「ここって、洛中熊野三山の那智大社を表してるんだって~」と。その「熊野若王子神社」の山にある「那智の滝」に当たる「千手之滝」へ
「まだ陽光桜咲かないね~」と、連日、花の様子を「熊野若王子神社」に見に行っているミモロ。
この日は、「少し歩いてみよう~」と神社の東側にある山へと向かいました。
雨上がりの山道…そこには、冷ややかな気が流れています。
熊野詣が大好きで、34回も参拝した後白河法皇が、熊野権現を京都に勧請。「若王子」は、熊野の新宮の意味をもつ言葉で、熊野権現の御子神さまを祀っています。熊野詣では、延喜7年(907)から弘安4年(1281)までに、その時代の法皇・上皇がなんと100回以上行っているそう。京都から熊野までは片道約300キロ。約1か月かけて主に徒歩で往復したそう。
もちろん、法皇や上皇は、輿などに乗ります。「本当に、みんな熊野詣で好きだったんだね~でも、お供する人大変だよね~え~また行くの??って思った人もいたんじゃないの?」と勝手に想像するミモロ。
京都の熊野に相当するこのエリア…石段を進み、まず現れたのは、「本間龍神」です。
「ここ、龍神様がいらっしゃるんだ~なんか、龍神様にピッタリの場所だね~」と。
木々に包まれた社…そこには特別な気が漂っている感じ…。
鳥居の奥には、大きな石…
「これが龍神様なんだ~」と手を合わせます。
石段は、さらに奥へと続きます。「赤い鳥居が見える…」
赤い鳥居は、「滝宮神社」のもの。
苔むした鳥居に、そこに流れた時を思います。
その脇に「千手之滝まで約70m」との看板が。
「結構、奥まで来たのかな?」と振り返るミモロ…
「滝があるって…行ってみよう~」と。え~行くの?
「うん!行く!」というと、さらに石段に挑みます。
周囲には、ゴロゴロとした岩が…「本当に熊野にいるみたい…」
以前、熊野詣をしたことがあるミモロです。「ヨイショ…」と歩みを進めます。
目の前に、また鳥居が現れました。
「なんかここ特別な場所の気がする…」と。
そう、まさに神聖な場所…という感じです。
鳥居の向こうに、山から流れる滝の姿が見えます。
そばには、不動明王が訪れる人を見守っているよう…
この滝は、修験者が身を清める場所だそう。
熊野に向かわれる前に、後白河法皇もこの滝で身を清められたと。
厳しいお顔の不動明王…身が引き締まる思いです。
「ミモロ、お参りに来ました~」と。しばし、沈黙の時がそこに…木々を渡る風の音が響きます。
「那智の滝」を表す「千手之滝」。スケールはかなり違いますが、そこに込められた思いは、同じ…。
ミモロも滝に打たれるポーズを…。
服を脱いで滝に打たれないと修行にならないんじゃないの???
「え~そんな~寒くて風邪ひいちゃうもの…」滝に近づき、その滴でお清めをしたミモロでした。
通年、観光客が大勢行き交う「哲学の道」の南の起点となる神社のすぐ裏山に、こんな幽玄な場所があるとは…。
ぜひ、足を延ばしてはいかがでしょう…
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