ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの冬のガーデニング。寒さに耐えるプランターの植物。しおれかけたシクラメン…

2015-01-30 | 癒し

京都は、朝から冷たい雨が降っています。「今日は、お出かけできないね~」と、ミモロは、外を眺めて、ポツリ。午後になると、雪が降ると、天気予報が伝えています。
「今日は、おうちのことやろう…」と、襟巻を首に巻くと、ベランダに…。寒いのになにするの?「プランターのお花のチェック…」。お花の世話をするのが好きなミモロです。
ベランダに並ぶプランターを、ひとつひとつ見てゆきます。
「あ~ない~!」と突然大きな声を…。
「わ~んひどい…」
「あれ~こっちも…」
「ない~!」
ミモロが、育てて、やっと昨年の暮れから赤い実をつけ始めた、「千両」と「万両」。12月には、確かに小さな赤い実がついていて、ミモロは、それを見るのを楽しみにしていたのです。
いつからなくなったのでしょう…「きっと鳥が食べちゃったんだ~。わ~ん、ヒドイ…プンプン」と、ミモロは、がっかりしたと同時に怒っています。ミモロの家の近所には、「平安神宮」や「南禅寺」など、大きくて立派なお庭がたくさんあり、そこには、ミモロが育てるより、何倍も大きな「千両」と「万両」が、赤い実をたわわにつけています。「それなのに~どうして、ミモロの小さな実食べるかなぁ~もう!他のいっぱいある実を食べればいいのに~」と。
確かに、ミモロのいう通り…。

ベランダには、なぜかよくスズメがやってきます。朝、チュンチュンとさえずる声が聞こえることも度々。ミモロのベランダが、スズメたちはお気に入りのようです。

おそらく、そこに稔った赤い実は、スズメには、美味しそうに見えたのかも…。また、小さな実でしたらか、小さな口にはぴったりだったのかもしれません。
「う~でも~」と、なかなか納得できない様子のミモロ。「だって、せっかくやっと実をつけたんだよ~」と、ミモロの落胆もわかります。

でもね、冬は、きっと食べ物探すの大変なんじゃない。寒いから、遠くまで飛ぶのもきっと辛いんじゃない?
ミモロは、温かい室内で、いつもお腹いっぱい食べてるじゃない…。「うん、食べ過ぎるくらい…最近、太っちゃった~」と、お腹をさすります。
ほかの実もあるけれど、きっと目の前にあった実が美味しそうに見えて、我慢できなかったんじゃないの?
「まぁ、美味しそうなものが目の前にあると、我慢できない気持ちはよくわかる…」とミモロ。

しばらくして、やっと怒りが収まったのか、ミモロは、ベランダに立って、「美味しそうなものがあったら、食べたくなるのわかるから、許してあげる…また、遊びに来てね~」と、姿が見えないスズメに向かって呼びかけました。


さぁ、ほかの植物もチェックしましょ。
「あ、つぼみができてる…」
ミカンの木の根元に芽をだし、育っている水仙です。これは、以前、伊豆の旅館でもらった球根を植えて、そのままにしていたもの。毎年、葉っぱは出るのですが、蕾をつけたのは、今年が初。「温かい伊豆なら、もうお花を咲かせている時期だよね~。京都は寒いからまだ大きくなってない…」「ちゃんと咲いてくれるといいなぁ~」と、ミモロは、祈るようなまなざしで水仙の蕾を見つめます。

水仙の上に茂っているのは、種から育てたミカンと、小さな苗を植えた月桂樹です。
「なんかよく育ってる~」。京都の厳しい寒さにも耐えて、葉を茂らす温暖気候が好みの植物たち。月桂樹は、上の階のベランダに届きそうな大きさに。

「わ~これも育ってるよ~」と、青々とした葉を茂らせているのは、なんとジャガイモです。
 
これは、昨年、台所で、芽を出してしまったジャガイモを、カットして、土の中においたもの。「まさか、こんなに芽が出て、葉っぱが茂るとは思わなかった…」と、ミモロもビックリ。この時期に植えて、ジャガイモができるかはわかりませんが、せっかく葉っぱが育っているので、そのまま見守ることに…。
「土の中で、ジャガイモできてるといいなぁ~」とミモロ。初めて植えたので、実るのかよくわかりません。
「ジャガイモできたら、肉じゃが作るんだ~」と、楽しみに…。

「あ、こっちは元気がない…寒いんだよね…」
 
葉っぱの厚い「金のなる木」は、寒さに弱く、葉っぱの水分が凍結するのか、縮れてしまい、葉をポロポロと落とします。実は、昨年の冬も同じように外に出したままでしたが、このように葉っぱが傷むことはありませんでした。つまり、今年の冬が、昨年より、かなり寒いという証です。
白い花が愛らしい「スノーボール」も、寒さに縮こまっています。「もう、少しの辛抱だからね~」と励ますミモロ。このプランターには、チューリップの球根も植えています。「春になったら、芽が出て、お花が咲くの~。今は我慢、我慢、がんばれ~」と、声をかけます。チューリップの球根は、一度、寒さに当たらないと、大きく育ちません。「やっぱり何でも、厳しい試練が、成長させるんだね~。勉強になるね~」とミモロ。

「さすが全然変化がない…」と、ローズマリーの苗。
「花もある~」
こちらも、どちらかというと、温かい土地の植物ですが、もともとあまり表情がないローズマリーは、雪が降っても変わりません。「これも、10センチくらいの大きさの苗だったのに…」と、その成長ぶりは、目を見張るものが…。このまま育つと、木になりそうな感じで、ベランダから枝を伸ばしています。

外のプランターのチェックを終えたミモロ…「あ、こっちの子のお世話しなくちゃ~」


今、ミモロの悩みのひとつが、元気のないシクラメン。クリスマスに買った赤いシクラメンは、花が垂れ下がり、葉っぱも黄色くなってしまいました。
「どうしたの~。しっかりして~」と、いつも励ましているんのですが、いっこうに元気になりません。
クリスマスは、こんなに立派だったのに~。

そこでミモロは、インターネットで、シクラメンの育て方を学ぶことに…。
「う~なるほど…そうだったんだ~」
真剣なまなざしで画面を…。

ミモロの失敗は、シクラメンをリビングに置いていたこと。エアコンで室温が25度くらいになっているリビングは、シクラメンにとって暑すぎたのです。シクラメンが元気なのは、気温5度から20度なのだそう。
ミモロは、シクラメンをかわいがり過ぎたのです。「スポイルすると、ダメになっちゃうんだ~」と知ったミモロ。過度な愛情が、かえって、苦しめてしまったのでした。「気をつけなくちゃ…」と反省。

そこで、シクラメンの鉢植えを、和室の窓際に移動。
ここは、暖房をほとんどつけない部屋。「ここなら、気持ちいいかも…元気になりますように…」ミモロの願いが、シクラメンにも届きますように…。

シクラメンの水やりは、球根にかからないように…。
いろいろ学んだミモロです。

はい、お疲れ様~おやつどうぞ…
「干し柿…」ミモロの好物のひとつです。豪華なケーキもいいけれど、この素朴な甘さがたまらない味。お茶といただくティータイム。

「あ、スズメ~」ベランダには、スズメが遊びに来ました。寒さの中、エサを求めて来たのでしょう。暖かい部屋で、大好物の干し柿を食べるミモロ…「ごめんね~ミモロばっかり食べてて…」。ちょっと申し訳なさそうな表情をしながらも、パクリと干し柿を…。京都の厳しい寒さは、まだまだ続きそう。でも、ミモロのプランターの中では、春への準備が、確実に進んでいるのです。




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