ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

お正月の準備も揃う「京料理展示大会」。東日本大震災復興支援コーナーも。

2011-12-26 | イベント
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京都の有名料理店が揃う「京料理展示大会」。そこでは、間近に迫るお正月向けの料理用具も販売されています。


「お正月の料理にぴったりのカワイイ器があるー」とミモロが、見つけたのは、柚を象った器や福の文字が描かれたおめでたい器です。


「あ、これは、料理の上に飾るもの?」
「そうです。お料理が華やかになりますよ」と、声をかけてくださったのは、食に関わるいろいろな道具を扱う「京朱雀道具町 勝藤屋」の方。


京朱雀道具町 勝藤屋」は、京の台所「京都中央市場」のそばにある、プロ仕様の料理道具をはじめ、竹かごやお弁当箱など、ありとあらゆる料理関係の品々が揃う料理道具のお店です。

「これ野菜を切りぬく型でしょ?お花の形のニンジンなんか作るのに使うものでしょ?」とミモロ。


ほかにも、「市原平兵衛商店」のお正月用のお箸なども。

さらに食料品や調味料などのお店の出店しています。


「京都のお雑煮は、白みそ仕立てですよ」と、老舗味噌店の「本田味噌本店」の方。

「そうだ!関東はお醤油味だもんね。今年のお雑煮は、白みそのも食べられるんだぁ」と、しっかり東京と京都の両方を食べる気になっているミモロです。

また、会場の一角では、お正月料理の講習会も開催。
ふだんは、プロの料理人になる生徒さんに教えていらっしゃる「大和学園 京都調理師専門学校」の先生方が講師です。

こちらは、日本料理講師の高橋先生。


さて、今回は、会場に東北の産品を扱う「東日本大震災復興支援コーナー」が開設され、訪れる人が、次々に買い求める姿が。
福島県産の美味しそうな柿や漬物。

「これ、なあに?」とミモロが見つけた緑色の実。「オリーブ?それとも梅?」。いいえ、それは桃。
小さな若い桃の甘露煮という珍しいもの。「ひとつどうぞ…」とミモロも試食を。
「あ、確かに桃の味がする」と、ミモロ。


岩手県のコーナーでは、岩手県大阪事務所の方々が、産品の販売を担当。
津波、放射能の影響や、その風評により、東北全体が、観光客の激減や産品の販売不振など、大きな影響を受けています。
「なんとか、がんばって行かなくては…」と、この会場でも、一際、大きな声で呼びかけていました。
岩手からは、南部せんべいなどを出品。


「東日本大震災復興支援コーナー」の品々は、ほとんど売り切れに。まだまだ先が見えない復興。これからも多くの人が関心を寄せ、支援の輪が、ますます広がってゆくことを、願うばかりです。


「あ、特設ステージで何か始まるみたい…」。会場に設置された特設ステージの前には、人だかりが。
そこでは、キレイな舞妓さんによる舞などが披露されます。
明日は、舞妓さんの姿を、たくさんお見せします。


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京都の有名料理店による「京料理展示大会」。訪れる人のお目当ては、美味しい点心

2011-12-25 | グルメ
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京都の有名料理店が、お正月料理を披露する、毎年恒例の「京料理展示大会」を訪れたミモロ。
熟練した料理人たちによる見事な技が施された料理の数々に、見惚れます。


「でも、見てるだけじゃ、つまんない…お腹空いて来ちゃったー」と。
このイベントに訪れる人のお楽しみのひとつが、有名料理店の点心。日頃、憧れている料理屋の味が手軽な価格で味わえます。

ミモロは、いくつかあるお弁当のサンプルをよーく見比べて、「これが美味しそう!」と思った「はり清」の点心を選びました。
野菜の炊合せ、西京漬けなど、色とりどりの品々が、お弁当箱の中に並んでいます。
特設食堂で、食券を渡し、待っていると、ちょっとしてミモロの前に、その点心が運ばれました。

「キャー美味しそう!キャキャ」と、嬉しそうなミモロの声に周囲の人も思わず微笑んでいます。

「どれもいいお味。お吸い物も美味しい…。お代わりしたいくらい…」。ミモロ、お代わりはできないのよ。
「うー残念…」。

ミモロは、隣りの人の点心も見せていただきました。
これは、「井傳」の点心。こちらもとても美味しそう。

*「京料理展示大会」の目玉のひとつは、特別価格の点心。11時から14時まで特設食堂でいただけます。ただし、数量限定のため、入場したら、まず展示を見る前に、お目当ての料理店の食券を購入することが、必須。11時に到着した時、すでに「瓢亭」の点心は売り切れ。でも、まだその時点では、いろいろ選べました。でもそれから30分後には、ほとんどが売り切れ状態。点心が品切れても、おうどんなどは、食べられます。

さて、食後はというと…ミモロは、会場の一角に設けられたお茶席へ。緋毛氈にちょこんと座り、お抹茶とお菓子を頂戴します。


裏千家のお点前を拝見しながら、ゆったりとしたひとときを過ごすミモロです。

ちなみに、お菓子は、老舗菓子司の「老松」のもの。上品な甘さが、お抹茶の味を際立だせます。

美味しい点心とお茶を頂戴したミモロは、再び、人で賑わう中へ。

次にミモロが、見つけたのは…


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京都の有名料理店が一堂にお正月料理を披露する「京料理展示大会」へ。その歴史は、明治から

2011-12-24 | グルメ
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「京都のお正月料理ってどういうの?」と、初めての京都でのお正月を控え、お料理が気になる食いしん坊のミモロです。

そんなある日、お友達が、「京都の有名な料理屋さんが、お正月料理を披露するイベントがあるのよ。興味ある?」と。「もちろん、あるある!」とミモロ。お友達から送られてきた入場券を握りしめ、会場の岡崎「みやこめっせ」へ向かいました。

「第106回 京料理展示大会」は、毎年、12月中旬に京都料理組合が主催するイベントです。

会場には、開催時間の10時には、すでに多くの人が詰めかけるという人気のイベント。
ミモロも、11時には、会場へ到着。「わー大勢の人がいるー」とビックリ。

会場入り口には、吉田神社に創建された、料理の神様といわれる「山蔭神社」の祭壇が。
「さすが京都の料理会。やっぱり神様を大切にお祀りするんだね」と感心するミモロ。
そばには、料理の材料で作られた宝船も。
「スゴイ!これ食べられるの?」とミモロは、じっと見つめます。(*これは飾りなので食べられません)

「第106回 京料理展示大会って、スゴク歴史ある大会なんだー」とミモロ。
確かに今年で106回というのは、スゴイこと。平成17年に第100回を迎え、その年は、京都料理組合創立260年だったというのですから、その歴史の長さに驚くばかり。

そもそも「京都料理組合」は、嘉元3年(1305)に崩御なさった亀山法皇の命により、京都にたった錦の店(にしきのたな)、上の店(かみのたな)、下の店(しものたな)という日本最初の市の間で、江戸時代に生まれた、それぞれの同業者が交流する「魚鳥講」というものを起源としているそう。

そして、この「京料理展示大会」の第1回は、なんと明治9年(1876)。東京遷都で、衰退した京都の経済や文化、そして京料理の復興を目指し開催されることに。その当時、有名料理店が、自分の技を披露するというのは、なかったこと。それをプロデュースした人って、スゴイですね。現在は、京料理の伝統や基本理念を後世に伝え、発展させてゆくことを目的に、多くの京都の老舗料理店や、評判の料理店などが加盟し、その技を披露しています。


「わー華やかな料理が、いっぱい…」と、次々に展示された料理を見て回ります。
「あ、この料理屋さん知ってるー」と、ミモロが行ったことがあるお店も、その中に。



いずれの料理も、美しく、見事…。見惚れてしまう料理です。
1時間では見て回れないほどの出店数の多さ。「どれも美味しそう…」と、ミモロの目つきが危ない感じに。

さて、会場には、お料理を見て回る以外のお楽しみも…



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京都、東寺の「終い弘法」で、出会ったちょっと素敵なもの・・・。

2011-12-23 | お気に入りの品
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12月21日、今年最後の弘法市、「終い弘法」を見るために、京都、東寺を訪れたミモロ。
「すぐき漬」や、お正月料理の京野菜、正月飾りの鉢植えなど、まさに新しい年を迎える準備の品々が並んでいました。

「弘法市でお買い物ばかりじゃね…」とミモロは、本堂へ参拝も忘れません。


本堂で参拝の後、参拝記念撮影パネルの前へ。
顔の小さなミモロ…どこにいるか、わかりますか?

本堂のそばの売店では、ここを参拝に訪れる人向けに、いろいろな品が売られています。なかでも…
この時期、人気なのが、「弘法茶」。風味豊かな昆布梅茶で、お湯を注ぐと、中から昆布が。
「あれ、なんか絵が浮き出てるー」。そう、とても不思議!昆布には、大吉、小吉というおみくじのような文字や東寺の姿が現れます。「お正月の初みくじにいかがですか?」とお店の方。
「わー面白い!元旦にやってみよう!」と、さっそく求めたミモロです。

「こちらも評判の飴ですよ」と。
ミカンの一種の珍しい「仏手柑」でつくられた飴で、その姿が、仏様が手を合わせた姿を思わせることから、この名が。「なんかありがたい飴だね」。「ひとつどうぞ…」と、言われて、丸い飴を口にいっぱいに含むミモロ。「甘くて、でも爽やかな感じ、美味しい飴」と。

大きな飴を、口の中で転がしながら、再び、弘法市のお店を見て歩きます。

前に来た夏より、なんとなく目を引くのが、農具を売るお店。
鋤、鍬など、畑を耕す昔ながらの道具です。りっぱな鎌もずらり店先に。
これほど、堂々と刃物が並んでいる露店は、日本だけかも…。やっぱり安全な国とふと…。

また、京都、市内や近郊からやって来たお漬物屋さんもいろいろ。

美味しそうなたくわんやしば漬けが、店先に積まれています。

「あ!これカワイイ…」とミモロが駆け寄ったお店が…。
和食器のミニチュアが、ずらりと並ぶお店です。ミモロの手の大きさと比べても、その小ささがわかります。
ここは、アクセサリーやミニチュア陶器をつくる清水焼の工房「彩麗(さいれい)」の作品。

小さなお皿にも、一枚一枚丁寧に、本物さながらの絵が描かれています。兄と妹、お二人の工房で、絵を描くのは妹さん。写真は、作陶担当の陽気なお兄様。

「これも、ステキー」とミモロが見つめるのは、手描きの模様もオシャレなボタン。

無地の上着やセーターのアクセントにピッタリ。

「なんかいろいろあったねぇー。あー楽しかったー。来年、いい年でありますように…」
帰り道、もう一度、東寺の塔を振り返り、お願いをするミモロです。


すでに夕陽が、西山へと沈みはじめ、塔の姿がシルエットになって、冬の空に浮かんでいました。

*東寺の「弘法市」の詳しい情報は、ホームページで。
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いよいよ年末、今年最後の「終い弘法」へ。京都のお正月の準備に、大勢の人たちが。

2011-12-22 | 京都
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「わーどうしよう…もうすぐお正月になっちゃう!」と、突然慌てだしたミモロ。
東京から京都にお引越しして、初めてのお正月を迎えます。
でも、毎日、いろいろ見るところがいっぱいの京都暮らし。ふと気が付くと、すでにお正月まで指折り数えられるまでに…。「ヤバイ…大変…」と、お正月準備へのエンジンが、やっとかかったミモロです。

12月21日は、毎月、東寺で行われる「弘法市」の今年最後の日。それを、特に「終い弘法(しまいこうぼう)」と呼びます。
「あ、忘れてたー」と、ミモロは、慌てて、午後から出かけることに。


「わーまだ人がいっぱい!」。ミモロが到着したのは、なんと15時。市は、16時頃には店じまいを始めます。
「よかったー。まだやってて…」。いつもギリギリのミモロです。

夏の暑い頃、ミモロは、初めて弘法市へ。その時とは、今日は、お店の様子が、どうも違う感じです。

人ごみをかき分けて、境内をトコトコと歩き始めたミモロが、まず気が付いたのは、
「あ、盆栽がいっぱい!」
そう、お正月に玄関や床の間を飾るための松、南天、葉牡丹などおめでたい植物の鉢植えが、たくさん並んでいます。植木屋さんも、いつもより多い感じ…。

もちろん野菜も、お正月料理の材料のユリ根、くわい、山芋、金時ニンジンなど、京都らしい品々がいろいろ揃っています。


また、この時期だけというのが、「すぐきの漬物」。


これは、京都を代表するお漬物のひとつ。しば漬け、千枚漬けに並ぶ「京都三大漬物」だそう。
すぐきは、蕪の一種。形は、円錐形で、蕪よりちょっとスラリとした感じ。すぐきは、京やさいのひとつで、その歴史は、桃山時代と言われ、賀茂川の河原で見つけられ、上賀茂神社の社家で栽培された、とも伝えられる野菜です。
すぐきの漬物は、塩だけで漬けられ、乳酸菌の発酵で、独特の美味しさが生まれます。

「この時期だけの美味しいお漬物ですよ」とお店のキレイなおねえさん。

「わー滑っちゃったー。ヨイショ!」。
美味しそうと身を乗り出したら、そのまま籠に滑り落ちたミモロです。


境内には、酒粕やお豆などを売るお店も。

「もうすぐお正月って、気分にやっとなって来たー」と、スロースターターのミモロです。
「もっと、いろいろ見てみよう…」と、さらに「終い弘法」を見て回ることに…。
ミモロにとっては、珍しいものがいっぱいです。


*こぼれ話   「やっぱり京都は、お正月に全力投球!」
あと少しでクリスマス。「なんか、今年、クリスマスって感じじゃないね」とミモロ。東京にいた頃は、この時期は、もう至るところで、クリスマスソングが流れていました。でも、京都では、デパートに行っても、アーケードを歩いても、あまり聞こえてきません。また、クリスマスデコレーションも、「まぁ、この時期だから、とりあえずやっとこかー」って感じで、ちょろっとあるという程度。「なんかクリスマス忘れちゃいそう」と、キリスト教徒でないミモロ。もちろん京都にも教会は、たくさんあります。宣教師のルイス・フロイスだっていたんですから。でも、やっぱり京都の人たちは、お正月!気合の入れ方が違います。大きな神社では、すでにお札を売る特設テントなどの準備も着々と進んでいます。現在、京都は、お正月に向けてまっしぐら…。さぁ、お正月に向けて、ミモロもラストスパート…。



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