「上賀茂神社」のそばを通る御園通を、西に進むと、かつて家具店だったナベセンのビルがあります。そこを曲がって、北へちょっと進むと、つい最近オープンした「無垢板市場」というお店があります。


お店の中に入ると、広いスペースにテーブルなどが並んでいます。

「いらっしゃいませ~。ようこそ~」と笑顔で迎えてくださった、オーナーの寺田さんご夫妻とお店の方。

ご挨拶もそこそこに、ミモロは大きな木の板に興味津々。


そこには、トチ、クス、ウォールナット、ブビンガ、ケヤキ、山桜などまるで森の木々が並んでいます。
樹齢何百年という木も多く、今や切り出しが世界的に難しくなっているものも。
「あの~ここでは、どういうものを作るんですか?」とミモロは、オーナーであり職人さんの寺田友治さんに伺います。

「うちは、天然素材である無垢板を仕入れ、表面などを加工して、テーブルなどを作っています。扱うのは、無垢の板だけ。それぞれ個性があって、それを活かす作品に仕上げているんですよ~」と。
店の奥には、作業場があり、そこには、さまざまな工具が並んでいます。


「へぇ~これで作るんだ~」と職人さんの道具を見るのが大好きなミモロは、しばし見て回ります。
「じゃ、ちょっと作業をお見せしましょう~」と寺田さん。
店に専門の木材業者さんから届くのは、丸太を切り、製材した表面がザラザラした厚い板です。それを電動のやすりで滑らかにしてゆきます。


「ミモロもやりた~い!]と、一緒に作業を…「そう、そういう感じね~」「なんか木の香りがする~」


やすりを掛けた板の表面は、なめらかになっています。「木の持つ魅力がいっそう感じられるでしょ?」「うん、ホントだ~」
寺田さんの提案する無垢板のテーブルは、木がそれまで育ってきた歳月が感じられるもの。節や幹の凹凸も、すべてその木の個性です。


滑らかになった板の表面には、オイルやウレタンなどが施され、長く使えるように保護します。
また、木の端を切りそろえず、幹の風合いを活かすようなテーブルなどが、寺田さんの作品の持ち味でもあります。
「なんか自然に体に馴染むね~」とミモロ。
「あのね~ミモロもメイプルの1枚板のテーブル使ってるんだけど、コーヒーカップやジュースのグラスの底の後が残っちゃっているの~。拭いてもとれないんだ~」と悩みを相談。
「やすりを掛けて、表面の汚れや傷を修正することはできますが、長年使っていろいろなキズや印も、ミモロちゃんの暮らしの歴史の跡だから、それも味わいなんじゃないですか?」と寺田さん。
「うん、いろいろお机の上で食べたり、飲んだりしたしね~」とミモロ。
2階には、無垢板を暮らしの中で活用する提案をするスペースがあり、そこも見学。


直線的になりやすいインテリアに、自然の曲線が柔らかさと安らぎをもたらします。
「こういう使い方って、日本の茶室にも通じる~」と、さまざなま茶室を見学しているミモロ。なかなか深い発言。
さて、再び1階に戻ったミモロは、壁際に並ぶ木工の品々で遊びます。

交流のある木工作家さんの作品も並んでいます。



「わ~ネコが振り子に下がってる~ネコ時計だ~」
「ミモロちゃん、今日はよく来てくれました。これ、プレゼントします~」と、小さなベンチが…

「え~これミモロに~わ~うれしい」寺田さんが端材で作ってくれたもの。

「座り心地もいいよ~今度、これ、鴨川お散歩のとき、持って行こう~どこでもミモロの専用ベンチだよ~」と。
あの~だれが持つの?
年末の営業はすでに終了。新年は、1月6日から始まります。

*「無垢板市場」京都市北区大宮中総門口町22 075-495-6910 10:00~17:00 水・木・日曜休み
やっぱり無垢の板っていいね~。家族が集うテーブルにこそ、こだわりたい…そう思わせるお店です。天然木ですから、2つと同じものはありません。まさに一期一会。自分だけのテーブルが作れます。
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