蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

恋するベトナム

2008-10-28 | 
一昨日、夜10時からのテレビ番組(サ○ヨ○)に、△君が、生出演していた。
生出演を見るのは、初めてだ。
あまり、専門分野と関係ないことをコメントしていたが、
彼は、ジャイアンツ・ファンだったと記憶している・・・
(間違ってたら、ごめんなさい)


さて、秋のメイン・イベントは、旅。今回の行き先は、ベトナムだ。
ハノイ&ホーチミンの2大都市を訪れた。
女性が大いに好むところの、ショッピング、グルメ、エステ三昧というもの。
いつもと、趣の違う旅のコースとなった。
一人では、絶対に選ばないコースだっただけに、私には刺激がいっぱいだった。

ひょろひょろと南北に長いベトナム。
北と南では、気温だけでなく、人々の気質が違うと言われる。
ベトナム戦争で、南と北に分断されて戦った、悲劇の歴史は、記憶に新しい。

長い間、ベトナムは中国からの侵略と内紛を繰り返し、
やっと1802年にベトナム最後の王朝を建てたが、
1858年、フランスがベトナムを侵攻し、100年近く統治された。
それ以前は、中国の支配を1000年ぐらいにわたり受けていた。
ベトナムの起源は紀元前1000年ごろと、ずいぶん前に遡る。
首都ハノイは、1000年ほどの歴史がある。

そもそもベトナムは、社会主義国。
ベトナム戦争が終わり、30年経つが、最近、めきめきと発展している、注目株の国。
ドイモイ政策の成功を目の当たりに見たかんじだ。
(日本にも、そういう政策はないものだろうか・・・。
日本は、全てにおいて、停滞感がぬぐえない)
ベトナムの銀行預金の利子は、つい最近まで20パーセントだったが、
今は、17パーセントだとか。
しかし、預貯金の高い利子を享受するのは一部の人だけ、
まだまだ国民は、貧しい人が多いそうだ。

街中で、アオザイの人を見かけることは、ほとんどないが、
果物や野菜を売る女性たちの姿に、ベトナムらしさを感じる。
街路でのんびり、くつろいでいる人々を多く見かける。
公園では、大勢の市民がバトミントンを楽しんでいた。
空きスペースには、地面にラインを引いて、わざわざコートまで作ってある。
バトミントンが人気なのは、カンタンに出来て、場所をとらないからだそうだ。
公園だけでなく、まとまった広さがあると、バトミントンをしている人を見かける。

バイクが圧倒的に多く、車とあわせて、道路は、クラクションが鳴り止まない
信号がない中を、渡るのは、かなりテクニックが必要だ。
この恐ろしく無秩序な道路事情は、
人を地下に呑み込んで移動させる地下鉄が、都心なのに、無いからだろうか。

ゆっくり、ころあいを見て渡れば、車はスピードを緩めてくれるそうだが
私は、あんなにビュンビュン、車やバイクが行き交うなかを、
無防備に徒歩で一人では、絶対に横断できない。
渡るのに十分な勇気と、運動神経が、明らかに欠如している。
私がベトナムで、自立した生活を送ることは絶望的だ。

フランス様式の建築物が目を引き、ホテルやレストランにその影響が色濃い。
ベトナムなのか、フランスなのか、わからないほどだ。
しかし、一歩、ホテルやレストランを出ると、そこはまた別世界。
ベトナムの人々の暮らしとは、隔離されている感がある。
現地の人に、穴が開くほどジロジロ見られ、
「動物園に来て、逆にいっせいに動物に見られている図」を連想した。

本当の意味で、ベトナムを知るとういうことには、決してなっていない。
が、そこのところを踏まえ、旅行者が外貨を落としていくことは、
自由経済の発展にも貢献しているわけだし・・・・と自己弁護。


なにしろ、物価がとても安い。
エステも、フットマッサージも、可愛い小物や雑貨、衣類、アクセサリーも、
豪華フランス邸宅レストランも、とてもお安く、素敵だ。
ヨーロッパは、東側のほうが西側よりぐっと安く、
フランスなどは、なんでこんなに高いの?というかんじ。

タイも、安かったが、
タイよりミャンマー、ミャンマーより、ラオスがさらに物価が安かった。
中国より、ベトナムのほうが安く感じる。
都市や、行く店にもよるのだろうが・・・。

○○のエステが、こんな内容でオススメ、とか、
○○の○○が、とっても美味しかった、すごくよかったとか、
具体的に店名や内容、価格を、写真入でお見せすればいいのだろうが、
ガイドブックか、他の人のブログでも見て、研究してくださいませ。

とにかく、帰ってきてスーツケースを開けたら、
オーダーメードのアオザイ、ワンピース、ストール、バッグ、クッションカバー、
袋物、ヘアアクセサリー、置物、小物雑貨、陶器・・・etc
ひょっとして買い付けに行ってるんじゃないかと思うほど、
いろんなものを買い込んでいた。
女性って、ほんとに、お買い物にcrazyな生き物なんだと、改めて自覚した。

駆け足「大都市・現代ベトナム~初級編」の次は、
雅な古都ホイアンに、ぜひ行ってみたい。