ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

満開の枝垂れ桜。京都、知恩院の「友禅苑」で出会った見事な桜に、大感激のミモロ

2012-04-05 | 自然

東京から桜見物に訪れたお友達を案内するミモロ。「ソイメヨシノには、ちょっと早いけど、でも町には結構いろいろな場所で、もう桜が見られるよ」と張り切ってガイド役をつとめます。

ミモロとお友達が訪れたのは、知恩院の一角にある「友禅苑」です。


ここは、着物の友禅染の始祖と言われる宮崎友禅ゆかりの庭園。東山の湧水を配した庭と枯山水庭園が訪れる人を迎えます。

入口近くの池には、観音様が、お出迎え。

その前を過ぎると、ミモロの目に、見事な枝垂れ桜が。

「わースゴイ!もうしっかり咲いてるー」枯山水の庭園には、大きな枝垂れ桜が、まるでピンクの傘を広げたように聳えていました。


この春、満開の枝垂れ桜を見るのは、これが初めて!

知恩院の三門を背景に、青い空に鮮やかに映えるピンクの花。


山の懐にあるため、広々とした景色が、眼前に広がり、開放感も抜群。

白い砂が、光を反射して、いっそう明るい景色を作っています。

この庭は、昭和29年に改修され、昭和の名園と呼ばれる美しいお庭。

知恩院には、多くの観光客が訪れますが、なぜかこの日も庭園には、人影がほとんどなく、美しい景色と見事な桜をミモロとお友達は、独占。
「こんなに素敵なお庭なのに、見に来る人が少なくて、ここって、枝垂れ桜の穴場かも…」

枝垂れ桜の下に置かれた縁台に座り、空を見上げると、青い空に桜の枝が伸び、それは美しい春の景色。
「あー気持ちいいねぇー」とミモロとお友達は、しばし、春の陽光を浴びつつ、桜の姿に見惚れます。


「知恩院に来たら、絶対ここに寄ってみて…おすすめの桜スポットだよー」とミモロ。


今が盛りの「友禅苑」の枝垂れ桜です。

*「知恩院 友禅苑」京都市東山区林下町400 電話075-531-2111(代表) 知恩院三門脇。 拝観時間:9:00~16:00 拝観料:300円 詳しくは、ホームページで。







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春の文化財特別公開、椿が見事な尼門跡寺院「霊鑑寺」へ。4月8日まで公開中

2012-04-04 | 歴史・史跡

鹿ヶ谷の山懐にある「霊鑑寺」は、普段は、門を閉ざした尼門跡寺院。
春、秋の10日間しか公開に、ミモロは、さっそく出かけました。

階段を上り、境内へ。

ミモロを待っていたのは、まず美しい梅の花。

でも、このお寺で有名なのは、椿です。


そもそも「霊鑑寺」は、承応3年(1654)に後水尾天皇の皇女 多利宮(たりのみや)を開山として創建されました。17世紀末に現在の場所に移ってから、明治維新まで、代々の皇女が入山され、別名「鹿ヶ谷比丘尼御所」とか「谷の御所」と呼ばれた格式高いお寺です。

椿は、すでに「古事記」にも記載があり、古くから神聖で、常に緑の葉を付けることから、繁栄を象徴する植物として尊まれていたそう。

この庭に椿が多いのは、後水尾天皇が椿を好まれたためだそう。


「わー大きな椿のお花ー」と、大きく花を広げた艶やかな椿。ミモロの顔と比べ、その大きさがわかります。


石組みなど、土地の変化に富んだお庭には、椿の大木が茂ります。
皇女たちが、つとめた尼門跡だけあり、艶やかな椿が似合う、柔らかな印象のお庭です。


椿が彩る山をめぐるミモロ。ここには約30種類の椿があり、原木も多いのが特徴。ここだけにしかない門外不出の原木もあるそうです。



なかでも、花の中まで赤い「日光椿」は、天然記念物。
非常に濃い赤が印象的な椿です。
また、同じような姿で、中が白い「月光椿」も美しいもの。


「なんかいい感じのお寺だねぇー」とミモロ。

また、本堂で鑑賞できる、歴代の皇女たちが所蔵するお人形や生活用品。そのいずれもが見事です。

「椿の花って素敵だねぇ」と、改めて椿の美しさに感動するミモロでした。



*「霊鑑寺」京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町 春の特別公開は、4月8日まで。10:00~16:00 拝観料:700円

期間中は、歴史に詳しいボランティアの方による説明も受けられます。


今ならまだ間に合う…ぜひ京都においでの方は、拝観へ。


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京都桜情報 白川沿いの柳の芽吹き、平安神宮と円山公園の桜は、もうすぐ・・・

2012-04-03 | 京都

「もう京都では、桜咲いたかな?」と、東京から戻ったミモロは、翌日、桜を楽しみにお散歩に出かけました。まずは、ご近所の岡崎の疎水沿いを歩きます。

「あ、蕾は随分膨らんだけど、まだ咲くには少しかかりそう…」
もう少し気温が上がらないね…。

そして、トコトコと白川沿いへ。

「ここは桜はないけど、柳が小さな芽を吹いて、春って感じ…」

その夜は、枝垂れ桜で有名な円山公園へと足を伸ばしました。

すでにライトアップはされているものの、まだ花は開いていません。
でも、すぐそばの桜は、チラホラと咲いていました。

翌日は、平安神宮の神苑をチェック。

紅枝垂れは、まだまだ。でも枝の先がほんのり紅色になっています。
「きっと咲いたら、すごくキレイだね。今週末ごろから、咲き始めるかもねぇー」と今から楽しみにするミモロです。

まだ神苑のあちこちには、梅の花が。

「あれ!これ桜じゃない?」とミモロが駆け寄ったのは、確かに桜。

1本だけ、池の畔に鮮やかに花をつけていました。

「あ、こっちにも白い桜が咲いてるよー」
山桜でしょうか、すでに葉を茂らせた桜です。

「もうすぐ池の周りに、桜が彩りを添えるねー。やっと本格的な春が来たんだー」と、ミモロは池を眺めながら、やさしい春の陽射しを楽しみます。


京都は、日中は、陽射しが強く、紫外線がいっぱいという感じ。でも朝、夕は、結構冷え込みがきつく、上着は放せません。でも、確実に、桜は、咲く準備を整え終わったよう。キレイな姿を見せてくれるもの、間もなくです。


平安神宮では、4月5日から8日まで、恒例の「紅しだれコンサート」が開催されます。
春の一夜を、艶やかな桜を眺めながら、素敵な音楽に耳を傾ける…京都に来たら、ぜひ1度、幻想的な夜を経験してはいかがでしょう。詳しくは『平安神宮』のホームページから




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ミモロのお散歩  本の町、神保町で味わうスパイシーなスマトラカレー。大正13年創業の「共栄堂」へ。

2012-04-02 | グルメ

京都に暮らすミモロ。東京に来ると、よく神保町へと出かけます。
神保町は、本の町で、靖国通沿いには、大きな書店や古本屋さんが建ち並んでいます。

本屋さんをのぞくのがミモロは、大好き。その日もトコトコと本屋さんをめぐることに。


しばらくすると、「なんかお腹空いちゃったー。ここに来たらカレーを食べよう!」とミモロは、ビルの地下へ。神保町は、大学や専門学校が多く、学生の町。気軽に味わえるカレーのお店がいろいろあります。

カレーと言っても、その種類はさまざま。インドカレーをはじめ、タイカレー、スープカレーなども。
ミモロのお気に入りは、スマトラカレー。
「このお店、ミモロのお気に入りなの…」と向かったのは、大正13年創業の「共栄堂」です。


なんでも「共栄堂」のスマトラカレーは、明治末期に、東南アジアを訪れた伊藤友治郎という人が、インドネシアのスマトラ島からカレーの作り方を教わって、日本人の口に合うようにアレンジしたものだそう。


小麦粉を使わず、26種類の香辛料と野菜、肉を形がなくなるまで、じっくり煮込み独特の旨みをもつ色の黒っぽいカレーです。ポーク、チキン、海老、ビーフなどを、それぞれ別々に煮込むそうで、すべて味が異なります。


お店に入ると、すかさずお店の方が、ミモロの元に…。「何になさいますか?」手に持つお盆の上の水とおしぼり、そしてスプーンとフォーク、カレーに付くサービスのポタージュスープを、ササっと置きながら尋ねます。

「えーと、ここでいつも頼むのは、ポークカレーと、ミニサラダ…それからご飯は少な目にお願いします」と、さすがよく訪れるミモロ。いつも何を食べるか、悩むのに、ここでは注文もスムーズです。

ミモロが、おしぼりで手を拭き、サービスのポタージュスープを一口飲んだところで、
ミモロの前には、注文した品が並びます。

「いつもながら早い!うーこの香りがたまらないねぇー」香ばしいスパイスが、ミモロの鼻をくすぐります。


お腹が空いて来る人には、すぐ食べられるのは、何より嬉しいこと。しかも、11:00から20:00まで、お休みなく、営業時間中、いつでも来られるのが、ありがたいこと。(この辺りは、出版社なども多く、時間に不規則な人が多いんです)

「さて、ゆっくり頂こう…」注文した大好物のカレーを前に、嬉しそうなミモロです。


じっくり煮込みトロリとしたポークとご飯を一緒に口へ。久しぶりの味にミモロは目を細めます。

「ここのご飯は、お米の粒がしっかりしていて、美味しいんだよ」と。新潟産のコシヒカリをふっくらと炊き上げたご飯です。ミモロの場合は、体が小さいので、残してはもったいないから、少な目を注文。でも、学生さんなどは、大盛りで。またルーの量も増量してもらえます。(料金は別途)

「ミニサラダも、トマトやポテトサラダが入っていて、ちゃんとしてるのー。これもいつも同じ…」
ちょっとピリッとコショウがきいた感じのポタージュスープも、カレーにピッタリ。「これも同じ味…」

「京都に暮らしてから、来てないけど、前と同じなのがいいよねー」とカレー色に染まった口元をナプキンで拭きながら満足そうなミモロです。

時間がないときなどに、ぴったりのお店です。

「また来まーす!でも、京都だから、なかなか食べらなくてー」とお店の方に言うと、「インターネットで通販もやってますから、京都でも食べられますよ」。「え!お取り寄せもできるの?キャ嬉しいかも…京都でも食べられるんだー」お友達にも教えてあげようと密かに思うミモロでした。

*「共栄堂」東京都千代田区神田神保町1-6 電話03-3291ー1475 営業時間:11:00~20:00 日曜・祝日休み インターネットでのお取り寄せも可能。詳しくはホームページで。




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ミモロのお散歩  早稲田大学の近くで出会ったガウディを思わせるアートな建物

2012-04-01 | 国内旅行
京都に住むミモロは、お友達に会いに東京へ足を伸ばしました。お友達の家は、早稲田大学の近所。ここら辺りは、東京生まれのミモロでも来たことがない場所。

一つ口に東京といっても、もちろんすごく広いので、生活する場所で、行動半径は決まります。ミモロが生まれたのは、東京の西側で神奈川県に近い場所。そのため、池袋に近い早稲田大学周辺は、未踏の地でした。お友達に誘われて、お散歩に出かけました。



その日、早稲田大学の大隈講堂の前には、大勢の学生さんの姿が…。「なにかあるのかな?」ミモロは興味津々。

それで近くの学生さんに尋ねてみると…。

「今日は、大学で、新入生のガイダンスがあるので、僕たちのクラブに入ってもらうように、新入生の勧誘にきてるんですよ」と、放送研究会のメンバーの皆さん。

新しい生活をスタートする新入生。きっと期待でワクワクしていることでしょう。先輩たちも大きな声で、盛んに新メンバーの勧誘に励みます。


さて、そこを過ぎて、トコトコと進むと、なにやら変わった建物が。


「なんか不思議な建物…」とミモロは、そばに…。

1階は、アンティークの美術品と時計を扱うお店が入っています。

外壁には、いろいろなオブジェがいっぱい。


入口も、さまざまな彫刻で装飾されています。


「まるでガウディの建物みたい…」そういいながら、恐る恐る中へ。
建物の中も、まさにガウディの世界…。「すごく凝った建物だねぇー」とあちこちを見ていると、ひとりの紳士が通りかかりました。

どうもこの建物に住んでいらっしゃる方のよう…。
「こんちにはーちょっと見学させてもらっていいですか?」とミモロ。
「どうぞ…ここはね、26年ほど前に建てたもので、後輩の早稲田大学の建築を出た人に頼んだら、こんなになっちゃたんですよ」と。
「じゃ、建築家さんなんですか?」とミモロ。「いいえ、私は違いますけど…彼に好きにやっていいよーっていったら、こんな感じに…」「ここって、マンションなんですか?」「はい、分譲のマンションです。私は、上の方の階に住んでます」そういうと、エレベーターでその方は上に。どうもオーナーさんだったよう。



「へぇ、マンションなんだー。スゴク個性的で住んだら楽しそう…」とミモロは、さらに中を見て歩きます。

玄関ホールには、大きな手のオブジェ。

上へと続く階段には、美しいタイルが敷き詰められています。

「あ、干支のポスト…」入口の郵便受けには、それぞれ干支のモチーフが。


「なんかスゴイ!ホントにガウディの世界…こんな建物が都内にあったって知らなかったー」
さまざまな装飾で構成された建物に、ただただ感動するミモロでした。


*実は、ここは「ドラード早稲田」というここら辺りでは有名な建築物で、設計者は、早稲田大学の出身の建築家、梵寿綱という方。日本のガウディと呼ばれる建築家だそう。彼の建物は、都内にいくつかあるようですで、ここもそのひとつ。賃貸でも時々空室があり、借りることができるとか…。一度住んでみたいアートなマンション。よく人気のデザイナーズマンションというのが、ありますが、その範囲を大きく超えた迫力。外からでも、十分に建物の素晴らしさを見ることができます。建築好きなら、ぜひ一度見学に…

早稲田大学の南門のすぐ近所です。





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