ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロのママは、昔「いちご新聞」のいちごのお姉さんだった!京セラ美術館「サンリオ展」12月11日まで

2022-12-02 | 博物館・美術館

「わ~懐かしい!」って、ミモロのママが声を上げたのは、京都の「京セラ美術館」で開催中の「サンリオ展」の「いちご新聞」の前です。

キャラクタービジネスで世界的な成功を収めた「サンリオ」。その60周年を記念して開催された「サンリオ展」。日本におけるキャラクタービジネスの歩みがわかる企画展です。


実は、ミモロのママは、昔、サンリオの販売促進部に勤務していて、そこで発行する販売促進誌「いちご新聞」の編集をしていたのです。

さて、「サンリオ」の前身は、「山梨シルクセンター」という雑貨を製造販売する会社で、社長である辻信太郎氏の出身が山梨県であることからの社名です。その後、社名を「サンリオ」に変更しますが、「山梨(さんり)の王」を目指したネーミングとの説も…。

辻社長は、最初は、「森永製菓」などのオマケなどを製作。その後、オリジナルの雑貨の店舗を銀座にオープン…最初は、イチゴのパターンのグッズを製作販売。また、水森亜土さんのイラストを使った雑貨なども登場します。

「銀座にできたお店は、はじめは、甘栗屋さん2軒分くらいの大きさの小さなお店だったんだって~」でも、場所はとてもいいところだったことを覚えています。

アメリカのカードメーカー「ホールマーク社」とも提携し、パンダのキャラクターの品も製作。

お誕生日、サンキューカードなどいろいろなカードを作り、日本におけるカードの利用を定着させたのも、この時代です。

キティちゃんが登場するのは、実は、少し時間を経てから…その時代にスヌーピーを最初に日本に広めたのも「サンリオ」なのです。

オリジナルグッズの製作販売と共に、出版業界にも進出した「サンリオ」。やなせたかしさんの「詩とメルヘン」や葉祥明さんなどの本など、幅広い分野の書籍を出版します。


一部上場企業になる前に「サンリオ」に勤めていたミモロのママは、当時は本社のある五反田のビルに通っていました。(その後、大崎に移転)

販売促進部は、「いちご新聞」の編集だけでなく、いろいろなイベントの企画・実施がお仕事。
毎週土曜日の午後には、サンリオファンの子供たちが、本社を訪れ、キャラクターの製作ブースに案内しました。

そこには、キティちゃんなどの作者がいらして、子供たちに記念の色紙にサインをプレゼント。
スヌーピーのお部屋もあって、アメリカにいるスヌーピーなので、そこでは足形のスタンプを色紙に押したものです。

「ここがキティちゃんのお部屋…」

当時の作者の松本さんがいつもそこでお仕事なさっていました。

「これなぁに~」とミモロが立ち止まったのは、いちごの形をしたサンリオショップ。東京の田園調布にありました。

百貨店だけなく、いろいろな場所に直営店があり、クリスマス時期になると、「応援!」ということで、本社からショップに出向し、クリスマスプレゼントの包装などを夜までやっていたことも。
「小さなものを紙で包んで、オマケのチャームなどをひとつひとつに付けるんだって~クリスマス会なんかで、まとめて50個とか包まなくてはならず大変だったらしいよ」とママのお話を伝えるミモロです。

通常は、本社で「いちご新聞」の編集や執筆をするのですが、忘れられないのが、販売促進のためのパネルづくり。
「いちご新聞」のセンターにあるポスターでパネルを作ります。全国のお店からの注文で、撮影スタジオの一角で編集者が交代で担当。


この辺がママが担当した「いちご新聞」です。

巻頭は、辻社長自身、「いちごの王様」という名前で、「いちご新聞」に毎回執筆。子供たちの悩みに応えたり、未来を期待する内容で、大人が読んでも、心に響く内容でした。

ミモロのママがいた時代は、キティちゃんが立体になって動き始めた時代です。

もともとイラスト出身のキティちゃん。立体になって、その活躍の場はさらに拡大してゆきます。


今は、たくさんのキャラクターが活躍していますが、当時は、キキララやマイメロディ、ジミー&パティ、風の子さっちゃんなどが活躍。
 

「イベントでは、キティちゃんになったこともあるんだって~」と、ミモロのママの過去を語るミモロです。

「サンリオ」が、日本文化に与えた影響は、本当に大きなもの。今、いろいろなキャラクターが活躍する基礎を築いたといっても過言ではありません。
辻社長は、「かわいいもの」が大好き。「かわいい」と思う心は、人々を和やかにします。
人々が誰もが抱くかわいいものへの愛を大切にしてきたのが、辻社長であり「サンリオ」の姿勢なのです。

「もし戦車にかわいいキャラクターがついていたら、戦争しなくなるんじゃないかな?」とミモロ。

大先輩のキャラクターのキティちゃん…ミモロの憧れの存在でもあるのです。

「サンリオ展」は、12月11日まで、昭和世代には、子供の頃を思い出す、素敵な時間になるのでは???

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