142年ぶりにひき初めを行ったカマキリ山で知られる「蟷螂山」。ミモロは、そのひき初めを体験できました。さて、同日、同時間に新町通では、「放下鉾」「南観音山」「北観音山」の3つが、揃ってひき初めを行います。そこで、ミモロは、「蟷螂山」をひいた後、急いで新町通へと向かいました。
すでに3つの山車のひき初めは、始まっていて、新町通は、人でいっぱい。「綱に触れない…」と、ウロウロするミモロです。3つの山車は、まず新町通を北上します。この北上コースは、ひき初めだけで、山鉾巡行の場合は、常に南へと進み、四条通へと向かいます。
しばらくしてミモロは、綱を握れるスペースを発見。
みんなと一緒に「ヨイショ、ヨイショ」と「南観音山」を引きます。
ひき初めと言っても、お囃子も、本番さながらに、その場を盛り立てて…。
「まるで本番と同じ感じーうれしいなぁー」と、ミモロは、ウキウキ。
「やっと今年も、ここまでできたー」という安堵感からでしょうか、山の周りの人たちにも笑みがこぼれます。
山の中でも大きな「南観音山」と「北観音山」。2つは、実は本来は、24日に別のコースを巡行する後の祭りの山なので、新町通に置かれる向きは、北を向いています。17日の巡行には、四条通へは、バックのスタイルで向かうことに。
写真で、ミモロが引っ張っている方向が、山の正面です。
しばらく進むと、3基の山鉾は、再び、元の場所に置かれるために、引き返します。
この間にミモロは、前を進んでいた「北観音山」へと移動。帰り道の綱を握ることに。
「ここをしっかり持ってねー」と、素敵なおねえさんにミモロは、綱を握らせてもらいました。
「はーい、がんばりまーす」と綱を握り、ひく準備を整え、合図を待つミモロです。
山の前に立つ方が、扇で進む合図を。「ヨーイヨイ」との掛け声で、山はゆっくりと動きだします。
「北観音山」の綱を引くミモロの表情は、真剣です。
新町通は、両側にビルが迫る狭い通り。山は、ユラユラと揺れながら、ビルの間を電線に触らないように注意しながら、ゆっくりと進みます。すでに電柱には、ネットが張られ、山車に皮下からないようにと準備が。さすが京都。
時々、ギーという大きな音が。車輪の下に三角の木を挿しこんで、山の向きを微妙に調整。
ミモロは、その音のたびに、ちょっとギクッと。
しばらくして「北観音山」の町に戻り、ひき初めは無事に終了。
関係者皆、拍手でひき初めを締めくくりました。
後は、17日の本番を待つだけ…。
「ひき初め、ミモロ初めての経験だったんです。どうもありがとうございました」と、ミモロのことを気づかってくださった方々にお礼を。
この姿が、見られるのは、17日。
「また見なくっちゃ…」と、その日を楽しみにするミモロです。
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