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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「みなとや幽霊子育飴本舗」。日本で一番古い飴屋さん。口に広がる和みの甘さ

2012-11-10 | お気に入りの品

京都五条坂の近くに六道の辻と言われる場所に、昔からの飴屋さんがあります。

「幽霊子育飴」と書かれた看板が、ひときわ目を引くお店です。

「幽霊…ちょっと怖そう…」とミモロは、恐る恐るお店の中へ。

ここ「みなとや幽霊子育飴本舗」は、日本で一番古いと言われる飴屋さん。その歴史は、定かでないものの500年以上前からと伝えられます。

現在、お店を担うのは、20代目になるという段塚きみ子さん。
ミモロに、飴に纏わるお話を聞かせてくださいました。

そもそもその飴が「幽霊子育飴」と呼ばれるのには、こんなお話が…。
時は、関ケ原の戦いが起こる1年前の慶長4年(1599)。すでに飴屋を営んでいた店に、毎夜、ひとりの女が飴を買いにやってきます。それもかなり遅い時間に、1文銭を持ちやってくる女は、血の気が引いたような青白い顔。銭を翌日見ると、それは1枚の葉に変わっています。数日間、毎晩やってくる女を不思議に思った店主が、後を付けると、女が向かった先は、墓場。なんと土の中から、赤ん坊の泣き声が聞こえるではありませんか。声のする墓を掘り返してみると、中には、亡くなった女と生まれたばかりの赤ん坊が。
女は、幽霊となり、死後生まれた我子のために、乳の代わりに、飴を与えていたのです。

「死後、三途の川を渡るには、六文銭が必要。でも女は、その大切な六文銭を我子を育てるために、飴を買うことに使ったんです。母親の子供を思う気持ちの強さが胸を打ちますねー」と。


このお話は、後に落語になったり、また、ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家、水木しげるさんも、題材にしているそう。

昔ながらの方法で、変わらず作られる飴は、パッケージも素敵。

300円と500円の袋詰めで販売されています。

ほとんどを麦芽糖で作られる飴は、美しい琥珀色。大きな飴を砕いたゴツゴツした形をしています。

「どうぞ、遠慮なく食べてみてください」と、すすめられミモロは、ひとつ口の中へ。
「わー美味しい。癖がなくて食べやすい飴。しつこくない甘さがいいねー」と、飴を口の中で転がしています。
「いつまでたっても、角が溶けないのが不思議…ペロペロ…」

固めの飴は、本当に最後まで、角の感じがそのまま。
「幽霊が、赤ちゃんに上げた飴だから、体にいいのかも…」
「そうですよ。これをなめると元気になるんです」と。

「もうひとつ、食べてもいいですか…」と、ミモロはこの飴がすっかり気に入ったよう。

飴をなめながら、お店に飾られた写真を。
「これが昔の飴を作る道具・・・えーとそれから、幽霊がお金を入れた箱…」
「そう、それは家の宝物なんですよ」と段塚さん。

「ひとつくださーい」とミモロは、飴を購入。

「この飴を使って、魚を煮ると、すごく美味しくできるんですよ。お湯でとかして、飲み物にする人もいるんです」と。「なるほど、この飴でお料理するときっと美味しくなるねー」。

ミモロは、飴を袋に入れてもらい、嬉しそうに店を後にしました。

*「みなとや幽霊子育飴本舗」京都市東山区松原通大和大路東入ル 電話075-561-0321 10:00~16:00 月曜休み 「六波羅蜜寺」のすぐそばです。

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ミモロ、テレビ登場ならず・・・。でも、素敵な出会いも・・・和服で修学旅行や励ましの言葉に癒されて

2012-11-09 | 京都

NHKの「東京カワイイTV」の京都ロケに参加したミモロ。番組製作のディレクターに取材されて、ドキドキの時を過ごしました。「もしかしたら…ミモロ、テレビに映るかも…」と期待に胸を膨らませていました。

ところが、昨日、番組を担当する近藤ディレクターから、「ミモロちゃん、ごめんねー。残念だけど、今回は、ミモロちゃんの部分カットになっちゃったのー。せっかく番組宣伝してくれたのに…」と、丁寧なメールを頂きました。
「ハイ、わかりました…また、いつか…わざわざご連絡ありがとうございます。でもお友達がたくさん出ているから、必ず見ますねー」とお返事を。

でも、やはりミモロは、ちょっとがっかりしたみたい…。

楽しみにしていたんですねー。「お友達にも言っちゃたしなぁーどうしよう…」と、泣き出してしまいました。

翌朝、ミモロは、ちょっと肩を落としながら、平安神宮へお散歩に出かけることに…。
疎水沿いや、図書館や美術館の前の木々が、目にも鮮やかに紅葉しています。

「なんか秋は、さびしいねぇー」散りゆく葉を眺めながら、淋しそうにポツリ。


平安神宮に到着し、まずは参拝。
「また、いいことがありますように…」と、お願いします。

「秋のお庭をお散歩しよう…きっと美しい景色が慰めてくれるかも…」
平安神宮の神苑は、人影もなく、ガランとして、池の周囲の紅葉の鮮やかさが、いっそうミモロの心にしみるよう…。
「クスン…」
楽しみにしていただけに、かなりがっかりしたみたい…。
「人生、思うようには、行かないものだよねー」とめずらしくシンミリしています。

どう考えても、番組の構成上、ミモロが登場する時間はむずかしい。だって収録も、偶然という感じで、むしろディレクターさんが、撮影してくれただけでラッキーなのよ。それにメールをもらったり、ミモロのこと心配してくださっているじゃない…。

「うん・・・わかってるー」。誰でも、頭でわかっていても、なかなか気分が切り替わらないことも。ミモロも、やはり同じです。

平安神宮の美しい景色を、じっと眺めるミモロ。
と、突然、「ねぇ、これ素敵じゃない?」と、振り返ります。

見れば、頭に赤い葉っぱ。「秋のお帽子だよー」と、おどけて見せるミモロです。

池には、周囲の紅葉が映り、鮮やかさも2倍。
だれもいない泰平閣で、ランランランと踊り始めました。

ミモロ、カワイイ!やっと気分転換ができたよう。

「やっぱり自然は、素晴らしい!どんな状況でも、自分やるべきことをちゃんとやってるもの。秋の紅葉は、冬への準備…さぁ、ミモロもがんばろう…」と。

*平安神宮の神苑の紅葉は、かなり進んでいます。神苑には、これから楓が鮮やかな紅葉を見せてくれるはず。紅葉の名所と言われるところに、観光客は、集中。でも、京都では、至る所でさまざまな紅葉が楽しめます。平安神宮もそのひとつ。午前中や閉園間際は、本当に静かでゆっくり紅葉が楽しめる穴場です。

さて、神苑のお散歩で気分転換したミモロ、境内にもどると…。
「あれーたくさん着物姿の若い人たちがいるよー」

そう、かなりの集団です。聞けば、彼らは修学旅行生。
千葉県の県立船橋高校の修学旅行なのだそう。宿泊先の宿で、希望者は、着物を着つけてもらい、1日和服姿で、京都市内を見学して回ります。

すでにこの「和服で修学旅行」は、この学校では、3年前から始めているとか。
制服や私服で、京都観光するより、絶対、京都らしい修学旅行のスタイルです。
若い人に、和服を着る機会を与えると共に、いっそう日本文化への関心が促される企画。

「和服で修学旅行って、もっと京都市や着物業界がバックアップして、京都ならではの修学旅行スタイルにしたらいいのにー」とミモロ。

確かに、若いうちに和服に触れておけば、将来の和服需要にもつながることに。若い人にこそ、和服をアピールする必要があるのでは?

馴れない和服に足取りもぎこちない感じ。でも、女の子は、なんとなくおしとやかな大和撫子に、そして男の子は、りりしい日本男子に見えるから不思議。(失礼…)

京都の景色には、やはり和服が似合います。制服姿の写真もいいけど、和服姿ならいっそうステキ。京都を和服で歩きたい…そんな思いを叶える旅行です。

和服だと、お寺などの建物での所作も、自然に洋服の時とは異なってきます。それが和服のもつ魔術。若い人に、いっそう日本文化に関心をもってもらうために、和服という形から入るのは、とてもいい方法だと思われます。

ぜひ「和服で修学旅行」を、おすすめします。


さて、平安神宮を後に、お家に戻る途中、ミモロは、図書館の前のベンチでひと休み。

すると「あ、ミモロちゃんですねー。いつもブログ見てますよー」と、近くで、スケッチをなさっていらっしゃる方が声を。


「えー、ミモロのこと、知ってるんですかー。キャーうれしい、いつも見てくださってありがとうございます。感激でーす」と、おもわずそばに駆け寄ります。もう嬉しくてたまらないミモロです。

見てくださっているという一言で、さっきまで、ブルーな気分だったミモロは、がぜんパワーアップ!

「さぁ、これからもいろいろリポートしよう!またよろしくお願いしまーす」と、晴れやかな表情と弾むような足取りで、家路を急ぐミモロでした。




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堀川寺之内の「大本山妙蓮寺」の静寂の中で眺める石庭。長谷川等伯一派の障壁画も見どころ。

2012-11-08 | 歴史・史跡

ある日、京都の町歩きをしていたミモロが、ふらりと立ち寄ったのが、「大本山 妙蓮寺」。

「りっぱなお寺だねー、ちょっと入ってみよう…」と、トコトコと中へ。
境内の木々は、すでに色づいて、秋の深まりを感じさせます。


境内に入ると、目の前に大きな鐘楼が聳えています。


ここ「大本山 妙蓮寺」は、日蓮上人の直弟子の日像上人が、永仁2年(1294)に創建したお寺です。天正15年(1587)の豊臣秀吉の聚楽第造営に際し、現在の堀川寺之内の地に移転しました。それまで、実は、焼失などにより、幾度となく移転を繰り返すことに…。

この地に移転した当時は、1キロ平米の広大な境内になんと27もの塔頭があった大寺院だったそう。天明8年(1788)の大火で、その大部分が焼失し、現在、当時の面影を留めるのは、鐘楼です。

この鐘楼は、元和3年(1617)に建立された袴腰型鐘楼で、江戸時代を代表する貴重な建造物。
中の鐘は、大晦日に信者の方や参拝者が、つくことができるそう。

現在も、境内には、8つ塔頭がある、大きな寺院です。

日蓮上人の御像が鎮座する本堂は、今、改修の真っ最中。日頃は、近くで拝めない御像も現在は、別の場所にうつされ、間近に参拝することができます。



「長谷川等伯の障壁画と十六羅漢の石庭が公開されているんだってー」と、門の脇の看板をみていたミモロは、境内奥の建物へ。

「あのー拝観させていただきたいんですけどー」と、中に声を。建物の中を見まわすと、
「あれ、おくどさんがあるよー」と。ここでは、大晦日訪れた人たちに甘酒がふるまわれるそう。それをつくるのが、このお釜です。


「お庭は、ご覧になれますが、等伯の障壁画を見るには、事前に予約が必要なんです」とお寺の方。
そこで、しかたなく障壁画の方は、写真で我慢することに。

この障壁画は、重要文化財。長谷川派の代表的な作品のひとつで、柳、鉾杉、松桜など全42面という雄大なもの。一度は、拝見したい作品です。

また、日蓮大菩薩第七百遠忌の際に、幸野豊一氏により奉納された「四季の襖絵」も、美しく見事な作品。こちらは、予約なしで拝見できます。



「では、お庭を拝見します」と、ミモロは中へ進もうとして、目にはいったのが、
「わーキレイなスリッパ」金糸がまばゆい豪華な雰囲気のスリッパです。ミモロ、それは、こちらの御坊様のもの。履いてはダメよ。「あ、失礼しましたー」慌てて、足をひっこめるミモロです。

「方丈」と書かれた建物から、お庭を拝見します。

「十六羅漢石庭」とよばれる庭には、秀吉の伏見城から移されたという大きな石が、白い砂の上に配されています。この庭を作ったのは、桂離宮の造園を指示したここ妙蓮寺の僧、玉淵坊日首の作だそう。

「お庭、好きなんですか?」と、お寺のお仕事をされて8年になるという井上幸子さん。

「はい、よくわかんないけど、見てると心が落ち着く気がします」とミモロ。

「このお庭は、今頃から晩秋の時期の午後が、それは美しい表情を見せてくれるんですよ。西に傾く太陽の光が、白い砂の上に注ぎ、砂の上の模様が、刻々と変化してゆくんです。今日は、もう陽が低くなりすぎましたね。もう少し前がよかったのに…」と。
妙蓮寺に通い始めて、庭に映る光の変化の美しさに気がついたそう。「こういうところで、働けて、幸せなんだなぁーと、思いました」と。


井上さんと、静かに庭を眺めるミモロ。
「だれもいなくて、この空間と静かさを独り占めできて、なんか贅沢な感じ…。こんなところに、こんな素敵な石庭があったなんて、知らなかったー。あんまりガイドブックにものってないよねー」

妙蓮寺のある寺之内通は、茶道のお家元がある落ち着いた地域。観光客もあまり多くありません。だから、とても静かにゆったりとお庭が鑑賞できるんです。

方丈の中を進むと、お庭の見え方も、また違ったものに。

横長の大きな石は、涅槃の姿だそう。
春は、ツツジが色を添え、華やかな雰囲気へと変わります。

このお寺には、ほかにも、本阿弥光悦写筆の「立正安国論」(重文)、「妙蓮寺蔵松尾一切経」(重文)、「法華経」(重文)など見どころがいろいろ。

さらに冬には、500年以上の歴史をもつ『妙蓮寺椿』という可憐な椿が花をつけます。

今は、まだ固い蕾。その風情ある姿は、茶花として愛されています。
以前、その苗をお分けした時、近くの茶道のお家元にいらっしゃったお茶の先生方が好んで求められたそうです。

「咲いたところ、見たいねー」と、冬の楽しみがひとつできたミモロです。


「こんどお友達もつれて来ます。あ、もう拝観時間が過ぎちゃったー。ごめんなさい、あまりに素敵なお庭だったから、つい長居しちゃいました」とミモロは、暮れゆく庭の景色を名残惜しそうに眺めながら、お寺を後に…。

夕陽が西の空を染めはじめた境内では、いろいろな花が、見送ってくれました。



*「大本山 妙蓮寺」京都市上京区寺之内通大宮東入ル 電話075-451-3527 10:00~16:00 水曜休み 拝観料/方丈・庭500円 収蔵庫+300円 詳しくはホームページで。



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もしかしたら、ミモロも登場。11月10日放送のNHK「東京カワイイTV」の収録

2012-11-07 | イベント

京都に暮らし始め、早1年半。ミモロには、たくさんのお友達ができました。
特に、ものづくりに携わっている方々との出会いは、いつもワクワクするものです。
そんなたくさんのお友達が集まる会がありました。
「ミモロちゃんも絶対に来てねー」と。「行く行く!」
そこでミモロは、会合がある日本料理店「きよみず」というお店に、ハリキッテお出かけです。
町家を改装したお店の2階に、みんなが集まっているはず…。

「あ、もうみんな来てるー」ミモロが到着した時には、すでに宴会は始まっていました。

実は、この夜、いつもの会合とはちょっと違って、「SESUKE88」という昔の着物の文様を現代風にアレンジした小物などを作っているブランドの社長さん、高橋聖介さんなど、ものづくりをしている人たちを、NHKの「東京カワイイTV]という番組が取材に来て、この会も撮影することに。だから、いつもよりみんな、すごーくハリキッテいます。

この「東京カワイイTV]というのは、20代など若い女の子たちが、カワイイ!と感じるものをフォーカス。このカワイイという感覚こそが、現代のトレンドを作っています。そんな時代の最先端のものを、あのカッコイイ俳優、沢村一樹さんなどと共に見て行くもの。
そこに、ミモロのお友達が、登場するんです。

「ミモロちゃんも早く座ってー」と言われ、状況も呑み込めないままに、テーブルに慌ててつくことに。「なにが始まってるんだろ?」と、ミモロはキョロキョロ。

お部屋の片隅で、番組を担当するディレクターなどが、ミモロのブログでも紹介した
京友禅アロハシャツの「Pagon」、鞄づくりの「京鞄士」、丹後で独自の染めをしている大下倉和彦さんたちを、つぎつぎにインタビューをしながら撮影をしています。

大下倉さんは、作品のスニーカーと一緒に、仕事を説明。ミモロもそばで撮影を見守ります。

「さぁ、次はミモロちゃんの出番ですよー」と、高橋さんに。
「えー?ミモロもテレビに出るの?えーどうしようーそんなー」と、突然言われたミモロは、ドキドキ。「もっといいお洋服着てくれば良かったー」と…。「ハイ、そこに座ってください。こっち見てくださいねー」とディレクター。「ハ、ハイ・・・・」


「では、収録を始めますよー。ミモロさんは、京都でどんなことしてるんですか?」と、近藤ディレクターが質問。
「あ、あのー、まだ京都に来て、1年半ですけど、京都って、素晴らしいものづくりがたくさんされていて、それをみなさんにお伝えしようと、ブログでがんばっていまーす。ここにいらっしゃるみなさんの工房や工場には、ほとんど伺いました。どこも本当に感激しました…」と


カメラを向けられ、ミモロは、ドキドキ。
「ハイ、オーケーでーす!お疲れ様でしたー」と。
ほんの2分ほどのインタビュー…でも、ミモロの心臓は、パクパクです。「わー緊張しちゃったー、なにお話したか覚えてないようー」

「大丈夫、ミモロちゃん、ちゃんとお話しできてたじゃない?エライエライ!」と、高橋さんと大下倉さんに言われ、ちょっとホッとしたミモロです。

「ホントにテレビに出るのかな?かわいく映ってるかなー」と、少し心配なミモロです。


京都の新しいものづくりの動き。伝統と斬新さを融合させた動きを、作り手の人たちは、着実に行っています。さまざまな失敗を繰り返し、それでもあきらめず、追求しつづけ、それが最近、若い人を中心に注目されています。

「ここにいるみんな、冗談ばかり言ってるけど、実は、すごい技術や考え方をもった人たちばかりなんだよー」と、ミモロ。その通り、みなさん、ただのおにいさんやおじさんではありません。


こういう新しい京都のものづくりの動きを、全国に放送するのは、とても素晴らしいこと。

この会では、いろいろな情報交換が行われたり、それぞれの技術を持ちあいコラボでのものづくりの話も進んでいます。


いろいろな話が交わされる宴会。ミモロは、お話より、目の前の料理が気になって…。
「なんか、すごーくお腹空いちゃったー」と、大好きな魚を取り分けてもらい、周囲の喧騒をよそに、ひとりモクモクと食べ始めました。



そんなミモロをみて、「また遊びにおいでねー」と、鞄づくりでお世話になった「京鞄士」の村山さん。「ハイ、また行かせてもらいます」。

「ミモロちゃんは人気ものなのねー」と、この日初めてお目に掛った準ミス着物の米沢望さん。
「はい、お仲間に入れてもらってまーす」ホントにいろいろな方と出会える楽しい会。

「みなさん、お世話になりました。では…」と撮影を終えたNHKの撮影隊は、次の撮影に備えて、一足先に退席。
ロケ隊が去った後も、宴会はさらに続きます。

「なんか、今日は緊張して疲れちゃったーフー」と、満腹のミモロは、そろそろ眠くなって来たよう。
そこで寝ちゃダメ…。

それから毎日「放送が楽しみだなぁー」と、11月10日を指折り数えて待っているミモロです。


*ミモロのブログで、ご紹介したお友達がたくさん登場します。ミモロも、もしかしたら、チラッと、一瞬、登場するかもしれません。、
NHK総合「東京カワイイTV]11月10日(土曜日)23:30~23:59です。ぜひ、見てくださいね!


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「京都市国際交流会館」で行われた、京都在住の外国人との交流イベントオープンディ。

2012-11-06 | イベント

さまざまな日本文化に触れることができる京都の町は、外国人にとっても憧れの町のひとつ。
京都には、海外から、観光目的に来る観光客以外に、日本文化の勉強、研究などをする学生や研究者をはじめ、多くの外国人が暮らしています。

11月3日、ミモロが訪れたのは、京都に暮らす外国人の暮らしのお手伝いをしたり、地元の人との交流などをはかる「京都市国際交流会館kokoka」です。
この日は、年に1度のオープンデイ。地元の人たちに施設を開放し、いっそう京都に暮らす外国人との交流を深めてもらうためのイベントです。


そもそも「京都市国際交流会館kokoka」は、1978年に京都市が発表した「世界文化自由都市宣言」に基づき、京都市民の国際交流の拠点として1989年にオープンしました。
京都で暮らす外国人のために、さまざまな相談にのったり、情報提供や、日本文化の体験、日本語教室など、多方面から、暮らしやすいように支援をしています。

東山の疎水や、「ウエスティン都ホテル京都」、そして南禅寺などがすぐ近くにある緑豊かな場所にあり、館内にあるレストランには、外国人だけでなく、地元の人たちや日本人の観光客も訪れています。


いつもは、比較的静かなこの場所も、この日は、大勢の人たちが訪れ、賑やかに。

はじまったばかりの紅葉が、会場をいっそう華やかに彩っています。

まずは、イベントの様子がわかるパンフレットともらいます。「ゆっくり楽しんでいってくださいねー」と、渡されたパンフレットを見ながら、どこを回るか、研究するミモロです。

鉄骨鉄筋コンクリート造りの3階建ての建物には、イベントホール、図書館、資料室なども。
ミモロは、建物の中心部分の交流ロビーに入りました。
そこでは、バイオリン演奏の真っ最中。美しい音色が、ロビーに響き、多くの人が耳を傾けています。
この日、ロビーでは、海外の音楽演奏や踊りなどが披露されたよう。ミモロが、到着したときは、すでにほとんどが終わっていて、見損なってしまいました。

「世界の文化体験だってー」今年は、「世界のわくわく数字レクチャー&ワークショップ」が開催。インド数学に挑戦!、メキシコ・マヤ暦のヒミツ、世界の数字でビンゴゲームなど、面白そうな内容。「今から、ビンゴゲームが始まりますから、参加してください」と。
「ビンゴだってー」ミモロが大好きなビンゴですが、「でも、他のところも見て廻りたいので…」と、渋々諦めるミモロです。

「あ、綿あめや風船も売ってるー」
会場の一角では、お祭りらしい催しも。傍らでは、子供たちが楽しそうにキーホルダーやフェルト小物づくりなどをしていました。

「なんか行列ができてるよー」と。特別会議室では、留学生の生活支援のためのフリーマーケットが開催中。市民などから提供された品々を販売。午前中は、留学生のみが優先的に購入できますが、午後からは一般も入場できるため、大勢の人たちが列を作っていたのでした。
「来年は、家にある使わない新品のタオルや食器、石鹸なんかを、溜めといて、提供しよう」とミモロ。10月中旬から末まで、物品の受付が行われます。

「売上の一部は、東日本大震災の義援金になるんだってー」

さて、会場には、被災地の方が作った小物やアクセサリーも販売されていました。


さて、実はミモロが一番楽しみにしていたのが、屋外に設置された万国屋台村。
ベトナム、中国、フィリピン、インド、スペインなどさまざまな世界の味が楽しめるところです。

「あ、美味しそうなお菓子があるよー」と足をとめたのは、セルビア料理のテント。
「昔から伝わっているお菓子なんですよ」

口に広がる甘さが、どこか懐かしい感じ。

「こっちにも美味しいものがたくさんありますよー」と声をかけたのが、フィリピンの留学生の方々。
バナナがはいった春巻きみたいなお料理や独特のスパイスを使ったバーベキューチキンなどが、テントに。

「美味しそうな香りー」と、その香ばしい匂いに誘われて、チキンを2串購入。「あとでおうちで食べようー」と、ホイルに包んでもらったミモロです。

「あ、ここにも美味しそうなクッキーがあるー」

粉砂糖をまぶしたアーモンドクッキー。「これはギリシャのお菓子ですよ」
「みんな美味しそうで、迷っちゃうー」とミモロ。

その隣りは、焼き立てのナンが並ぶインド料理のテントです。

窯にナンをくっつけてこんがりと焼き上げます。「はい、出来上がりー」

「いい匂いー食欲をそそる香り」

約30店舗が出店する「万国屋台村」。「どれも食べてみたいものばかり…迷っちゃうー」と。

いろいろ食べたいなら、絶対11時の開店時間あたりに行くことをおすすめ。

「もっといろいろ食べたかったなぁー」世界中の味が楽しめるテント、全部食べられないことが、残念でたまらないよう。

「また、遊びに来てねー」と会場にいた虎さんに見送られて、会場を後にしたミモロでした。


*「京都市国際交流会館kokoka」京都市左京区粟田口鳥居町2-1電話075-752-3511 施設利用は、9:00~21:00 月曜休み 国際交流に興味のある方が参加できる企画も行っています。詳しくはホームページで。






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