晴天に恵まれた日曜日。ミモロは、鴨川沿いのサイクリングに出かけました。
途中、自転車を降りて、トコトコお散歩。「すごく今日は、穏やかな日和…サイクリングやお散歩にぴったりだね~」
ミモロと同じように、サイクリングを楽しむ人たちの姿が目立ちます。
「ここ半木の道(なからぎのみち)…春の桜がすごく美しい場所なんだよね~」。
そう、「京都府立植物園」の西側の土手につづくしだれ桜の並木です。その美しさは、京都の桜の名所のひとつに数えられるほど。
「楽しみだね~また、春になったら来ようね~」と、まだ遠い春を思います。
ミモロは、自転車に乗って、「上賀茂神社」にやってきました。
「今日は、何かあるのかな?」自動車できても、いつもはわりと簡単に止められる駐車場は、車の長蛇の列。「自転車できて正解!」と、駐車場の脇の駐輪スぺースに自転車を止めます。
まだ神社は、お正月の雰囲気が残っていて、厄除けの「卯杖」も飾られています。この「卯杖」は、新年の邪気を祓う道具として平安時代、内裏などに飾られたもの。柊、梅、椿、日陰蔓などで作ります。南天の赤い実やとがった長い葉で、なんとなくウサギの感じに…。このちょっとモコモコとした日陰蔓(ヒカゲカズラ)は、その昔、天照大神が天の岩戸に隠れたとき、天宇受売命(アメノウズメノミコト)が、この日陰蔓を襷がけして踊ったのだとか…。以来、世の中に光を取り戻したことに因み、正月飾りに使われるようになったそう。
「へぇ~こういう葉っぱにも、そんな意味があるんだね~。こんどこの葉っぱつけて踊ってみようかな…上手に踊れるかも…」と。
「まだ、初詣の人多いね~」と。本殿の前には、長い列が…。
ミモロは、本殿のお詣りは、脇でちょこっと済ませ、本殿の東の「新宮神社」へと回ります。
「上賀茂神社」の摂社のひとつ「新宮神社」は、普段は、門がしまり、お詣りはできません。でも、月2回だけ公開されて参拝が可能です。
「わ~今日は、公開の日なんだって~」と、たまたまその日に当たったミモロは、さっそくお詣り。
そもそも「新宮神社」のご祭神はタカオカミで、龍神さまなのだそう。貴船神社とも深いかかわりのある神社です。拝殿には、左右に龍が描かれ、それぞれに金と銀の珠を持っています。それをかたどったお守り「天の御鈴」は、とてもいい音色。ミモロも大好きなお守りです。
でも今回、ミモロが興味を持ったのは、おみくじ。
黒い八咫烏のおみくじ。
「なんかカワイイ顔の八咫烏でもなんで~」と双葉葵をお腹につけた八咫烏にミモロを興味津々。
「八咫烏」は、賀茂氏の始祖「賀茂建角身命」(かもたけつねのみこと)は、神武天皇が東征にて大和の国に入るときに、カラスの姿になり、一行を無事に導いたのだそう。
「八咫烏って、人々を正しい方向に導くお力があるんだって~」。そう、目的達成の正しい道を示すと言われます。旅の安全を守るご利益も…。
また、白いヒツジの干支みくじも「ヒツジの群れって感じ~」
本殿の前には、おみくじをたくさんつけたヒツジがいました。
ミモロもおみくじしばるの?「ううん、おうちにゆっくり読むの…そしてその意味をよ~く考えなくちゃ…」と、今年のミモロは、なかなか落ち着いた感じ…少し成長したようです。
お詣りを済ませて、ミモロは、「手づくり市、行かなくちゃ~」
毎月、第4日曜日に開催される「上賀茂手づくり市」です。この日は、天候にも恵まれ、いつもより多い人出だが…。
ミモロもキョロキョロしながら、人の中を歩きます。
ふと足を止めたのは、売り切れと書かれた看板のお店。「売り切れって気になるね~なんのお店?」と…。
「なんのお茶?」「あ、ゴボウ茶です。京都の堀川ゴボウでつくってるんですよ~」と。なんでも、ゴボウ茶というのは、アンチエイジングに効果があるとかで、今、人気なのだとか…。高麗人参と同じ効果があるんだそう。「知らなかった~」とミモロ。品は売り切れでしたが、試飲させてもらいました。「ゴボウの味がする…これ、お肌にいいの?」とミモロ。「健康促進になるんで、それで若返りのお茶って言われてるです。すべて手作りなので、作れる量に限度があって、今日の分は、売り切れになりました」と。ゴボウ茶はつくる垣江さん親子。滋賀県にお住まいだそうで、毎月、ここに出店なさっているそうです。
「来月、来てくださいね~」と。乾燥したゴボウ茶は、お茶として楽しんだ後は、煮物や味噌汁の具としても使えるそう。
「じゃ、また来月来ま~す」と、ミモロは、手を振ってお別れました。
さぁそろそろおうちに帰りましょ!今日は自転車なんだから…。
「うん~でも、もう少し…」
ミモロは、まだ手づくり市のにぎわいの中で過ごしていたいようです。
今年、遷宮を迎える上賀茂神社。秋が楽しみな神社です。
*「上賀茂神社」は、こちらから。
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