ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

いよいよ年末、今年最後の「終い弘法」へ。京都のお正月の準備に、大勢の人たちが。

2011-12-22 | 京都
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「わーどうしよう…もうすぐお正月になっちゃう!」と、突然慌てだしたミモロ。
東京から京都にお引越しして、初めてのお正月を迎えます。
でも、毎日、いろいろ見るところがいっぱいの京都暮らし。ふと気が付くと、すでにお正月まで指折り数えられるまでに…。「ヤバイ…大変…」と、お正月準備へのエンジンが、やっとかかったミモロです。

12月21日は、毎月、東寺で行われる「弘法市」の今年最後の日。それを、特に「終い弘法(しまいこうぼう)」と呼びます。
「あ、忘れてたー」と、ミモロは、慌てて、午後から出かけることに。


「わーまだ人がいっぱい!」。ミモロが到着したのは、なんと15時。市は、16時頃には店じまいを始めます。
「よかったー。まだやってて…」。いつもギリギリのミモロです。

夏の暑い頃、ミモロは、初めて弘法市へ。その時とは、今日は、お店の様子が、どうも違う感じです。

人ごみをかき分けて、境内をトコトコと歩き始めたミモロが、まず気が付いたのは、
「あ、盆栽がいっぱい!」
そう、お正月に玄関や床の間を飾るための松、南天、葉牡丹などおめでたい植物の鉢植えが、たくさん並んでいます。植木屋さんも、いつもより多い感じ…。

もちろん野菜も、お正月料理の材料のユリ根、くわい、山芋、金時ニンジンなど、京都らしい品々がいろいろ揃っています。


また、この時期だけというのが、「すぐきの漬物」。


これは、京都を代表するお漬物のひとつ。しば漬け、千枚漬けに並ぶ「京都三大漬物」だそう。
すぐきは、蕪の一種。形は、円錐形で、蕪よりちょっとスラリとした感じ。すぐきは、京やさいのひとつで、その歴史は、桃山時代と言われ、賀茂川の河原で見つけられ、上賀茂神社の社家で栽培された、とも伝えられる野菜です。
すぐきの漬物は、塩だけで漬けられ、乳酸菌の発酵で、独特の美味しさが生まれます。

「この時期だけの美味しいお漬物ですよ」とお店のキレイなおねえさん。

「わー滑っちゃったー。ヨイショ!」。
美味しそうと身を乗り出したら、そのまま籠に滑り落ちたミモロです。


境内には、酒粕やお豆などを売るお店も。

「もうすぐお正月って、気分にやっとなって来たー」と、スロースターターのミモロです。
「もっと、いろいろ見てみよう…」と、さらに「終い弘法」を見て回ることに…。
ミモロにとっては、珍しいものがいっぱいです。


*こぼれ話   「やっぱり京都は、お正月に全力投球!」
あと少しでクリスマス。「なんか、今年、クリスマスって感じじゃないね」とミモロ。東京にいた頃は、この時期は、もう至るところで、クリスマスソングが流れていました。でも、京都では、デパートに行っても、アーケードを歩いても、あまり聞こえてきません。また、クリスマスデコレーションも、「まぁ、この時期だから、とりあえずやっとこかー」って感じで、ちょろっとあるという程度。「なんかクリスマス忘れちゃいそう」と、キリスト教徒でないミモロ。もちろん京都にも教会は、たくさんあります。宣教師のルイス・フロイスだっていたんですから。でも、やっぱり京都の人たちは、お正月!気合の入れ方が違います。大きな神社では、すでにお札を売る特設テントなどの準備も着々と進んでいます。現在、京都は、お正月に向けてまっしぐら…。さぁ、お正月に向けて、ミモロもラストスパート…。




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