京都に戻ったミモロです。またしばらく京都の町のリポートをお届けします。
さて、1月25日は、京都の北野天満宮の初天神の日。ミモロも、さっそくお出かけです。
でも、その日は、とても寒い日。例によって、夕方近くに到着したミモロ、寒さもいっそう。
「ミモロは、フワフワだから温かいよー」と、結構寒さに強い様子。張り切って境内へと進みます。
毎月天神市のたつ25日は、菅原道真公のバースデイー6月25日と、命日2月25日に因んで天神様の日に。
その日は、境内に植木や骨董、古着などの露天が並ぶ市がたち、多くの人で賑わいます。
なかでも1月25日は、一年で初めての市の立つ日。参拝客もいっそうです。
境内には、新年にふさわしく、干支の飾りが。勇ましい龍の絵や絵馬が、参拝客の厄を祓い、その年の平穏を祈ります。
そもそも北野天満宮は、”学問の神様”菅原道真公をご祭神に祀る神社。
受験シーズン間近なこの時期は、多くの受験生たちが、合格祈願に訪れています。努力の成果が、見事に発揮されますようにと、最後の神頼み?!。
ミモロも、お勉強が進みますようにと、真剣に参拝する受験生のそばでチョコンとお願いを…。
「あ、牛がいるー」
天神様と言えば、狛犬では、なく牛が神様のお使いに祀られています。これは、菅原道真公が丑年生まれのことに由来するとか。
また、天神様には梅の花がつきもの。九州の太宰府天満宮も、東京の湯島天神も梅の名所です。
これは、実は明治になって、暦が新暦になり、菅原道真公が亡くなった命日の2月25日ごろが、梅の花が盛りだったことにも関係が。それまでは、菜種の花をお供えしたそう。旧暦の2月25日は、今の暦では、3月の彼岸の近くに。
「でも、東風吹かば、匂いをこせよ 梅の花、主なしとて 春な忘れそ…って、歌を詠んだんでしょ。きっと菅原道真さんは、梅の花が好きだったんだよね」とミモロ。なかなかよく知ってますね…。
境内の梅の大部分は、蕾は、膨らみかけてはいるものの、開花は、まだ先のよう。
「あ、ちょっとだけ咲いてる…」でも、気の早い、おませな梅は、もう花をつけていました。
2万坪の境内には、50種、1500本の梅が、1月下旬ごろから、次々に咲き始め、2月下旬から3月中旬ごろが、梅の見ごろ時期に。特に、菅原道真公の命日の2月25日は、「梅花祭」が開催され、華やぎもいっそう。
境内には、梅の花が咲き乱れ、仄かな香りが漂い、訪れる人に、春の訪れを知らせます。
でも、まだ寒さ厳しい1月の境内で、鮮やかだったのは、南天の実。
冬の景色に一際、赤の実が目立ちます。「すごく鮮やかな赤でキレイ!」
トコトコ歩く境内の一角で見つけたのは、梅の花を象ったロウソク。
「なんか美味しそう…」梅の花のお饅頭を思い出したミモロです。
*「北野天満宮」の詳しい情報は、ホームページから。梅の開花情報などもチェックできます。
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます