京都各所で紅葉の景色が楽しめる11月。「ホント、京都はどこでも紅葉見事だよね~」とミモロは、この時期、どこに行くか悩んでいます。だって、見たいところはたくさんあるけど、ミモロは、ひとりだから…
そんなある日、ミモロは、次の日に東京に戻るというお友達といっしょに紅葉を楽しもうと…「どこがいいかなぁ~」と悩んみ、「そうだ!修学院離宮がいい~」とひらめきました。
「修学院離宮」は、「京都仙洞御所」「桂離宮」と共に、宮内庁の管轄。拝観には許可が必要です。でも、近年、事前申し込み以外に、当日拝観枠ができ、グッと行きやすくなったのです。
この日、ミモロとお友達は、「修学院離宮」へ11時半に到着。「え~拝観受付って11時から始まるんでしょ?大丈夫?」と心配そうなお友達。「うん、当日拝観券は、運がよければ、残ってる時間だよ~」と、平然としているミモロです。
車で到着。「あ、あと、7名だって~」とお友達。「わ~よかった~」とミモロ。
すでに受付のテントには、係の方しかいなくて、すぐに拝観受付ができました。身分証明をするものを代表者が提示すれば、4名まで1度に申し込むことができるのです。
「修学院離宮」の当日拝観受付枠があるのは、13時と15時で、各枠は35名で、すでに13時は満席でした。ミモロたちは、わずか7席残っていた15時枠に申し込みました。「整理券ゲットしました~うれしい!」
しばらくして、15時枠も満席に。この日の当日受付は終了しました。
「さすがミモロちゃん、すごいラッキーなネコ」と改めてミモロのパワーのスゴサを思うお友達。
実は、この日、15時の枠があったのも、まさに幸運で、「なぜか今日は15時枠がいっぱいになるのに時間がかかったんです」と係の方。
そう、秋の紅葉の時期は、なんと当日拝観券を求め、朝8時半から並ぶ人もいるそう。そして受付が始まる11時には、長蛇の列ができ、手続きにかなりの時間がかかるのです。
ミモロが訪れた時間は、拝観申込みの手続きがすべて済んだ時間だったので、待たずに手続きも完了。これはやはりラッキーだったので、すべての方に11時半に行けば・・・とは決して言えません。
でも、当日拝観券をゲットする価値は十分です。
「すごいね~ミモロちゃん…」としみじみ顔を見るお友達でした。「うん、まぁね~。くじ引きよくハズレだけどね~」とミモロ。運にも得意、不得意があるようです。
さて、お昼ご飯を食べて再び「修学院離宮」に来たのは、集合時間の14:40です。頂いた拝観整理券を提示し、チェックを受けて、集合場所で待機します。
「わ~もう入口から紅葉すごいね~今日は絶好の紅葉狩り日和だね~」
見学者は一団となって、広い敷地内を巡ります。
「すご~い。キレイ~」とついミモロの足を止まりがち…。最後尾の警備の方に、「前に進んでください~」と注意されます。「あ、いけない~」と慌てて前の人に続きます。
すでに数回訪れている「修学院離宮」。約54万平米の広大な敷地内を、80分ほどかけてまわります。
そもそも「修学院離宮」は、17世紀中ごろ、後水尾上皇によって造営され、3つの離宮を軸に、周囲の景色を借景に取り入れた雄大な庭園です。
山沿いに広がる敷地は、変化に富んだもの。雄大な山の景色や水田や畑、雅な池などが次々に現れます。
畑の中を通る道を経て、「中離宮」へ、「わ~ここも紅葉素敵~」
この「中離宮」には、後水尾上皇の第八皇女で、徳川家から嫁いだ和子(東福門院)の養女となり、内親王の宣下を受けた、光子内親王が過ごされた客殿があります。
「ここに暮らしていらしたんだ~」
雅な趣を漂わす客殿には、円山応挙の筆と伝えられる鯉の杉戸があります。
この建物は、養母東福門院和子の旧御所を移築したもの。ここで94歳までお過ごしになります。
そこからミモロたちは、「上離宮」を目指し移動します。
途中、京都の畑や田んぼの景色を眺めます。この畑や田んぼは、周囲の景観を守るために、昭和39年に約8万平米の土地が買い上げられ、近郊の農家の方々が農地として世話しています。
「こうしないと、周囲に住宅が迫ってきて、修学院離宮の魅力的な景色守られないんだって~」
さぁ、いよいよ「修学院離宮」で、もっとも雄大な紅葉の景色が広がる「上離宮」に行きましょう。
「ここを見るために、来たんだもの~」と、ミモロが大好きな秋の景色です。
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