新しい振袖が、嬉しくてならないミモロ。今日も、自慢の振り袖姿で、初詣にでかけます。行ったのは、「下鴨神社」です。
今年、4月に21年ぶりとなる「式年遷宮」を迎える「下鴨神社」。さまざまな神事が続く、今年注目の神社です。
「式年遷宮」といっても、伊勢神宮や出雲大社のように新たな社を建てるのではなく、白い石を新たに敷いたり、屋根の葺き替え、社の一部を修復したりなど…。でも、さまざま神事や受け継がれた行事など、多くのことを、次世代に伝えるために、大変重要な意味を持つものなのです。
糺すの森を通って、進む参道。さすが、お正月の三が日を過ぎた境内は、普段くらいの人出に…。「人が少ないから、空気が冷たくて気持ちいい」と、ミモロは、本殿へと軽やかに歩みます。
昨日は、恒例の「蹴鞠神事」が行われ、大勢の参拝者が埋め尽くした境内。そこには、今年の干支のヒツジの絵馬が掛かります。
「ヒツジさんって、ああ見えて、実は記憶力がいいんだって…」とテレビの知識を…。ああ見えて…というのは、ヒツジに失礼ですが…
ヒツジは、ヤギと同じウシ科ですが、ヤギは、ヤギ亜科ヤギ属に、ヒツジは、ヤギ亜科ヒツジ属に分類されます。ヤギとヒツジは、草だけを食べることろがヤギと違うそう。ヤギは、木の皮なども食べます。
十二支に採用されているヒツジですが、実は、日本文化とは馴染みが薄い動物。屏風、襖絵、天井画にも、架空の龍はたくさん登場しますが、ヒツジの絵は、見たことがありません。中国では、古代より飼育され、羊毛をはじめ、その肉も食されてきました。また、西洋では、羊皮は、紙のように使われたり、本の装丁にも使用されてきました。
日本には、推古天皇の時代に、百済からの貢物に、ラクダやロバなどと共にヒツジも贈られたそう。でも、日本は、植物繊維の着物文化のため、繁殖、飼育されることはなく、本格的な飼育が始まったのは、明治になってから…。西洋の服装の普及、軍服などのために、東北や北海道で牧羊場が作られます。
「元旦から、羊の絵をたくさん見たから、ジンギスカン鍋食べたくなっちゃった~」と、ミモロ。神社でそんなこと思っちゃダメ…。「でも、体温まるんだってよ~」と。う~確かに心惹かれるものはあります。
ミモロ、羊毛のセーター着てるじゃない…「そう…冬は、ヒツジさんにお世話になってるんだ~」今年は、干支のヒツジにすっぽり包まれていることになります。ありがたい・・・ありがたい・・・
不謹慎な発言をお許しいただき、ミモロは、本殿や御手洗池の井上社へ。
「ここのお水、温かいよ~」お清めの手水の水は、地下水なのか、ぬるい感じ。他の神社の手水とは、違います。「不思議…」
無事に参拝
「開運、やくよけだって~」と、こちらの社にも参拝。
続いて、境内の摂社、「相生社」へ。「ここは、縁結びの神社だから、外せない…」
「縁結びのおみくじ引く~」
もう、今年は、1回、おみくじ引いたでしょ。だから、またね~。「うん~」と、ちょっと未練の表情…。
境内には、お正月限定のお酒も。「試飲もできるだって~」
お正月限定と言えば、糺の森のそばにある茶店「さるや」では、4日まで白味噌雑煮が食べられたのだそう。ミモロが訪れた日は、5日で、残念1日違い…。「来年、絶対ね~」とミモロ。今年は、白玉のおしるこで…。16時近くに到着したミモロ、「もう、これで今日おしまいだって…食べれて良かった~」なかなかラッキーなミモロです。
「あ、3つ白玉入ってる…」
ほんのり甘いおしるこの中に、小さな白玉が3つ。「上品なおしるこだね~」と。京都市内の神社の茶店の中で、ここは、新しい茶店。下鴨にある和菓子の「宝泉堂」のお店です。JR京都駅の新幹線構内にある甘味処もこのお店。
お正月らしいお菓子や下鴨神社のご神紋、双葉葵のお菓子も並んでいます。
「そうだ、お年賀のお菓子、地方のお友達に送らなくちゃ…」と、ミモロは、忘れていたことを思い出し、さっそく下鴨の「宝泉堂」にお菓子を買いに出かけることに…。
「急がなきゃ!」と、振袖の袖をはたはたとさせながら、歩いて向かいます。ミモロ、車に乗らないの?「うん、このとこ、食べ過ぎと運動不足だから、歩く~」と、ミモロなりに気を付けているようです。
*「下鴨神社」の詳しい情報は、ホームページから
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