ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

キャ~もうすぐ終わっちゃう「京の冬の旅」。「大徳寺」の「龍源院」と「法堂」「仏殿」を見学

2024-03-16 | 寺社仏閣
今年の「京の冬の旅」もいよいよ3月18日で終了です。
ミモロが訪れたのは、「大徳寺」の塔頭「龍源院」です。

ここは、方丈や開祖堂の天井画に龍が描かれ、また枯山水庭園など、見どころがいっぱい。

「このお庭は、相阿弥作って伝えられてるんだって~」と、対峙する景色は、「竜吟庭」という苔で覆われた庭園です。

室町時代の枯山水庭園で、中央の高い石は、須弥山を表し、苔は、大海を表現。今は冬で、苔は茶色になっていますが、初夏に緑色に蘇った時は、そこに青々した海が蘇るのだそう。


「いろいろな方向から眺めるとお庭の表情変わるんだって~」とミモロ。確かにそうかも…

「方丈」の北側の部屋は、住職などのプライベートスペースに使われるそう。
そのひとつに、不思議なキツネの姿を描いた屛風が置かれた部屋があります。

人々を助けるために、修行僧の姿をしたキツネの伝説に基づき、明治時代に日本画の鈴木松年という方が描き、大阪の商家に置かれていたもの。なんでもその家には、不幸が続き、どうしたものかと思った主人が、僧侶に相談したところ、「家に何かキツネの屏風はありませんか?」と言われ、「それならば…」と思い出したのが、この屏風。なんでもここに描かれたキツネは、もっと修行が積みたいという願いを持っていたとか…そこで商家の主人は、屏風を京都のどこかに納めようと考え、いろいろなところを訪ねたところ、ここ「龍源院」で、屏風が動かなくなったそう。そこでここに納めることに…。
「キツネさん、落ち着いて修行ができるようになってよかったね~」と思うミモロ。

安住の地に巡り合え、修行を積むキツネ。ここに屏風を納めたことで、商家の問題は無事に解決。家業も栄えたそう。

「あれ~なんか小さなお部屋だね~」

その隣の部屋は、2畳ほどの広さ。ご住職などが、落ち着いた時間を過ごしたり、修行をしたりするお部屋だそう。
「狭くて、あんまり明るくないスペースって落ち着くのかも…」

「龍源院」には、大きな雄大な庭園以外に、建物の間に小さな枯山水庭園があります。

「東滴壺」という小さいけれど、広がりを感じさせる格調高い石庭です。

「あ、井戸もあるね~」

このお寺が創建した時からある井戸だそう。

「さあ、他の場所にも行かなくちゃ~」

「大徳寺」で「京の冬の旅」で公開されているのは、お寺の中心的な存在の「法堂」と「仏殿」です。


「入口どこかな?」と石畳を進み、まずは、「法堂」へ

重要文化財の「法堂」は、天井に狩野探幽35歳の時の作品「雲龍図」があります。

「鳴き龍」と言われ、ミモロも天井の下で手を叩きました。「う~ミモロの拍手じゃ鳴かなかった~」と残念そう。

屋根のある通路でつながれた重要文化財の「仏殿」に移動します。


「ここにも龍がいるんだって~」


「仏殿」は、寛文5年(1665)に再建された「大徳寺」の本堂に当たる建物。そこには、4代将軍の徳川家綱が寄進した「釈迦如来像」が祀られています。

その天井には、再建前の仏殿から移築した狩野元信の「天人散華図」を見ることができます。
「法堂」「仏殿」は、撮影ができないので、あしからず…。

「仏殿」の南側に大きなイブキの木が…「昔からあるでしょうが、その樹齢はわかっていないんですよ」とガイドさん。

幹の太さから、かなりの歳月をここで過ごした木であることが伺えます。
「いろんな人に会ったんだろうね~」と想像するミモロ。

「仏殿」の南側には、朱色の「金毛閣」が…

千利休を切腹に追い込んだ、きっかけとなった門で、ここには、実物大と言われる千利休の像が祀られています。
「すごく大きくて、リアルな感じの像なんだよね~」と、実は以前、ミモロは、ここに登って像を拝んだことがあるのです。

「よかった~公開中に間に合って…」とミモロ。


「やった~!」とミモロが喜んでいるのは、「京の冬の旅」のスタンプラリーで、また3個スタンプを集めたから…

「また、お菓子とお茶頂くんだ~今度は、どこに行こうかな?」と。

さていよいよ3月18日に最終日となる「京の冬の旅」。

今週末は、温かい天気が期待され、絶好の町歩き日和です。

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 

ミモロオリジナルグッズをぜひ~ご覧ください~

ミモロのウールジャージひざ掛け

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする