「子供だけじゃなくて、大人にも通じる教訓だね~」というミモロ。
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確かに、勉強になります…。
これは、明治40年にできた京都市の「開智尋常高等小学校教訓」です。
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「こういう教訓って、昔はお教室に掲示されていたんでしょ?」と。そういう時代もありました。
ミモロは、京都の町中にある「京都市学校歴史博物館」に来ています。
1階の常設展示会場で、小学校の歴史などの資料展示を見学した後、「2階に行ってみよう~」と階段へ。
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階段の手すりには、途中、丸い突起のようなものが設置されています。
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「これなんだろ?」と思いながら、ミモロは、ピョンと手すりにジャンプ。
手すりを見ると、滑り台にしたくなるよう…
「あれ?止まっちゃった~」と。手すりの途中で動けなくなっています。
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そう、この手すりの突起物は、ミモロのように手すりを滑る子供たちへの予防策だったのです。
「やっぱり、手すり滑る子供多かったんだ~」と。落ちたら危険…でも、やりたくなる気持ちもわかります。
かつて「開智小学校」だった校舎には、統廃合で閉校される前の施設の一部が残っていて、ここで開催される講座やワークショップの会場として利用されています。
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「昔は、ここを子供たちが走ってたんだろうなぁ~」
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廊下を走ってはいけません!と言われても、走りたくなるのが子供です。
「ここに立たされて子もいたのかな?」今は、廊下に立たされる子供はいないそう。学校での生徒指導は、昔とはかなり異なるようです。
「このトイレ、子供に合わせてるんだ~」とミモロ。
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かつて和式トイレだけでしたが、今は洋式トイレが導入されていますが、洗面所の高さが低く、子供の背丈にあわせたもの。
2階の奥には、「開智教育資料室」があり、「開智小学校」に関する資料や当時をしのぶ品々が展示されています。
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明治40年に開校した小学校で、「なんか重厚感があるね~さすが京都…」とミモロ。
確かに、当時、小学校の建設に携わった人の技術の高さが伺えます。
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戦争で焼失しなかった校舎には、昔のものが保管されてきたのです。
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展示されていた子供たちの写真…
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町中の小学校には、近くの商家や職人などいろいろな職業の家の子供たちが通っていました。時代を超えて、今も、大人になっても、同級生の結びつきが、とても強いというのは、私が感じる京都の特徴のひとつです。
明治5年に全国に学制が発布される3年前に、すでに番組小学校という地域の小学校を64校も建てた教育熱心な京都。
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子供の教育に、町ぐるみで取り組んでいたのです。
さて、12月17日まで「開館25周年記念企画展」として「きためきはぐくむ京都の学校と伝統工芸ー西陣織・京友禅・京焼ー」展が企画展示室で行われています。
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京都を輝かせてきた伝統工芸と学校のつながりに改めて注目する企画展です。
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地域の伝統工芸の魅力を、学校で子供たちに伝えてきたことが伺える資料などを見ることができます。
「京都の子供たちって、本物に触れる機会が多いんだね~」
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例えば、京友禅の工程なども学校で教わっていたことが伺えます。
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また、伝統工芸に携わる家に生まれ、京都の小学校で学んだ画家や工芸作家による寄贈品などの展示も。
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「観光名所だけじゃなくて、こういう場所に来るのも、京都を知る機会になるね~」とミモロ。
なかなか展示品の数も多く、ゆっくり見ると1時間以上かかりそう。
「お腹空いた~」と言いながらもミモロ。展示室を出ると、校庭を走り回ります。
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*「京都市学校歴史博物館」の詳しい情報はホームページで
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