ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[青蓮院門跡」の茶室「好文亭」の特別拝観。お煎茶のお点前で過ごす安らぎのひととき

2019-11-03 | 体験

11月のよく晴れた日。ミモロは、お友達に誘われて、東山の「青蓮院門跡」に行きました。
 
「青蓮院」は、京都に5つある天台宗の門跡寺院のひとつです。門跡寺院は、皇室とのつながりが深い寺院で、ここも仮御所だったこともあります。
「え~と、好文亭は、どこかな?」とミモロは、広い敷地内の道をトコトコ歩きます。「あ、ここだ~」
 
ミモロが訪れた「好文亭」は、江戸時代、御所炎上の折に、後桜町上皇の仮御所となった「青蓮院」で、学問所として使われたところ。しかし、平成5年に、放火により炎上し、復活したのは、その2年後のこと。


通常は、非公開ですが、秋のこの時期だけ特別公開が行われ、そこでお茶をいただくことができます。
(特別拝観料1000円 お茶を含む)

「こんにちは~」と声をかけると、「いらっしゃませ~。もしかしてミモロちゃん???」と、和服姿の方々が笑顔で出迎えてくださいました。
「え?ミモロのこと、知ってるの?」「はい、知ってますよ~わ~会えてうれしい~。どうぞ上がってください~」と言われ、ミモロは、和室に入ります。「ここでしばしお待ちください~」と。
そこには、煎茶のお点前の時に飾られる季節を示すものが置かれています。
「百事大吉」というおめでたさを示す錺です。

「では、お茶席にどうぞ~」と言われ、ミモロは、茶室に向かいます。
 
再建された茶室の襖絵は、日本画の上村淳之さんの作。四季折々の花鳥風月が見事に描かれています。

お点前をなさるのは、煎茶道の宝山流のお家元、辻宝通先生の門下の方々です。

「ミモロちゃん、わざわざお着物で来てくださってありがとうございます。素敵ですね~」と。「あ、どうも…京都のネコですから、よくお着物着るんですよ~」と。お茶席には、色無地を着てゆきます。

いよいよお点前が始まりました。まずは、お菓子がミモロの前に運ばれます。「頂戴いたします~」
 
煎茶道の場合、抹茶の茶道と異なり、お菓子は、お茶の後でいただきます。まずは、お菓子を左ひざ前に置きます。
 
じっとお点前を拝見するミモロです。

流れるように進む所作。一煎目のお茶が注がれます。
 
「どうぞ~」「頂戴します~」
 
「わ~いい香り…」クンクン。口に含むと、お茶のまろやかな味わいが広がります。
「美味しいね~」と目を細めます。いつもはお茶をがぶ飲みするミモロですが、…ゆっくりと味わうと、本当にお茶の深い味わいが感じられます。

お菓子は、ご近所の「平安殿」さんの「青蓮院特製」の品。
ほどよい甘さが美味しい焼き菓子です。

「では、2煎目をお注ぎしましょう」と。「いただきます~」と、「う?やはり香りや味わいが違う…でも、美味しいね~」と味に敏感なミモロ。
 

京都でも抹茶のお席には、よく伺うミモロですが、煎茶道はあまり機会がありませんでした。

「なんかすてきな時間過ごしちゃった~」とうれしそうなミモロです。

ミモロのお家からも、車で10分。京都って、すぐご近所で素敵な体験ができるところが素晴らしい~といつも思うミモロです。


青蓮院門跡」では、12月1日まで秋のライトアップが行われています。
紅葉になると、その美しさも倍増。「夜もいいねぇ~」と思うミモロです。


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