ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の夏の伝統行事「六地蔵めぐり」。罪障消滅、家内安全、無病息災などを祈願しめぐるお地蔵様。

2024-08-24 | 祭事・神事・風習
「一度、やってみたかったんだ~」と長年の思いを8月22日に果たすミモロ。それは…

「京の六地蔵めぐり」です。

六地蔵とは、地獄、飢餓、畜生、修羅、人間、天上の六道に迷い苦しむ人々を救済するため発願した仏様。その起源は、文徳天皇の仁寿2年(852)に、あの小野篁作の像からと伝えられます。大病をした小野篁が地蔵菩薩のお力で、救われ、そのお力に感激し、菩薩の御心を多くの人に広めようと、桜の大木から6体の地蔵尊像を刻んだそう。その後白河天皇も深く信仰、多くの人にそのお力をもたらすと共に、京都を訪れる旅人たちの安全を願い、平清盛に命じ、都街道の入口6カ所に六角堂を建て、地蔵菩薩像を1体ずつお祀りしました。江戸時代になり、地蔵信仰は庶民の間に高まり、「六地蔵めぐり」の風習が起こったと言われます。
8月22日と23日の2日間、今も多くの人が、地蔵菩薩のお力に感謝し、参拝をしているのです。

「一度、行かなくちゃね~」と以前から思っていたミモロですが…そのきっかけが見つからなかったところ、「ミモロちゃん、六地蔵めぐりしない?」と今年、お友達に誘われました。「行く!行く!」と二つ返事でOkしたミモロですが、具体的に調べると…
「わ~いろんなところに行くんだ~でも、それぞれ離れているから、交通手段選ぶの大変だね~」と思ってしまいました。


「暑いしね~バス停で待つの辛いね~う~」猛暑の京都、日中の外出に恐怖を感じているミモロなのです。でも、そこでいろいろ調べたところ、「あ、バスツアーがある。でも、バスツアーで回っていいのかな?」とお友達に相談。「わ!それいいんじゃない!参拝することが大切だから、どういうスタイルで行っても…」とお友達もバスツアーに賛成してくれました。

そこで二人は、「京都新聞旅行センター」の「京の六地蔵めぐり 巡拝バスツアー」に参加することに。
 

8月22日9時半に京都駅から出発。参加費は、ひとり8980円でお昼ご飯付です。南口の乗り場には、3台の大型バスが…。ミモロたちは、3号車。車内には、45人の参加者がいて、どのバスも満席状態です。「すごく人気あるツアーなんだ~」
でも、ミモロたちは2週間前に申し込みました。

「出発!」6カ所を巡るバス。ミモロたちの3号車は、鞍馬街道、周山街道、丹波、山陰街道の京都の西側から巡ります。


鞍馬街道にある「鞍馬口地蔵」は、浄土宗「上善寺」にあります。
 
バスから降りた人たちは、地蔵堂へと進みます。

「六地蔵めぐりって、どうするの?」と初体験のミモロは、以前、経験しているお友達に教わりながら参拝。

通常堂内は非公開で、「六地蔵めぐり」の時だけ、お堂と観音堂の御開帳が行われます。

この日は、「地蔵堂」に人が集中。

お堂の奥には、白いお顔のお地蔵さまのお姿が…

「わ~お地蔵様って、大きい~それにすごくキレイ~」と、ミモロが町角で拝むお地蔵様とは雰囲気が異なります。

「ミモロちゃん、お幡(おはた)頂いて~」とお友達。「なぁにそれ~?」とよくわからぬまま、授与される場所へ。
「あの~お幡1枚お願いします」「はい、300円お納めください~」とお寺の方から、赤いヒラヒラしたお札を頂きました。


「これ、参拝した場所で頂くんだって~そして玄関などにお祀りするんだって~」と初めての体験にワクワク。


*「上善寺」京都市北区鞍馬口通寺町東入る上善寺門前町338 境内内自由参拝、堂内非公開

「はい、参拝を終えた方は、バスに戻ってください~」と、バスガイドさんに促され、お寺から少し離れた場所で待っているバスへろ向かいます。


「わ~涼しい~やっぱりバスツアーっていいね~すぐに涼しいバスで寛げるもの…」と、お水や持参したお菓子を食べるミモロです。



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