「本物の桜は、まだ咲いてないけど…ここには、桜が満開だね~」とミモロが見つめる桜が描かれた短冊があります。
お天気はいいけど、空気がすごく冷たい京都。ミモロは、京都東山にある「粟田神社」へ出かけました。
ここは、節分をはじめ、いろいろな祭事に、よく参拝する神社です。
まずは、手水でお清め…
そして、本殿に参拝します。
「粟田神社」は、スサノオノミコトとオオナムチノミコトをご祭神としてお祀りし、新年の出世えびす祭、秋の大祭の大燈呂や剣鉾、神輿など、ミモロもよく訪れる神社です。
「まだ、境内の桜咲いてないね~」と本殿脇の桜の木を見上げます。
さて、参拝を終えたミモロが向かったのは、境内の南にある「宝物殿」です。
ここでは、3月20日~5月26日に特別展示「海内桜画仙 広瀬花隠の桜」展が行われます。
「あ、ここに桜が咲いてる…」と入るなり声が…
この桜の絵は、江戸中期から後期、京都を中心に桜のみをテーマに描く画家、三熊思孝(みくましこう)らが描いたもの。その中に、「京都御所 紫宸殿」の正面に植えられる左近桜を初めて描くことが許された画家の広瀬花隠が…
ここに展示された和歌や俳句の短冊は、「粟田神社」が長年保有し、現在、調査を進めているもの。800枚ほどの短冊の中に、40枚に広瀬花隠の挿絵があるものが確認され、それを展示しています。
また、「宝物殿」には、この地域の貴重な工芸品なども展示されています。
粟田口は、平安時代から室町時代に刀鍛冶が多く工房を構え、数々の名刀を生み出したエリア。
「粟田神社」の末社「鍛冶神社」には、刀剣ファンが参拝に訪れています。
「宝物殿」にも、見事な刀が…
さらに、京都の焼き物の歴史に大きな足跡を残している「粟田焼」。
その見事な作品も間近に見ることができます。
「粟田口のエリアって、東海道の入口だから、いろいろな文化が集まってるんだね~」とミモロ。
「あ、これ大好きなんだ~」
ミモロが、展示ガラスに顔を擦り付けるように見るのは…
秋の「粟田祭」に登場する剣鉾などの祭具です。
さすが京都らしい様々な技が施された、芸術品ともいえるもの。
「宝物殿」は、入場無料です。
「ここからの眺めいいんだよね~」
まだ雪を頂きに被る北の山々をはじめ、「平安神宮」の大鳥居など、京都の岡崎エリアが一望できます。
「また、桜が咲いたら来ようかな~」と境内を後にしたミモロです。
*「粟田神社」の詳しい情報はホームページで
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