しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

新樹 ( しんじゅ ) <季> 初夏

2010-05-11 |  夏の草木・その他 の 俳句


◉ 新樹蔭 (しんじゅかげ)

大風に湧き立つてをる新かな ・・・・・ 高浜虚子 [虚子全集]
星屑や鬱然として夜の新樹 ・・・・・ 日野草城
白々と何の新樹か吹かれ立つ ・・・・・ 高木晴子 [晴居]

みずみずしい若葉の初夏の木立を指して言います。
一般に木の姿に中心にした場合に新樹を用います。
語感には新鮮な響きがあります。

聞きなれぬ鳥の声する新樹かな ・・・・・ みなみ

この頃の自然教育園は
コナラ・ムクノキ・エノキなどの落葉樹を初め、
スダジイ・シラカシ・ヒサカキなどの常緑樹も
いっせいに若葉のラッシュです。
目黒通りから足を踏み入れた途端に
新鮮な澄んだ空気に
さぁーと変わるのを感じます。
マイナスイオンに溢れていて
森林浴には持って来いです。



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