建物などが保存されているが、ひとつだけお洒落なタワーがそびえたっているのがちと違和感。ちょっと路地に入ると昔懐かしい田舎の風景も。酒屋を探していも焼酎をゲット。港町はなんか素敵だ。ハンブルグとかアムステルダムもそうだけど、ちょっと横道に入ると飲み屋街といか煩雑ないかがわしい雰囲気がなんとも魅力的なのだ。門司の町も夜がきっと面白いんだろうな。アイスクリームを食べてる私たちには関係ないけど。

 夜は美しい門司の夜景をバックにショータイムで演奏。好きな曲ばかり30分のステージ。いつもよりは長めにアドリブもとれるので嬉しい。やはりダンスバンドのときは殆どテーマしかとれないので物足りないのだが、こうやっていろんな形でバンドの演奏を要求されるのは楽しい。林栄一さんのトラでやっているのだけど、林さんが「俺たちはミュージシャンだから毎日演奏したい。」と言い張ってメインショーを1クルーズに1、2回程度演奏する楽な仕事よりダンスバンドを優先したそうな。わかる気がする。吹いてなんぼ、って事ね。

 演奏後に船内でお客さん達とすれ違った。「あら、あの子、ステージのときと全然顔つきが違うわね。」オーラがすぐに消えてしまう私って・・・。

船上のサックス吹き

2006年06月19日 | 
  今日は快晴。小豆島にやって来ました!二十四の瞳で有名な島ですが、オリーブ、お醤油も特産物なんですね。ちゃりんこを借りて一時間ほどサイクリングしましたが、佃煮やさんで佃煮アイスという看板に惹かれ立ち寄って佃煮をお土産に沢山買ってしまった。でも佃煮って本当は東京の佃島が発祥じゃなかったっけ・・・(汗)?

 いや~、昨日のダンスバンドはボロボロでした。殆ど寝ていないので体もボロボロだったけど・・・。朝、夕方、夜と3回演奏したんだけど、久々(2年ぶり)のダンスバンドは譜面/初見を楽しめばいいや~、と余裕かましていたら、CメロとEbメロが交互にあってエンディングに飛び出す、という普通やっては一番いけないミスまで犯してしまった私。ダンスしている方達から失笑まで・・・(汗)。とほほ。ま、みんないい人たちばかりなので許してもらいましたけど、今日から頑張らねば!

 今まで乗った船の中で一番待遇もいい。お客様と一緒のテーブルでお食事も豪華。クルーと一緒に食事をするのを<奴隷船>とみんなは呼んでいるけど(笑)、部屋も2人部屋を1人づつにもらえて余裕。殆ど昨日は食っちゃ、寝、吹き、食っちゃ、寝、吹きの生活。やばい。サイクリングくらいではケーキ一個分もカロリーは消費されないな。明日からダイエットも頑張らねば!沢山の誓いをたてる<船上のサックス吹き>でした。

六本木から大桟橋へ

2006年06月18日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日の六本木デビュー(?)Alfieでは沢山の若いお客様が来て下さって本当に嬉しかったです。殆ど初顔のお客様。初めての場所ってやはり最初はこの歳になっても緊張するわ。

 六本木にmingaって違和感かな?って心配していたんですけど大丈夫でしたね(笑)。演奏終了後、コスマスや新澤君と熱い抱擁をかわしました。なんだか、なが~いツアーがやっと終わった感じなんだもん。新澤君は来月からフィンランドなので8月まで会えないし。久々に参加してくれた北原君もmingaの曲にだいぶ慣れた様子でバリバリ吹いてくれました!ありがとう!

 終わってからめずらしく北原君がお酒を飲む姿を見ましたが(彼はケーキ好きなのでお酒は飲めないとばかり思い込んでた)容子ママも加わって(ママの楽しい毒舌トークに圧倒されつつ)家に戻ったら3時!荷造りして寝られたのは5時だった。(げ~っ、7時には起きなくてはならないのに・・・。)という訳で2時間ほどしか眠れずにそのまま横浜大桟橋からパシフィックビーナスに乗り込んだのです。(朝が弱い利樹に無理矢理送ってもらい、大変感謝。)

 到着したらいきなり10時半からウエルカムパーティとやらで演奏する事になっていた!徹夜あけの朝演奏はきついよ~!とも言ってられず、[私の青空][Tea for two][Johny be good]の譜面を渡されました!

そう、ここでは完全営業モード。でもだんだん日が経つにつれ・・・???今回もどこまでやれるかな、と楽しみでもあります。あとは食っちゃ寝生活に慢心してると太ってしまうので、要注意だわ。じゃあ行って来ま~す。

カーニバルの熱い夜

2006年06月17日 | ライブとミュージシャンたち
 吉祥寺ChaCha House のブラジルナイト、最高でした!このメンバーだと何やっても面白いんですけど。
私にとっては初めての曲がかなりあり、予習の時間もほとんど1日くらいしかなかったのですけどいろんな意味でとっても勉強になりました。やはり歌っていいなあ。また新たな自分が発見できた気がします。前田さん、師匠ありがとう!

 楽屋はこんなおバカなノリでまた、師匠が新しいネタを2つも披露してくれたりしましたが、演奏ではいたって・・・ノリノリ(爆)。また9月にこのユニットもやりたいと思います。聴きに来られなかった方はぜひ次回どうぞ!

 アンコール2曲もやった~~!お客さんのハミングまで自然に出るなんぞ、演奏家にとっては涙もんですね。素敵なお客様に乾杯!明日も引き続き六本木の夜を熱くしま~す。

天才って・・・?

2006年06月16日 | 音楽&CD
 ニーナ・シモンの伝記を読んでいる最中ですが、彼女って4歳頃からもうすでに教会で伴奏を弾いていたそうな。敬虔なクリスチャンの母に「天から授かった才能だから、けっしてそれを自慢したりする事なく、謙虚な気持ちを忘れずに」と育てられたようだ。

 「母ちゃん、ブラバンで今日コンクールに出られる1年が発表されたんだ。」「ふ~ん。」「先生がね、ほとんどの一年は出られないけど、パーカッションなら2名出られるので永田君以外で出たい人はパーカッションになる事を考えてください。永田君はレベルが違うので当然出てもらいますけど。って言われたんだ。」「凄~い。よかったじゃん。でも自分が天才だなんて思ってはだめよ。神様や母ちゃん、父ちゃんのお陰だって事を忘れてはだめ。そして常に謙虚に・・・。」「なんだ、それってただの自慢じゃん。」・・・・・やはり一言多かった。神様だけに留めておくんだった、とほほ。

 ところで、エリスの息子とお父さんのduoのDVDを頂いたので、さっそく観ました。1曲目から涙。そしてラストは・・・ああ、これは観た方がいいです。言葉では言い表せません。息子の涙。こんな親子になりた~~~~~~い。吉祥寺ChaCha Houseでこの思いを前田優子さんと共にぶつけたいと思います(きっぱり)。