ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロのお洋服ついに完成!「京都芸術デザイン専門学校」の学生さんによる愛情こもった作品

2012-02-10 | ファッション

「京都芸術デザイン専門学校」のファッションデザインコースとマイスターレッツコースの学生さんたちにより、スタートしたミモロの冬のファッション制作。

ミモロの体の採寸も終わり、いよいよ完成の日が・・・。

「どんなお洋服ができるのかなーワクワク」と、待ち遠しいミモロです。

「ミモロちゃん、やっとできたから、学校に来てね」と、ファッションデザインコースの安慶さんから連絡が。もちろん喜び勇んで、出かけます。


学校で待っていてくれた安慶さん。「じゃ、さっそく着てみてね」と。

「わーギャザーのスカートとカーディガンだぁー」と、大喜びのミモロは、すぐに着てみることに。
カーディガンは安慶さん、スカートは、ファッションデザインコースの西村小春さんの作。

「じゃーん」

真っ赤なジャージ素材のカーディガンは、白いボタンが素敵なアクセントに。
ちゃんと衿や袖、裾部分も折り返してあり、本格的。

スカートは、たっぷりギャザーがあって、歩きやすいし、ゴージャスな雰囲気。
ゴムの部分は、別の色使いがされて、また前には、ボタンがポイントになっています。

「どう?あれ?ミモロちゃんって意外に細い…うーちょっと大きいかも…」確かに、ちょっとブカブカ。
ミモロの代わりに渡したモデルのぬいぐるみが、ミモロより大きかったため、首回りなどが落ち着きません。

「私、痩せちゃったのかなー、この頃忙しかったしねぇ…フー」と、
細いと初めて言われて、どことなくうれしそう。

「サイズ直ししましょうね」と。さっそく安慶さんは、赤いカーディガンのサイズ直しを。


うしろの部分をつまんで、ウエスト部分をしぼった感じになりました。
バックスタイルもスッキリ。いっそう洒落た雰囲気に。


次にブーツを履いてみることに…。
皮革デザインの学ぶマイスターレッツコースの大塚広次朗さんが、作ってくれたブーツです。
「よいしょ」まず片足を履かせてもらいます。
トントントン、足を奥へと。

「キャーステキ!スゴーイ」。2色の柔らかなヤギ革を使い、丁寧に縫い上げた小さなブーツです。
履いたり、脱いだりがしやすいよう、また歩いて脱げないように、細い紐がついた編み上げスタイル。

洋服の色が、赤と渋い緑やグレーということで、一度別の色で作ってくださったのに、もう一度、色が合うように作り直してくれたもの。

またミモロの足の形にフィットするよう、甲の部分にプックリとゆとりをもたせています。
さすが、技あり。

「すごーく歩きやすいよー」と、ミモロは、嬉しくてテーブルの上を歩き回ります。

こんな素敵なブーツをもってる子って、絶対他にいないわよ。

さて、もうひとつ安慶さんが作ってくれたのは、なんと今年流行のマントスタイルのコートです。

さずが流行に敏感なファッションデザインコースの学生さん。
ミモロの雰囲気にピッタリ!襟元には、おしゃれなリボンをあしらって、小さなボタンも洒落ています。

後姿は、こんな感じ。
なんてステキなお洋服でしょう!

マントの裏にもちゃんと裏生地がはってあり、小さいのに丁寧なつくり。
今年の流行を見事に、ミモロのコートに。

ファッションモデルのように、ポーズをとるミモロです。

毛糸で編んだ帽子も、マイスターレッツコースの中野めぐみさんが編んでくれました。
「ちょっとかぶってみてー」

「あ、これは、ちょっと合わないなぁ」と中野さん。
モデルのぬいぐるみの耳の位置とミモロの耳の位置が違っていて、かぶることができません。
「ワーン残念・・・せっかく素敵なお帽子なのに…」とミモロ。
でも、モデルの子には、ぴったり。そこでミモロは、「私の代わりにモデルをしてくれてありがとう…。この子にプレゼントしてもいい?」と。「どうぞ、ミモロちゃんには、また作ってあげるわね」とやさしい笑顔で



では、全部着てみると、こんな感じに…
マントの袖と裾からチラリとのぞく赤のカーディガンが、なかなかいい感じ。より華やかな印象に。

なんてしわせなミモロ。こんな素敵なお洋服を作っていただいて…。

安慶さん、西村さん、大塚さん、中野さん…「京都芸術デザイン専門学校」のみなさん!本当にどうもありがとうございました。

「あ、仲野先生だー!こんなに素敵にお洋服つくってもらいました!」と、通りかかった教学部長の仲野先生に、嬉しそうに見せるミモロ。

「ホントだ、いい洋服とブーツができましたね。すごく似合いますよ」と、仲野先生も目を細めます。

お洋服ができてから、ミモロは、お出かけによく着て行きます。
会う人に「いいお洋服着てるのねぇ」と言われるたびに
「あのねーこれ『京都デザイン専門学校』の学生さんたちが、ミモロのために作ってくれたのースゴイでしょ!」と自慢します。


おうちでは、ちゃんとハンガーにかけ、ブーツも磨くミモロ。
「だって、みんながミモロのために作ってくれたんだもの。ずっと大切に着るんだー。これ、ミモロの宝物」

本当にうれしそうなミモロです。

*ちょっとひとこと…
「京都芸術デザイン専門学校」の学生さんと知り合いになり、みんなが、本当に一生懸命、自分の夢に向かっている姿が、とても爽やかで、感心します。全国から京都にやってくる学生さんは、自分の作品の制作や会社での実習、そしてアルバイトなどに忙しい毎日を過ごしているよう。
 
 専門学校は、すでに自分の夢がとても明確な学生さんなんだと、彼らに会って、改めて思います。一度、社会に出てから、再び、ここで学ぶ人も多いそうです。
「ここに通う学生は、皆、ものづくりが好きな子ばかりですよ」とおっしゃる仲野先生。彼らの可能性を、いかに伸ばし、社会で生きて行けるようにするか、常に思い巡らしていらっしゃいます。

ものをつくる喜びって、とても素敵なこと。でも、それで食べてゆくのは、大変。
最近、ここの卒業生が、自分のブランドを立ち上げ、注目されています。ものをつくり、販売する方法も、今、大きく変わっています。まさに世界を相手に、ものづくりができる時代。
日本は、昔からものづくりの国。いかに時代を経ようと、DNAには、きっとすばらしい力が眠っているはず。
今後、いかなる時代が来ようとも、そのDNAは、日本を救うカギになるだろうと思わずにはいられません。


*ものづくりに興味がある人は、『京都芸術デザイン専門学校』のホームページを。


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コメント (4)
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