ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「京都吉田山大茶会」で奉納された「笙」の演奏に興味津々のミモロ。

2024-06-06 | 体験
京都の「吉田神社」の境内で行われた「京都吉田山大茶会」。

「あ、雨降って来た~」とミモロは、屋根がある場所で、しばし休憩。耳には、雅な「笙」の音が届きます。

この日は、「龍笛」の野口久美子さんと「笙」の早川幸子さん・広樹さんの演奏が奉納されました。


「いい音色~」とミモロは、「笙」の雅な音色にうっとり。


かぶりつきで、演奏に聞き入ります。「なんか天女さまが、天から降りてくるみたい…」

キラキラした和音が、ミモロの体に降り注ぐような心地になります。

「まぁ、可愛いお客様~笙知ってるの?」と早川さん。

「はい、雅楽などで聞いたことがあります。不思議な音だって思うんです」とミモロ。

ミモロは、近くで「笙」を見せて頂くことに…


17本の細い竹を並べ、「ほう」と呼ばれる部分に組み上げた形は、「なんかガウディのサグラダファミリアみたい…」と「笙」を見ると思うミモロです。
下の黒い部分「ほう」は、桜の木に黒漆を塗ったもの。そこに付けられた金属のリードを振動させて音を出します。楽器が冷えないように、演奏には、常に傍らに火鉢を置き、内部の空気を温める必要がある、とてもデリケートな楽器なのです。


細い竹には、小さな穴が開いていて、そこを押さえ、音を出します。

日本には、中国から奈良時代に伝わった楽器で、雅楽など宮中での演奏に欠かせないもの。
「なんか特別感がある音色だよね~」とミモロ。

かつて、細い竹は、茅葺屋根の家の囲炉裏の煙で燻された煤竹が使われたそう。でも、最近は、その煤竹を調達するのがむずかしいと。「笙」を作る人も今や数えるほどに。
「自分の手に合うように、いろいろ調整しながら作ってもらうんです」と早川さん。
「あの~失礼ですが、どれくら値段するんですか?」とミモロ。「そうですね~少なくとも70万円くらいはしますね~」と。
初心者用のものは、10万円代から…作られる材料によりかなり値段は異なるようです。

「はい、吹いて…」とミモロも吹かせてもらいますが、ミモロの息では音は出ません。そう、穴を指で押さえられていませんから。


「これ、楽譜??」

「はい、笙の演奏は、基本的に和音です」と早川さん。「ギターのコードみたいに、CとかGとか?」とミモロ。
「そうです。吹き方にもいろいろあるんです~」と。初めて見た「笙」の楽譜でした。

「では、今から、みなさんも参加していただいて演奏します」と。
龍笛の野口さんの演奏も加わり、そこにいた人たちで、「越天楽」を歌います。


「この歌知ってるもんね~」と、ミモロは、楽譜を見て、

「は~るのやよいの あけぼのに~・・・・」と大きな声で歌います。

「上手に歌えましたね!ミモロちゃんの声、よく聞こえましたよね~ありがとう」と。

「ミモロ、お歌好きなんだ~」と鼻を膨らませます。

「あ、晴れて来た~。どうもありがとうございました~」とお礼を言って、石段を下りました。

「よかった~自転車で帰るの濡れなくて…」

雨に濡れた新緑の木々は、いっそうみずみずしくなったよう。

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