ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「祇園祭」の後祭の大船鉾の鉾建て。夕暮れ、御旅所に響く祇園囃子。

2023-07-20 | 祭事・神事・風習

「いよいよ始まるね~」と、7月18日の夕方、ミモロは、祇園祭の後祭の「大船鉾」が建つ四条町の会所に行きました。


17日のお昼まで、同じ通りには、前祭の「船鉾」が建っていましたが、すでにその姿はありません。
同日の夜、神輿渡御が行われて、今は、「大船鉾」が姿を現し始めたのです。

「お久しぶりで~す」と、鉾建てを担う大工方の方にご挨拶するミモロ。

「今年も、よろしくね!」といつもお手伝いに伺うミモロに声を掛けてくださいました。

「このバラバラの部品で組み立てるんだ~」

釘を使わず、縄で〆て固定してゆく山鉾。すべての部分に番号が書かれて、それを巧みに組み立ててゆくのです。

木を組み合わせ、縄で縛ることで、動く時の振動を分散させる、まさに耐震構造になっている山鉾。
昔からの技術が、今も変わらず伝えられているのです。

「この時間っていい感じ~」というミモロ。
観光客の姿もほとんどなく、「大船鉾」の役員の方々などが、鉾の様子を見守っていらっしゃいます。

祭りを迎える直前の時間は、1年間の時間が積み重なったもの…きっといろいろな思いを抱かれていらっしゃるのでは…。

「こんにちは~」とミモロが挨拶したのは、御朱印を担当なさっている書家の先生。

「大船鉾」は、ご祭神の神功皇后の凱旋の船。御朱印の文字には、「凱」の文字が描かれます。

ひとつひとつ心をこめて描かれる文字…御朱印をお願いした観光客の方は感激!
「凱旋の凱の文字って、ウィンブルドン選手権の車いすテニスシングルスで最年少優勝した小田凱人(ときと)さんの名前だね~」とミモロ。「そう、凱には、勝利という意味がありますから、その名前の通りになりましたね~すごいですね~」と先生。いろいろなお話ができるのも、この時間だけかも…。祭りが始まれば、大勢の人がやってきますから…。

すでに会所には、厄除け粽やオリジナル手ぬぐいなどの授与品も並んでいます。
 

毎年、お手伝いをしているミモロは、四条町の方々とも顔なじみ…
「これから、御旅所で日和神楽をしますよ~」と。「え?そうなの?ご用事終えたら、行けるかも…」とお返事するミモロです。


19時近くに、ミモロは、四条通の御旅所へ。

そこには、昨夜、渡御を終えた神輿が並んでいます。

そのそばには、大船鉾の囃子方の皆さんが、揃いの浴衣でスタンバイ。

鉦を担当する子供たちも張り切っています。


19時になると、全員揃って、神輿に参拝。祭りの無事を祈ります。


各自、担当の場所につくと、いよいよ演奏が始まりました。


四条通の西の先には、太陽が沈み、夜の闇が東から迫ってきます。
人と車が行き交う通りには、祇園囃子の鉦や笛、太鼓の音が響きます。

「やっぱりお祭りっていいね~」とミモロ。
特に、祭りに少しでも関わっていると、その感激はいっそう。

いつもミモロにやさしく接してくださるみなさん…いっしょに過ごせる時間が嬉しくてたまらないミモロなのでした。

7月20日の15時には、大船鉾の曳初めが行われます。
ミモロも21日と23日の14時から16時30分に大船鉾でご奉仕しています。
ぜひいらしてください!「小さいから見つかりにくいかもしれないけど、どこにいるか聞いてね~」ミモロ

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