↑ 2010/05/22 撮影
2010/05/26 撮影
[ ラン科ガンゼキラン属の多年草 ]
日本では、
伊豆七島・静岡・伊豆半島・四国・九州・沖縄にかけて、
山地の常緑樹林下や林縁の湿り気のあるところに自生する
大型のランです。
草丈は、40~60cm。
偽鱗茎は、卵状円錐形で長さ3~5㎝、幅2~4㎝、
地中に半分埋まって何個か連なり、
先端から3~5枚の葉を出します。
葉は、幅の狭い長楕円形で長さ20~40㎝、幅5~8㎝、
濃い緑色で縦しわがあり、
基部は葉鞘状に巻いて伸び、
先端で葉身が分かれます。
偽鱗茎は、脇下から
長さ50㎝前後の花茎を出します。
花期は、5~6月。
花は、径約6cmで全開しません。
花被片は、淡黄色に僅かな緑色がかかり、肉厚で、
各片の先端が軽く内側に曲がります。
淡黄色の唇弁の先端部には赤褐色が入り、
基部は短い距となって後方に突出します。
野生の蘭にしては花が大きく、目立ちます。
名は、角ばった偽鱗茎を岩石に見立てて
付いたそうです。
・絶滅危惧種・
黐(もち)の木の下に
地植えにしています。
丈夫で、とくに世話をしなくても
何十年も花を咲かせています。
2010/05/22 撮影
2010/05/22 撮影
2010/05/23 撮影
2010/5/25 撮影
2010/05/26 撮影