minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ちょっとウルウル・・・

2008年02月28日 | ライブとミュージシャンたち
芳雄さんのリハーサルで代々木上原のスタジオに入ると・・・

芳雄「さっちゃん、昨日はおれたちの念を送ったけど届いた?」
紗知「あ、ありがとうございま~す。御陰様で大盛況でした。」
芳雄「そう、俺はHappy Birthdayをモンロー風に祝ったんだよ。」
紗知「????」

あとで他の人からよくよく聞いたら、わざわざみんなでHappyBirthday to you~~♪と私の為に演奏し、芳雄さんがマリリンモンロー風に歌って下さっていたらしい(あの、ケネディのバースデイですね)。それ、絶対ビデオで録画しておいてほしかったなあ~、家宝にしたのに・・・w。しかし幸せもんです(涙)。

芳雄「しかし、何だってね、山下さんもドラムのけんさんも同じ誕生日だったんだって?」
紗知「え~~~?そんな事も知らなかったんですかあああ?」
芳雄「そうなんだよ、ちょっと前に山下さんと会ってその事言ったら、『原田さん、あなたは226コンサートに、何回ゲスト出演してるんですか?』って怒られちゃった(爆)。」

とってもお茶目な原田芳雄さん。鴬谷での29日のバースデイライブがうまくいきますように・・・!

楽屋こぼれ話~洋輔氏のこだわり~

2008年02月27日 | ライブとミュージシャンたち
バディの楽屋を禁煙にしてもらったために、愛煙家の元ちゃんと利樹は喫煙所に行ったっきり。申し訳ありません。前日の夜中に結構喘息がひどかったもので、会場も楽屋も全て禁煙にさせていただいたのです。トロンボーンの北原君も普段楽屋で喫煙する人がいると、楽器を楽屋に持って行かないという徹底振りでしたw。ま、子供も来ているので、禁煙の会場のほうがいいと思いますね(愛煙家の方、ごめんなさ~い)。

私と北原君と洋輔さん禁煙3人組が楽屋で話をしていると、楽屋のゴミ箱が燃えるゴミと燃えないゴミにわかれていたのをすかさず発見した洋輔氏。
洋輔氏「さっちゃんのところは分別ゴミってどのくらいやってるの?週に1度とか、月に一度?」
紗知「え?豊島区は週に2回燃えるゴミで1回が不燃ゴミですね。リサイクルは隔週だけど・・・。」
洋輔氏「このビニールの袋なんかはどっち?」
紗知「私のところではこのくらいだと燃える方に入れますね。」
洋輔氏「でもプラスチックでしょ?うちの方だと、段ボールと厚紙とも区別させられるんだよ。」
北原「そうそう、断面が波打っているのが段ボールですよね。」
2人でうなずきあっている。
紗知「みんな詳しいな~~!でも、分別ゴミ出しをきちんとやっている山下さんを想像できませんが・・・w。」
洋輔氏「でも、本当はダイオキシン問題も嘘っぱちっていう話もあるんだよ。地球温暖化だって。」
紗知「ええ?そうなんですかあ?立川市とか世田谷区ってハイソだからそういう分別がうるさいようですね。池袋はそれほど厳しくないので・・・(汗)。」

とにかくこだわりの洋輔氏は分別ゴミについて延々と語られ、さらに
「じゃあ、輪ゴムはどっちなんだ?って思ったので、清掃局に電話して聞いちゃった・・・・そしたら「え?どのくらい大量なのでしょうか?」ってびびって聞返してきたたよ!がっはっは。」

気になりだしたら止まらない性格なのですね。私も好奇心だけは旺盛ですが、こういうのも226生まれの特徴なのでしょうかw?

さらに、洋輔さんは打ち上げで「面白外国人名(架空)」って知ってる?と沢山披露してくれました。

・ロシア人の耳鼻咽喉科医師・・・・・ノゾキミール・ノドチェンコ
・韓国人の読書家・・・・・・・チョー・ヨンデル
・おでん好きなロシア人・・・・・・・シルスキー・タコチクワ
・下着があっていないクロアチア人・・・・・・・・クイコムワ・ブラヒモビッチ
・ロシア人のヘタクソな仕立て屋・・・・・・・・・ウラジミエール・チャンチャンコ
・ロシア人のちゃんこ鍋屋・・・・・・・・・・ナベニール・シェフチャンコ

私的には韓国人の読書家と下着があっていないクロアチア人が一番ツボにはまりましたw。「これはみんなに広めて、面白い名前をどんどん募集しよう!」と熱く語った226の夜でありました。思いついた方、ぜひご一報くださ~~~い。

さて、これから原田芳雄さんのリハーサルです。行ってきま~す。

元気いっぱい!

2008年02月27日 | ライブとミュージシャンたち
昨日の226、冷たい雨の中お越し下さってありがとうございました。沢山の暖かなファンの方々に囲まれて、エネルギーをいっぱい頂く事ができ、心から感謝いたします。また熱いメッセージも沢山下さってありがとうございます。

昨日の誕生日を機に「つの犬」から「角田健」に改名したドラマーは相変わらずエネルギッシュ。今年はメトロノームまで持って来て、正しいテンポだしを心がけ、リハも本番も時間通り来てくれて・・・一味違う健にびっくり!

忙しい中、私のオリジナルばかり演奏させてしまっても文句一つ言わずニコニコとついて来て下さる山下さん。本当に226生まれは熱い!山下さんもおっしゃってましたが、「俺とさっちゃんは肺に水が溜ったままの・・・同志です。」いろんな同志があるのだなw。

2ndセットのバラッドduoに歌手上山高史さんがサプライズで出演してくださった。私は全くの初対面でしたが『鐘の鳴る丘』を歌った方だそうです。

我が道をどんどん突き進む226生まれの3人組をしっかり根底で支えてくれた、素晴らしいリズム隊にも拍手。そしてトロンボーンの北原雅彦クンもようやくmingaの曲になじんでくれて素晴らしいソロを披露してくれたのが嬉しかった。

昨年のヘロヘロが嘘のように、今年の226は元気にフル回転できたと思う。エネルギーを下さったお客様に、そして素晴らしいミュージシャン達に、細かいところまで注意の行き届かない私をしっかりサポートしてくれた友人達に心から感謝!打ち上げで盛上がって、そのまま「お疲れさま~~!」と先に帰っていかれた巨匠たちにも感謝、感謝、感謝・・と思っていたらすっかりギャラを渡すのを忘れてしまった・・・座長~~!と元ちゃんにまた言われ・・・相変わらずドジな私ですが、また来年もひとつよろしくお願いします・・・(汗)。

打ち上げにもつきあってくれて、さらに帰ってからさっそく写真を送って下さった津田さん、ありがとう。写真提供:津田ケイザブロウ

前夜祭のワタリガニ

2008年02月25日 | 家族の日常
明日のリハーサルをバディで行った。みごとに全員時間通りに来たので返ってビビる。本番もちゃんと来てくださいね~~~!とただひたすら祈る。

夕方、利樹が「誕生日プレゼントに夕食をご馳走するよ。」と言ってくれたので、近所で評判のイタリア料理店へ。
家から5分くらいで、こんな素敵なお店があったとは!!全く知らなんだ。「ワタリガニのパスタ」がOLに大人気だそうで、お持ち帰りソースも売っているほど。池袋西口ラブホ街の近く、ha haというお店。

値段も味もとても満足。ヨーロッパの片田舎の小さなレストランといった風情。今度は息子と3人で行きたいね。ご馳走さま~~~!!さあ、明日はがんばるぞ~~~。雨でも来てくださいね~!

ha-ha

春一番とハードボイルド

2008年02月23日 | 映画、本、芝居関係
もの凄い風が東京の街を襲った。一番風の強い時間帯に利樹はウォーキングに出かけて行った(汗)。私は少し弱まってからお買い物に出かけ、無事に自転車も倒れることなく帰って来れた。ふ~~。それにしても凄まじい春一番。

最近、図書館から見つけた一冊の本を読んでいる。原寮(本当は寮のウ冠がない字です)の「ミステリオーソ」というエッセイ集。

もともと九州出身のジャズピアニストで「ニュージャズシンジケート」を法政大学でプロデュースしたり、黒澤映画関係の助監督をやったり(シナリオライターになりたかったようだ)、レコード会社に2ヶ月だけ勤めたりしながら、ハードボイルド作家になっていく青春時代が短編で綴られている。モンク、エリントン、コルトレーン、黒澤映画、チャンドラー、ルイ・マル、アランドロン、と様々な話が入り交じっているのが興味深い。団塊の世代らしいが、こんなピアニストがいたなんて全く知らなかった・・・。でも知り合いが沢山登場するので、彼の名前を一度も聞いたことがなかったのが不思議なくらいニアミスしている。直木賞も受賞しているので、知らないのは私だけかしら・・・?

私自身、ハードボイルド小説にあまり興味がなかったが、この本を読むと、チャンドラーを手本に作家になろうと決意した作者が

「ハードボイルドとはもともと固いゆで卵の事らしく、流動食のごときヤワな文章と違ってボソボソとと喉を通りにくいが、それだけ含蓄も滋養もある、という意味だろうか。使われた当初はすべてのジャンル名と同じく『蔑称』だったに違いない。ジャズ、歌舞伎、純文学どれも元来は蔑称である。(中略)「大いなる眠り」の冒頭に、ある豪邸を訪れた探偵マーロウが、素行の悪い末娘から「背が高いのね」と横柄な態度で声をかけられる場面がある。これにどう答えるか・・・(中略)これにしかるべき応対ができるかどうかで、読者はその小説を判定する。(略)答え方をひとつでもあやまれば、その瞬間に読者は「こんなものはハードボイルドではない」と断定してしまう。『ハードボイルド』とは、あらゆる難問に答えていく小説だと私は考えている。」

というくだりを読んで、私も少しだけハードボイルド小説というものを読んでみたくなった。まずはチャンドラーからかな?マーロウが少女にどう答えたか・・・気になって眠れない。

願掛け

2008年02月22日 | 家族の日常
高校時代の友人から嬉しいメールが届いた。
「2人の息子たちがダブル受験だったので、大好きなライブ、映画、寄席に行く事を1年間我慢して願掛けしてました。受験もなんとか終わって、祈願成就したので、長男を連れて226に行きます。」という内容。

吉祥寺のライブに頻繁に顔出してくれていた友人が、突然来なくなったのでちょっと心配していたのだが、な~~んだそういう事だったのね。良かったあ。みんな良いお父さんしているんだな・・・。

226の準備も着々と進み、あとは本番を待つのみ。沢山の人たちが1年に一度集まるイベントになってきているので、頑張らねば。(1年に1度というのがちょっと悲しいけど・・・)。

そして今日から芳雄さんのライブのリハーサルも始まる。1年以上も芳雄さんのライブがなかったので、バンドのメンバーにあうのも久しぶりだ。今回はゲストが豪華そうなので、そちらも楽しみ!


琴線に触れる映画

2008年02月18日 | 映画、本、芝居関係
「ジプシーキャラバン」を遂に観てきた。冒頭のエスマの歌声を聴いた瞬間、涙が溢れて・・・。別に悲しいストーリーでもなんでもないのに、何故彼女の歌声がこんなにも突き刺さってくるんだろう・・・?

彼女の歌は、そして次々に登場する「ジプシーキャラバン」の音楽家達の音楽は、彼らの魂の叫びとなって、言葉の壁をも通り越して伝わってくる。彼らの一人一人の人生が演奏中に描かれて行くのだが、生きる喜び、悲しみ、全てが音楽を通じて発散されているのがよくわかる。インドがルーツだったロマ。迫害を受けた歴史など全く知らない私にも、ストレートに伝わるものがあるのだ。音楽って本当に凄い・・・。

この映画の中に出て来る「タラフ・ハイドゥークス」は何年か前に渋谷のライブに行った事があり、その中の笛吹きおじいさんと休憩時間にロビーでばったり会い、私も偶然リコーダーを持っていたので意気投合。ロビーに座って2人でセッションした事があった。

最後に「これ、内緒なんだけど、俺たちのテープなんだ。2000円で買わない?」とポケットからこそっと取り出したテープ。今時・・こんなボロいテープが2000円、さすが、ジプシーだなあ、などと思いながらも2000円を渡した事を思い出す。そのすぐ後でレッスンに来た生徒にその話をしたら「そのテープを僕に売って下さい。」と懇願されたため、今は手元にないけど。

「ジプシー」は差別用語の意味があるようだ。さすが、ジプシー!なんて思ってごめんなさい。音楽に貴賤はありません。お金をどんな手段でも稼ぐという彼らの態度を軽蔑する人たちは大勢いる。でも、本当に彼らは苦しい生活の中で家族を養い、村の人たちを救う手段として音楽家になり、旅をしている。ロマではない(ガッジョという)旦那様との間に子供ができなかったジプシークイーン・エスマは38人の子供を養子にして育てあげ、その何人かが音楽家になり、一緒のステージにあがっている。

ロマの歴史と音楽を堪能でき、久々に琴線に触れる素晴らしいロードムービーだった。音楽を生業とする私は深く深~~く考えさせられたのであります。

観たい!

2008年02月16日 | 映画、本、芝居関係
渋谷シネアミューズで公開中の映画「ジプシーキャラバン」が面白そうだ。index.phpジプシーキャラバン

なんてったってロマ好きの私。トニーガトリフ映画ですっかりロマ音楽に魅了されてしまったのだが、今回の映画はほとんど音楽ドキュメント。あ~~、早く観たい。来週まで待てるかなあ・・・と言いながら息子のもらったチョコレート(モロゾフ2段重ね!)を盗み食いしようとして怒られた(汗)。

「汚い手で触るなよ!ったく(怒)。そんなに欲しいんなら、ばあちゃんがくれたGodivaのチョコを1個やるよ。」あ,ありがと~!幸せのお裾分け・・・って、こんな母親はみじめですか・・・?

My life is Parking...

2008年02月15日 | 家族の日常
新宿高層ビルに新しく建設中のこの変わったデザインのビル、これは一体何の建物でしょうか?誰か、教えてください。

ってこんな事はどうでもいいんだけど、知らないと損する事が世の中には沢山あるようだ。ETCカードも何枚も持っていて○○キロごとに一反高速を降りて、新しいカードに差し替えて再び乗ったりすると安くなるらしい。面倒臭いし、カード1枚しか持っていないので、よくわからないがちゃんと調べる気になれない・・・。

先日友人Cさんが自宅前で駐車禁止の紙をぺたっと貼られてしまったそうだ。正直者のCさんだから、その紙を持ってすぐに交番へ出頭したらしい。おまわりさんは「本当にいいのですね?」というような事を言って、その場で調書を書いてハイ、減点2点。でもあとから人に聞くと、駐車禁止の紙を貼られても出頭する必要はなく、ただお知らせを待てば車の所有者という事で、罰金だけで済むそうな。そんな事知らなければ、正直な人は損するってシステム、おかしくない???

なんで駐車違反でこんなに熱くなるのかというと、ライブの多いミュージシャン達にとっては、駐車場問題が深刻。安いギャラの半分以上が駐車場代にとられてしまうというのは死活問題。しかも楽器の搬入する間も気が気でない。そのために、日夜バンドマンは安い駐車場を探し当てては遠い道のりをてくてく・・・雨の日も風の日もてくてくてくてく・・・。某有名新宿ライブハウスの場合は、片道20分もかけて安い駐車場まで停めに行くのだ。My life is parking!と某パーカッショニストはつぶやいた・・・東京の悲しい現状であります。

ほろ苦は春の味

2008年02月14日 | 家族の日常
今日はとっても良いお天気で気分爽快。新宿に行ったら世の中はバレンタイン一色だったので、一応、息子と父にチョコを買う。世の中に踊らされているようで本当は嫌なんだけどw。

いつも何かしら違反があって江東試験場まで免許の更新に行かねばならなかったのだが、今回初めて「普通」だったので新宿都庁の中にある免許センターというところで更新ができるというので早起きして行ってきた。

初めての都庁。あまりの無駄な広さに、まるでお上りさんのようにキョロキョロしながらようやくたどりつく。あ~、運動靴で来るんだった、大失敗。しかし江東区の試験場に比べて遥かに狭いが人もそれほどいないのでちゃちゃっと1時間で終了。それにしても免許更新のたびに自分の写真が・・・。見たくないけど年齢とともに○○なのは悲しい事実。現実を受け止めねば(涙)!次は5年後か・・・あな、恐ろしや。

昨日、きんかんと一緒にウドも買って来たら、いっぺんになくなってしまったので(息子の大好物)またまたウドを買って、酢みそ和えときんぴらを作る。ウドも金柑同様、ほろ苦~い春の味。これを食べるとああ、もうそこまで春が来ているんだな、って思う。旬を味わうっていいもんですね。