アニメの「刀剣乱舞」の人気が高まると共に、多くの参拝者が連日訪れている東山の「粟田神社」の摂社「鍛冶神社」。
今年、8月に社の周辺を整備し、凛とした雰囲気が漂っています。
ここは、山城の国の刀鍛冶発祥の地と言われ、天下五剣のひとつ「三日月宗近」を手掛けた三条小鍛冶宗近、そして短刀の名手と言われる粟田口藤四郎吉光という名工をお祀りしています。
2018年8月に、社の周辺は、「粟田神社」の氏子町に住む作庭家、小川勝章さんが、刀の名工に相応しい趣讃える境内に整備しました。小川さんは、明治を代表する作庭家の小川治兵衛さんの直系にあたり、京都のさまざまな神社仏閣の庭園の整備・維持なども手掛けています。
小川さんがこの「鍛冶神社」の境内に選んだのは、太刀をモチーフにした石柱です。
「穴が開いてる~」と覗くミモロ。
鳥居に替えて2本石柱にしめ縄がかかり、社を囲むように6本の石柱が聳え、その凛とした景色は、まさに刀剣の名工を祀る神社に相応しいもの。
「なんか身が引き締まるね~」
ミモロもしっかりお詣りします。
参拝者に人気なのが、刀剣が描かれた絵馬。1枚500円で奉納できます。
また三日月宗近に因み、三日月が埋め込まれています。
また注連柱のそばには、丸い石。「これなんだろ?おへそ?太陽?」といろいろミモロの想像が広がる石です。
これもよく見ると、三日月が見えるのだそう。小川さんの遊び心です。
「鍛冶神社」から石段を上がり、「粟田神社」の本殿のある場所に進みます。
「あ、拝殿に太刀の絵馬がある~」
この日は、台風などに備え、境内の大きな木の枝を伐採していました。作業を見守る佐々貴宮司さんの姿も。
先の台風21号は、京都の神社仏閣に多大の被害を及ぼしました。境内の大木が倒れ、拝殿や本殿をつぶしてしまったケースも多く、その後、京都の各神社仏閣では、倒木が予想される木などの伐採が進められているのです。
一般の家屋の被害もその修復に費用がかかりますが、文化財や国宝級の建造物の修復にほ膨大な費用がかかります。
その被害を未然に防ぐための、作業です。
拝殿に伸びた杉の枝も伐採。「この葉っぱもらっていいですか?」とミモロは、杉の葉をいただいて家に祀るのだそう。
「ヨイショ~」
まもなく大祭を迎える「粟田神社」。「台風が接近しないといいんですが~。またいろいろな場所に被害が及ばないように祈っています」と宮司様。
「今年もお祭り楽しみなんだ~」とミモロ。見どころがいっぱいの「粟田神社の大祭」。ぜひ、参拝においでください。
昨夜は、お祭りで神輿の前を進む剣鉾の奉賛会の方々が、練習の後、祭りへの思いをさらに高めるための宴が行われました。ミモロも参加させていただきました。
ごちそうは、氏子の方が作られた参鶏湯。「体あったまる~」とミモロ。
実は、前日に「ミモロちゃん、明日は参鶏湯ごちそうしますから、どんぶり持ってきてください」といわれ、ミモロは、家にある大きなどんぶり持参で伺いました。
でもみなさんが持参したのは…「あれ?みんなお椀だ~。どうしよう大きなどんぶり持って来ちゃった~」とミモロ。恥ずかしそうに大きなどんぶりを出して、その中に参鶏湯を入れてもらいました。「京都って、どんぶりって言われても遠慮して小さめのお椀持ってゆくのが礼儀なのかな~」と、いわれた言葉通り大きなどんぶりを持参した東京生まれのミモロでした。
「いいんですよ~たくさん食べてくださいね~」といわれてホッとするミモロ。誰よりも大きなどんぶりでたっぷり参鶏湯をいただいたミモロでした。
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