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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

蹴上駅から近くなった「京都市動物園」。新たにできた東出入口から、夜の動物園へ

2013-08-20 | イベント

「今日は、夕方からお出かけするのー」と、17時を廻り、昼間の強い陽射しもようやく和らぎ始めた頃、ミモロは、おうちから、琵琶湖疏水沿いをトコトコと歩きはじめました。
昼間は、あまりの猛暑で人影も少な目の平安神宮へ通じる神宮道から、仁王門通りを東方向に進みます。
ここは、春は、桜並木が美しい通りです。
「あ、なんかいる…?」疏水沿いは、絶好のお散歩道。ミモロは、歩いては止まり、歩いては止まり、なかなか前に進みません。
それは、鴨や大きな鷺がいたり、町中にありながら自然観察が楽しめるから…。
琵琶湖から引かれた水が、この地域に美しい景色を作っています。涼しげな噴水…その奥に見える山は、つい最近送り火が灯された大文字のお山です。

疏水沿い、インクラインが始まるそばには、「巨大な輝き」と題された大きなオブジェが。
金色に輝く姿は、琵琶湖から京都の町へと、水を引く難工事に従事した人の力と、それを成し遂げようとした希望にあふれるエネルギーを、この像は表現してるとか…。
青空に伸ばされた手に、そのパワーを感じます。

さて、実は、この日、ミモロのお散歩の目的は、「京都市動物園」の夜間拝観に。でも、もう動物園の入口は、過ぎてしまいました。「いいの。今日は、新しくできた東出入口から入るから…」。それで、疏水沿いをグルッと歩いていたんですね。

今年、新たに開設された東出入口は、地下鉄東西線「蹴上駅」から、7分ほどと、地下鉄から便利になりました。
出入口の脇には、カフェやショップも出来ました。

ミモロは、どこ?「ここだよー」と、ぬいぐるみの中に。
ここには、「京都市動物園」オリジナルのグッズやおみやげ品も。

「聖護院八つ橋の特別バージョンだー」。動物園限定の八ッ橋です。

この動物園限定ではありませんが、動物園のショップだけに置かれているノートとおみくじも。

「このノート、かわいい…」。いろいろな動物のイラストの表紙のノートは、大人でも使いたくなるものです。

東出入口の周りは、琵琶湖疏水の噴水に面した開放的な空間。そこには、ウッドデッキが作られて、ベンチなどでのんびりと寛ぐこともできます。

「なかなかおしゃれな感じのスペース…」

また、動物園に関係するイベントなどを案内するスペースも。
今回、主に展示されていたのは、動物つながりということで、「アサヒビール大山崎山荘美術館」の「うつわに跳ねる動物たち」というバーナード・リーチの描く動物をモチーフにした器の展示との連携企画に関するもの。9月1日まで、それぞれの入場チケットを提示すると、団体料金で入れるそうです。(通常料金のそれぞれ100円引き)でも、実は、ミモロが、その案内スペースの展示で、興味を抱いたのは、奥に展示されていた古い瓦。
これは、「京都市動物園」の敷地から掘り出された平安時代の瓦です。

以前にも、お話しましたが、現在の動物園の場所は、平安時代、白河天皇により建立された「法勝寺」という広大な敷地をもつお寺があり、その伽藍の南側(現在の観覧車の付近)には、なんと高さ約81メートルと推定される八角九重塔が聳えていたのです。
「へぇ。これが復元された塔?京都タワーの展望室が100メートルの位置だから、きっとこの上からもすごい景色が見えたよねー。当時の人たちも、その大きさにビックリしたはず…スカイツリーみたいに…」と。

度重なる落雷や火災などで焼失、1213年後鳥羽上皇の時代に再建されますが、1342年の南北朝時代に、またもや焼失。以後再建されることはありませんでした。


ミモロが、展示を見ていると、「あ、ミモロちゃん…また来てたのねー」と声を掛けてくださったのは、春に動物園の見学ツアーを企画してくださった「京都岡崎魅力づくり推進協議会」の藤井容子さんと、その折、動物のことをいろいろ教えてくださった「京都市動物園」の獣医さんの坂本英房さん。

「わー久しぶりでーす。今日は、夜間拝観があるって聞いたのでは、また来ちゃいました…動物園大好きなので」
「さすがミモロちゃん、しっかり情報をキャッチしてるー」と藤井さん。そうこの日は、年に何回かしか開催されない夜間拝観の日。夜20時まで動物が観察できる、ミモロには見逃せない日なのです。
「今回は、ナマケモノが公開されたり、もうじゅうワールドでトラがすぐ近くで観察できますよ。それからアフリカの草原のエリアでは、キリンやフラミンゴの赤ちゃんにも会えますよ」と坂本さんが、見どころを教えてくれました。

さぁ、動物に会いにゆきましょう。すでに18時をすぎ、辺りに夕闇が迫りつつあります。
「急がなきゃ!」
慌てて駆け出すミモロです。




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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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水辺 (がちゃぴー)
2013-08-20 12:38:48
お家の近くに水辺があって 自然があって羨ましいデス。本当良いところだね~
きっと京都はすごく暑いんだろうけれど、水辺の写真はなんだか涼しげ!
夜の動物園 楽しみだね~
返信する
Unknown (竹口のおばちゃん)
2013-08-20 16:14:56
動物園も様変わりですね!
旭川動物園に負けてられへんし!

もうちょっと、涼しくなったら行きます。
20年は行ってないと思うよ。
返信する
きっと涼しいかも・・・ (mimoro)
2013-08-21 06:01:43
ミモロが住む岡崎エリアは、美術館など大きな建物が多く、また道幅も広いし、琵琶湖疏水や白川が流れているので、おそらく京都の町中よりは、ちょっと涼しいかも・・・。
(その分、冬は、寒い・・・)

そう、動物園も進化しています。観察もしやすいくなったし、動物たちも居心地がよさそうです。
コンパクトな動物園なので、短時間で、いろいろな動物に出会えますよ。大人が行っても、すごく楽しい・・・。

ぜひ、行ってみてねー。
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