ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の隠家イタリアン。出町柳駅から徒歩5分。細い道沿いにある「イタリア割烹tavola(タヴォラ)」

2024-08-21 | グルメ
「わ~美味しそう~パリパリのピザの皮…トッピングもたっぷり~」とミモロがジッと見つめるピザ。


夏のある夜、お友達に誘われて出かけたのは、「イタリア割烹tavola(タヴォラ)」です。


お店で待ち合わせをしたミモロ…「え~と、出町柳駅から、今出川通り沿いに東へ歩いて、スーパーマーケットの角を南に行って、それから、西側の細い道沿いにあるはず…」と、なんとも説明するのがむずかしい場所…まさに隠れ家的レストランです。

「あった~ここだ~」

この辺りでは、目立つ洒落た外観…知る人ぞ知るお店で、地元の常連さんが愛するイタリアンなのです。


開業して20年…ミモロのお友達とも長~いお付き合いだそう。

「いらっしゃいませ~」とフレンドリーなオーナーシェフの川上さん。

東京などでイタリアンレストランで、シェフを務め、本場、イタリアでさらに腕を磨かれ、地元、京都で開業。
お店のある場所は、ご実家だったところ。人通りの多い、今出川通から、少し入った場所だけに、口コミでその魅力が広まっています。

「わ~おしゃれなバーみたい…」1階は、カウンターでそこでワインやカクテル、ウイスキーなどのグラスを傾けながら、料理が味わえます。


「お二階へどうぞ~」とお店の方に促され、靴を脱いで、階段を上がります。


そこには、掘りごたつのように足が伸ばせるテーブル席が。それぞれが個室のようになっているので、落ち着いて過ごせます。


「わ~飲み物のリスト…種類豊富だね~」と、いろいろなカクテルがずらり…「乾杯!」

ミモロは、モスコミュール、お友達はジンフィーズを注文。「たっぷり飲める…」と、まずは喉を潤しました。

ご家族でもよく訪れるというお友達…「おすすめの品お願いします~」とミモロ。「じゃ~」とまずは、「前菜盛り合わせ」1760円から。

魚介類や野菜が味わえる前菜。

さらに「海鮮カルパッチョ」1870円を頂くことに…

プリプリの鰹や鯛の味わいが口に広がります。

「ミモロちゃん、好きなもの言って…」と言われ、注文したのが、「なすのミートグラタン」1650円

「わ~チーズがいっぱい~こんがりしてて美味しそう…」と近づくミモロ。
「器熱いから、ミモロちゃん、焦げないように気を付けて…」とお友達が心配するほど、鼻を近づけます。

トロリとしたチーズとなす、ひき肉…「美味しい~」とお皿にたっぷり盛り付けるミモロでした。

続いて、ピザ…ここの特徴は薄焼きの皮。パリパリの香ばしさと、トッピングの素材の美味しさを活かした薄焼きのピザ生地です。

生ハムと生野菜のプロシュート1760円。「こんなピザ食べたことない…」とミモロ。ピザ生地が薄いので、ペロリを頂けました。

「パスタも食べる?」とお友達。「うん…まだ入るもん…」と、やはりパスタも食べたいよう。
お友達のおすすめの「鶏肉のチーズソース」1980円。

滑らかなホワイトソース…中身もたっぷりです。

「う~お腹いっぱい…」口の周りにホワイトソースを付けながら、ポッコリお腹を摩ります。
「ごちそうさまでした~」
お友達とゆっくりいろんなお話をしながら、美味しい料理を頂いた夜です。

「う!ケーキもあるんだ~」と、ケースに並ぶケーキを見つめます。また今度ね~


ここでは、特製ソースなどのテイクアウトも可能。遠方のお客様に送ることもあるそう。

「ここ、京都旅で来るお友達に教えてあげよう…」とミモロ。

「またね~」と、少し涼しく感じる夜…いつもように手を振ってお店をあとにするミモロでした。


*「イタリア割烹tavola」の詳しい情報はホームページから、どうぞ~


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猛暑のため神馬もお休みの「上賀茂神社」。恒例の「京の夏の旅」開催中。ランチは、鯖煮で有名な「今井食堂」へ

2024-08-20 | 京都
「あれ~神山号いないよ~」ニンジンを上げようと思っていたミモロはがっかり。

8月も猛暑続きの京都。久しぶりに訪れた「上賀茂神社」の境内にいる神馬の神山号の厩舎を覗くと…

そう、白馬の姿がありません。「やっぱり夏の暑さ、厳しいから涼しいところで過ごしてるんだ~よかったね~」と、同じように暑さに弱いネコのミモロは、ホッとした様子。なんでも暑さが落ち着くまで、お休みだそう。

7月1日から9月30日まで、開催されている文化財特別公開「京の夏の旅」。
「今年もいろいろ見学したいなぁ~」と思うミモロですが、連日の「熱中症警戒」で、「外出を控えるように…」との警告がテレビに表示され、なかなか行けない今年です。

8月半ば過ぎに「上賀茂神社」へ行くことに。

ここでは、「本殿・権殿」と宝物が拝観できます。


国宝の「本殿」と「権殿」を神職さんの案内で特別参拝します。

「これ付けて参拝するんだよ~」

なお、9月には、観月祭が開催されます。


今回も「京の夏の旅」では、スタンプラリーも実施。2つ集めると、コーヒーなどが指定のお店で頂けます。


さすがに今年の「京の夏の旅」は、あまりの暑さに巡るのに、体力と根性が必要。
また、拝観受付時間が、10時~16時という最も気温が高い時刻。「もっと朝早いか、遅くまで拝観できるようにして欲しい」という声も聞こえてきます。今年のような猛暑が今後も続く場合、観光客にとって、拝観時間の検討も必要かもしれません。

猛暑ながら、ミモロの食欲は衰えず…「少し塩分があるもの食べたいね~」と向かったのは、鯖煮が人気の「今井食堂」です。

「お願いしま~す」とお店の中へ声を掛けます。11時から開店で、すでにお店には、次々にお客さんがやってきます。

「ミモロちゃん、お久しぶり~ようこそ~元気だった?」と、すでに何度も伺っているミモロは、お店の方と顔なじみ。

「はい、汗たくさんかいたから、塩分必要かと思って、鯖煮食べにきました~」と。


人気のサバ煮定食やチキンカツ定食、おすすめ定食には、サバ煮やコロッケ、卵焼き、チキンカツが…

ミモロは全部楽しめるおすすめ定食を注文。

大きなお椀には、大根とお揚げの具沢山のお味噌汁も付いています。

ここは、京都産業大学の野球部のグラウンドも近く、多くの野球選手が贔屓にする食堂。
「ご飯も大盛にできるんだよね~」まさに球児の強い味方なのです。

ここの食堂を贔屓にしたプロ野球選手も多く、店には、記念の色紙がいっぱい。


「ごちそうさまでした~家に戻って、高校野球見よう~」ミモロは、ランチを完食すると、ポッコリお腹を摩りながらお店をあとにしました。

11時の開店から、お客様が絶えず、また「サバ煮」の持ち帰りの方も次々に…
「13時ごろには、出すものがなくなるので、閉店しちゃうんですよ~」とお店の方。
お客様は、比較的食べるのが早いので、満席でも、それほど待たずに入れます。

*「今井食堂」京都市北区上賀茂御薗口町2 ☎075-791-6780 水曜休み 11時~13時過ぎの売り切れまで

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かつて「妙法」の送り火も見えたという客間。趣ある素材を活かした松が﨑の「松雲荘」。

2024-08-19 | 歴史・史跡
「お邪魔しま~す」と、和室の座敷にやって来たミモロ。

ミモロがいるのは、松が﨑の建築家、吉村篤一さんの生まれ育った家。

8月17日と18日に無料で一般公開されました。


昭和4年に建てられた家は、洋風な暮らし方を先取りした設計。家に住まう家族の洋風の暮らしと、訪れるお客様へ、伝統の和室のおもてなしができるようになっています。

ミモロは洋間から、廊下を経て、和室へ。


お座敷の位置は、家の北側、床の間は、東向きで、お茶が楽しめるように、炉が切られています。
「床の間拝見…」


「お庭もよく見える~」

お庭は敷地の北側に位置。石灯籠がある和の庭園です。
「もしかして、ここから松が﨑の山もよく見えたんじゃないの?」と今は、マンションで遮られてしまいましたが、その前は、座敷から、「五山の送り火」の「妙法」が眺められたとか。

北側のお庭の植物は、南に向いて枝や葉を延ばすので、南側の庭より、生き生きとした景色が眺められると言われます。


「お庭も歩いてみよう…」と家を出て、お庭の散策へ。


和室の前を通り過ぎ…


「ここから山が見られたらよかったのにね~残念…」と、山の景色を想像するミモロです。


見上げると、緑の枝越しに、2階の窓が見えました。


グルリと庭を巡ると、1階の南側の洋間が…「なんか洒落た雰囲気の窓…」

「奥のテラスまでは、見えない…」と、それ以上は立ち入り禁止。そこで引き返します。


庭で深呼吸するミモロです。


「なんか気持ちいいお家とお庭だね~」現在も、この家を所有なさる建築家の吉村篤一さんのご一族。大切に守られる家は、京都の宝物です。

「さぁ、帰ろう~帰りに、植物園寄ろうかな?」


松が﨑の住宅地から、北山通へ、自転車で向かったミモロです。


*「松雲荘」京都市左京区松が﨑雲路町6番地(通常非公開)

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京都松が﨑の住宅地で公開された昭和4年築の建築家の家「松雲荘」。一般住宅の洋風化の試み

2024-08-18 | 歴史・史跡
「ここだ~」ミモロは、8月17日、京都左京区の松が﨑に出かけました。


松が﨑は、「五山の送り火」の妙法の麓にある地域で、落ち着いた住宅地として知られます。
北山通沿いの「紅茶館」を目標に自転車で行ったミモロです。

趣ある木の門が迎える家…
 

今年の夏は、8月17日と18日の2日間に無料で公開されています。


ここ「松雲荘」は、建築家 吉村篤一さんが生まれ育った住宅で、昭和4年に、町中に住んでいたおじいさまが郊外の家として建てられたものだそう。

現在「文化庁登録有形文化財」「京都市景観重要建造物」「京都を彩る建物や庭園」に指定されています。


「お邪魔しま~す」とミモロは玄関で声を掛け、中へと進みます。


玄関には、ちょっと腰が掛けられる場所も…


「いらっしゃいませ~どうぞ、中をゆっくりご覧くださいね~」と、この家の所有者である吉村家の方。

昭和4年以来、大切に維持されているのです。

「あ、2階もある~」

「あ、今回は、2階は公開されてません。荷物がいろいろあって、整理できたら、そのうちに…」と。

北側の玄関から、南側のリビングルームに行く途中…
「あ、立派な金庫…お宝は行っているのかな?」と扉の隙間を覗くミモロ。
 
「あの~残念ながら、書類しかはいってませんでした~」とのことでした。

南の庭には、テラススペースが広がります。

2階には、バルコニーもあるのだそう。

リビングルームでは、この家の詳しい調査などをなさっている「京都市文化財マネージャー」の建築家の緒方先生が、いろいろ教えてくださいました。


この家を作ったのは、明治30年創業で、京都の数寄屋住宅をはじめ、さまざまな建造物を手掛ける「熊倉工務店」です。

「この家の特徴は、和風の佇まいの中に、洋風の暮らしに即したスペースが融合されていることです」と、緒方先生。

設計図を示しながら、説明してくださいました。

昭和初期、一般の人々の暮らしも洋風化が進み始めた時期だそう。もちろん、明治時代には、洋館が次々に京都でも登場しますが、あくまで、富裕層の迎賓館的な存在。一般の暮らしは、洋服が広まってはいるものの、まだまだ和服の暮らしが主流です。


「ここから、お料理、テーブルに運ぶんだ~」
でも、この家は、いち早く、洋風化の暮らし方を取り入れています。
リビングでは、テーブルで食事…西側の台所からは、配膳がスムーズにできるように、配膳カウンターができています。


そして、昭和初期に流行した伝染病予防のため、リビングルームの隅には、洗面所が…

「食事前には、よく手を洗わないとね~今も同じだよね~」

リビングルームに隣接した洋間は、現在、設計事務所として活躍。


「この家で、興味深いのは、南側の日当たりがいい場所を家族などが過ごすプライベートスペースにしていることです。家の動線も、和風と洋風のスペースを見事に配置されているそう。

「確かに、昭和の住宅って、実は、すごく和風だったよね~サザエさんの家も、ちゃぶ台で食事してるし、あそこには、洋間のリビングないよね~」とミモロ。今や和室が住宅から消えていますが、昭和の家の洋間は、玄関脇にお客様用の部屋として家族の暮らしとは、別になっていたよう。「白いカバーがソファに掛けられて、そこで遊ぶと怒られたんだって…ママ言ってたよ」とミモロ。

この家を見ると、日本人の暮らし方の変化がよくわかります。

「他の和室も見学しよう~」とミモロは、北側の和室へと向かいました。


*「松雲荘」京都市左京区松が﨑雲路町6番地 8月18日 17時まで公開。

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京都「五山の送り火」の朝、ダッシュで登拝した大文字山の火床。

2024-08-17 | 京都
「ふ~やっと到着!」8月16日の朝、ミモロは、「五山の送り火」の大文字山の火床へ


この日は、8時頃から入山は禁止。その前に、なんとか滑り込んだミモロです。


ギリギリの入山で、「早めに戻ってきてくださいね~」と入山入口の警備員さんに言われ、「はい!頑張って早く戻ります!」と。
すでに数回、入山しているミモロは、火床までの山道の具合は、よくわかっています。
「がんばって、急がないと…1時間で戻れないかも…」
この日のブログをアップする午前中までに、帰宅して、写真整理などもしなくてはなりません。

「こっちだよ~」


「あ、護摩木や松の薪がケーブルで上に運ばれてる~あれにミモロも乗りたいなぁ~」
 
もちろん、その願いは、叶いません。

入山者は、火床のある山頂を目指して、ひたすら急な山道を登ります。


「ママ、大丈夫???」山里久多の自然観察会などで、山道に馴れているミモロ。山と言えども、暑さは厳しく、途中、頭がクラクラします。「ここで、熱中症で救急搬送されたら、ニュースになっちゃう…ママ、頑張って~」と励ますミモロです。

「この石段を上がれば、火床は近いよ…」

目の前に現れた長く急な石段…この先に行けば、視界がパーッと広がります。水を飲み、深呼吸して、石段に挑みます。

「やった~!火床に到着!」


火床を見守るように弘法大師を祀るお堂が…まずは、そこに参拝。


8月16日の20時から始まる「五山の送り火」。
ここ大文字山を皮切りに、周囲の山々に次々と火が灯されます。


「ここの火床が大の文字の中心になるんだよ~」


すでにそばには、下から届いた護摩木や松の薪が積まれて、準備が着々と進んでいます。


「夜になったら、見物しなくちゃ~」ミモロ、もう降りないと…時間がない…急いで…

まだ、景色を眺めていたいミモロを急かせて、山道を下ります。

「降りるときこそ、気を付けないと…」先ほど上った石段を注意深く…でも、休みことなく進みます。


やはり下りは、早いもの…「う~暑いよ~」と汗びっしょりのミモロは、山からの水が流れる場所でひと休み。

「気持ちいい~」

さぁ、自転車に乗って~今出川通を家に向かって…
「あそこに登ってたんだよね~」

途中振り返った「大文字山」。夜には、ここに火が灯ります。


16日分のブログを書き終えて、その後は、グッタリ…。「夜まで寝る気???」とあきれるミモロでした。

夜になり、いよいよ送り火が始まりました。
ミモロのマンションからは、「大」がよく見えます。
 
そして「妙」「法」も建物の隙間に…
 
「今年は、とてもキレイだね~お月さまも見える~」と感激し、「ご先祖様、またね~」と送り火に手を合わせるミモロでした。


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