ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の都の北面の守護として祀られる「玄武神社」。御朱印なども個性的

2024-09-04 | 寺社仏閣
「これ玄武の絵馬だ~」ミモロが見ているのは、京都の北側の守護神、玄武の絵馬です。


平安京は、都の東西南北を守護する四神が祀られ、都の平穏を願いました。東は青龍、西は白虎、南は朱雀、そして北が玄武です。
北の玄武は、巨大な亀と蛇という強~いイメージ。「爬虫類の組み合わせだ~!」共に、長寿や富貴を象徴するイメージも備えています。

ミモロが訪れたのは、京都の北西、船岡山の付近をトコトコ歩いていて、偶然、足が向いたのがここ「玄武神社」でした。


「へぇ~ここに玄武が祀られてるんだ~」と興味を抱き境内へと進みます。
お清めの手水鉢には、亀の姿。


そして本殿に向かいます。


「玄武神社」は、55代文徳天皇の第1皇子である惟喬親王(これたかしんのう)をお祀りし、惟喬社とも呼ばれています。
「神社に祀られるってことは、何かあったんだ~」と、神社をいろいろ巡っているミモロは、気づきます。


そう、この時代は、藤原氏の勢力を伸ばし始めた時期で、「いろいろ複雑な時期だよね~」とミモロ。
文徳天皇自身も、藤原良房などにより、いろいろあって即位した天皇。当初、文徳天皇は、惟喬親王を立太子に望みますが、後に藤原良房の娘との間に生まれた惟仁親王を舅への遠慮から皇太子にします。生後8か月のこと。
その後、心労が祟ったのか文徳天皇は、突然病で崩御。惟仁親王が、9才で清和天皇となります。「これ、初めての幼少天皇なんだって~」そう、もちろん祖父である良房が政治の実権を握ります。

「あ、藤原道長と孫の第68代の後一条天皇と似てる…」とさすが歴史好きのミモロ。そう、後一条天皇も9才で即位しています。でも、その間は、実は150年以上も開いているのです。天皇も10人以上変わっており、その中の第60代醍醐天皇は30年以上在位しますが、他は、それほど長い在位期間ではありません。

話を戻して、惟喬親王は、元服後、14才で大宰府へ長官として赴任。その後常陸や上州(上野)などの国司になります。
「都にいるより、いろんな土地に住むって楽しいかも…気楽だし…」と勝手に想像するミモロです。
30代で、病のため出家し、素覚と名乗り、京都北部にて隠棲したとも。第2の人生?は、和歌など文化に包まれたもの。「古今和歌集」の勅撰歌人にもなっています。享年54才。

「う?御霊神社だと思ってたけど…他の御霊神社にお祀りされる方々より、考えようによっては、それほど悲惨ではないかも…でも、お父さんから、見放されたって思いは、あったよね~可愛そう…知らんけど…」とミモロ。まぁ、本当のところはよくわかりませんが…。

でも、この神社は、惟喬親王のおじい様にあたる紀名虎が所蔵した親王のお気に入りの剣を元慶年間(877~885)にこの地に住む星野茂光という人が祀ったのが始まりだそう。

都の北という位置から、「玄武神社」と呼ばれるようになり、毎年4月の第2日曜に氏子によって「玄武やすらい祭」が行われます。
桜など花を飾った風流傘をメインに、太鼓や笛、鐘などで囃しながら、鬼などが踊り歩く祭で、そもそもは、疫病退散を祈願したものだといわれる「やすらい祭」は、「今宮神社」の方が有名かもしれませんが、実は、ここが、発祥の地なのです。

その「玄武やすらい祭」は、平安時代に、大洪水に見舞われた京都は疫病が流行、そこでそれを鎮めるために、奈良の「三輪明神」の鎮花祭を行うよう勅命が下り、行われた祭がルーツとか。

境内には、「三輪明神」の社があります。

「ここで、三輪の神様にお詣りできると思わなかった~」と、三輪大社を崇敬しているミモロです。

町中にあり、住宅に囲まれた神社です。でも、「ここにも、すごい歴史があるんだね~」と感激するミモロです。

御朱印もいろいろ…「大徳寺に参拝する途中にぜひお詣りできる距離だよね~」

北大路堀川の交差点付近にある大きなマンションが目標になりそう。

そのそばに神社はあります。

*「玄武神社」の詳しい情報はホームページから

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